53 / 114
異世界っぽい現実のような夢 第3章
B-3
しおりを挟む
図書館でのデジャヴ以来、俺の頭の中にある疑いがよぎるようになってきた。
もしかしたら今の俺又はデジャヴの時に出てくる記憶は夢なんじゃないんだろうか。根拠といえるようなものはほとんどないに等しいのだが、なんとなくそう考えると合点がいく。
今の俺かデジャヴの時に出てくる俺のどちらかは、もう一方の俺が見ている夢ってことだ。
おぉ。俺が西田の影響を受けて中二病になっちまったと考えるよりよっぽどわかりやすく納得のいく説明だろう。
どちらかが夢を見ているということはもしかしたら今の俺が夢の中ってことかもしれない……。
できればデジャヴを感じる方が夢であってほしいものだ。
転校してきた望月愛果って少女や図書館で出会った立花咲夜って少女が実は魔法少女で何故かは知ったこっちゃねえが俺がなんだかよく分からん連中に命を狙われているなんてことがもしも現実だったらと思うと……おおこわい。
こんなに俺が余裕をぶっかましていられるのも、魔法少女とかが出てくる世界が夢だと思って疑わなかったからだ。
魔法? それを使うことができるとかいう魔法少女? そんなのいるわけねぇ。なんでこの21世紀の科学が進歩しまくった時代にいまさら魔法なんだよ。なんで今まで魔法とやらが人類に使えないのか知りたいね。
ついでに言うと、なんで魔法使い的な役割で出てるヤツらがみんな少女なんだ?
ツッコミどころが満載の夢を見るようになっちまったらしい俺だが、結局それって俺の深層心理は中二病ってことにならないか? それはけっこうまずい気がする。
つまり西田のアホが俺にも感染しちまってるってことになってしまい、俺の気休めは無駄になってしまったというわけだ。おのれ西田。許すまじ西田。
そんな感じのことを思いながら過ごした週末はあっという間に過ぎてしまい俺のダラダラライフは終了してしまった。
あれ以来望月愛果と立花咲夜のことについて考えてみるとデジャヴを感じる程度で新しくデジャヴ的記憶が俺を襲撃したわけではなかった。
まだ魔法少女の人数が足りないような気がするが気のせいということで忘れておこう。この俺の夢と思われるデジャヴに詮索しても無駄に決まってる。徒労だ。
実は同じマンションに立花と俺と望月が住んでいることが分かり、近所付き合い兼学校の友達作り的な意味合い(とか考えているのは俺だけなんだろうけど)を始めて仲良くなった俺たちは休み時間になったらしょっちゅうおしゃべりするような仲にまで発展していた。
西田の目が恐ろしい。こっちを見てくる度にものすごい形相で睨んでくるのだがどうすればいいのだろうか。誰か名案が思い浮かんだら是非とも俺に教えていただきたい。
「ねぇねぇマスターっ! 1年3組に行かない? 」
ある日、望月が俺の腕を引っ張って1年3組の教室に連れていった。……というか連行された気分なんだが。3組の教室に行くかどうかを1度俺に聞いてきたのは別にいいんだが返事を言わさずに引っ張っていくなよ……。
望月は何故か3組の教室をスルーして8組の教室に向かった。
そこにはまるでずっとタイミングを伺っていたかのようなで教室から出てきた立花と出会った。
「私も、望月さんに『来い』と言われた」
事情を聞いてみると全く興味なんてなさそうに無表情で無感情なセリフが返ってきた。
俺は図書館の件以来立花とよく行動する時があるのだが、今だにこの無表情の扱いに困っている。会話を交わそうとしても「そう」とか「違う」くらいしか返事されず俺も返答に困るのだ。
たまに喋ったかと思うとさっきのように無関心のようにしか言わないので生返事くらいしかやることがない。
フラーリと物音を一切立てず倒れるかのように動き出した立花に望月は意気揚々と付いていった。
俺の腕を腫れるんじゃないかと疑いたくなるくらい握りながらなので俺の顔は歪んでいたのかもしれないがやたらと複雑な校舎をまるで全て知り尽くしているかのようにサッサさっさと歩く立花のあとを追って行った俺たちはあっという間に3組の教室に到着していた。
「着いた。……ここ」
何の感情も込めず立花が案内した3組の教室は何人かのグループに固まった女子生徒たちがワイワイガヤガヤとおしゃべりを楽しんでいた。一方男子生徒たちはというとホウキを使ってチャンバラごっこをしていた。小学生かよ。
そのうち何人かは俺たちの存在に気づいたみたいでこっちをもの不思議そうな顔で見ていた。
チャンバラごっこを楽しんでいたヤツらに変な目で見られるのは少々癪に障らんでもないが望月たちはそんなことなんて全く気にしている様子はない。
少しは気にするくらいしたらどうなんだ……。元気いっぱいでいることも無表情で無感情なのも別に好きにすりゃいいが、もう少し他人の視線というものを気にしていただきたい。
「おーい! 真理ちゃーんっ! 」
望月がデカイ声で誰かさんを呼び出すとさすがにその声で3組の教室にいる連中全員からの視線を真正面で浴びてしまった。
おいそこ。わざわざそのクソくだらないチャンバラごっこを止めてまでこっちを見なくてもいいぞ。
「真理ちゃーんっ! いないのーっ? 」
さらにデカイ声を出した望月は教室のなかに堂々と入ってきて誰かさんを探し始めた。
真理さんとやら、とっとと姿を表せてくれ。
「あっ! いたいた! 真理ちゃーんっ! 」
望月が隣の教室にまで響きそうな声で呼びかけたその人物はこれまた望月や立花とは違った美人だった。1人物静かに英語のお勉強をしてらっしゃる。どんだけマジメなんだ。
ガリ勉と話をすると自分の学力に絶望してくるので極力避けたいと俺は考えているんだが、どうやらそんな俺の願いは届きそうになかった。
机からほとんど強引に引き剥がされたその人物は望月に引っ張られて廊下まで連れ出された。
勉強の邪魔をしてまで呼び出さんでもよかっただろうに。
「紹介するね! 早瀬真理ちゃんだよ! 」
外見の説明をこの場を借りてしておくと、髪は腰にかかるくらい長く、とくにくくったりすることもなくストレートヘアにしている。大人っぽい雰囲気をかもし出しているそいつは、近所の世話焼きお姉さんと言ったところか。
それにしても早瀬真理という名に俺の頭がデジャヴを感じているらしく、また頭痛が襲ってきた。望月と立花と一緒に何故か岩石地帯で信号機と戦っている記憶が俺の頭の中に流れ込んできた。
俺の動体視力でも見えるくらいのろくなった(ような感覚がする)望月のスピードや立花が召喚(?)した拘束具に縛られている信号機、そして早瀬のバカでかくてゴツイライフルが俺の頭の中でジタバタと暴れている。
正夢を見たような感覚よりも鮮明な記憶だ。
そして俺は頭の中でこんなことを考えていた。いや、正確にはそう感じたと言った方がいいだろうか。
生徒会長の工藤結、副会長の白鳥弥生、入学式の次の日に転校してきた望月愛果、図書館で偶然出くわした立花咲夜、そして望月と立花に連れられて紹介された早瀬真理。
俺のデジャヴ的記憶(又は妄想)に頻繁に出てくる5人に出会ったおかげでなんとなく足りないような気がする感覚は消えていた。
そして俺はあるひとつの考えに至っていた。
これで全員揃ったと。
その日はずっと夢ではなさそうなデジャヴに疑問を感じながら過ごしていた。何を考えても答えに辿りついた気がしない。
ん…………? あの本は……? 推理もののラノベを読もうとした時に見つけた、あの買った覚えのない本は……?
俺は急いで本棚に向かった。
あった。
ほかの本がドサリドサリと落下音の悲鳴をあげたって知ったこっちゃねえ。脇目もふらずにその本をパラパラとめくった。
俺は全てを思い出した。
もしかしたら今の俺又はデジャヴの時に出てくる記憶は夢なんじゃないんだろうか。根拠といえるようなものはほとんどないに等しいのだが、なんとなくそう考えると合点がいく。
今の俺かデジャヴの時に出てくる俺のどちらかは、もう一方の俺が見ている夢ってことだ。
おぉ。俺が西田の影響を受けて中二病になっちまったと考えるよりよっぽどわかりやすく納得のいく説明だろう。
どちらかが夢を見ているということはもしかしたら今の俺が夢の中ってことかもしれない……。
できればデジャヴを感じる方が夢であってほしいものだ。
転校してきた望月愛果って少女や図書館で出会った立花咲夜って少女が実は魔法少女で何故かは知ったこっちゃねえが俺がなんだかよく分からん連中に命を狙われているなんてことがもしも現実だったらと思うと……おおこわい。
こんなに俺が余裕をぶっかましていられるのも、魔法少女とかが出てくる世界が夢だと思って疑わなかったからだ。
魔法? それを使うことができるとかいう魔法少女? そんなのいるわけねぇ。なんでこの21世紀の科学が進歩しまくった時代にいまさら魔法なんだよ。なんで今まで魔法とやらが人類に使えないのか知りたいね。
ついでに言うと、なんで魔法使い的な役割で出てるヤツらがみんな少女なんだ?
ツッコミどころが満載の夢を見るようになっちまったらしい俺だが、結局それって俺の深層心理は中二病ってことにならないか? それはけっこうまずい気がする。
つまり西田のアホが俺にも感染しちまってるってことになってしまい、俺の気休めは無駄になってしまったというわけだ。おのれ西田。許すまじ西田。
そんな感じのことを思いながら過ごした週末はあっという間に過ぎてしまい俺のダラダラライフは終了してしまった。
あれ以来望月愛果と立花咲夜のことについて考えてみるとデジャヴを感じる程度で新しくデジャヴ的記憶が俺を襲撃したわけではなかった。
まだ魔法少女の人数が足りないような気がするが気のせいということで忘れておこう。この俺の夢と思われるデジャヴに詮索しても無駄に決まってる。徒労だ。
実は同じマンションに立花と俺と望月が住んでいることが分かり、近所付き合い兼学校の友達作り的な意味合い(とか考えているのは俺だけなんだろうけど)を始めて仲良くなった俺たちは休み時間になったらしょっちゅうおしゃべりするような仲にまで発展していた。
西田の目が恐ろしい。こっちを見てくる度にものすごい形相で睨んでくるのだがどうすればいいのだろうか。誰か名案が思い浮かんだら是非とも俺に教えていただきたい。
「ねぇねぇマスターっ! 1年3組に行かない? 」
ある日、望月が俺の腕を引っ張って1年3組の教室に連れていった。……というか連行された気分なんだが。3組の教室に行くかどうかを1度俺に聞いてきたのは別にいいんだが返事を言わさずに引っ張っていくなよ……。
望月は何故か3組の教室をスルーして8組の教室に向かった。
そこにはまるでずっとタイミングを伺っていたかのようなで教室から出てきた立花と出会った。
「私も、望月さんに『来い』と言われた」
事情を聞いてみると全く興味なんてなさそうに無表情で無感情なセリフが返ってきた。
俺は図書館の件以来立花とよく行動する時があるのだが、今だにこの無表情の扱いに困っている。会話を交わそうとしても「そう」とか「違う」くらいしか返事されず俺も返答に困るのだ。
たまに喋ったかと思うとさっきのように無関心のようにしか言わないので生返事くらいしかやることがない。
フラーリと物音を一切立てず倒れるかのように動き出した立花に望月は意気揚々と付いていった。
俺の腕を腫れるんじゃないかと疑いたくなるくらい握りながらなので俺の顔は歪んでいたのかもしれないがやたらと複雑な校舎をまるで全て知り尽くしているかのようにサッサさっさと歩く立花のあとを追って行った俺たちはあっという間に3組の教室に到着していた。
「着いた。……ここ」
何の感情も込めず立花が案内した3組の教室は何人かのグループに固まった女子生徒たちがワイワイガヤガヤとおしゃべりを楽しんでいた。一方男子生徒たちはというとホウキを使ってチャンバラごっこをしていた。小学生かよ。
そのうち何人かは俺たちの存在に気づいたみたいでこっちをもの不思議そうな顔で見ていた。
チャンバラごっこを楽しんでいたヤツらに変な目で見られるのは少々癪に障らんでもないが望月たちはそんなことなんて全く気にしている様子はない。
少しは気にするくらいしたらどうなんだ……。元気いっぱいでいることも無表情で無感情なのも別に好きにすりゃいいが、もう少し他人の視線というものを気にしていただきたい。
「おーい! 真理ちゃーんっ! 」
望月がデカイ声で誰かさんを呼び出すとさすがにその声で3組の教室にいる連中全員からの視線を真正面で浴びてしまった。
おいそこ。わざわざそのクソくだらないチャンバラごっこを止めてまでこっちを見なくてもいいぞ。
「真理ちゃーんっ! いないのーっ? 」
さらにデカイ声を出した望月は教室のなかに堂々と入ってきて誰かさんを探し始めた。
真理さんとやら、とっとと姿を表せてくれ。
「あっ! いたいた! 真理ちゃーんっ! 」
望月が隣の教室にまで響きそうな声で呼びかけたその人物はこれまた望月や立花とは違った美人だった。1人物静かに英語のお勉強をしてらっしゃる。どんだけマジメなんだ。
ガリ勉と話をすると自分の学力に絶望してくるので極力避けたいと俺は考えているんだが、どうやらそんな俺の願いは届きそうになかった。
机からほとんど強引に引き剥がされたその人物は望月に引っ張られて廊下まで連れ出された。
勉強の邪魔をしてまで呼び出さんでもよかっただろうに。
「紹介するね! 早瀬真理ちゃんだよ! 」
外見の説明をこの場を借りてしておくと、髪は腰にかかるくらい長く、とくにくくったりすることもなくストレートヘアにしている。大人っぽい雰囲気をかもし出しているそいつは、近所の世話焼きお姉さんと言ったところか。
それにしても早瀬真理という名に俺の頭がデジャヴを感じているらしく、また頭痛が襲ってきた。望月と立花と一緒に何故か岩石地帯で信号機と戦っている記憶が俺の頭の中に流れ込んできた。
俺の動体視力でも見えるくらいのろくなった(ような感覚がする)望月のスピードや立花が召喚(?)した拘束具に縛られている信号機、そして早瀬のバカでかくてゴツイライフルが俺の頭の中でジタバタと暴れている。
正夢を見たような感覚よりも鮮明な記憶だ。
そして俺は頭の中でこんなことを考えていた。いや、正確にはそう感じたと言った方がいいだろうか。
生徒会長の工藤結、副会長の白鳥弥生、入学式の次の日に転校してきた望月愛果、図書館で偶然出くわした立花咲夜、そして望月と立花に連れられて紹介された早瀬真理。
俺のデジャヴ的記憶(又は妄想)に頻繁に出てくる5人に出会ったおかげでなんとなく足りないような気がする感覚は消えていた。
そして俺はあるひとつの考えに至っていた。
これで全員揃ったと。
その日はずっと夢ではなさそうなデジャヴに疑問を感じながら過ごしていた。何を考えても答えに辿りついた気がしない。
ん…………? あの本は……? 推理もののラノベを読もうとした時に見つけた、あの買った覚えのない本は……?
俺は急いで本棚に向かった。
あった。
ほかの本がドサリドサリと落下音の悲鳴をあげたって知ったこっちゃねえ。脇目もふらずにその本をパラパラとめくった。
俺は全てを思い出した。
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
【書籍化進行中】魔法のトランクと異世界暮らし
猫野美羽
ファンタジー
※書籍化進行中です。
曾祖母の遺産を相続した海堂凛々(かいどうりり)は原因不明の虚弱体質に苦しめられていることもあり、しばらくは遺産として譲り受けた別荘で療養することに。
おとぎ話に出てくる魔女の家のような可愛らしい洋館で、凛々は曾祖母からの秘密の遺産を受け取った。
それは異世界への扉の鍵と魔法のトランク。
異世界の住人だった曾祖母の血を濃く引いた彼女だけが、魔法の道具の相続人だった。
異世界、たまに日本暮らしの楽しい二拠点生活が始まる──
◆◆◆
ほのぼのスローライフなお話です。
のんびりと生活拠点を整えたり、美味しいご飯を食べたり、お金を稼いでみたり、異世界旅を楽しむ物語。
※カクヨムでも掲載予定です。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
現代にモンスターが湧きましたが、予めレベル上げしていたので無双しますね。
えぬおー
ファンタジー
なんの取り柄もないおっさんが偶然拾ったネックレスのおかげで無双しちゃう
平 信之は、会社内で「MOBゆき」と陰口を言われるくらい取り柄もない窓際社員。人生はなんて面白くないのだろうと嘆いて帰路に着いている中、信之は異常な輝きを放つネックレスを拾う。そのネックレスは、経験値の間に行くことが出来る特殊なネックレスだった。
経験値の間に行けるようになった信之はどんどんレベルを上げ、無双し、知名度を上げていく。
もう、MOBゆきとは呼ばせないっ!!
【完結】転生少女は異世界でお店を始めたい
梅丸
ファンタジー
せっかく40代目前にして夢だった喫茶店オープンに漕ぎ着けたと言うのに事故に遭い呆気なく命を落としてしまった私。女神様が管理する異世界に転生させてもらい夢を実現するために奮闘するのだが、この世界には無いものが多すぎる! 創造魔法と言う女神様から授かった恩寵と前世の料理レシピを駆使して色々作りながら頑張る私だった。
神様お願い!〜神様のトバッチリを受けた定年おっさんは異世界に転生して心穏やかにスローライフを送りたい〜
きのこのこ
ファンタジー
突然白い発光体の強い光を浴びせられ異世界転移?した俺事、石原那由多(55)は安住の地を求めて異世界を冒険する…?
え?謎の子供の体?謎の都市?魔法?剣?魔獣??何それ美味しいの??
俺は心穏やかに過ごしたいだけなんだ!
____________________________________________
突然謎の白い発光体の強い光を浴びせられ強制的に魂だけで異世界転移した石原那由多(55)は、よちよち捨て子幼児の身体に入っちゃった!
那由多は左眼に居座っている神様のカケラのツクヨミを頼りに異世界で生きていく。
しかし左眼の相棒、ツクヨミの暴走を阻止できず、チート?な棲家を得て、チート?能力を次々開花させ異世界をイージーモードで過ごす那由多。「こいつ《ツクヨミ》は勝手に俺の記憶を見るプライバシークラッシャーな奴なんだ!」
そんな異世界は優しさで満ち溢れていた(え?本当に?)
呪われてもっふもふになっちゃったママン(産みの親)と御親戚一行様(やっとこ呪いがどうにか出来そう?!)に、異世界のめくるめくグルメ(やっと片鱗が見えて作者も安心)でも突然真夜中に食べたくなっちゃう日本食も完全完備(どこに?!)!異世界日本発福利厚生は完璧(ばっちり)です!(うまい話ほど裏がある!)
謎のアイテム御朱印帳を胸に(え?)今日も平穏?無事に那由多は異世界で日々を暮らします。
※一つの目的にどんどん事を突っ込むのでスローな展開が大丈夫な方向けです。
⭐︎第16回ファンタジー小説大賞にて奨励賞受賞を頂きました!読んで投票して下さった読者様、並びに選考してくださったスタッフ様に御礼申し上げますm(_ _)m今後とも宜しくお願い致します。
俺、貞操逆転世界へイケメン転生
やまいし
ファンタジー
俺はモテなかった…。
勉強や運動は人並み以上に出来るのに…。じゃあ何故かって?――――顔が悪かったからだ。
――そんなのどうしようも無いだろう。そう思ってた。
――しかし俺は、男女比1:30の貞操が逆転した世界にイケメンとなって転生した。
これは、そんな俺が今度こそモテるために頑張る。そんな話。
########
この作品は「小説家になろう様 カクヨム様」にも掲載しています。
異世界ライフは山あり谷あり
常盤今
ファンタジー
会社員の川端努は交通事故で死亡後に超常的存在から異世界に行くことを提案される。これは『魔法の才能』というチートぽくないスキルを手に入れたツトムが15歳に若返り異世界で年上ハーレムを目指し、冒険者として魔物と戦ったり対人バトルしたりするお話です。
※ヒロインは10話から登場します。
※火曜日と土曜日の8時30分頃更新
※小説家になろう(運営非公開措置)・カクヨムにも掲載しています。
【無断転載禁止】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる