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帝都脱出編
暴動開始
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『エンシ!!』
私の目の前で
言葉で、物で傷つけられていくのを見ることしかできないなんて!
せっかく会えたのに、、肩の傷はもう大丈夫なの?本当にひどいことされなかったの?
ジャスミンもレーナもとても苦しそうに見ている。エンシが処刑台に着くと、ハイウェル将軍の一言で静かになった。わかっていても心がムズムズする!まだなの!?
ドォーン!!!
城の入り口から大きな音がする
「オーノさん達だわ!」ジャスミンが叫ぶ。
民衆が一同に振り返る
「おまえらぁ!!!! ちゃあんと悪魔の子やってっかあーー!!」
オーノさんが入り口の帝国兵を文字通り吹っ飛ばしながらそこらじゅうの建物を壊して回っている
「うわああああ!!!!」ちょっと遅れて事態を理解したみんなが大声で逃げ始めた
「何事だ!!」ハイウェル将軍も声を荒げる
「暴動です!! 相手は強大! 入り口の兵はやられました!」
「何をやっている!!ここには民が大勢いるんだぞ!私も後から行く、お前らも食い止めにいかんか!!」
「は!!」兵士が駆けだしていく
「私たちも行きましょう!」ジャスミンの掛け声で城の裏に向けて走り出す
「お前たち!どこへ行く!」警備兵が追いかけてきた
「だってあっち怖いじゃないですかあ!!」タビさんが叫ぶ
「そっちは立ち入り禁止だ!戻るんだ!」しつこく追いかけてくる
「あー、もう!」レーナが警備兵に向かっていった
「うっさいんだよ!」追いかけてた人物がいきなり向かって来ておののいたところに、レーナの必殺パンチが炸裂した
「言われたことしかできない能無しが!」レーナが吐き捨てるように言った後、合流してくる
「よし! これで追ってはいなくなったわ!急ぎましょう!」
待ち合わせ場所に向けて走りだした
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ハイウェルさんが国王のいる方を見る
「良し、下がったな!」
俺も連れられて見ると、兵士に連れられて国王が中に入っていくのがちらっと見えた
「ふん!」ハイウェルさんが俺の縄を切ってくれた
「さぁ、城の中に戻ろう」彼に連れられて城の中に戻っていく。うん?これは血かな?右目の視界が赤くなる。でもそんなことを気にしてる場合じゃない。幸い、誰も俺が撤退していくことを全く気にしていないようだ
ふらふらになりながら必死にハイウェルさんの背中についていく。アーヤに会うことしか考えられない
「もうすぐだ、しっかり!」ハイウェルさんが励ましてくれる
「くっ!!」ハイウェルさんが立ち止まる
顔を上げると、国王と10人くらいの警備兵が立っていた
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「おらおらおらぁ!! こんなもんかぁていこくう!」
ぬくぬくと城の中で練習しかしてない奴らが俺らに勝てるわけねぇだろう!
民衆はとりあえず外に逃がすようにしながら帝国兵をぶっとばしてるが、こいつらどんどん湧いてきやがる、キリがねぇな、、
「カズナ! レオス! 壁に穴を開ける! 手伝え!」
「りょうかい!」「ほいさ!」
カズナが爆発弓を壁に向けて撃つ
ドン! 壁にひびが入る
「はあああ!」レオスがサポートしてる間に思いきりひびの入った壁を叩く
ガシャン!
王城から帝都へ抜ける穴を開ける。少しでもあんちゃんらと民衆どもを逃げやすくするためだ、ぶっちゃけケガをさせないように立ち回るのは厳しいぜ
「女、子供はさっさと行きやがれぇ!」
ふう。遠めから見るにあんちゃんは処刑台からは逃げたみたいだな
あとはアーヤたちに任せるしかねぇな
「さぁさぁ、祭りはこれからだぜぇ!!」
私の目の前で
言葉で、物で傷つけられていくのを見ることしかできないなんて!
せっかく会えたのに、、肩の傷はもう大丈夫なの?本当にひどいことされなかったの?
ジャスミンもレーナもとても苦しそうに見ている。エンシが処刑台に着くと、ハイウェル将軍の一言で静かになった。わかっていても心がムズムズする!まだなの!?
ドォーン!!!
城の入り口から大きな音がする
「オーノさん達だわ!」ジャスミンが叫ぶ。
民衆が一同に振り返る
「おまえらぁ!!!! ちゃあんと悪魔の子やってっかあーー!!」
オーノさんが入り口の帝国兵を文字通り吹っ飛ばしながらそこらじゅうの建物を壊して回っている
「うわああああ!!!!」ちょっと遅れて事態を理解したみんなが大声で逃げ始めた
「何事だ!!」ハイウェル将軍も声を荒げる
「暴動です!! 相手は強大! 入り口の兵はやられました!」
「何をやっている!!ここには民が大勢いるんだぞ!私も後から行く、お前らも食い止めにいかんか!!」
「は!!」兵士が駆けだしていく
「私たちも行きましょう!」ジャスミンの掛け声で城の裏に向けて走り出す
「お前たち!どこへ行く!」警備兵が追いかけてきた
「だってあっち怖いじゃないですかあ!!」タビさんが叫ぶ
「そっちは立ち入り禁止だ!戻るんだ!」しつこく追いかけてくる
「あー、もう!」レーナが警備兵に向かっていった
「うっさいんだよ!」追いかけてた人物がいきなり向かって来ておののいたところに、レーナの必殺パンチが炸裂した
「言われたことしかできない能無しが!」レーナが吐き捨てるように言った後、合流してくる
「よし! これで追ってはいなくなったわ!急ぎましょう!」
待ち合わせ場所に向けて走りだした
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ハイウェルさんが国王のいる方を見る
「良し、下がったな!」
俺も連れられて見ると、兵士に連れられて国王が中に入っていくのがちらっと見えた
「ふん!」ハイウェルさんが俺の縄を切ってくれた
「さぁ、城の中に戻ろう」彼に連れられて城の中に戻っていく。うん?これは血かな?右目の視界が赤くなる。でもそんなことを気にしてる場合じゃない。幸い、誰も俺が撤退していくことを全く気にしていないようだ
ふらふらになりながら必死にハイウェルさんの背中についていく。アーヤに会うことしか考えられない
「もうすぐだ、しっかり!」ハイウェルさんが励ましてくれる
「くっ!!」ハイウェルさんが立ち止まる
顔を上げると、国王と10人くらいの警備兵が立っていた
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「おらおらおらぁ!! こんなもんかぁていこくう!」
ぬくぬくと城の中で練習しかしてない奴らが俺らに勝てるわけねぇだろう!
民衆はとりあえず外に逃がすようにしながら帝国兵をぶっとばしてるが、こいつらどんどん湧いてきやがる、キリがねぇな、、
「カズナ! レオス! 壁に穴を開ける! 手伝え!」
「りょうかい!」「ほいさ!」
カズナが爆発弓を壁に向けて撃つ
ドン! 壁にひびが入る
「はあああ!」レオスがサポートしてる間に思いきりひびの入った壁を叩く
ガシャン!
王城から帝都へ抜ける穴を開ける。少しでもあんちゃんらと民衆どもを逃げやすくするためだ、ぶっちゃけケガをさせないように立ち回るのは厳しいぜ
「女、子供はさっさと行きやがれぇ!」
ふう。遠めから見るにあんちゃんは処刑台からは逃げたみたいだな
あとはアーヤたちに任せるしかねぇな
「さぁさぁ、祭りはこれからだぜぇ!!」
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