上 下
6 / 33

初夜

しおりを挟む
まさかロリコから!!?

何でもすることを条件にしたけど、まさか自分から来るとは想定外だった!

しかも


ずっっと言葉にしてこなかったが、初めて会ったときから思っていた

"おっぱい大きい・・・"

今のロリコは下着しか着ていない。

もうダイナマイトがダイナマイトしそうだ!

落ち着け! これは俺が心の奥底でささやかに、いや大いに願っていたことだ!

ここで引いたら男がすたる!据え膳食わぬは男の恥!覚悟を決めろ!!

「げ、げふん!!  あ、さすがロリッ子だ。もうわ、わかってるみたいじゃないか」

「いいよ、サトルさんなら。会ったときからチラチラ胸を見てたでしょ?気づいてたよ」

『おもっくそバレてるーー!』

年下の女の子に弄ばれるのは情けないが、一旦敗北を認めよう!

「じゃあ、こっち来て」

「う、うん」

ロリコが俺の横に座る

お風呂に入った後だからか、とても良い香りがする

「ぎゅってしていい?」

「うん、いいよ」

ロリコを抱き寄せる

とても暖かく、柔らかい。胸はもちろんなんだが、肌が触れる場所全てがフニフニと俺の身体を受け止める。

ずっとこのままでも良いくらいだ

体を離し、ロリコを見ると顔が真っ赤だった

「恥ずかしいから見ないで!」

そう言って両手で顔を覆う、なにこのかわいい生き物

ロリコの背後にまわり、後ろからたわわを持ち上げる

「ん///」

色っぽい声をあげるロリコ。ロリッ子とバカにしてきたが、かもし出す雰囲気は大人の女性だ

もっと激しくしてみたいけど、恥じらうロリコを見てるとそんなことはできなかった

ロリコの前に戻り、意を決してたわわに顔をうずめる



”エルドラドは存在した”

こんな所に黄金郷はあったのだ

金銀財宝はないけれど、そんなものはどうでもいい。この圧倒的肌感、男に生まれてよかった

「ひゃう///」

そういうとロリコはおもむろに俺を抱きしめ、顔を見られないようにする


ん?

動かない

そろそろ酸素が欠乏してきたよ?

ロリコさん?

顔がうずまっているため、背中をトントンと叩いて離すように訴えても、恥ずかしいのか緊張しているのか、必死で俺をホールドしたままだ

『し、死ぬ・・・!!』

サトルは意識を失ってしまった

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「う、う~ん」

目を覚ますと見たことある白い空間にいた

「はあ~」

大きなため息が聞こえた

そう。トラックに敷かれた時に俺を救ってくれた女神さまが目の前にいたのだ

「あのですね。もうちょっとましな死に方してくれませんか?」

「え。俺また死んだんですか?」

「そうですよ! まぁ、あなたにとっては本望な死に様だったのかもしれませんね!」

女神さまのため息がつらい

「すいません。夢中でして・・・」

「もういいですよ。死んでしまったんですし」

女神に呆れられたことのある人間も人類史上俺だけだろうな笑

「それはそうと、死んだのになぜここに居るんですか? ここはあなたが呼ばないと来れないのでは?」

「普通はそのまま天国に召されるのですが、あなたには私の力が1部備わっているのでその関係でこの空間に戻されたのでしょう」

「なるほど・・・」

気まずい!気まずすぎる!なんとか話を繋げなければ

「あの~。聞き忘れていたんですけど、結局俺にはどんな力を与えてくれたんですか?」

「そういうば言い忘れていましたね。あなたの力は・・・」


ドクン!!

「う!!!!」

頭にものすごい衝撃を感じる

痛い!!頭がねじり切れそうだ!

「あああ!!!!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「ばっ!!!!」

「あ! 目が覚めたよおばあちゃん!!」

「ふぅ。なんとか間に合ったようだね」

気が付くと汗だくでベッドから体を起こしていた

目の前にはロリコとロゼさんがいる

「あれ? 俺はどうなって、、」

「窒息して呼吸が止まったあなたを生き返らせるために、ちょっとした劇薬を飲ませたんです」

「サトルさんごめんなさい!!」ロリコが申し訳なさそうに謝っている

あぁ、なんとなく状況が理解できてきたぞ

ロリコのおっぱいで窒息死→女神に説教される→ロゼさんの劇薬で強引に蘇生される

たぶんこういうことだな。我ながらほんとにめちゃくちゃだ!!

「こちらこそすいません、いろいろ心配かけてしまって。あはは」

「ロリコは男性と触れ合うのは生まれて初めてなもので、どうか許してやってください」

「おばあちゃん恥ずかしいよ!!」

どうやらロゼさんがロリコに何か入れ知恵したっぽい

「いえ、僕が情けないせいです。ロリコは悪くありません」

ロリコの顔が赤くなる

「も、もういいでしょ!ほら、おばあちゃん行くよ!」

そそくさと部屋から出て行ってしまった

ロゼさんが用意してくれた服に着替えて二人のもとに行く。すっかり日が昇っていた

「サトルさんはこれからどうするおつもりで?」ロゼさんが尋ねてくる

「そうですね~。この世界をいろいろ見て回りたいと思ってます」

「ほら、ロリコ」

ロゼさんに言われてもじもじしながらロリコが前に出てきた

「サトルさん、私も一緒に行っていいですか?」

「どういう旅になるかわからないけど、大丈夫か?」

「うん。私もいろんな物を見てみたいし。覚悟はできてる!」

「・・・・ほう」

「な、なんですか?」

「じゃあ一緒に行くか!」

「うん!!」

こうして2人の冒険が始まった










しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

絶対婚約いたしません。させられました。案の定、婚約破棄されました

toyjoy11
ファンタジー
婚約破棄ものではあるのだけど、どちらかと言うと反乱もの。 残酷シーンが多く含まれます。 誰も高位貴族が婚約者になりたがらない第一王子と婚約者になったミルフィーユ・レモナンド侯爵令嬢。 両親に 「絶対アレと婚約しません。もしも、させるんでしたら、私は、クーデターを起こしてやります。」 と宣言した彼女は有言実行をするのだった。 一応、転生者ではあるものの元10歳児。チートはありません。 4/5 21時完結予定。

【前編完結】50のおっさん 精霊の使い魔になったけど 死んで自分の子供に生まれ変わる!?

眼鏡の似合う女性の眼鏡が好きなんです
ファンタジー
リストラされ、再就職先を見つけた帰りに、迷子の子供たちを見つけたので声をかけた。  これが全ての始まりだった。 声をかけた子供たち。実は、覚醒する前の精霊の王と女王。  なぜか真名を教えられ、知らない内に精霊王と精霊女王の加護を受けてしまう。 加護を受けたせいで、精霊の使い魔《エレメンタルファミリア》と為った50のおっさんこと芳乃《よしの》。  平凡な表の人間社会から、国から最重要危険人物に認定されてしまう。 果たして、芳乃の運命は如何に?

僕のおつかい

麻竹
ファンタジー
魔女が世界を統べる世界。 東の大地ウェストブレイ。赤の魔女のお膝元であるこの森に、足早に森を抜けようとする一人の少年の姿があった。 少年の名はマクレーンといって黒い髪に黒い瞳、腰まである髪を後ろで一つに束ねた少年は、真っ赤なマントのフードを目深に被り、明るいこの森を早く抜けようと必死だった。 彼は、母親から頼まれた『おつかい』を無事にやり遂げるべく、今まさに旅に出たばかりであった。 そして、その旅の途中で森で倒れていた人を助けたのだが・・・・・・。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ※一話約1000文字前後に修正しました。 他サイト様にも投稿しています。

若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双

たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。 ゲームの知識を活かして成り上がります。 圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。

筑豊国伝奇~転生した和風世界で国造り~

九尾の猫
ファンタジー
亡くなった祖父の後を継いで、半農半猟の生活を送る主人公。 ある日の事故がきっかけで、違う世界に転生する。 そこは中世日本の面影が色濃い和風世界。 しかも精霊の力に満たされた異世界。 さて…主人公の人生はどうなることやら。

婚約破棄された悪役令嬢。そして国は滅んだ❗私のせい?知らんがな

朋 美緒(とも みお)
ファンタジー
婚約破棄されて国外追放の公爵令嬢、しかし地獄に落ちたのは彼女ではなかった。 !逆転チートな婚約破棄劇場! !王宮、そして誰も居なくなった! !国が滅んだ?私のせい?しらんがな! 18話で完結

目覚めたら地下室!?~転生少女の夢の先~

そらのあお
ファンタジー
夢半ばに死んでしまった少女が異世界に転生して、様々な困難を乗り越えて行く物語。 *小説を読もう!にも掲載中

辺境伯令嬢に転生しました。

織田智子
ファンタジー
ある世界の管理者(神)を名乗る人(?)の願いを叶えるために転生しました。 アラフィフ?日本人女性が赤ちゃんからやり直し。 書き直したものですが、中身がどんどん変わっていってる状態です。

処理中です...