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解放の儀式(1)*
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「では、これから会えなくなる分、しっかりとあなたに刻ませていただきます」
言いたいことを言い終えたからか、クリスはフローラの胸元に顔を寄せた。上から三つ、ボタンが外されたブラウスからは、フローラの豊かな谷間が覗いている。クリスはそこに顔を埋め、そして舌でペロリと舐め上げる。
「ひっ……、ちょ、クリス様」
何か不満でも、という表情をしながらクリスは顔をあげた。そして、しっかりとその言葉を口にする。
「何か、不満でも?」
「その、ここでは、少し、その、場所を変えていただきたいのですが」
クリスはその茶色の目を大きく見開いてから、柔らかく笑む。
「では、場所を変えましょう」
言うと、クリスはフローラを軽々と持ち上げた。騎士のように鍛えられているわけではないはずなのに。
フローラが連れていかれた場所は、もちろんクリスの寝台だ。彼はその上にフローラをゆっくりと横たえると、自分が着ているシャツを勢いよく脱いだ。そしてもどかしそうに彼女のブラウスに手をかけ、それをしゅるりと脱がす。さらに、履いていたロングスカートもするっと下から剥ぎ取る。あっという間に、フローラは全ての衣類を奪い去られてしまった。彼女を隠すものは何も無い。一糸纏わぬ姿。
クリスのその目がギラギラと輝いているようにも見えた。舌なめずりするその口元は、まるで獲物を狩るかのように。
「クリスさま?」
そんなクリスが恐ろしくなって、フローラはきゅっと足元を引き締め、その胸元を両腕で覆ってみた。もちろん、そんなことが無駄な抵抗であることはわかっている。クリスの顔は遠慮なく近づいてきて、彼女の腕に手をかける。と、同時にその唇を己のそれで塞ぐ。露わになったフローラの胸とクリスの肌がこすれ合う。フローラは彼の背にそっと手を回す。
「……う、ん……ふっ……」
クリスの執拗な口づけで、呼吸をするたびにフローラからは艶やかな声が漏れた。クリスは彼女を離さないように、右手をその頬に触れ、幾度も幾度も向きを変えてその唇を貪る。もちろん、フローラの唇の縫い合わせを狙ってクリスは舌を入れてきた。さらに舌を絡めとり、舐め合わせる。
クリスの舌が中で動くたびに、くちっくちっという淫らな音が上がる。口の中を犯される舌の動きに、クリスの背に回している手の力も次第に抜けていく。とろけるようなそのキスが、フローラの思考力と抵抗力を奪っていく。
絡み合う唾液は何故か甘く感じ、飲み干せなかったそれが口の端からも零れていく。胸元に圧を感じたのは、クリスの手が乳房を包み込んだからだ。片手はフローラの頭をがっちりと押さえ、片手でその膨らみをぎゅうと押しつぶす。さらに親指の腹で一番敏感な頂を刺激すると、口づけの合間にフローラから呻きが零れた。
「……うん……ふぁっ……は……」
クリスによっていじられているそこは、次第に硬さを増してくる。そこでクリスはやっとフローラの口を解放した。
「また、泣いているのですね」
ふふっと笑んだクリスは、フローラの目尻にたまった涙を舌でぺろりと掬い取った。その舌が熱くて、またフローラは身体をピクリと震わせた。
「あなたは、本当に可愛いですね」
クリスの背に添えていた彼女の手が、少し震えている。
「クリス、さま?」
彼はじっとフローラの反応を見ていたが、やはり嬉しそうに笑いながら彼女の二つの乳房に両手を添えた。両方のそれを下からすくい上げるようにして、右側の乳首にパクリとかぶりつく。
「あっ……んんっ……」
胸を揉みしだかれ、敏感なところを押しつぶされ舐め取られたフローラは、お腹の下あたりがずくずくと疼き出していた。
「……あぁっ……」
次第に硬さを帯びていくその頂に、クリスは指の腹をぐいぐいと押し付けていく。
「いやっ……、それ、ダメ……」
その胸に襲いかかる快感に、フローラは胸を差し出すように背を反らしてしまう。
言いたいことを言い終えたからか、クリスはフローラの胸元に顔を寄せた。上から三つ、ボタンが外されたブラウスからは、フローラの豊かな谷間が覗いている。クリスはそこに顔を埋め、そして舌でペロリと舐め上げる。
「ひっ……、ちょ、クリス様」
何か不満でも、という表情をしながらクリスは顔をあげた。そして、しっかりとその言葉を口にする。
「何か、不満でも?」
「その、ここでは、少し、その、場所を変えていただきたいのですが」
クリスはその茶色の目を大きく見開いてから、柔らかく笑む。
「では、場所を変えましょう」
言うと、クリスはフローラを軽々と持ち上げた。騎士のように鍛えられているわけではないはずなのに。
フローラが連れていかれた場所は、もちろんクリスの寝台だ。彼はその上にフローラをゆっくりと横たえると、自分が着ているシャツを勢いよく脱いだ。そしてもどかしそうに彼女のブラウスに手をかけ、それをしゅるりと脱がす。さらに、履いていたロングスカートもするっと下から剥ぎ取る。あっという間に、フローラは全ての衣類を奪い去られてしまった。彼女を隠すものは何も無い。一糸纏わぬ姿。
クリスのその目がギラギラと輝いているようにも見えた。舌なめずりするその口元は、まるで獲物を狩るかのように。
「クリスさま?」
そんなクリスが恐ろしくなって、フローラはきゅっと足元を引き締め、その胸元を両腕で覆ってみた。もちろん、そんなことが無駄な抵抗であることはわかっている。クリスの顔は遠慮なく近づいてきて、彼女の腕に手をかける。と、同時にその唇を己のそれで塞ぐ。露わになったフローラの胸とクリスの肌がこすれ合う。フローラは彼の背にそっと手を回す。
「……う、ん……ふっ……」
クリスの執拗な口づけで、呼吸をするたびにフローラからは艶やかな声が漏れた。クリスは彼女を離さないように、右手をその頬に触れ、幾度も幾度も向きを変えてその唇を貪る。もちろん、フローラの唇の縫い合わせを狙ってクリスは舌を入れてきた。さらに舌を絡めとり、舐め合わせる。
クリスの舌が中で動くたびに、くちっくちっという淫らな音が上がる。口の中を犯される舌の動きに、クリスの背に回している手の力も次第に抜けていく。とろけるようなそのキスが、フローラの思考力と抵抗力を奪っていく。
絡み合う唾液は何故か甘く感じ、飲み干せなかったそれが口の端からも零れていく。胸元に圧を感じたのは、クリスの手が乳房を包み込んだからだ。片手はフローラの頭をがっちりと押さえ、片手でその膨らみをぎゅうと押しつぶす。さらに親指の腹で一番敏感な頂を刺激すると、口づけの合間にフローラから呻きが零れた。
「……うん……ふぁっ……は……」
クリスによっていじられているそこは、次第に硬さを増してくる。そこでクリスはやっとフローラの口を解放した。
「また、泣いているのですね」
ふふっと笑んだクリスは、フローラの目尻にたまった涙を舌でぺろりと掬い取った。その舌が熱くて、またフローラは身体をピクリと震わせた。
「あなたは、本当に可愛いですね」
クリスの背に添えていた彼女の手が、少し震えている。
「クリス、さま?」
彼はじっとフローラの反応を見ていたが、やはり嬉しそうに笑いながら彼女の二つの乳房に両手を添えた。両方のそれを下からすくい上げるようにして、右側の乳首にパクリとかぶりつく。
「あっ……んんっ……」
胸を揉みしだかれ、敏感なところを押しつぶされ舐め取られたフローラは、お腹の下あたりがずくずくと疼き出していた。
「……あぁっ……」
次第に硬さを帯びていくその頂に、クリスは指の腹をぐいぐいと押し付けていく。
「いやっ……、それ、ダメ……」
その胸に襲いかかる快感に、フローラは胸を差し出すように背を反らしてしまう。
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