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第三章(10)
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大きな手は身体をなで回しその愛撫に翻弄されるシェリルは、艶めいた吐息を吐き出す。
「やっ……あ、あ……そこ……」
右胸をイライアスが大きく口に含んだ。舌先で乳首をころころと転がし、左胸は空いている手でやわやわともみしだく。
直接触れられているわけでもないのに、足のつけ根がきゅんきゅんと快楽を拾っている。
「あ、んっ……」
触れられるすべてが淫らな悦びとなって、身体中を駆け巡る。
彼の手はさわさわと臍の周辺、脇腹、腰となでつけてから、無防備な割れ目へとたどり着いた。風呂上がりということもあり、ガウン一枚を中途半端に着ていた状態であれば、もちろん下着などつけていない。
「どろどろだな」
どこがと言われなくても、蕩けている自覚がある。
胸元から顔をあげたイライアスと目が合った。ニタリと笑うその余裕ある表情に、少しだけ悔しさを覚える。だけど、心のどこかは期待しているのだ。この苦しみから解き放ってくれるのは彼だけだ、と。
「ひゃっ……ん……」
くちゅっと粘着質な音と共に、体内に入り込もうとしている何かがあった。
「やっ……それ……。挿れないで……」
そこは誰にも踏み荒らされていない未踏の地だ。
「いやって言っていても、シェリルのここは喜んでいるみたいだが?」
蜜がこぼれる孔の浅いところを、イライアスの指先がいったりきたりし始める。
「それにほら……腰が動いている……?」
いやいやと首を横に振るのは、認めたくないからだ。イライアスの手によって悦んでいる自分を認めたくない。それと同時に、もっと弄ってほしいと身体は叫んでいる。
「なるほど。シェリルは胸よりも、こっちを俺に触ってもらいたいのか?」
イライアスはてらてらと輝く乳首にふっと息を吹きかけてから、一度身体を離した。
今までさんざん弄ばれていた胸は、じくりと熱を持っていて、急に放り出されて寂しいと訴えている。
だけど、それを彼に伝えることができない。頭がぼんやりとして、言葉が出てこない。
そう思っていると、彼が膝裏に両手をいれて、シェリルの足を大きく広げた。
「やっ……」
助けてほしいと乞うたのに、そのような場所を見ていいとは言っていない。
先ほどからイライアスの行為に翻弄されっぱなしだ。
「悪いね、シェリル。でもね、やっぱりここを慰めるのが一番いいと思うんだ」
イライアスは、自身の唾液で濡れている唇をペロリと舐めた。肉食獣のようなその行為に、ざわりと肌が粟立つ。
「シェリルは、どこを見てもきれいだな……」
イライアスの顔は秘めたる場所へと近づく。
「それに、とてもいい香りがする……」
そんな恥ずかしい場所で喋らないでほしい。吐息が快楽の芽を刺激した。
「色も形も、きれいだね……」
「ひゃっ……ん……」
ぬるりとした感触が陰唇を襲う。恥ずかしさともどかしさで、足を閉じようとするものの、彼が両手でしっかりと太ももを押さえつけていた。
「んっ……んン……あぁ……」
今までと比べものならないほどの強い快楽が、ビリリと背中を走り抜けた。
「やっぱり、ここが一番、感じるんだな……」
イライアスは、まだ皮に包まれている芽の周辺にじっくりと舌を這わせてくる。
じわじわとした官能がもどかしい。もう少しで何かに到達するというのに、そこにはまだ届かない。
「あ、殿下……」
シーツを両手でぎゅぅと握りしめながら彼を呼ぶと、イライアスの動きも一瞬、止まった。
焦らされているためか、身体が疼いて仕方ない。
「殿下じゃない。名前を呼べ……さっきは、俺の名を呼んだだろ?」
「……イライアスさま……」
「そうだ、お利口だ。おまえは頑なに俺の名を呼ぼうとしないからな……」
知られていた。
いくら恋人同士と呼ばれる関係になったとしても、その名は決して口にはしなかった。それは偽りの関係だからだ。敬称で呼ぶことで、イライアスとの間に分厚い壁を作っていた。
「なあ、シェリル。ここはダメか?」
彼の名を口にしてしまったことで、二人の間にある壁は音を立てて崩れ始める。もっとイライアスに近づきたいと、身体の奥が叫んでいた。
「ダメ……じゃない……」
「……そう。だったらよかった。多分、ここが一番、手っ取り早いから……」
手っ取り早い。その言葉が気になるものの、シェリルの身体は期待を寄せている。
「んっ……」
愛撫が再開され、じわじわと官能の波が押し寄せてきた。
イライアスは舌先で蜜穴をいじり、したたる液を堪能しているかのよう。
だけど、もどかしい場所はそこではない。その上にある敏感な場所に触れてほしい。
「はっ……あ、あぁ……」
徐々に込み上げてくる荒波に、身体を反らす。
「焦らして悪かった。俺も少し夢中になりすぎた……。ここ、触ってほしいんだよな? ぷっくりと腫れて、俺を誘ってる……」
舌先で器用に皮を剥くかのように丁寧に愛撫され、掴むシーツには余計に力が入る。
そろそろ、何かが弾けそう。
「イライアスさま……」
名を呼んでも、彼は一心不乱に敏感な場所を攻め立てる。
「あっ……」
訪れそうになる絶頂にぐっと四肢に力がこもる。
「あ、あぁああああっ!」
ひときわ高い声をあげて、シェリルは身体を大きく反らした。ドクンドクンと力強い鼓動は、熱い血液を手足の先にまで送り続ける。
顎がガクガクと震え、弄られた孔も痙攣しているような感覚があった。
「シェリル……かわいい……」
蜜に濡れる指をパクリと咥えるイライアスは、恍惚とした表情でシェリルを見下ろしている。ぼんやりとした頭で、そんな彼を見つめていたシェリルだが、呼吸が落ち着くと共に、瞼が重くなっていった。
「やっ……あ、あ……そこ……」
右胸をイライアスが大きく口に含んだ。舌先で乳首をころころと転がし、左胸は空いている手でやわやわともみしだく。
直接触れられているわけでもないのに、足のつけ根がきゅんきゅんと快楽を拾っている。
「あ、んっ……」
触れられるすべてが淫らな悦びとなって、身体中を駆け巡る。
彼の手はさわさわと臍の周辺、脇腹、腰となでつけてから、無防備な割れ目へとたどり着いた。風呂上がりということもあり、ガウン一枚を中途半端に着ていた状態であれば、もちろん下着などつけていない。
「どろどろだな」
どこがと言われなくても、蕩けている自覚がある。
胸元から顔をあげたイライアスと目が合った。ニタリと笑うその余裕ある表情に、少しだけ悔しさを覚える。だけど、心のどこかは期待しているのだ。この苦しみから解き放ってくれるのは彼だけだ、と。
「ひゃっ……ん……」
くちゅっと粘着質な音と共に、体内に入り込もうとしている何かがあった。
「やっ……それ……。挿れないで……」
そこは誰にも踏み荒らされていない未踏の地だ。
「いやって言っていても、シェリルのここは喜んでいるみたいだが?」
蜜がこぼれる孔の浅いところを、イライアスの指先がいったりきたりし始める。
「それにほら……腰が動いている……?」
いやいやと首を横に振るのは、認めたくないからだ。イライアスの手によって悦んでいる自分を認めたくない。それと同時に、もっと弄ってほしいと身体は叫んでいる。
「なるほど。シェリルは胸よりも、こっちを俺に触ってもらいたいのか?」
イライアスはてらてらと輝く乳首にふっと息を吹きかけてから、一度身体を離した。
今までさんざん弄ばれていた胸は、じくりと熱を持っていて、急に放り出されて寂しいと訴えている。
だけど、それを彼に伝えることができない。頭がぼんやりとして、言葉が出てこない。
そう思っていると、彼が膝裏に両手をいれて、シェリルの足を大きく広げた。
「やっ……」
助けてほしいと乞うたのに、そのような場所を見ていいとは言っていない。
先ほどからイライアスの行為に翻弄されっぱなしだ。
「悪いね、シェリル。でもね、やっぱりここを慰めるのが一番いいと思うんだ」
イライアスは、自身の唾液で濡れている唇をペロリと舐めた。肉食獣のようなその行為に、ざわりと肌が粟立つ。
「シェリルは、どこを見てもきれいだな……」
イライアスの顔は秘めたる場所へと近づく。
「それに、とてもいい香りがする……」
そんな恥ずかしい場所で喋らないでほしい。吐息が快楽の芽を刺激した。
「色も形も、きれいだね……」
「ひゃっ……ん……」
ぬるりとした感触が陰唇を襲う。恥ずかしさともどかしさで、足を閉じようとするものの、彼が両手でしっかりと太ももを押さえつけていた。
「んっ……んン……あぁ……」
今までと比べものならないほどの強い快楽が、ビリリと背中を走り抜けた。
「やっぱり、ここが一番、感じるんだな……」
イライアスは、まだ皮に包まれている芽の周辺にじっくりと舌を這わせてくる。
じわじわとした官能がもどかしい。もう少しで何かに到達するというのに、そこにはまだ届かない。
「あ、殿下……」
シーツを両手でぎゅぅと握りしめながら彼を呼ぶと、イライアスの動きも一瞬、止まった。
焦らされているためか、身体が疼いて仕方ない。
「殿下じゃない。名前を呼べ……さっきは、俺の名を呼んだだろ?」
「……イライアスさま……」
「そうだ、お利口だ。おまえは頑なに俺の名を呼ぼうとしないからな……」
知られていた。
いくら恋人同士と呼ばれる関係になったとしても、その名は決して口にはしなかった。それは偽りの関係だからだ。敬称で呼ぶことで、イライアスとの間に分厚い壁を作っていた。
「なあ、シェリル。ここはダメか?」
彼の名を口にしてしまったことで、二人の間にある壁は音を立てて崩れ始める。もっとイライアスに近づきたいと、身体の奥が叫んでいた。
「ダメ……じゃない……」
「……そう。だったらよかった。多分、ここが一番、手っ取り早いから……」
手っ取り早い。その言葉が気になるものの、シェリルの身体は期待を寄せている。
「んっ……」
愛撫が再開され、じわじわと官能の波が押し寄せてきた。
イライアスは舌先で蜜穴をいじり、したたる液を堪能しているかのよう。
だけど、もどかしい場所はそこではない。その上にある敏感な場所に触れてほしい。
「はっ……あ、あぁ……」
徐々に込み上げてくる荒波に、身体を反らす。
「焦らして悪かった。俺も少し夢中になりすぎた……。ここ、触ってほしいんだよな? ぷっくりと腫れて、俺を誘ってる……」
舌先で器用に皮を剥くかのように丁寧に愛撫され、掴むシーツには余計に力が入る。
そろそろ、何かが弾けそう。
「イライアスさま……」
名を呼んでも、彼は一心不乱に敏感な場所を攻め立てる。
「あっ……」
訪れそうになる絶頂にぐっと四肢に力がこもる。
「あ、あぁああああっ!」
ひときわ高い声をあげて、シェリルは身体を大きく反らした。ドクンドクンと力強い鼓動は、熱い血液を手足の先にまで送り続ける。
顎がガクガクと震え、弄られた孔も痙攣しているような感覚があった。
「シェリル……かわいい……」
蜜に濡れる指をパクリと咥えるイライアスは、恍惚とした表情でシェリルを見下ろしている。ぼんやりとした頭で、そんな彼を見つめていたシェリルだが、呼吸が落ち着くと共に、瞼が重くなっていった。
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