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ぬちっと、秘めたる場所に何かが触れた感じがした。
「ひゃっ……」
触れられている感じではない。何か生温かいものが、敏感な芽の周囲をじっくりと舐っている。
「や、だ……、きたない、から……」
「だが、指では刺激が強すぎるだろう」
今まで感じたことのない快楽が、アルベティーナの背中を駆け巡った。
「なっ……、んっ……」
アルベティーナは思わず両手で口元を押さえてしまう。自分の意志に反して、変な声が次々と溢れ出てしまうのを、ルドルフには聞かれたくない。
「声を押さえる必要は無い。素直に快楽に身を任せろ。そうしないと、お前が辛くなるだけだ」
変な場所からルドルフの声が聞こえてくる、と同時に彼の吐く息が敏感なところに触れてくる。
足を閉じたいのに閉じることができないのは、そこにルドルフがいるからだ。両足はがっちりと彼によって固定されている。
クチクチと閉じ切った花弁を撫でられていた。先ほどまでの感覚とはまた違う疼きが、アルベティーナを襲う。
つぷりと、体内に異物が入ってきた。だが、痛みは感じないし、それが嫌だとも思わない。
「ふっ……ん、あ、あぁ……」
敏感な花の芽は優しく舌で舐られていた。快感を拾うために存在するその場所を刺激されれば、腹の奥がぐずぐずと蕩けだし始める。中からもグチュグチュとかき回され、双方から違う刺激が与えられる。
「やはり、狭いな……。力を抜け」
アルベティーナの足の間からルドルフが顔をあげた。だが、体内に入っている何かはそのままだった。
「はぁあっ……」
乾いた手でアルベティーナの顔にかかった髪を払ったルドルフが、彼女の目元の涙も拭いとった。
「辛いだろう……。何も考えるな。これは薬のせいだから……」
「くすり、の……」
薬のせいという言葉がアルベティーナの心を楽にした。
「そうだ。薬のせいだ……。だから、何も考えるな。俺が与える全てに身を任せろ」
アルベティーナがコクンと頷くと、またルドルフは彼女の下腹部に顔を埋めた。
「ひゃっ……」
先程から浅い部分を何度か抜き差しされているのは、彼の太くて長い指だ。それがアルベティーナの力が抜けた瞬間に、ずずっと奥まで入り込んできた。少しでもアルベティーナが反応を示せば、そこを執拗に攻め立ててくる。ときどき、快楽の芽にも触れられてしまえば、予想していなかった快感に背中が跳ねる。
「ああ……。溢れてきたな……」
アルベティーナは揺れる腰を押さえつけるかのようにふるふると首を横に振った。
「今日は、挿れるようなことはしない。いいから、とにかくイけ……」
お腹の裏側と敏感な芽を同時に刺激されたアルベティーナの身体は弛緩した。
「はぁっ……、いや、あぁ……」
ピクンと背中と喉を反らし、迎えたのは初めての絶頂だ。声を抑えることなどできない。それでもルドルフは指を抜くようなことはせず、ただアルベティーナを見下ろしていた。
「やっとイったか……。気持ち良かったか?」
それに応える余裕すら、アルベティーナには無い。
「声にもならない程か……」
するっと抜いた指に絡みついた蜜を、彼女の目の前でルドルフは舐め取った。
「そんな目で見るな。俺を誘っているのか?」
違うと首を小さく振ることしかできない。まだ心臓はバクバクと激しく鳴っているし、息もあがっている。
つつっとルドルフが、濡れた手で脇腹に触れた。
「ひゃっ……」
その刺激にすらアルベティーナの身体は反応してしまい、足の間からドロリと何かが溢れるような感覚があった。ルドルフがふっと鼻で笑う。
「やはり、一度だけではダメか。でも今なら、すぐにイけるだろう?」
彼女の左胸をルドルフがぱくりと咥えた。舌で敏感な先端をコロコロと転がされてしまえば、また身体の奥から快楽の波が押し寄せてくる。ぐちゅっとまた淫らな粘着音に腰が勝手に揺れる。
「ひゃっ……、くぅ……ん、いやっ……」
「嫌だと言っている割には……。締まりのない口から、涎も溢れているぞ……」
先ほど達したばかりであるためか、すぐにまたザワリとした震えが全身に走り回った。
「ぁああっ……」
淫らに形を変えられている乳房からは、彼の手の平の熱い熱が伝わってくる。だがそれ以上にアルベティーナの身体の方が熱かった。グチグチと先ほどから中の深いところを擦られ、ときおり花芽も刺激される。
「あああああっ……」
白んだ世界が再びアルベティーナに襲い掛かり、彼女の内部も収縮し始めた。目尻からじんわりと溢れる涙に、苦しそうに顔を歪ませたルドルフが優しく口づける。それがなぜか安心できて、アルベティーナは意識を手放した。
「ひゃっ……」
触れられている感じではない。何か生温かいものが、敏感な芽の周囲をじっくりと舐っている。
「や、だ……、きたない、から……」
「だが、指では刺激が強すぎるだろう」
今まで感じたことのない快楽が、アルベティーナの背中を駆け巡った。
「なっ……、んっ……」
アルベティーナは思わず両手で口元を押さえてしまう。自分の意志に反して、変な声が次々と溢れ出てしまうのを、ルドルフには聞かれたくない。
「声を押さえる必要は無い。素直に快楽に身を任せろ。そうしないと、お前が辛くなるだけだ」
変な場所からルドルフの声が聞こえてくる、と同時に彼の吐く息が敏感なところに触れてくる。
足を閉じたいのに閉じることができないのは、そこにルドルフがいるからだ。両足はがっちりと彼によって固定されている。
クチクチと閉じ切った花弁を撫でられていた。先ほどまでの感覚とはまた違う疼きが、アルベティーナを襲う。
つぷりと、体内に異物が入ってきた。だが、痛みは感じないし、それが嫌だとも思わない。
「ふっ……ん、あ、あぁ……」
敏感な花の芽は優しく舌で舐られていた。快感を拾うために存在するその場所を刺激されれば、腹の奥がぐずぐずと蕩けだし始める。中からもグチュグチュとかき回され、双方から違う刺激が与えられる。
「やはり、狭いな……。力を抜け」
アルベティーナの足の間からルドルフが顔をあげた。だが、体内に入っている何かはそのままだった。
「はぁあっ……」
乾いた手でアルベティーナの顔にかかった髪を払ったルドルフが、彼女の目元の涙も拭いとった。
「辛いだろう……。何も考えるな。これは薬のせいだから……」
「くすり、の……」
薬のせいという言葉がアルベティーナの心を楽にした。
「そうだ。薬のせいだ……。だから、何も考えるな。俺が与える全てに身を任せろ」
アルベティーナがコクンと頷くと、またルドルフは彼女の下腹部に顔を埋めた。
「ひゃっ……」
先程から浅い部分を何度か抜き差しされているのは、彼の太くて長い指だ。それがアルベティーナの力が抜けた瞬間に、ずずっと奥まで入り込んできた。少しでもアルベティーナが反応を示せば、そこを執拗に攻め立ててくる。ときどき、快楽の芽にも触れられてしまえば、予想していなかった快感に背中が跳ねる。
「ああ……。溢れてきたな……」
アルベティーナは揺れる腰を押さえつけるかのようにふるふると首を横に振った。
「今日は、挿れるようなことはしない。いいから、とにかくイけ……」
お腹の裏側と敏感な芽を同時に刺激されたアルベティーナの身体は弛緩した。
「はぁっ……、いや、あぁ……」
ピクンと背中と喉を反らし、迎えたのは初めての絶頂だ。声を抑えることなどできない。それでもルドルフは指を抜くようなことはせず、ただアルベティーナを見下ろしていた。
「やっとイったか……。気持ち良かったか?」
それに応える余裕すら、アルベティーナには無い。
「声にもならない程か……」
するっと抜いた指に絡みついた蜜を、彼女の目の前でルドルフは舐め取った。
「そんな目で見るな。俺を誘っているのか?」
違うと首を小さく振ることしかできない。まだ心臓はバクバクと激しく鳴っているし、息もあがっている。
つつっとルドルフが、濡れた手で脇腹に触れた。
「ひゃっ……」
その刺激にすらアルベティーナの身体は反応してしまい、足の間からドロリと何かが溢れるような感覚があった。ルドルフがふっと鼻で笑う。
「やはり、一度だけではダメか。でも今なら、すぐにイけるだろう?」
彼女の左胸をルドルフがぱくりと咥えた。舌で敏感な先端をコロコロと転がされてしまえば、また身体の奥から快楽の波が押し寄せてくる。ぐちゅっとまた淫らな粘着音に腰が勝手に揺れる。
「ひゃっ……、くぅ……ん、いやっ……」
「嫌だと言っている割には……。締まりのない口から、涎も溢れているぞ……」
先ほど達したばかりであるためか、すぐにまたザワリとした震えが全身に走り回った。
「ぁああっ……」
淫らに形を変えられている乳房からは、彼の手の平の熱い熱が伝わってくる。だがそれ以上にアルベティーナの身体の方が熱かった。グチグチと先ほどから中の深いところを擦られ、ときおり花芽も刺激される。
「あああああっ……」
白んだ世界が再びアルベティーナに襲い掛かり、彼女の内部も収縮し始めた。目尻からじんわりと溢れる涙に、苦しそうに顔を歪ませたルドルフが優しく口づける。それがなぜか安心できて、アルベティーナは意識を手放した。
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