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 次第に抵抗できなくなり、体の力も抜け出した時、アロン様は私を抱き上げると、ベッドに強引に寝かされる。

 これから起こる事を頭ではわかっていても体の力が抜けてしまい、もうされるがままだった。

 アロン様は私の胸を揉みしだき、服を脱がされた。

 あっという間に生まれたままの姿で、私を見つめる胸を噛みつく勢いで舐め回した。

 あまりの快感に声が漏れておかしくなりそうだった。

「今は二人だけだから、たくさん鳴いて…いやらしい声を聴かせるんだ…。」

 興奮したような吐息でつぶやかれて、私は感じていた。

「アロン様…やめて…。」

 私のその一言に、アロン様は怒ったのか、私の足を大きく広げると頭を入れて、私の秘所を舐め回した。

「あああっ…っ‼︎」

 気づけばアロン様の舌であっという間にイってしまった。

 自分でも濡れているのがわかり、恥ずかしくなる。

 ボーっと天井を見上げていると、横から衣ずれの音が聞こえてきた。

 アロン様の方に目をやると、彼は自分の衣服を脱ぎ捨てて、私の足の間に入ってきた。

「ダメっ!これ以上はっ…!」

 必死に両腕で自分の秘所を隠すと、アロン様は真顔で私の耳元で口を開いた。

「お前のご主人様誰?……家族がどうなっても…?」

 あまりの冷たい声に涙が流れた。

「…っ!……やることがあるよね…?」

 アロン様はわたしの涙に引いてしまったのだろうか、その後すぐ冷たい声で私に促した。

「っ…れて…ください…。」

 彼の望む答えを発したが、彼は納得していなかった。

「聞こえなかったな…。」

「…っ…‼︎」

 私は恥ずかしい気持ちを抑えて、口を開いた。

「私の中に…入れてくださいっ…‼︎」

 その瞬間、アロン様のものが私の中に入ってきた。

 彼のものが入った瞬間、なぜか嬉しいような悲しいような複雑な想いがした。

 大好きなのに素直に受け入れてはいけないような自分でもわからない想いだった。

 中の痛みに罰しを受けているような気にさえなってくる。

「イゼア…素敵だ…僕のものだよ。」

 恍惚な表情だがどこか暗い影を宿したアロン様を見つめて、何故か心地よく感じていた。

 わたしの顔中にキスをする彼の表情が、とても幸せそうで、何故か満たされた想いになった。

 そして目が合うと、彼はにこりと微笑んでわたしの唇にキスした。

 それが、まるで温かな初恋の甘酸っぱさを思わせるほど甘いものだった。

 その雰囲気のせいだろうか、わたしは自然と彼の首に手を回して、彼を受け入れていた。

「イゼア…。」

 アロン様がわたしの名前を読んだ瞬間、彼は腰を動かしだしたのだった。

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