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異世界に再就職…する前のチュートリアルが長すぎる

にぃ。

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 目の前にボンヤリとした光が、揺蕩っている。
 声の主が、このボンヤリさんからならば次の変化にワクワク待つも
「…形がない?」
 ラノベなら、見目麗しい女神様とか可愛い精霊が出てくるのに、齢半世紀手前のオバチャンにはそんな優遇すら与えられないらしい。世知辛いのう。

『世知辛い訳ではありません』
 あ、心の声ダダ漏れでしたか、すみません。
『此方にも事情が有ります』
あ、このフレーズ、耳にしたような…駄目だ、消したい記憶を思い出してしまったわ。気を取り直そう。
「すみません、教えて頂けないでしょうか?私は今どうなったのですか?」
『それは…』

 声の主によると、私が認識していた世界とは違う、ラノベで云う異世界が、いくつも重なっているらしい。
 その重なりが 条件を満たした時、異なった世界から『何かが』交換するのだと。
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