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回復魔法の習得方法
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「[回復魔法]の習得方法だろ?」
俺がそう言うと、ルオーネは俺の両肩を掴んで
「やっぱり存在するの⁉︎誰もが使おうとして諦めたあの魔法を⁉︎」
「お、おい!ルオーネ!一旦落ち着け!」
ジェットは席を立ってルオーネを落ち着かせようとするが
「なら、あなたは落ち着いていられるの⁉︎
やっと…やっと!リフィーが助けられるのよ⁉︎」
「くっ⁉︎」
ジェットはルオーネに言われると、苦い顔をして拳を強く握って黙り込んだ。
(リフィー?また聞かない名前が出てきたな)
「おい、気になる点はあるが、とりあえず習得方法について教えるぞ?」
「え、ええ!」
「習得方法については簡単だ。[光属性魔法]と[水属性魔法]をそれぞれ持っていることが条件だ」
「[光属性魔法]ですって⁉︎」
「あぁ、それがどうかしたか?」
「それなら、今まで成功しなかったのもわかるわ![光属性魔法]っていうのはほとんどの者が使うことのできない希少魔法なのよ!」
「じゃあルオーネは…」
「えぇ、残念だけど持ってないわ…」
ルオーネは悔しそうに下唇を噛んでいた。
「………なぁ、仮に俺が[光属性魔法]を習得させてやれるとしたらどうする?」
俺がルオーネに問いかけるとルオーネは俺の方を見て、腰につけていた袋から2冊の本を取り出して
「この2冊の魔道書をあげるわ!だから私に[光属性魔法]を教えて!」
([鑑定眼]起動)
俺が2冊の魔道書を鑑定すると
_______________________
名前:no name
レア度:不明
スキル:[変化]
_______________________
(あれ?これレア度がわかんないぞ?)
俺が頭の中で疑問に思っていると
『マスター、少し待ってください。ちゃんと備考をしっかりと視てください』
(何?)
_______________________
備考:名前のない魔道書。所有者がこの本に魔力を込めると本が自動的に所有者にとって必要な本へと生まれ変わる。
(必要魔力1500000)
_______________________
(はい、うん。ヤバイな。なんだよ、これ⁉︎魔力さえ込めれば持ち主に必要な魔道書になるとかチートだろ⁉︎)
『たしかに強力な魔道書ですが、必要魔力が1500000なので、常人には意味のない本ですね』
アリスがそう言うのを聞いて、
「だったらその2つの魔道書と1つ俺の頼みごとを聞いてもらおうかな」
「一体何かしら?」
ルオーネは少し心配そうに聞いてくる。
「何、大したことじゃない。俺の頼みごとは…
“リフィー”に会うことだよ」
俺がそう言うと、ジェットは立ち上がって
「スグル…!何が目的だ…⁉︎」
俺に対して殺気を放ってきた。
「簡単なことだ。いくら俺がルオーネに[光属性魔法]を習得させて[回復魔法]を得られたところで、“リフィー”が治る可能性は低いぞ?」
俺がそう言うと、ルオーネはジェットの腕を引き、
「ジェット、彼の言ってることは正しいわ。いくら私でも覚えたての魔法ではリフィーを救うことは不可能だわ」
ルオーネは悔しそうにそう言った。それを感じ取ったのか、
「…分かった。リフィーの治療を頼みたい」
ジェットは頭を下げて俺に頼んできた。
「任せろ」
俺はジェットとルオーネにそう言った。
*************
皆さん!はじめまして!Rukinaです!
今回、遅れてしまい申し訳ありません。
しばらくは不定期となってしまいますが、
きちんと更新するつもりです!
今後も当作品を読んでいただけると幸いです。
*************
俺がそう言うと、ルオーネは俺の両肩を掴んで
「やっぱり存在するの⁉︎誰もが使おうとして諦めたあの魔法を⁉︎」
「お、おい!ルオーネ!一旦落ち着け!」
ジェットは席を立ってルオーネを落ち着かせようとするが
「なら、あなたは落ち着いていられるの⁉︎
やっと…やっと!リフィーが助けられるのよ⁉︎」
「くっ⁉︎」
ジェットはルオーネに言われると、苦い顔をして拳を強く握って黙り込んだ。
(リフィー?また聞かない名前が出てきたな)
「おい、気になる点はあるが、とりあえず習得方法について教えるぞ?」
「え、ええ!」
「習得方法については簡単だ。[光属性魔法]と[水属性魔法]をそれぞれ持っていることが条件だ」
「[光属性魔法]ですって⁉︎」
「あぁ、それがどうかしたか?」
「それなら、今まで成功しなかったのもわかるわ![光属性魔法]っていうのはほとんどの者が使うことのできない希少魔法なのよ!」
「じゃあルオーネは…」
「えぇ、残念だけど持ってないわ…」
ルオーネは悔しそうに下唇を噛んでいた。
「………なぁ、仮に俺が[光属性魔法]を習得させてやれるとしたらどうする?」
俺がルオーネに問いかけるとルオーネは俺の方を見て、腰につけていた袋から2冊の本を取り出して
「この2冊の魔道書をあげるわ!だから私に[光属性魔法]を教えて!」
([鑑定眼]起動)
俺が2冊の魔道書を鑑定すると
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名前:no name
レア度:不明
スキル:[変化]
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(あれ?これレア度がわかんないぞ?)
俺が頭の中で疑問に思っていると
『マスター、少し待ってください。ちゃんと備考をしっかりと視てください』
(何?)
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備考:名前のない魔道書。所有者がこの本に魔力を込めると本が自動的に所有者にとって必要な本へと生まれ変わる。
(必要魔力1500000)
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(はい、うん。ヤバイな。なんだよ、これ⁉︎魔力さえ込めれば持ち主に必要な魔道書になるとかチートだろ⁉︎)
『たしかに強力な魔道書ですが、必要魔力が1500000なので、常人には意味のない本ですね』
アリスがそう言うのを聞いて、
「だったらその2つの魔道書と1つ俺の頼みごとを聞いてもらおうかな」
「一体何かしら?」
ルオーネは少し心配そうに聞いてくる。
「何、大したことじゃない。俺の頼みごとは…
“リフィー”に会うことだよ」
俺がそう言うと、ジェットは立ち上がって
「スグル…!何が目的だ…⁉︎」
俺に対して殺気を放ってきた。
「簡単なことだ。いくら俺がルオーネに[光属性魔法]を習得させて[回復魔法]を得られたところで、“リフィー”が治る可能性は低いぞ?」
俺がそう言うと、ルオーネはジェットの腕を引き、
「ジェット、彼の言ってることは正しいわ。いくら私でも覚えたての魔法ではリフィーを救うことは不可能だわ」
ルオーネは悔しそうにそう言った。それを感じ取ったのか、
「…分かった。リフィーの治療を頼みたい」
ジェットは頭を下げて俺に頼んできた。
「任せろ」
俺はジェットとルオーネにそう言った。
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皆さん!はじめまして!Rukinaです!
今回、遅れてしまい申し訳ありません。
しばらくは不定期となってしまいますが、
きちんと更新するつもりです!
今後も当作品を読んでいただけると幸いです。
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