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ギルドマスター<バロル>

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(ギルドマスター?てことはアイツがこのギルドで一番強いのか。ちょっと“視”てみるか)
_____________________
名前:バロル・セガット
Lvレベル:83
種族:人間
性別:男
年齢:37
HP:18630
MP:9410
STR:21030
VIT:14200
運:100
スキル:剣術Lv9 双剣術Lv7 盾術Lv8 身体強化Lv7 鑑定Lv7 隠蔽Lv6 火魔法Lv4 状態異常耐性Lv6 
USユニークスキル:魔剣召喚Lv6
称号:ギルドマスター 魔剣を召喚せし者 
_____________________
(俺が今まで見た中で一番強いな。しかも、ユニークスキル持ちか…)

「これは何があったんだー、ルミナ」

バロルは受付嬢に聞いた。

「今朝、登録しに来た傑さんにそこの3人組が決闘を申し込んで、たった今傑さんが勝ったとこです」

「ほぉー、こいつらに勝つとはお前強いな。こいつらは実力だけならBランクに匹敵するレベルだ。それを一瞬で倒せるとはな…。お前、俺と模擬戦しねぇか?」

闘技場にいた全員がざわめいた。

「俺がそれを受けることで何かメリットはあるのか?」

「そうだなぁ、お前が俺と戦って負けたとしてもCランクから。もし俺に勝てたらBランクからスタートでどうだ?」

「乗った」

俺は即答した。

観客たちは再び騒ぎ出し、ルミナさんは俺に

「傑さん、正気ですか⁉︎相手はギルドマスターですよ⁉︎」

「大丈夫だよ、ルミナさん。俺は強いから」

そう言って俺は闘技場の真ん中へ向かった。

「今からギルドマスター バロル・セガットvsスグル・マミヤの模擬戦を始める。それでは試合始め!」

審判が言うと同時にバロルは魔剣を一本召喚し、俺に斬りつけてきた。俺はそれを【白刀】で防ぎ、そのまま魔剣を叩き折った。すると、バロルはすぐに後退しながら新たな魔剣を二本生み出した。

「お前、やっぱり強ぇな。俺の魔剣を折ったのはお前が初めてだ。コッチも本気で行くぞ!」

そう言うとバロルは二本の魔剣の刀身に火を纏わせて斬りつけてきた。俺はそれを見て、身体と【白刀】に雷を纏わせ、雷速の速さでバロルの魔剣を斬り、バロルの気を失わせた。

「そこまで!勝者スグル・マミヤ!」

審判が言うと同時に闘技場は観客の声でいっぱいになった。俺はバロルに[快復魔法]をかけ、目を覚まさせた。

「イテテテ、まさか俺がやられるとはな。完敗だ。んじゃ、約束通りお前をBランク冒険者とする」

そして、俺は登録初日にBランク冒険者となった。
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