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第一章:始まりの世界 ”自己啓発編”
♯40.登山⑤(昼食タイム前半)
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タカフミがB探偵を見送らずに時間差を作ってブルーシートへと
戻ると全員から「遅い」という非難を浴びて山頂からの景色を眺め
て見惚れてたという言い訳を話して何とか許して貰った。
「さぁ、全員揃った事だし、コンビニのおしぼりで、きちんと手を
綺麗にしてから昼ごはんを頂きましょう!」
霞実の合図で男子全員がオニギリを片手にタコさんウィンナーや
卵焼き、鶏のから揚げをつまようじで刺してパクパクと口の中へと
運んで行く。
「この卵焼きって甘いんですね!?」
哀川が代表して質問をする。
「こっちでは甘めが割と多いと思うよ。お口に合わなかったかな?」
「いえ、そんな事はないです。初めて食べる味に感動しました」
「そう、なら嬉しいわ。ちなみに私が作ったのよ。卵焼きで驚いた
んだからオニギリの具も驚くかもね!」
「どれだろ?」
各自が半分位、食べた所で具の見せ合いが始まる。タカフミは、
焼きタラコで食べてみるとプチプチの食感が面白く、しょっぱさも
ご飯に調度良かったのでペロリと完食してしまった。哀川は苦手な
梅干しであったが残すのは気が引けた為、どうするか悩んでいた時、
意外にも立花が助け舟を出した。
「梅干し苦手なら私が代わりに食べてあげるよ。残すの勿体ないし」
「あぁ、そうして貰えると助かる」
哀川はこの件で女子=すっぱい系が得意だと勘違いしてしまった
が立花の事が大人に見えた瞬間でもあった。
戻ると全員から「遅い」という非難を浴びて山頂からの景色を眺め
て見惚れてたという言い訳を話して何とか許して貰った。
「さぁ、全員揃った事だし、コンビニのおしぼりで、きちんと手を
綺麗にしてから昼ごはんを頂きましょう!」
霞実の合図で男子全員がオニギリを片手にタコさんウィンナーや
卵焼き、鶏のから揚げをつまようじで刺してパクパクと口の中へと
運んで行く。
「この卵焼きって甘いんですね!?」
哀川が代表して質問をする。
「こっちでは甘めが割と多いと思うよ。お口に合わなかったかな?」
「いえ、そんな事はないです。初めて食べる味に感動しました」
「そう、なら嬉しいわ。ちなみに私が作ったのよ。卵焼きで驚いた
んだからオニギリの具も驚くかもね!」
「どれだろ?」
各自が半分位、食べた所で具の見せ合いが始まる。タカフミは、
焼きタラコで食べてみるとプチプチの食感が面白く、しょっぱさも
ご飯に調度良かったのでペロリと完食してしまった。哀川は苦手な
梅干しであったが残すのは気が引けた為、どうするか悩んでいた時、
意外にも立花が助け舟を出した。
「梅干し苦手なら私が代わりに食べてあげるよ。残すの勿体ないし」
「あぁ、そうして貰えると助かる」
哀川はこの件で女子=すっぱい系が得意だと勘違いしてしまった
が立花の事が大人に見えた瞬間でもあった。
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