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第一章:始まりの世界 ”チーム対抗戦”
#176.チーム対抗戦の始まり”81” 兄からの提案
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「そうだ。せっかくの再会なんだし急いではいたが
先程の技をより実践的に改良しよう」
清武の本音は霞二連脚の致命的である普通のコン
ビネーション技では相手に強烈なダメージを負わせ
られない事を密かに心配していたのだ。
「私に必殺技を伝授してくれるって言うの!? そ
んな事、今まで一度も無かった気がするんだけど後
でお金が発生しないわよね?」
久々に再会した兄からの突然の提案に素直になれ
ない霞実。普段は優しく接していても武道となると
別人のように厳しくなり、本格的なアドバイスを貰
った記憶は一度も無かった。
「もちろん身内じゃなきゃ金取れるレベルの技では
あるが今まで心配かけた事も含めてタダで教えるよ。
それに妹がピンチに陥る状況を打開できる技の一つ
は持っているに越したことはないさ」
「そう。そこまで言うんなら素直になるよっ」
お兄様の気が変わらない内に伝授してもらうおう
と機嫌を損ねない対応に出た霞実。
「おうっ。そうしてくれるとこちらとしても有難い。
但し急いでいるから技は一度しかやらないので両の
眼でしっかりと焼き付けて置いて欲しい」
「うん。しっかりと観させてもらいます!」
渾身の笑顔で返事をする霞実だった。
先程の技をより実践的に改良しよう」
清武の本音は霞二連脚の致命的である普通のコン
ビネーション技では相手に強烈なダメージを負わせ
られない事を密かに心配していたのだ。
「私に必殺技を伝授してくれるって言うの!? そ
んな事、今まで一度も無かった気がするんだけど後
でお金が発生しないわよね?」
久々に再会した兄からの突然の提案に素直になれ
ない霞実。普段は優しく接していても武道となると
別人のように厳しくなり、本格的なアドバイスを貰
った記憶は一度も無かった。
「もちろん身内じゃなきゃ金取れるレベルの技では
あるが今まで心配かけた事も含めてタダで教えるよ。
それに妹がピンチに陥る状況を打開できる技の一つ
は持っているに越したことはないさ」
「そう。そこまで言うんなら素直になるよっ」
お兄様の気が変わらない内に伝授してもらうおう
と機嫌を損ねない対応に出た霞実。
「おうっ。そうしてくれるとこちらとしても有難い。
但し急いでいるから技は一度しかやらないので両の
眼でしっかりと焼き付けて置いて欲しい」
「うん。しっかりと観させてもらいます!」
渾身の笑顔で返事をする霞実だった。
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