238 / 281
第一章:始まりの世界 ”チーム対抗戦”
#138.リカ姐のアンサー①
しおりを挟む
「ヨシっ。話す内容は決まったわ。準備は良い?」
3分ちょうどにリカが口を開いた。
「えっ何か説教されるの!?」
立花は心の動揺が口からもれる。
「まさか。私達の関係で、そんな事しないわよ。それ
に怒られるような事は何もしてないでしょ」
「うん……」
「じゃぁ、問題ないじゃない」
「はい。お願いします!」
的外れな答えを言った立花に怒らずに丁寧に話を進
めるリカだった。
「そうこなくっちゃね。先ず一番の本題(バストUP)
に入る前に歴史から話をするね」
「歴史が何か関係あるの?」
歴史と言われて、いまいちピンと来ない立花。
「まぁ、とりあえず聞いてみて」
「はい。分かりました」
「日本人女性の平均バストサイズがCカップなんだけ
ど、近年は芸能人の女性間で大きい傾向にあり、流行
りでもあるかな。昔は小さい胸のグラビアアイドルの
子も居たりして人気があったんだけども今はブームっ
て程でも無いかな。胸が大きい事で男性は母性に包ま
れてる気になるものなの。授乳で育ってれば特にその
傾向が強いという説もあるみたいだし。小さい程幼さ
をイメージする人も居るだろうし」
「それは私にも理解できる」
立花は順序立てて説明してくれる話に引き込まれる。
「でもさ。世の中には胸の大きい人が苦手だって人も
居るんだし、ありのままの自分をちゃんと見てくれる
人を探すってのもアリな気がするんだ」
「具体的には、どうするの?」
「合コンで知り合った男性に胸の大きいサイズが苦手
な男友達を紹介してもらうのっ」
「成程ね! それは盲点かも」
素直に納得してしまう立花。
「でしょ。だっていきなり、成人の女性がBARに入っ
て気に入った男性の隣に座って”Cカップなんだけど、
気にならないかしら”何て酔ってても聞けないでしょ!」
「だから、そこのデリケートな問題を男性同士で先に
聞いておいてもらってクリアした段階で会うわけだか
らコンプレックスもだいぶ楽になると私は思うんだっ」
「うん。合理的な答えだけど前向きになれるかも」
「でしょ。悩みは他人が解決してくれる時もあるっ
てのが私の持論なの」
自信ありげに目をパチパチさせるリカだった。
3分ちょうどにリカが口を開いた。
「えっ何か説教されるの!?」
立花は心の動揺が口からもれる。
「まさか。私達の関係で、そんな事しないわよ。それ
に怒られるような事は何もしてないでしょ」
「うん……」
「じゃぁ、問題ないじゃない」
「はい。お願いします!」
的外れな答えを言った立花に怒らずに丁寧に話を進
めるリカだった。
「そうこなくっちゃね。先ず一番の本題(バストUP)
に入る前に歴史から話をするね」
「歴史が何か関係あるの?」
歴史と言われて、いまいちピンと来ない立花。
「まぁ、とりあえず聞いてみて」
「はい。分かりました」
「日本人女性の平均バストサイズがCカップなんだけ
ど、近年は芸能人の女性間で大きい傾向にあり、流行
りでもあるかな。昔は小さい胸のグラビアアイドルの
子も居たりして人気があったんだけども今はブームっ
て程でも無いかな。胸が大きい事で男性は母性に包ま
れてる気になるものなの。授乳で育ってれば特にその
傾向が強いという説もあるみたいだし。小さい程幼さ
をイメージする人も居るだろうし」
「それは私にも理解できる」
立花は順序立てて説明してくれる話に引き込まれる。
「でもさ。世の中には胸の大きい人が苦手だって人も
居るんだし、ありのままの自分をちゃんと見てくれる
人を探すってのもアリな気がするんだ」
「具体的には、どうするの?」
「合コンで知り合った男性に胸の大きいサイズが苦手
な男友達を紹介してもらうのっ」
「成程ね! それは盲点かも」
素直に納得してしまう立花。
「でしょ。だっていきなり、成人の女性がBARに入っ
て気に入った男性の隣に座って”Cカップなんだけど、
気にならないかしら”何て酔ってても聞けないでしょ!」
「だから、そこのデリケートな問題を男性同士で先に
聞いておいてもらってクリアした段階で会うわけだか
らコンプレックスもだいぶ楽になると私は思うんだっ」
「うん。合理的な答えだけど前向きになれるかも」
「でしょ。悩みは他人が解決してくれる時もあるっ
てのが私の持論なの」
自信ありげに目をパチパチさせるリカだった。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
【完結】婚約破棄はお受けいたしましょう~踏みにじられた恋を抱えて
ゆうぎり
恋愛
「この子がクラーラの婚約者になるんだよ」
お父様に連れられたお茶会で私は一つ年上のナディオ様に恋をした。
綺麗なお顔のナディオ様。優しく笑うナディオ様。
今はもう、私に微笑みかける事はありません。
貴方の笑顔は別の方のもの。
私には忌々しげな顔で、視線を向けても貰えません。
私は厭われ者の婚約者。社交界では評判ですよね。
ねぇナディオ様、恋は花と同じだと思いませんか?
―――水をやらなければ枯れてしまうのですよ。
※ゆるゆる設定です。
※名前変更しました。元「踏みにじられた恋ならば、婚約破棄はお受けいたしましょう」
※多分誰かの視点から見たらハッピーエンド
わたしの家の“変わったルール”
ロアケーキ
大衆娯楽
この家には“変わったルールがある”。そう、他の家にはないルールが…。
※主人公のまいちゃんが理不尽に“お仕置き”を受ける物語です。 苦手な方はご注意くださいませ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる