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第一章:始まりの世界 ”チーム対抗戦”
#132.チーム対抗戦の始まり”54”バトル開始2 大山チームの舞台裏
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タカフミは、幸先良いスタートを切っていたので
笑顔だった。主役である堀部はタオルで汗をしっか
りと拭き取っていた。そこへ水分補給を忘れずにと
保険医の霞実が麦茶とスポーツドリンクを手渡して
いく。スポーツドリンクの大量摂取は、逆に体調を
くずす可能性があるため、半々ずつ摂取する事が、
重要だと真顔で説明したので一瞬、緊張感が走った
が、それを察した彼女は地元の銘菓を手渡して黒服
の元へ戻っていった。
「それにしても、これ美味しいねっ!」
立花が正直な感想を口にする。
「確かに油で揚げた香ばしさと甘さの中に塩見が感
じられて最高だよな~」
哀川も同じく初めて食べたビスケットに感動して
口を開くが心中は穏やかではなかった。序盤でこの
盛り上がりでは、相当な見せ場が無いとイベントが
白けてしまう恐れを感じたからだ。
「たくさん貰ったから好きなだけ食べてね!」
タカフミは紙袋から3袋出してメンバーに見せつ
けていく。
「ちなみに、これ何て名前の商品?」
哀川は気を紛らわせる為もあって代表して全員が
気にしている質問をした。
「あぁ、これは”ミレーフライ”って、お菓子だひょ。
名古屋なら大概売ってるって先生から聞ひぃたよ」
立花は口に数枚含みながら質問に答えた。知識は
あったが実際に食べるのは初めてで想像以上に美味
しかったので知らない感が出てしまったのだ。
「ふぅーん。今度、遊びに行ったら探してみるよっ」
主催者の一人であるタカフミは終始笑顔なので、
自分から不満を言う訳にも行かず、場の空気を極力
こわさないようにする事が精一杯で器の小さい男だ
と思われるのを誰よりも気にする哀川だった。
笑顔だった。主役である堀部はタオルで汗をしっか
りと拭き取っていた。そこへ水分補給を忘れずにと
保険医の霞実が麦茶とスポーツドリンクを手渡して
いく。スポーツドリンクの大量摂取は、逆に体調を
くずす可能性があるため、半々ずつ摂取する事が、
重要だと真顔で説明したので一瞬、緊張感が走った
が、それを察した彼女は地元の銘菓を手渡して黒服
の元へ戻っていった。
「それにしても、これ美味しいねっ!」
立花が正直な感想を口にする。
「確かに油で揚げた香ばしさと甘さの中に塩見が感
じられて最高だよな~」
哀川も同じく初めて食べたビスケットに感動して
口を開くが心中は穏やかではなかった。序盤でこの
盛り上がりでは、相当な見せ場が無いとイベントが
白けてしまう恐れを感じたからだ。
「たくさん貰ったから好きなだけ食べてね!」
タカフミは紙袋から3袋出してメンバーに見せつ
けていく。
「ちなみに、これ何て名前の商品?」
哀川は気を紛らわせる為もあって代表して全員が
気にしている質問をした。
「あぁ、これは”ミレーフライ”って、お菓子だひょ。
名古屋なら大概売ってるって先生から聞ひぃたよ」
立花は口に数枚含みながら質問に答えた。知識は
あったが実際に食べるのは初めてで想像以上に美味
しかったので知らない感が出てしまったのだ。
「ふぅーん。今度、遊びに行ったら探してみるよっ」
主催者の一人であるタカフミは終始笑顔なので、
自分から不満を言う訳にも行かず、場の空気を極力
こわさないようにする事が精一杯で器の小さい男だ
と思われるのを誰よりも気にする哀川だった。
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