家政婦さんは同級生のメイド女子高生

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12月最初の週末の夜。彩香はカメラをバッグに詰め込んでいた。
「お姉ちゃん・・・明日お出かけ？」
彩乃がドアごしに彩香を見た。
「うん。ゆずと舞菜さんと一緒に横浜に撮影に行くの」
彩香は交換レンズをバッグに入れながら返事した。
「横浜⁉︎私も行きたい！」
部屋に入った彩乃は、彩香の腕にくっついてきた。
「横浜って言っても、赤レンガパークで撮影よ」
「いいなあ赤レンガパーク！私、行ったことないよ」
彩乃は、おねだりするような目で彩香を見つめた。
「私の三脚持つの、手伝ってくれる？」
「うん！」
にっこりと微笑む彩乃。
「じゃあいいわよ。そのかわり、明日は5時起きだからね」
「はーい。じゃあもう寝よっかなぁ・・・」
彩乃は嬉しそうに部屋に戻って行った。
「・・・まだ8時前だけど」
彩香は呆れながらドアを見た。