52 / 61
今のハナシ38
しおりを挟む
~一時間後~
これで一通りは終わったかな?
「すごい!会長がいるだけでこんなに早く終わるなんて!」
「「「ねー!」」」
会長・・・ね・・・
「私のことは名前で呼んで。私は会長である以前にクラスメイトなんだから。」
こんなこと言っといてなんだけど橘さんのことは委員長って呼んじゃうんだよね・・・
「分かった!よろしくね!篠葉ちゃん!」
「よろしく。・・・ところでみんな、ループタイって知ってる?」
「んー、あれですよね?男の人がつける紐の・・・」
「そう。それを学祭の日につけないかな?こんな感じのなんだけど・・・」
「「「可愛いっ!」」」
意外と作り方は簡単なんだよね。
材料は持ってるし今からでも作れる。
「実は材料も持ってきてるんだよね。もし良かったらみんなで作らない?」
「あぁ・・・だからか・・・」
さっき鞄を見た優は知ってるか。
私が集めたものだし学校から支給されるお金を使わなくてすむからね。
「作りたいです!」
委員長の言葉に全員頷いてる。
「分かった。全員で作ろう。」
数は16。
・・・うん、全員分あるね。
「型は好きなの選んで。パーツはこれね。大体でいいからどんなの作りたいか考えてパーツを取って。それと好きな色の液も。」
女子はきゃあきゃあ言いながら選んでいる。
楽しそうだなぁ・・・
「楽しそうだね。それと・・・さっきから男子がそわそわしてるよ。」
「あ、私の気のせいじゃなかったんだ。」
「ふふ。そこの男子たち。どうしたんだ?」
「えっとですね・・・」
「君たちも・・・作る?パーツを入れないで単色とか・・・あ、色混ぜるのもいいね、シェルパウダーとか入れても・・・ここら辺なら男子がつけててもおかしくないんじゃない?」
そう言った瞬間男子たちの顔がぱぁっと輝いた。
いや、元々は男の人がつけてたものだしね。
「まだ自分の担当終わってない人はどんなのがいいか教えてくれたら作っといてあげる。複雑な色とかは自分でやった方がいいけどね。」
「ありがとう!」
「じゃあ終わった人はこっちに来て。他の人も終わり次第始めよう。」
「「「はい!」」」
返事はめっちゃいいな・・・
優のせいかな・・・?
「女子の方は終わったかな?男子も型と好きな色の液。必要ならパーツ選んで待ってて。」
「篠葉ちゃん。次はどうすれば?」
「型にも底があるやつと無いやつがあるでしょ?底が無い人はマスキングテープを貼って、底がある人は液を薄く広げて。」
みんながやってる間に私もやってるか・・・
「みんな出来たみたいだよぉー?」
「じゃあパーツの配置を決めて。えっと男子は・・・おっ、もうマステ貼ってる。じゃあパーツ入れる人は入れて、入れない人は液をいれて行こう。分かんないことがあれば聞いて。」
じゃあ私は・・・
これで一通りは終わったかな?
「すごい!会長がいるだけでこんなに早く終わるなんて!」
「「「ねー!」」」
会長・・・ね・・・
「私のことは名前で呼んで。私は会長である以前にクラスメイトなんだから。」
こんなこと言っといてなんだけど橘さんのことは委員長って呼んじゃうんだよね・・・
「分かった!よろしくね!篠葉ちゃん!」
「よろしく。・・・ところでみんな、ループタイって知ってる?」
「んー、あれですよね?男の人がつける紐の・・・」
「そう。それを学祭の日につけないかな?こんな感じのなんだけど・・・」
「「「可愛いっ!」」」
意外と作り方は簡単なんだよね。
材料は持ってるし今からでも作れる。
「実は材料も持ってきてるんだよね。もし良かったらみんなで作らない?」
「あぁ・・・だからか・・・」
さっき鞄を見た優は知ってるか。
私が集めたものだし学校から支給されるお金を使わなくてすむからね。
「作りたいです!」
委員長の言葉に全員頷いてる。
「分かった。全員で作ろう。」
数は16。
・・・うん、全員分あるね。
「型は好きなの選んで。パーツはこれね。大体でいいからどんなの作りたいか考えてパーツを取って。それと好きな色の液も。」
女子はきゃあきゃあ言いながら選んでいる。
楽しそうだなぁ・・・
「楽しそうだね。それと・・・さっきから男子がそわそわしてるよ。」
「あ、私の気のせいじゃなかったんだ。」
「ふふ。そこの男子たち。どうしたんだ?」
「えっとですね・・・」
「君たちも・・・作る?パーツを入れないで単色とか・・・あ、色混ぜるのもいいね、シェルパウダーとか入れても・・・ここら辺なら男子がつけててもおかしくないんじゃない?」
そう言った瞬間男子たちの顔がぱぁっと輝いた。
いや、元々は男の人がつけてたものだしね。
「まだ自分の担当終わってない人はどんなのがいいか教えてくれたら作っといてあげる。複雑な色とかは自分でやった方がいいけどね。」
「ありがとう!」
「じゃあ終わった人はこっちに来て。他の人も終わり次第始めよう。」
「「「はい!」」」
返事はめっちゃいいな・・・
優のせいかな・・・?
「女子の方は終わったかな?男子も型と好きな色の液。必要ならパーツ選んで待ってて。」
「篠葉ちゃん。次はどうすれば?」
「型にも底があるやつと無いやつがあるでしょ?底が無い人はマスキングテープを貼って、底がある人は液を薄く広げて。」
みんながやってる間に私もやってるか・・・
「みんな出来たみたいだよぉー?」
「じゃあパーツの配置を決めて。えっと男子は・・・おっ、もうマステ貼ってる。じゃあパーツ入れる人は入れて、入れない人は液をいれて行こう。分かんないことがあれば聞いて。」
じゃあ私は・・・
0
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説
王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!
gacchi
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ?
王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。
国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから!
12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。
今夜で忘れる。
豆狸
恋愛
「……今夜で忘れます」
そう言って、私はジョアキン殿下を見つめました。
黄金の髪に緑色の瞳、鼻筋の通った端正な顔を持つ、我がソアレス王国の第二王子。大陸最大の図書館がそびえる学術都市として名高いソアレスの王都にある大学を卒業するまでは、侯爵令嬢の私の婚約者だった方です。
今はお互いに別の方と婚約しています。
「忘れると誓います。ですから、幼いころからの想いに決着をつけるため、どうか私にジョアキン殿下との一夜をくださいませ」
なろう様でも公開中です。
婚約者とその幼なじみの距離感の近さに慣れてしまっていましたが、婚約解消することになって本当に良かったです
珠宮さくら
恋愛
アナスターシャは婚約者とその幼なじみの距離感に何か言う気も失せてしまっていた。そんな二人によってアナスターシャの婚約が解消されることになったのだが……。
※全4話。
夫のかつての婚約者が現れて、離縁を求めて来ました──。
Nao*
恋愛
結婚し一年が経った頃……私、エリザベスの元を一人の女性が訪ねて来る。
彼女は夫ダミアンの元婚約者で、ミラージュと名乗った。
そして彼女は戸惑う私に対し、夫と別れるよう要求する。
この事を夫に話せば、彼女とはもう終わって居る……俺の妻はこの先もお前だけだと言ってくれるが、私の心は大きく乱れたままだった。
その後、この件で自身の身を案じた私は護衛を付ける事にするが……これによって夫と彼女、それぞれの思いを知る事となり──?
(1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります)
【完結】辺境伯令嬢は新聞で婚約破棄を知った
五色ひわ
恋愛
辺境伯令嬢としてのんびり領地で暮らしてきたアメリアは、カフェで見せられた新聞で自身の婚約破棄を知った。真実を確かめるため、アメリアは3年ぶりに王都へと旅立った。
※本編34話、番外編『皇太子殿下の苦悩』31+1話、おまけ4話
旦那の真実の愛の相手がやってきた。今まで邪魔をしてしまっていた妻はお祝いにリボンもおつけします
暖夢 由
恋愛
「キュリール様、私カダール様と心から愛し合っておりますの。
いつ子を身ごもってもおかしくはありません。いえ、お腹には既に育っているかもしれません。
子を身ごもってからでは遅いのです。
あんな素晴らしい男性、キュリール様が手放せないのも頷けますが、カダール様のことを想うならどうか潔く身を引いてカダール様の幸せを願ってあげてください」
伯爵家にいきなりやってきた女(ナリッタ)はそういった。
女は小説を読むかのように旦那とのなれそめから今までの話を話した。
妻であるキュリールは彼女の存在を今日まで知らなかった。
だから恥じた。
「こんなにもあの人のことを愛してくださる方がいるのにそれを阻んでいたなんて私はなんて野暮なのかしら。
本当に恥ずかしい…
私は潔く身を引くことにしますわ………」
そう言って女がサインした書類を神殿にもっていくことにする。
「私もあなたたちの真実の愛の前には敵いそうもないもの。
私は急ぎ神殿にこの書類を持っていくわ。
手続きが終わり次第、あの人にあなたの元へ向かうように伝えるわ。
そうだわ、私からお祝いとしていくつか宝石をプレゼントさせて頂きたいの。リボンもお付けしていいかしら。可愛らしいあなたととてもよく合うと思うの」
こうして一つの夫婦の姿が形を変えていく。
---------------------------------------------
※架空のお話です。
※設定が甘い部分があるかと思います。「仕方ないなぁ」とお赦しくださいませ。
※現実世界とは異なりますのでご理解ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる