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閑話(使用人視点)
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わたくしは、ラバール家に仕えているしがない1人の使用人でございます。
ラバール家には、主人であるイーサン様と、奥様であるマリーナ様。
そして、お二人のお子様である、長男であるアルフレッド様、次男であるクロード様、そして我が家の天使であらせられるレティシア様がいらっしゃいます。
イーサン様は、奥様を溺愛しており、常日頃気にかけていらっしゃいます。
イーサン様は公爵家の当主でもあらせられるので、常に優しい顔だけでは当主など務まらないと思いますが、家族の前では、気の抜けたような、心から楽しんでいるのだと分かる笑顔で過ごしていらっしゃいます。
奥様に毎日毎日、
「身体は大丈夫か?」
「無理してないか?」
「辛いと思ったらすぐに知らせるのだぞ?」
と言って、仕事に出かけられます。
まぁ、女性の人数が極端に少ないので、溺愛するのも当然なのですが。
さて、そんなイーサン様が輪にかけて溺愛しているのは、一人娘であるレティシア様です。
女性が少ない世の中で、娘など家の宝であり、大切に大切に育てなければならない子です。
その上、レティシア様はとても可愛らしく、美しい。さらには、わたくしたち使用人に対しても、丁寧で、「ありがとう」や、「ごめんね」という言葉も頂いています。
私はとても幸せものです。
実は私はレティシア様が生まれた頃にラバール家にきたのでそれ以前までのことは、よく知りません。
しかし、当主様が子供の頃から仕えているベテランのメイドは、新人のメイドや、執事がくると、必ずあることを説明します。
それは、レティシア様のお兄様である、アルフレッド様と、クロード様のお話です。
2人はレティシア様が生まれる前まではあまり仲が良いとは言えなかったそうだったらしいのですが、レティシア様が生まれてからは2人の間のギスギスした空気が無くなったそうです。
それを聞いた時、やはりレティシア様は天使なのだと改めて理解しました。
レティシア様は存在するだけで、癒されます。
「アルお兄様、クロードお兄様~!!おはよう!」
「ふふっ、レティ。今日も可愛いね。おはよう」
「レティシア~!!レティは昨日よりも可愛いな!!おはよ!」
今日も微笑ましい光景を目にしながら、私は今日も思うのです。今日もレティシア様は天使でいらっしゃいます!!
ラバール家には、主人であるイーサン様と、奥様であるマリーナ様。
そして、お二人のお子様である、長男であるアルフレッド様、次男であるクロード様、そして我が家の天使であらせられるレティシア様がいらっしゃいます。
イーサン様は、奥様を溺愛しており、常日頃気にかけていらっしゃいます。
イーサン様は公爵家の当主でもあらせられるので、常に優しい顔だけでは当主など務まらないと思いますが、家族の前では、気の抜けたような、心から楽しんでいるのだと分かる笑顔で過ごしていらっしゃいます。
奥様に毎日毎日、
「身体は大丈夫か?」
「無理してないか?」
「辛いと思ったらすぐに知らせるのだぞ?」
と言って、仕事に出かけられます。
まぁ、女性の人数が極端に少ないので、溺愛するのも当然なのですが。
さて、そんなイーサン様が輪にかけて溺愛しているのは、一人娘であるレティシア様です。
女性が少ない世の中で、娘など家の宝であり、大切に大切に育てなければならない子です。
その上、レティシア様はとても可愛らしく、美しい。さらには、わたくしたち使用人に対しても、丁寧で、「ありがとう」や、「ごめんね」という言葉も頂いています。
私はとても幸せものです。
実は私はレティシア様が生まれた頃にラバール家にきたのでそれ以前までのことは、よく知りません。
しかし、当主様が子供の頃から仕えているベテランのメイドは、新人のメイドや、執事がくると、必ずあることを説明します。
それは、レティシア様のお兄様である、アルフレッド様と、クロード様のお話です。
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それを聞いた時、やはりレティシア様は天使なのだと改めて理解しました。
レティシア様は存在するだけで、癒されます。
「アルお兄様、クロードお兄様~!!おはよう!」
「ふふっ、レティ。今日も可愛いね。おはよう」
「レティシア~!!レティは昨日よりも可愛いな!!おはよ!」
今日も微笑ましい光景を目にしながら、私は今日も思うのです。今日もレティシア様は天使でいらっしゃいます!!
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