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みなさんこんにちは。クリスティーナになった杉原愛菜です。
私がクリスティーナに憑依してから数日が経過しました。
「クリスティーナ。いつになったら息子を迎えに行くんだ⁇」
「????????」
うちの旦那以外にも息子がいたの⁉︎
クリスティーナの体に入ってから少しづつ記憶が読めるようになったけど、どれも悲惨なもので目を瞑りたくなるようなものばかりだった。
クリスティーナの夫はドラゴン族みたいだ。
私たち人間と他にもさっき言ったようにドラゴンや悪魔、天使、精霊などが生息し今もっとも権力が大きいのはドラゴン族の長である。カティー.フェンスだ。
そう。クリスティーナの夫だ。
彼女の記憶を遡ると、クリスティーナは無理やりにカティーと結婚をさせられた。その後の彼女の感情がぐちゃぐちゃになっているためまだ記憶を見れていない。
「息子ですか?そうですね。近いうちに迎えに行きましょう」
私は自然な笑顔でそう言った。
彼女の息子は人間とドラゴンのハーフってことになるはず?
私にはそうことはよくわからないけど、きっとクリスティーナの息子は寂しい思いをしているはずだ。
「クリスティーナ。明日迎えに行っていいか?」
そうカティーは恐る恐る聞いてきた。
きっと、クリスティーナは実の子を拒絶したんだ。だって、自分のお腹から人間ではないものが生まれたら私でも発狂する。どんな姿であれ私は受け入れたいと思っている。
「わかりました」
私はそう返事をしカティーの表情が少し明るくなった気がする。
「わかった。明日の正午に迎えに行く」
そう答えカティーはどこかに行ってしまった。
次の日の正午
ドクンドクン
さっきから心音がうるさい。ずっとドクンドクンって言っている。
カティーに連れられて、とある離れに来ていた。
クリスティーナたちが住んでいるところはとてもじゃないけど、人が住むようなところではない。
周りには木しか見えないし全体的に森!
近くには家もなければ動物一匹すらいない。
クリスティーナの記憶いわく、ここは呪われた土地と言われみんなからは呪われた森と言われてる。
「クリスティーナ。どうかあの子を嫌わないでくれ」
そう答え、離れの扉を開けた。
ガチャ
そこにいたのは金髪の髪に瞳が紫色の男の子だ。
髪はクリスティーナと同じで目はドラゴンの特徴である紫色。
見た目は普通の男の子だ。しかも美少年だ。可愛い!
「父上?母上?」
わたしたちを交互に見て、私の顔色を疑っている。
それもそのはずここに追いやったのは他でもない。クリスティーナなのだから。
私がクリスティーナに憑依してから数日が経過しました。
「クリスティーナ。いつになったら息子を迎えに行くんだ⁇」
「????????」
うちの旦那以外にも息子がいたの⁉︎
クリスティーナの体に入ってから少しづつ記憶が読めるようになったけど、どれも悲惨なもので目を瞑りたくなるようなものばかりだった。
クリスティーナの夫はドラゴン族みたいだ。
私たち人間と他にもさっき言ったようにドラゴンや悪魔、天使、精霊などが生息し今もっとも権力が大きいのはドラゴン族の長である。カティー.フェンスだ。
そう。クリスティーナの夫だ。
彼女の記憶を遡ると、クリスティーナは無理やりにカティーと結婚をさせられた。その後の彼女の感情がぐちゃぐちゃになっているためまだ記憶を見れていない。
「息子ですか?そうですね。近いうちに迎えに行きましょう」
私は自然な笑顔でそう言った。
彼女の息子は人間とドラゴンのハーフってことになるはず?
私にはそうことはよくわからないけど、きっとクリスティーナの息子は寂しい思いをしているはずだ。
「クリスティーナ。明日迎えに行っていいか?」
そうカティーは恐る恐る聞いてきた。
きっと、クリスティーナは実の子を拒絶したんだ。だって、自分のお腹から人間ではないものが生まれたら私でも発狂する。どんな姿であれ私は受け入れたいと思っている。
「わかりました」
私はそう返事をしカティーの表情が少し明るくなった気がする。
「わかった。明日の正午に迎えに行く」
そう答えカティーはどこかに行ってしまった。
次の日の正午
ドクンドクン
さっきから心音がうるさい。ずっとドクンドクンって言っている。
カティーに連れられて、とある離れに来ていた。
クリスティーナたちが住んでいるところはとてもじゃないけど、人が住むようなところではない。
周りには木しか見えないし全体的に森!
近くには家もなければ動物一匹すらいない。
クリスティーナの記憶いわく、ここは呪われた土地と言われみんなからは呪われた森と言われてる。
「クリスティーナ。どうかあの子を嫌わないでくれ」
そう答え、離れの扉を開けた。
ガチャ
そこにいたのは金髪の髪に瞳が紫色の男の子だ。
髪はクリスティーナと同じで目はドラゴンの特徴である紫色。
見た目は普通の男の子だ。しかも美少年だ。可愛い!
「父上?母上?」
わたしたちを交互に見て、私の顔色を疑っている。
それもそのはずここに追いやったのは他でもない。クリスティーナなのだから。
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