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私の恐怖はこれから 呪われた者たち編
呪いの結晶体その1
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「此処が......呪の最深部⁇」
「そうよ」
「また来たのか⁇しつこいのう」
「一番‼︎」
「必ず呪いを解くわよ‼︎」
「無理じゃよ」
「どうしてかしら⁇」
「決まっておるじゃろ⁇七番が力を抑えておったからお主達は勝てたんじゃ。じゃが、今此処に居る七番はなんの力もない小娘に等しいのじゃよ」
「そんな事ないわ‼︎深雪は強い‼︎この中の誰よりも強いわ‼︎」
「......篤美」
「残念じゃよ。この呪いを解かせるわけにはいかんのじゃよ。わかってくれるか⁇」
「わからないわ‼︎」
「そうかいそうかい。じゃ死ぬんじゃな」
「皆んな‼︎来るわよ‼︎」
「前と同じでいいですよね⁇」
「えぇ。もちろんよ‼︎」
「誰も死なせない‼︎」
「それは皆んなも同じ気持ちよ」
「うん」
七柱五人と相手にするのは部が悪いけど、負けるわけにはいかない‼︎
「どうした?この程度かのう⁇」
「くっ‼︎強い......」
「当たり前じゃ‼︎お主には七柱の力さえ使えこなせん奴じゃったからな」
「矢で‼︎」
「浅はかじゃな」
「え?」
グサ
「あがっ!?」
「深雪!?」
「深雪先輩!?」
私は、七柱一番によって、たった一回で心臓を貫かれた。
「あ、ああ。ああああ」
「まだ、息があるのか?運が悪いのう⁇痛いじゃろ⁇苦しいじゃろ⁇七柱に悪霊になればそんな事は関係ないのじゃよ」
「奇跡はゼロ回。もう奇跡の力はない」
「なんじゃこの声は?」
「えいっ‼︎」
グサ
「なっ!?」
「外した!?」
「な、何故じゃ?何故怪我が治っておるのじゃ⁇」
「奇跡の力‼︎」
「奇跡⁇あの小娘‼︎何処までもわしらの邪魔をしおって‼︎許さんぞ‼︎」
「ありがとう‼︎篤子さん‼︎」
「あ、篤子!?今、篤子って言ったの?」
「言ったよ‼︎篤子さんの奇跡はもうないけど、行けるよ‼︎絶対に勝つ‼︎」
「呪いは解かせんぞ‼︎」
「やっ‼︎」
「なんじゃ!?この馬鹿力は!?」
「合気道って言うんだよ‼︎やっぱりね。物理攻撃には弱い‼︎遠距離の攻撃とかは回避出来るみたいだけど、直接的な攻撃は回避出来ない‼︎違った?」
「チッ‼︎うざったいわー‼︎」
「クスクス。あははは‼︎」
「なんじゃ?」
私は不意に下にしゃがんだ。
「何故じゃがむのじゃ⁇」
「前を見たら?」
ゴロゴロ
「なぁにぃー!?」
バチィバチィ
「ああああああああ!?」
一番消滅
「光君‼︎応戦する‼︎」
「ありがとうっす‼︎」
「私は消せませんです‼︎そう簡単に消えたりしないのです‼︎」
「......追い詰められている自覚ある?」
「だって......もう勝負はつきましたです」
「は?なに言っ......」
「深雪先輩‼︎」
ギュッ
「え?」
バーンドーン
「いたた......え?嘘でしょ⁇皆んな?」
「うっ......」
「篤美!?」
「み、深雪は平気みたいね」
「よかったわ」
「よくないよ!二人とも腕が!?」
未来の方の篤美は左腕を現代の方の篤美は右腕を無くしていた。きっとさっきの衝撃で浮き飛んだんだ。
「......許さない」
「深雪⁇」
「腕を返してよ‼︎篤美達の腕を返してよ‼︎この馬鹿‼︎」
「腕だけで済んでよかったのよ‼︎」
「そうよ‼︎命まで、とられなかっただけでも有難いわ‼︎」
「そんな事関係ない‼︎私が怒っているのは誰かを傷つけて生きる事しか出来ない悪霊に怒っているのよ‼︎」
「そこまで、深雪が怒るなんて珍しすぎるわ」
「鈴木先輩‼︎て、手当を......」
「桃凛さん。貴方もでしょ⁇」
「はい。腕がズキズキします」
「こりゃ、折れているな」
「閼伽君は無事ね」
「なんとかな。えーと、区事務って奴が助けてくれなきゃ、やばかったな。マジでサンキューな」
「あ、ああ」
「天堂君の足が両方切断されちゃって、動けそうにないです」
「許される事ではないわ」
「そうね」
「光は何処ですか?」
「川咲君なら頭を強く打って、気を失っているわ」
「かなり出血してる」
「手当てするから閼伽君と、原技君、区事務君は手伝って‼︎」
「わかった」
「めんどくせぇなぁ」
「いいからやる‼︎」
「へいへい」
皆んなを傷つけた事を絶対に後悔させてやる‼︎そう思った。
「そうよ」
「また来たのか⁇しつこいのう」
「一番‼︎」
「必ず呪いを解くわよ‼︎」
「無理じゃよ」
「どうしてかしら⁇」
「決まっておるじゃろ⁇七番が力を抑えておったからお主達は勝てたんじゃ。じゃが、今此処に居る七番はなんの力もない小娘に等しいのじゃよ」
「そんな事ないわ‼︎深雪は強い‼︎この中の誰よりも強いわ‼︎」
「......篤美」
「残念じゃよ。この呪いを解かせるわけにはいかんのじゃよ。わかってくれるか⁇」
「わからないわ‼︎」
「そうかいそうかい。じゃ死ぬんじゃな」
「皆んな‼︎来るわよ‼︎」
「前と同じでいいですよね⁇」
「えぇ。もちろんよ‼︎」
「誰も死なせない‼︎」
「それは皆んなも同じ気持ちよ」
「うん」
七柱五人と相手にするのは部が悪いけど、負けるわけにはいかない‼︎
「どうした?この程度かのう⁇」
「くっ‼︎強い......」
「当たり前じゃ‼︎お主には七柱の力さえ使えこなせん奴じゃったからな」
「矢で‼︎」
「浅はかじゃな」
「え?」
グサ
「あがっ!?」
「深雪!?」
「深雪先輩!?」
私は、七柱一番によって、たった一回で心臓を貫かれた。
「あ、ああ。ああああ」
「まだ、息があるのか?運が悪いのう⁇痛いじゃろ⁇苦しいじゃろ⁇七柱に悪霊になればそんな事は関係ないのじゃよ」
「奇跡はゼロ回。もう奇跡の力はない」
「なんじゃこの声は?」
「えいっ‼︎」
グサ
「なっ!?」
「外した!?」
「な、何故じゃ?何故怪我が治っておるのじゃ⁇」
「奇跡の力‼︎」
「奇跡⁇あの小娘‼︎何処までもわしらの邪魔をしおって‼︎許さんぞ‼︎」
「ありがとう‼︎篤子さん‼︎」
「あ、篤子!?今、篤子って言ったの?」
「言ったよ‼︎篤子さんの奇跡はもうないけど、行けるよ‼︎絶対に勝つ‼︎」
「呪いは解かせんぞ‼︎」
「やっ‼︎」
「なんじゃ!?この馬鹿力は!?」
「合気道って言うんだよ‼︎やっぱりね。物理攻撃には弱い‼︎遠距離の攻撃とかは回避出来るみたいだけど、直接的な攻撃は回避出来ない‼︎違った?」
「チッ‼︎うざったいわー‼︎」
「クスクス。あははは‼︎」
「なんじゃ?」
私は不意に下にしゃがんだ。
「何故じゃがむのじゃ⁇」
「前を見たら?」
ゴロゴロ
「なぁにぃー!?」
バチィバチィ
「ああああああああ!?」
一番消滅
「光君‼︎応戦する‼︎」
「ありがとうっす‼︎」
「私は消せませんです‼︎そう簡単に消えたりしないのです‼︎」
「......追い詰められている自覚ある?」
「だって......もう勝負はつきましたです」
「は?なに言っ......」
「深雪先輩‼︎」
ギュッ
「え?」
バーンドーン
「いたた......え?嘘でしょ⁇皆んな?」
「うっ......」
「篤美!?」
「み、深雪は平気みたいね」
「よかったわ」
「よくないよ!二人とも腕が!?」
未来の方の篤美は左腕を現代の方の篤美は右腕を無くしていた。きっとさっきの衝撃で浮き飛んだんだ。
「......許さない」
「深雪⁇」
「腕を返してよ‼︎篤美達の腕を返してよ‼︎この馬鹿‼︎」
「腕だけで済んでよかったのよ‼︎」
「そうよ‼︎命まで、とられなかっただけでも有難いわ‼︎」
「そんな事関係ない‼︎私が怒っているのは誰かを傷つけて生きる事しか出来ない悪霊に怒っているのよ‼︎」
「そこまで、深雪が怒るなんて珍しすぎるわ」
「鈴木先輩‼︎て、手当を......」
「桃凛さん。貴方もでしょ⁇」
「はい。腕がズキズキします」
「こりゃ、折れているな」
「閼伽君は無事ね」
「なんとかな。えーと、区事務って奴が助けてくれなきゃ、やばかったな。マジでサンキューな」
「あ、ああ」
「天堂君の足が両方切断されちゃって、動けそうにないです」
「許される事ではないわ」
「そうね」
「光は何処ですか?」
「川咲君なら頭を強く打って、気を失っているわ」
「かなり出血してる」
「手当てするから閼伽君と、原技君、区事務君は手伝って‼︎」
「わかった」
「めんどくせぇなぁ」
「いいからやる‼︎」
「へいへい」
皆んなを傷つけた事を絶対に後悔させてやる‼︎そう思った。
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