468 / 508
最終章 それぞれの旅路
第467話 村人はそれを奇跡と呼びました
しおりを挟む
帝国西部を騒がした動乱も終ってみれば拍子抜けするほどお粗末なもので、ケントニス皇帝と談笑しながらホッと一息ついていたときのことでした。
一人の老人が目の前で平伏して言ったのです。
「畏れながら申し上げます。
この度は我々が浅はかだったため、帝国をお騒がせしたことを深くお詫び申し上げます。
同時に、本来ならば全員縛り首になるところを寛大な処分に感謝いたします。
ですが、我々西部地区の農民はあの愚かな甘言に縋らねばならないほど困窮しているのです。
なにとど、お上の慈悲をくださりますようお願い致します。」
ああ、この人達は本当に切羽詰っているのですね。
あの愚か者に追随したのは、藁にも縋る思いだったのでしょう。
さて、ケントニス皇帝はというと、とても困った顔をしています。
今皇帝に出来ること、本当に困窮しているのであれば無償で食料を配給するとか、特例で税を免除するとかその程度でしょうか。
ただ、それも何年も続けられることではありません。
一部の地域にそれを行うと、それ以外の地域から不平が出ます。
帝国全土で税の免除?帝国の国民全員に食糧の無償配給?
そんな事をすれば、『黒の使徒』から接収した財もあっという間に底をついてしまいます。
従って、一部の困窮地域に特例で援助できるのは精々一年、良くて数年でしょう。
では、数年でこの一帯を農民が食べていけるだけの農村地帯に出来るでしょうか?
それが出来るくらいなら、そもそも反乱など起きるはずありませんよね。
仕方がないです、ここは私が手を差し伸べることにしましょうか。
この時は、ほんの軽い気持ちでした、実際私にとってはどうってことないことでしたので。
しかし、この些細なボランティア精神が私の人生を狂わしたのです。
「皆さんは、圃場を整えさえすれば真面目に農作業に取り組む熱意はあるのですか。
何から何まで他人任せというのであれば、それはとても無責任で乗れる相談ではありません。
ただ、農地を整え、水さえ用意すれば後は自分達で何とかすると言うのであれば、私が何とかしましょう。」
私が反乱に加わった農民達にそう問い掛けると、平伏していた老人が代表するように答えました。
「私達は農民は学もなく、文字すら読めないのです。
これでは町に出てもロクな仕事に付くことが出来ないのは身に染みてわかりました。
やっぱり、私達は土を耕して生きていくしか糧を得る手段はないのです。
ちゃんと作物が育つ土地さえ与えていただければ、そこで一所懸命に働きます。」
帝国の識字率は約五割と言います、しかし、帝都では識字率が八割近いと聞いています。
どういうことかというと、地方では識字率は五割以下なのです。
農村にいたっては村長以外は文字の読み書きができないことも稀ではないようです。
これも、長らく『黒の使徒』の方針で民は文字が読めない方が支配し易いと考えてきたからです。
このこともケントニス皇帝が頭を悩ます一因になっているのです。
農村部に魔法を使って効率的に作業をする方法を伝えたい。
連作障害の危険性を教えて連作しないように指導したい。
そう思っても文字を読める人がいないので効率的に広めることが出来ないのです。
従来からアーデルハイト殿下が行っているように直接農村に出向いて、お手本を見せながら口頭で説明するしかないのです。
これでは、時間が幾らあっても足りません。
また、今回のように農地が荒れて他の仕事に就きたいと思っても潰しが効かないのです。
それはともかく、ここにいる皆さんは農村へ帰りたいと思っているようなので、圃場整備さえすれば真面目に働くことでしょう。それ以上は面倒見られません。
**********
反乱の中心となった農民がかつて住んでいた村は、先程対峙していた場所から程近いところにありました。今は見事な荒野です、確かにこれでは耕作は不可能ですね……。
私は上空から村と農地の位置関係や水源に出来そうな場所を確認しようとターニャお姉ちゃんに頼んで飛んでもらうことにしました。
ターニャお姉ちゃんに抱きかかえられて空に舞う、最近私のお気に入りの行動の一つです。
上空へ舞い上がると地上からでは単なる荒地も圃場や用水路の形跡がはっきり分かります。
「ターニャお姉ちゃん、どう思う?」
「うん、ハンナちゃんの好きにすれば良いけど。
昔あった場所をそのまま使う方が、配置を気にしないで良いから楽なんじゃない。
ほら、あの窪地が水源だったみたいだよ。」
ターニャお姉ちゃんの指差す方向を見ると用水路跡の先、少し高くなった場所に窪地があります。
そこを水源の貯水池にすれば用水路はそのまま利用できそうです。
「じゃあ、おチビちゃんにお願いしようか。」
私がそう言うとターニャお姉ちゃんは、
「全部わたしがするよ。
ハンナちゃんはまだ成長期で生成されるマナが大きくなっているでしょう。
あんまり大きく放出するとわたしみたいに人の殻が壊れちゃうかもしれないから。」
と私を気遣ってくれます。
私はターニャお姉ちゃんの許に行っても一向に構わないのですけど、ターニャお姉ちゃんはゆっくり人の世界を楽しむように言います。
自分は駆け足で通り過ぎてしまったくせに……。
そして、ターニャお姉ちゃんは地上を見下ろし、全体の位置関係を確認すると一気に術を振るいました。
『万能の大精霊』
エーオース様はそう呼びました。
ターニャお姉ちゃんは司る属性がないのです。
光も、水も、風も、土も、火も、それこそ樹木や時空まで何でも操れる珍しい特性なのです。
窪地の周りを森が覆い、窪地に水が湧き出します。
きれいな長方形に区画された圃場の土が、区画に沿って攪拌されたかと思うと活力与えられて黒々とした土に変容しました。
窪地に滾々と湧き出した水はあっという間に溢れ出し用水路に流れ込みます。
それが、圃場の区画に沿った細い用水路に分岐して、気がつけばさっきまでの砂漠状態が嘘の様なみごとな圃場が広がっていました。
これならば、一月後には秋蒔きの小麦の種を蒔くことができるでしょう。来年の麦秋が楽しみです。
「ターニャお姉ちゃん、凄いです!
これなら、数年でこの辺りは大穀倉地帯です。」
私が賞賛するとターニャお姉ちゃんは照れくさそうに笑っていました。
しかし、これが大精霊の力ですか、私もここまで大規模な術が振るわれるのは初めて見ました。
**********
さて、私がターニャお姉ちゃんに抱えられて着地すると目の前に数千もの人がひれ伏しました。
やめてください、皇帝陛下の前です。
皇帝陛下にもひれ伏せなかった人々が、私の前でそんな格好をしていたらケントニス皇帝の立場がないじゃないですか。
私が気になってケントニス皇帝の表情を窺うとなんとも表現し難い表情で私と平伏する人々を見つめていました。
皇帝の後ろに居並ぶ近衛騎士の皆さんは初めて見る大規模な術に呆然として言葉を失っています。
先程の老人がひれ伏した姿勢のままで言いました。
「聖女様、この村に奇跡を起こしていただき、本当に有り難うございます。
これだけ立派な農地を整備して頂いたのですから、必ずや数年の内にこの辺りを立派な穀倉地帯にして見せます。
聖女様のご恩は村の者一同、決して忘れず、畑仕事に精進することを誓います。
そして、今日、この村に起こしていただいた奇跡は子々孫々まで語り継ぐように致します。」
感謝してもらうのはかまいませんが、余り大袈裟にしてもらうと困ります。
皇帝陛下の御前なのですから、その対応はよくないですって。
ほら、ケントニス皇帝が何か思案顔でこちらを見ているではありませんか。
一人の老人が目の前で平伏して言ったのです。
「畏れながら申し上げます。
この度は我々が浅はかだったため、帝国をお騒がせしたことを深くお詫び申し上げます。
同時に、本来ならば全員縛り首になるところを寛大な処分に感謝いたします。
ですが、我々西部地区の農民はあの愚かな甘言に縋らねばならないほど困窮しているのです。
なにとど、お上の慈悲をくださりますようお願い致します。」
ああ、この人達は本当に切羽詰っているのですね。
あの愚か者に追随したのは、藁にも縋る思いだったのでしょう。
さて、ケントニス皇帝はというと、とても困った顔をしています。
今皇帝に出来ること、本当に困窮しているのであれば無償で食料を配給するとか、特例で税を免除するとかその程度でしょうか。
ただ、それも何年も続けられることではありません。
一部の地域にそれを行うと、それ以外の地域から不平が出ます。
帝国全土で税の免除?帝国の国民全員に食糧の無償配給?
そんな事をすれば、『黒の使徒』から接収した財もあっという間に底をついてしまいます。
従って、一部の困窮地域に特例で援助できるのは精々一年、良くて数年でしょう。
では、数年でこの一帯を農民が食べていけるだけの農村地帯に出来るでしょうか?
それが出来るくらいなら、そもそも反乱など起きるはずありませんよね。
仕方がないです、ここは私が手を差し伸べることにしましょうか。
この時は、ほんの軽い気持ちでした、実際私にとってはどうってことないことでしたので。
しかし、この些細なボランティア精神が私の人生を狂わしたのです。
「皆さんは、圃場を整えさえすれば真面目に農作業に取り組む熱意はあるのですか。
何から何まで他人任せというのであれば、それはとても無責任で乗れる相談ではありません。
ただ、農地を整え、水さえ用意すれば後は自分達で何とかすると言うのであれば、私が何とかしましょう。」
私が反乱に加わった農民達にそう問い掛けると、平伏していた老人が代表するように答えました。
「私達は農民は学もなく、文字すら読めないのです。
これでは町に出てもロクな仕事に付くことが出来ないのは身に染みてわかりました。
やっぱり、私達は土を耕して生きていくしか糧を得る手段はないのです。
ちゃんと作物が育つ土地さえ与えていただければ、そこで一所懸命に働きます。」
帝国の識字率は約五割と言います、しかし、帝都では識字率が八割近いと聞いています。
どういうことかというと、地方では識字率は五割以下なのです。
農村にいたっては村長以外は文字の読み書きができないことも稀ではないようです。
これも、長らく『黒の使徒』の方針で民は文字が読めない方が支配し易いと考えてきたからです。
このこともケントニス皇帝が頭を悩ます一因になっているのです。
農村部に魔法を使って効率的に作業をする方法を伝えたい。
連作障害の危険性を教えて連作しないように指導したい。
そう思っても文字を読める人がいないので効率的に広めることが出来ないのです。
従来からアーデルハイト殿下が行っているように直接農村に出向いて、お手本を見せながら口頭で説明するしかないのです。
これでは、時間が幾らあっても足りません。
また、今回のように農地が荒れて他の仕事に就きたいと思っても潰しが効かないのです。
それはともかく、ここにいる皆さんは農村へ帰りたいと思っているようなので、圃場整備さえすれば真面目に働くことでしょう。それ以上は面倒見られません。
**********
反乱の中心となった農民がかつて住んでいた村は、先程対峙していた場所から程近いところにありました。今は見事な荒野です、確かにこれでは耕作は不可能ですね……。
私は上空から村と農地の位置関係や水源に出来そうな場所を確認しようとターニャお姉ちゃんに頼んで飛んでもらうことにしました。
ターニャお姉ちゃんに抱きかかえられて空に舞う、最近私のお気に入りの行動の一つです。
上空へ舞い上がると地上からでは単なる荒地も圃場や用水路の形跡がはっきり分かります。
「ターニャお姉ちゃん、どう思う?」
「うん、ハンナちゃんの好きにすれば良いけど。
昔あった場所をそのまま使う方が、配置を気にしないで良いから楽なんじゃない。
ほら、あの窪地が水源だったみたいだよ。」
ターニャお姉ちゃんの指差す方向を見ると用水路跡の先、少し高くなった場所に窪地があります。
そこを水源の貯水池にすれば用水路はそのまま利用できそうです。
「じゃあ、おチビちゃんにお願いしようか。」
私がそう言うとターニャお姉ちゃんは、
「全部わたしがするよ。
ハンナちゃんはまだ成長期で生成されるマナが大きくなっているでしょう。
あんまり大きく放出するとわたしみたいに人の殻が壊れちゃうかもしれないから。」
と私を気遣ってくれます。
私はターニャお姉ちゃんの許に行っても一向に構わないのですけど、ターニャお姉ちゃんはゆっくり人の世界を楽しむように言います。
自分は駆け足で通り過ぎてしまったくせに……。
そして、ターニャお姉ちゃんは地上を見下ろし、全体の位置関係を確認すると一気に術を振るいました。
『万能の大精霊』
エーオース様はそう呼びました。
ターニャお姉ちゃんは司る属性がないのです。
光も、水も、風も、土も、火も、それこそ樹木や時空まで何でも操れる珍しい特性なのです。
窪地の周りを森が覆い、窪地に水が湧き出します。
きれいな長方形に区画された圃場の土が、区画に沿って攪拌されたかと思うと活力与えられて黒々とした土に変容しました。
窪地に滾々と湧き出した水はあっという間に溢れ出し用水路に流れ込みます。
それが、圃場の区画に沿った細い用水路に分岐して、気がつけばさっきまでの砂漠状態が嘘の様なみごとな圃場が広がっていました。
これならば、一月後には秋蒔きの小麦の種を蒔くことができるでしょう。来年の麦秋が楽しみです。
「ターニャお姉ちゃん、凄いです!
これなら、数年でこの辺りは大穀倉地帯です。」
私が賞賛するとターニャお姉ちゃんは照れくさそうに笑っていました。
しかし、これが大精霊の力ですか、私もここまで大規模な術が振るわれるのは初めて見ました。
**********
さて、私がターニャお姉ちゃんに抱えられて着地すると目の前に数千もの人がひれ伏しました。
やめてください、皇帝陛下の前です。
皇帝陛下にもひれ伏せなかった人々が、私の前でそんな格好をしていたらケントニス皇帝の立場がないじゃないですか。
私が気になってケントニス皇帝の表情を窺うとなんとも表現し難い表情で私と平伏する人々を見つめていました。
皇帝の後ろに居並ぶ近衛騎士の皆さんは初めて見る大規模な術に呆然として言葉を失っています。
先程の老人がひれ伏した姿勢のままで言いました。
「聖女様、この村に奇跡を起こしていただき、本当に有り難うございます。
これだけ立派な農地を整備して頂いたのですから、必ずや数年の内にこの辺りを立派な穀倉地帯にして見せます。
聖女様のご恩は村の者一同、決して忘れず、畑仕事に精進することを誓います。
そして、今日、この村に起こしていただいた奇跡は子々孫々まで語り継ぐように致します。」
感謝してもらうのはかまいませんが、余り大袈裟にしてもらうと困ります。
皇帝陛下の御前なのですから、その対応はよくないですって。
ほら、ケントニス皇帝が何か思案顔でこちらを見ているではありませんか。
5
お気に入りに追加
2,274
あなたにおすすめの小説
【完結】転生少女は異世界でお店を始めたい
梅丸
ファンタジー
せっかく40代目前にして夢だった喫茶店オープンに漕ぎ着けたと言うのに事故に遭い呆気なく命を落としてしまった私。女神様が管理する異世界に転生させてもらい夢を実現するために奮闘するのだが、この世界には無いものが多すぎる! 創造魔法と言う女神様から授かった恩寵と前世の料理レシピを駆使して色々作りながら頑張る私だった。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
転生幼女具現化スキルでハードな異世界生活
高梨
ファンタジー
ストレス社会、労働社会、希薄な社会、それに揉まれ石化した心で唯一の親友を守って私は死んだ……のだけれども、死後に閻魔に下されたのは願ってもない異世界転生の判決だった。
黒髪ロングのアメジストの眼をもつ美少女転生して、
接客業後遺症の無表情と接客業の武器営業スマイルと、勝手に進んで行く周りにゲンナリしながら彼女は異世界でくらします。考えてるのに最終的にめんどくさくなって突拍子もないことをしでかして周りに振り回されると同じくらい周りを振り回します。
中性パッツン氷帝と黒の『ナンでも?』できる少女の恋愛ファンタジー。平穏は遙か彼方の代物……この物語をどうぞ見届けてくださいませ。
無表情中性おかっぱ王子?、純粋培養王女、オカマ、下働き大好き系国王、考え過ぎて首を落としたまま過ごす医者、女装メイド男の娘。
猫耳獣人なんでもござれ……。
ほの暗い恋愛ありファンタジーの始まります。
R15タグのように15に収まる範囲の描写がありますご注意ください。
そして『ほの暗いです』
転生令息は攻略拒否!?~前世の記憶持ってます!~
深郷由希菜
ファンタジー
前世の記憶持ちの令息、ジョーン・マレットスは悩んでいた。
ここの世界は、前世で妹がやっていたR15のゲームで、自分が攻略対象の貴族であることを知っている。
それはまだいいが、攻略されることに抵抗のある『ある理由』があって・・・?!
(追記.2018.06.24)
物語を書く上で、特に知識不足なところはネットで調べて書いております。
もし違っていた場合は修正しますので、遠慮なくお伝えください。
(追記2018.07.02)
お気に入り400超え、驚きで声が出なくなっています。
どんどん上がる順位に不審者になりそうで怖いです。
(追記2018.07.24)
お気に入りが最高634まできましたが、600超えた今も嬉しく思います。
今更ですが1日1エピソードは書きたいと思ってますが、かなりマイペースで進行しています。
ちなみに不審者は通り越しました。
(追記2018.07.26)
完結しました。要らないとタイトルに書いておきながらかなり使っていたので、サブタイトルを要りませんから持ってます、に変更しました。
お気に入りしてくださった方、見てくださった方、ありがとうございました!
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
王子は婚約破棄をし、令嬢は自害したそうです。
七辻ゆゆ
ファンタジー
「アリシア・レッドライア! おまえとの婚約を破棄する!」
公爵令嬢アリシアは王子の言葉に微笑んだ。「殿下、美しい夢をありがとうございました」そして己の胸にナイフを突き立てた。
血に染まったパーティ会場は、王子にとって一生忘れられない景色となった。冤罪によって婚約者を自害させた愚王として生きていくことになる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる