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第9章 王都の冬
第222話 グナーデ家の事情 ①
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「そうおっしゃいますけどお婆様、そちらのひ孫さんはまだ十歳、いくら貴族は伴侶を決めるのが早いとはいえ、まだそう焦らなくてもよいのでは…。」
「私が嫁探しにあせっているの理由はミルトも知っていることであろう。
グナーデ家で平民の出自なのは今はもう私しかいないのだ。
私も老い先短い身、平民にツテのある私が生きている間にひ孫の嫁を探しておかねばと苦心しておるのに。」
リーベさんにいきなり責められたミルトさんはリーベさんの追及をいなそうとするが、リーベさんの不満はおさまらないようだ。
でも、何でリーベさんは平民のお嫁さんに拘っているのだろう?
よく聞く話では、むしろ貴族は貴族の中でどれだけ良い家柄の人と縁を結べるかを重視していると言う話なんだけど。平民の血が入るのを忌避する傾向があるように聞いているんだけどな。
「そもそも、ひ孫の代はうちが貰う番だったのだ。
ミルト、おまえがもっと子供を生んでいればフローラをうちに貰う形で丸く収まったのに。
次の代に平民の嫁を探す頃には私はくたばっているだろうから、私が頭を悩ますことではなくなっていたんだ。
ミルト、おまえもまだ若いんだし、旦那もまだまだいけるんだろう?頑張って、もう一人、二人生んだらどうなんだ。」
いったい、ナニがいけるんだろうか?
「お婆様、子供の前でそういう話は止めてください。
だいたい、そちらだってひ孫さんは一人しかいないじゃないですか。
グナーデ家のお孫さんにもハッパをかけたらよろしいんじゃありませんか。
とにかく、この二人、いえもう一人いますので、この子たち三人にはそういうことを無理強いは出来ないのです。」
「言われんでも、孫夫婦には子作りに励むように毎日のように言っておるわ。
しかし、子供は天からの授かりものだ、子宝に恵まれんこともある。
だから、私は次代を見据えて、ひ孫に平民の嫁を探しているのではないか。
これは、王家のためでもあるんだぞ、何で紹介してくれなかったのだ。
貴族の生活があわない者もおるから、私だって無理強いするつもりはないぞ。
事情を説明して、説得する機会くらい設けてくれても良かったではないか。」
どうやら、リーベさんにも簡単には引けない事情があるみたいだ。
ミルトさんもそれを承知のうえでわたし達のことを教えていなかったようだね。
フローラちゃんを貰うとか、王家のためとか、わたし達が聞いてはいけない話のような…。
「あーあ、もう。お婆様、ここでは差し障りがございますので場所を変えてお話いたしましょう。
ターニャちゃん、ミーナちゃん、申し訳ないけどもう少し付き合ってもらってもいいかしら?」
もう風邪をひいた子供達の治療も終わっているし、別に予定もないので付き合いますよ。
ここで帰ったら、リーベさんに寮まで押しかけられそうだしね。
わたしはヘラさんに新たに風邪の症状が出た子供が居たら遠慮なく連絡してくれと告げるとマリアさんが今日一晩孤児院に留まって様子を見てくれるという。その方が安心だね。
**********
王宮の最奥、ミルトさんの私室にあるリビングルーム、ミルトさんが部屋に入るとヒカリが飛びついてきた。
「ママ、お帰り、早かったんだね!」
抱きついたヒカリの頭を撫でながら、ミルトさんは言う。
「ええ、ターニャちゃんとミーナちゃんが頑張ってくれたから、私達が着いた時には治療が終わっていたの。」
「ターニャ、ミーナ、えらーい!」
ヒカリに褒められてしまった、ミルトさんが早く帰ってきたのがそんなに嬉しいか…。
「「ママ、お帰りなさい。」」
スイとミドリも部屋の入り口まで来てミルトさんの帰りを出迎える。
「ミルト、おまえ、いつの間に三人も娘が増えたのだ?
しかも、私にはフローラよりも年上に見えるのだが。」
あれ、この三人のお披露目はかなり大々的にやったよね、半年ほど前に。リーベさんの耳には入ってなかったのか。
「なんだい、その三人のうちの一人を貰えれば話は丸く収まるじゃないか。」
「いえ、それはもっと拙いです。
それに養女ですから王家の血は入っていませんし。」
そもそも人間じゃないしね。
応接セットのソファーに腰掛けたリーベさん、対面に座るミルトさんの膝の上には今日はミドリが座っている。両隣がヒカリとスイだね、ミルトさんの膝の上は日替わりの特等席らしい。
ちなみに私たち三人は対面したソファーの横にコの字型に臨時に置かれたソファーにいる。
「なあ、ミルトよ、いくら私的な空間とはいえお客の前だぞ、その格好はないのではないか。
養女とはいえ、王族となったからにはそれなりの躾が必要であろう。」
最初は戸惑って言葉をなくしていたリーベさんが至極真っ当な苦言を呈した。普通そうだよね…。
「いえ、この子たちはちょっと特殊な事情がございまして、そのこともこれからお話しますので。
この場は大目に見てください。」
そう言ってミルトさんが一連の事情を話し始めようとすると、リーベさんがそれを遮った。
「ちょっと待ってくれ、先にこちらの事情を説明させてくれ。
おまえに先を譲ってしまうと有無を言わさずこちらの話が出来なくされる気がする。
私としてもこの二人にこちらの事情を聞いてもらいたい、もしかしたら無理強いしなくても嫁に来てくれる気になるかもしれないではないか。」
まあ、わたし達の事情をミルトさんから聞いてしまうと無理強いが出来ないのはわかるだろうからね。
先にグナーデ家の事情を話して、わたし達の同情を買おうという訳だ。
「私が嫁探しにあせっているの理由はミルトも知っていることであろう。
グナーデ家で平民の出自なのは今はもう私しかいないのだ。
私も老い先短い身、平民にツテのある私が生きている間にひ孫の嫁を探しておかねばと苦心しておるのに。」
リーベさんにいきなり責められたミルトさんはリーベさんの追及をいなそうとするが、リーベさんの不満はおさまらないようだ。
でも、何でリーベさんは平民のお嫁さんに拘っているのだろう?
よく聞く話では、むしろ貴族は貴族の中でどれだけ良い家柄の人と縁を結べるかを重視していると言う話なんだけど。平民の血が入るのを忌避する傾向があるように聞いているんだけどな。
「そもそも、ひ孫の代はうちが貰う番だったのだ。
ミルト、おまえがもっと子供を生んでいればフローラをうちに貰う形で丸く収まったのに。
次の代に平民の嫁を探す頃には私はくたばっているだろうから、私が頭を悩ますことではなくなっていたんだ。
ミルト、おまえもまだ若いんだし、旦那もまだまだいけるんだろう?頑張って、もう一人、二人生んだらどうなんだ。」
いったい、ナニがいけるんだろうか?
「お婆様、子供の前でそういう話は止めてください。
だいたい、そちらだってひ孫さんは一人しかいないじゃないですか。
グナーデ家のお孫さんにもハッパをかけたらよろしいんじゃありませんか。
とにかく、この二人、いえもう一人いますので、この子たち三人にはそういうことを無理強いは出来ないのです。」
「言われんでも、孫夫婦には子作りに励むように毎日のように言っておるわ。
しかし、子供は天からの授かりものだ、子宝に恵まれんこともある。
だから、私は次代を見据えて、ひ孫に平民の嫁を探しているのではないか。
これは、王家のためでもあるんだぞ、何で紹介してくれなかったのだ。
貴族の生活があわない者もおるから、私だって無理強いするつもりはないぞ。
事情を説明して、説得する機会くらい設けてくれても良かったではないか。」
どうやら、リーベさんにも簡単には引けない事情があるみたいだ。
ミルトさんもそれを承知のうえでわたし達のことを教えていなかったようだね。
フローラちゃんを貰うとか、王家のためとか、わたし達が聞いてはいけない話のような…。
「あーあ、もう。お婆様、ここでは差し障りがございますので場所を変えてお話いたしましょう。
ターニャちゃん、ミーナちゃん、申し訳ないけどもう少し付き合ってもらってもいいかしら?」
もう風邪をひいた子供達の治療も終わっているし、別に予定もないので付き合いますよ。
ここで帰ったら、リーベさんに寮まで押しかけられそうだしね。
わたしはヘラさんに新たに風邪の症状が出た子供が居たら遠慮なく連絡してくれと告げるとマリアさんが今日一晩孤児院に留まって様子を見てくれるという。その方が安心だね。
**********
王宮の最奥、ミルトさんの私室にあるリビングルーム、ミルトさんが部屋に入るとヒカリが飛びついてきた。
「ママ、お帰り、早かったんだね!」
抱きついたヒカリの頭を撫でながら、ミルトさんは言う。
「ええ、ターニャちゃんとミーナちゃんが頑張ってくれたから、私達が着いた時には治療が終わっていたの。」
「ターニャ、ミーナ、えらーい!」
ヒカリに褒められてしまった、ミルトさんが早く帰ってきたのがそんなに嬉しいか…。
「「ママ、お帰りなさい。」」
スイとミドリも部屋の入り口まで来てミルトさんの帰りを出迎える。
「ミルト、おまえ、いつの間に三人も娘が増えたのだ?
しかも、私にはフローラよりも年上に見えるのだが。」
あれ、この三人のお披露目はかなり大々的にやったよね、半年ほど前に。リーベさんの耳には入ってなかったのか。
「なんだい、その三人のうちの一人を貰えれば話は丸く収まるじゃないか。」
「いえ、それはもっと拙いです。
それに養女ですから王家の血は入っていませんし。」
そもそも人間じゃないしね。
応接セットのソファーに腰掛けたリーベさん、対面に座るミルトさんの膝の上には今日はミドリが座っている。両隣がヒカリとスイだね、ミルトさんの膝の上は日替わりの特等席らしい。
ちなみに私たち三人は対面したソファーの横にコの字型に臨時に置かれたソファーにいる。
「なあ、ミルトよ、いくら私的な空間とはいえお客の前だぞ、その格好はないのではないか。
養女とはいえ、王族となったからにはそれなりの躾が必要であろう。」
最初は戸惑って言葉をなくしていたリーベさんが至極真っ当な苦言を呈した。普通そうだよね…。
「いえ、この子たちはちょっと特殊な事情がございまして、そのこともこれからお話しますので。
この場は大目に見てください。」
そう言ってミルトさんが一連の事情を話し始めようとすると、リーベさんがそれを遮った。
「ちょっと待ってくれ、先にこちらの事情を説明させてくれ。
おまえに先を譲ってしまうと有無を言わさずこちらの話が出来なくされる気がする。
私としてもこの二人にこちらの事情を聞いてもらいたい、もしかしたら無理強いしなくても嫁に来てくれる気になるかもしれないではないか。」
まあ、わたし達の事情をミルトさんから聞いてしまうと無理強いが出来ないのはわかるだろうからね。
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