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第7章 二度目の夏休み、再び帝国へ
第165話 瘴気の森の施設 ④
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作業所を一通り見終わったミルトさんはスタインさんに言った。
「案内ご苦労様、申し訳ないけどあなたからは詳しい事情聴取が必要なのでしばらく拘留させてもらうわ。
犯罪者扱いすることなく丁重な扱うように言っておきますから、少し我慢してくださいね。」
「ああ、ここが違法な施設だと聞かされたときから、そのくらいは覚悟していたよ。
ブタ箱に入れられるんじゃなければ我慢するぜ。」
騎士に連れて行かれる際にスタインさんは笑って答えた。
ここの機械を移動するのは一番最後だね。
先に事務所の人の話を聞いて、そっちで押収する物を決めてからじゃないと二度手間になる。
**********
事務所の空き部屋、ここには二十人ほどのこの施設の幹部らしき人たちを押し込めている。
わたし達が部屋にはいると拘束されている男の一人が、
「これはどういうことだ、俺達が誰だかわかっているんだろうな。
こんなことをしてただで済むと思うなよ。」
と声を荒げて言った。
「あら、あなた方は何処の何方なのかしら?私もそれが知りたかったの、教えてくださる?」
ミルトさんがにっこりと笑って言った。でも、目は笑っていないのね…。
「なんだと、きさま、俺達が何処の者か知らずに手を出したのか。
この愚か者め、聞いて驚け!俺達は…。」
「馬鹿!黙れ!」
その一言で、何か言いかけた威勢の良い男は黙ってしまった。
本当の馬鹿ばかりかと思っていたら、向こうにも少し冷静な人がいたみたいだ。
「あら残念ね、教えてもらえないの?
しょうがないわね、あの方を連れてきて。」
ミルトさんの指示で手足を縛られ猿轡を噛まされたおじさんが騎士に連れて来られた。
おじさんの姿を見た男の一人が、
「その姿はどうしました、プッペ支配人!」
と叫んだ。
あ、このおじさん、プッペさんと言う名前なんだ、支配人ってやっぱり一番偉い人のことだよね。
「そう、この人、プッペ支配人と言うのね。名前すら聞けなかったので困っていたのよね。
さて、騎士からは言ってないかも知れませんが、あなた方は瘴気の森の違法開発及び魔晶石の不正流通の現行犯で逮捕拘束させていただきます。更に大型魔導具の密輸入の容疑も加わっています。」
ミルトさんがそういうと全員下を向いて口を閉ざした。項垂れたのではなく、黙秘を貫くためだね。
「あら、みなさん、だんまりかしら?
プッペさんでしたっけ、この方、証拠書類を持っている私を火の魔法で攻撃しようとしたのよ。
人を魔法で攻撃するような酷いオイタをするような人に魔法を持たせておいたらダメよね。
そういうことで魔法力を奪ってみました。
この方、いわゆる『色なし』になってしまって金輪際魔法は使えないのよ。わかる?」
すると一人の男が、
「神から授かった魔法の力を奪うなど悪魔の所業だ!この人でなし!」
とミルトさんを罵った。
「そうかしら、死罪にしたり、拷問に掛けたりするよりはよっぽど人道的よ。痛くもないしね。
この国では魔法が使えなくても差別はないから気にしないでもいいわよ。」
男の罵声を意に介さず、ミルトさんは言った。
「ねえ、ミルトさん、全然協力してくれないし、もう一人ぐらい見せしめに魔法力を奪った方が良いんじゃない。
そうすれば、少しは協力的になるかもよ。」
わたしの提案にミルトさんは即答だった。
「そうね、この方達、自分は大丈夫って思っているみたいだし、もう一人くらいやってしまって。」
ミルトさんの許しが出たので、わたしはさっきから口汚く罵っている男の前に立った。
「おいよせ、何をする気だ!」
わたしは無言でその男を睨みつけ、光のおチビちゃんにお願いをした。
(この人の体内にある瘴気を完全に浄化してしまって!)
次の瞬間、その男を眩い『浄化』の光が包み込んだ、光が収まるとプッペ支配人同様に色素の抜けた男の姿が合った。
「あっ!このガキ、『白い聖女』だ、ちくしょう、まだ生きていたんだ。」
「やばいぞ、こいつ一人で教導団一つを壊滅に追い込んだんだぞ。」
「本当に全員の魔力を奪われるぞ!」
実際に魔力を奪われるところを見た男達が騒然とする。
イヤだな、壊滅に追い込んだなんて人聞きの悪い、一人も死んでいないし、怪我一つしていないよ。
でも、これで決まりだね、この人達、確実に『黒の使徒』の息がかかっているよ。
**********
小さな部屋に場所を移し、わたしとミルトさんの目の前にはフュンフと名乗る男が一人座っている。
この部屋にはわたし達以外に護衛として近衛騎士一人とフェイさんがいる。
十分に脅しは聞いただろうということで、口裏を合わせられないように一人ずつ尋問することにしたんだ。目の前の男は適当に選んだけで、他の人も手分けしてやっている。
「さて、あなたは何処から来たのかしら、それとこの施設の所有者の名前を教えてちょうだい。」
ミルトさんの質問にフュンフは力なく答えた。
「俺は帝国の帝都から来た。この施設はプッペさんの商会の物ということになっている。
でもそれはダミーで、実際の持ち主はシュバーツアポステル商会という商会だ。」
やっとつながったよ。
フュンフさん、脅しが効いているみたいで口が滑らかだ、いや元々忠誠心が薄いのかも知れない。
「そう、それでシュバーツアポステル商会とはどんな商会なの?」
「俺は下っ端で詳しいことは知らされていないんだ。
俺が知っているのは、『黒の使徒』という教会の資金調達が目的の商会だってことぐらいだ。
宗教団体がおおぴらに商売をするのはどうかということで、あまり表には出ないようにしているみたいだぜ。
ダミーの商会を表に出している場合が多いみたいだよ。
あと、皇帝や大貴族がバックについていると聞いている。
だから、帝国では強気の商売ができるんだがよ、この国では勝手が違いすぎるぜ。」
なるほど、表立った取引をするときはダミーの商会を前に出しているんだ。それじゃあ、ハイジさんが知らないはずだよ。
「それで、何が目的で瘴気の森に隣接してこんな施設作ったのかしら。」
「それこそ、プッペさんとか幹部に聞いてくれよ。
俺はこの国に瘴気の森で伐採した木の製材所を作るから管理のために行けと命令されただけなんだ。
でもよ、あんたらさっきからこの森を瘴気の森って忌まわしいもののように言っているけど、『黒の使徒』の中ではこの森を『神授の森』と呼んでいるんだぜ。
魔晶石や木材と言った神から与えられた資源を有効に利用するのが何でいけないんだ、この国の方がおかしいんじゃないのか。」
魔導具の動力源となる魔晶石を有り難がるのはわかるとしても、瘴気を撒き散らす木材を資源というのはどうなんだ?
話を聞いてみると帝国で聞いたのと同じ答えが返ってきた。
いわく、瘴気の森の木で作られた調度品に囲まれていると魔力が早く回復するので疲れが取れ易い、いわく、魔法がたくさん使えるようになる、良い事尽くめだそうだ。
わたしは目が点になった…。
でも、この人、目がマジだ…、冗談で言っている訳ではないらしい…。
何て言うんだっけ、こういうの、…洗脳?
「案内ご苦労様、申し訳ないけどあなたからは詳しい事情聴取が必要なのでしばらく拘留させてもらうわ。
犯罪者扱いすることなく丁重な扱うように言っておきますから、少し我慢してくださいね。」
「ああ、ここが違法な施設だと聞かされたときから、そのくらいは覚悟していたよ。
ブタ箱に入れられるんじゃなければ我慢するぜ。」
騎士に連れて行かれる際にスタインさんは笑って答えた。
ここの機械を移動するのは一番最後だね。
先に事務所の人の話を聞いて、そっちで押収する物を決めてからじゃないと二度手間になる。
**********
事務所の空き部屋、ここには二十人ほどのこの施設の幹部らしき人たちを押し込めている。
わたし達が部屋にはいると拘束されている男の一人が、
「これはどういうことだ、俺達が誰だかわかっているんだろうな。
こんなことをしてただで済むと思うなよ。」
と声を荒げて言った。
「あら、あなた方は何処の何方なのかしら?私もそれが知りたかったの、教えてくださる?」
ミルトさんがにっこりと笑って言った。でも、目は笑っていないのね…。
「なんだと、きさま、俺達が何処の者か知らずに手を出したのか。
この愚か者め、聞いて驚け!俺達は…。」
「馬鹿!黙れ!」
その一言で、何か言いかけた威勢の良い男は黙ってしまった。
本当の馬鹿ばかりかと思っていたら、向こうにも少し冷静な人がいたみたいだ。
「あら残念ね、教えてもらえないの?
しょうがないわね、あの方を連れてきて。」
ミルトさんの指示で手足を縛られ猿轡を噛まされたおじさんが騎士に連れて来られた。
おじさんの姿を見た男の一人が、
「その姿はどうしました、プッペ支配人!」
と叫んだ。
あ、このおじさん、プッペさんと言う名前なんだ、支配人ってやっぱり一番偉い人のことだよね。
「そう、この人、プッペ支配人と言うのね。名前すら聞けなかったので困っていたのよね。
さて、騎士からは言ってないかも知れませんが、あなた方は瘴気の森の違法開発及び魔晶石の不正流通の現行犯で逮捕拘束させていただきます。更に大型魔導具の密輸入の容疑も加わっています。」
ミルトさんがそういうと全員下を向いて口を閉ざした。項垂れたのではなく、黙秘を貫くためだね。
「あら、みなさん、だんまりかしら?
プッペさんでしたっけ、この方、証拠書類を持っている私を火の魔法で攻撃しようとしたのよ。
人を魔法で攻撃するような酷いオイタをするような人に魔法を持たせておいたらダメよね。
そういうことで魔法力を奪ってみました。
この方、いわゆる『色なし』になってしまって金輪際魔法は使えないのよ。わかる?」
すると一人の男が、
「神から授かった魔法の力を奪うなど悪魔の所業だ!この人でなし!」
とミルトさんを罵った。
「そうかしら、死罪にしたり、拷問に掛けたりするよりはよっぽど人道的よ。痛くもないしね。
この国では魔法が使えなくても差別はないから気にしないでもいいわよ。」
男の罵声を意に介さず、ミルトさんは言った。
「ねえ、ミルトさん、全然協力してくれないし、もう一人ぐらい見せしめに魔法力を奪った方が良いんじゃない。
そうすれば、少しは協力的になるかもよ。」
わたしの提案にミルトさんは即答だった。
「そうね、この方達、自分は大丈夫って思っているみたいだし、もう一人くらいやってしまって。」
ミルトさんの許しが出たので、わたしはさっきから口汚く罵っている男の前に立った。
「おいよせ、何をする気だ!」
わたしは無言でその男を睨みつけ、光のおチビちゃんにお願いをした。
(この人の体内にある瘴気を完全に浄化してしまって!)
次の瞬間、その男を眩い『浄化』の光が包み込んだ、光が収まるとプッペ支配人同様に色素の抜けた男の姿が合った。
「あっ!このガキ、『白い聖女』だ、ちくしょう、まだ生きていたんだ。」
「やばいぞ、こいつ一人で教導団一つを壊滅に追い込んだんだぞ。」
「本当に全員の魔力を奪われるぞ!」
実際に魔力を奪われるところを見た男達が騒然とする。
イヤだな、壊滅に追い込んだなんて人聞きの悪い、一人も死んでいないし、怪我一つしていないよ。
でも、これで決まりだね、この人達、確実に『黒の使徒』の息がかかっているよ。
**********
小さな部屋に場所を移し、わたしとミルトさんの目の前にはフュンフと名乗る男が一人座っている。
この部屋にはわたし達以外に護衛として近衛騎士一人とフェイさんがいる。
十分に脅しは聞いただろうということで、口裏を合わせられないように一人ずつ尋問することにしたんだ。目の前の男は適当に選んだけで、他の人も手分けしてやっている。
「さて、あなたは何処から来たのかしら、それとこの施設の所有者の名前を教えてちょうだい。」
ミルトさんの質問にフュンフは力なく答えた。
「俺は帝国の帝都から来た。この施設はプッペさんの商会の物ということになっている。
でもそれはダミーで、実際の持ち主はシュバーツアポステル商会という商会だ。」
やっとつながったよ。
フュンフさん、脅しが効いているみたいで口が滑らかだ、いや元々忠誠心が薄いのかも知れない。
「そう、それでシュバーツアポステル商会とはどんな商会なの?」
「俺は下っ端で詳しいことは知らされていないんだ。
俺が知っているのは、『黒の使徒』という教会の資金調達が目的の商会だってことぐらいだ。
宗教団体がおおぴらに商売をするのはどうかということで、あまり表には出ないようにしているみたいだぜ。
ダミーの商会を表に出している場合が多いみたいだよ。
あと、皇帝や大貴族がバックについていると聞いている。
だから、帝国では強気の商売ができるんだがよ、この国では勝手が違いすぎるぜ。」
なるほど、表立った取引をするときはダミーの商会を前に出しているんだ。それじゃあ、ハイジさんが知らないはずだよ。
「それで、何が目的で瘴気の森に隣接してこんな施設作ったのかしら。」
「それこそ、プッペさんとか幹部に聞いてくれよ。
俺はこの国に瘴気の森で伐採した木の製材所を作るから管理のために行けと命令されただけなんだ。
でもよ、あんたらさっきからこの森を瘴気の森って忌まわしいもののように言っているけど、『黒の使徒』の中ではこの森を『神授の森』と呼んでいるんだぜ。
魔晶石や木材と言った神から与えられた資源を有効に利用するのが何でいけないんだ、この国の方がおかしいんじゃないのか。」
魔導具の動力源となる魔晶石を有り難がるのはわかるとしても、瘴気を撒き散らす木材を資源というのはどうなんだ?
話を聞いてみると帝国で聞いたのと同じ答えが返ってきた。
いわく、瘴気の森の木で作られた調度品に囲まれていると魔力が早く回復するので疲れが取れ易い、いわく、魔法がたくさん使えるようになる、良い事尽くめだそうだ。
わたしは目が点になった…。
でも、この人、目がマジだ…、冗談で言っている訳ではないらしい…。
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