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第4章 学園祭
第68話 学園祭⑥ 石の的当てとお約束の人
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さて次は、ミーナちゃんが出場するストーンシューティングだ。まあ、石の的当てだね。
全クラスの代表が横一列に並んで、自分の前にある的に魔法で石を飛ばして点数を競うんだね。
普通の人は、『ストーンバレット』という土魔法を使うんだよ。
飛ばす石は、地面の土から自分で作っても良いし、あらかじめ先生が用意して足元の桶に入れてある石を使っても良い。
的は、二シュトラーセ先に設置してあり、的の直径は十センチで直径を五十等分して其々の直径の同心円が描かれている。同心円上には点数が書かれているんだって。
的の縁と一番外側の円の間に弾痕ができたら1点で、一番内側の円の中に弾痕が納まったら五十点、的を壊したり完全に破れた場合は失格で0点だ。
弾痕の外側に破れが生じた場合、破れが達した一番外側の点数になる。
的は壊れ易いように薄い紙でできていて、外枠も割れ易い木でできている。
この競技のミソは、満点の五十点を取るためには弾痕を的の中心二ミリシュトラーセ以内に収めなくてはならないことなんだ。あ、ミリというのはセンチの十分の一ね。
たとえ、正確に的の中心に石を中てたとしても、石の直径が二ミリ以上あったら満点にはならないってこと。しかも、的は薄い紙だから、石の直径以上の弾痕になるよね。
ちなみに、足元の桶に入っている石は、わたし達子供の握りこぶしほどもあるし形もいびつだ。
この石をそのまま飛ばしたら、的が大きく破れちゃうよね。
だから事前に用意された石を使う場合にはこの石を土魔法で整形しないとね。
自分で土を固めて石を作るか、用意された石を整形するかはどちらが得意かで選ぶんだ。
***********
さて、競技が始まるみたい。
最初の射手は五組の子だ、うん?なにやら見覚えのある顔が出てきたな。
彼は、突き上げた掌の上に大きな石を作り出した。
あんな大きな石を圧縮するの?凄い魔力の無駄遣い…。
これからドンだけ魔力をこめて石を圧縮するのかと思いきや、
「力ある石の弾丸よ!我前に立ちふさがるモノを粉砕せよ!」
そのまま的に向かって撃ち放った。
バシャ!
という気の抜けた破砕音を伴って、的が粉砕された。
だから、その的は華奢なんだって。
「五組、ザイヒト君失格、得点は零点です。」
あいつ、ちゃんとルールを聞いていたのか?
というか、五組の生徒達は良くあいつを代表にしたよね。
まあ、一国の王子が出たいといえば、止められないか。
「なんだと!われは見事に的を粉砕したではないか!失格とは何事だ!」
ほら、ルールを聞いたなかった。本当に人の話を聞かない子だよね。
「担任の先生が事前にルールを説明したはずです。
的を壊したら失格というのは注意事項の一番最初に書いてあるでしょう。」
「そんな馬鹿なルールは認められんぞ!
あんな軟な的も壊せんようなストーンバレットに何の意味があるんだ!」
あ、五組の担任が出てきた、審判にペコペコ頭を下げている。
何かあの先生、前に見たときよりも髪の毛が薄くなっているような気がする……。
ルールを把握していないのはザイヒト王子だけだったみたい。
他の子達はきちんと小さな石礫を作るように頑張っていた。
先生が用意した石を整形するのは難しいようで、みんな土を固めて作っていた。
ただ、土を固めるのきちんとできなかったのか四組の子の石礫は的に届く前に崩れてしまって失格になっていた。
また、三組の子は、石礫を飛ばすのに込めた魔力が少なかったらしく、石礫が的に届かなかった。
結局、一射目はミーナちゃんの前に得点できたのは二組の生徒ただ一人だった。
そして、一射目の最後はミーナちゃんだ。
ミーナちゃんは、一掴みの土をじっくりと固めると同時に針のように細く整形していく。
そして、
「シュート!」
という掛け声と共に石の針を撃ち出した。
ああ、本当は掛け声は要らないんだよ、でも無言だと周りの人が気付いてくれないから合図を入れることにしたんだ。
審判は、ミーナちゃんが飛ばした石の針が見えていなかったようで何も言わない。
「あの、終りました。的を確認してください。」
ミーナちゃんに言われて慌てて的を見に行く審判の先生、そして宣言する。
「ただいまのミーナさんの得点、五十点です。」
周りから驚きの声が上がった、他の審判の先生がミーナちゃんの的を見に集まっている。
「今まで、満点の五十点は出たことがないそうです。
円の中心に直径二ミリに満たない石礫を中てるのは不可能だと言われていたのです。」
わたしの横にいたエルフリーデちゃんが教えてくれた。
少なくともこの運動会では上級生でも五十点を出した人はいないらしい。
この種目は、一人三射して合計点で順位を決める。
二射目、第一射手のザイヒト王子は相変わらず力加減ができず大ぶりの石を作っては的を粉砕していた。
小さい石が作れないなら、せめて先生が用意してくれた石を『破砕』で砕いて小さくして撃てばいいのに…。
学習できないザイヒト王子は論外として、普通の子は失敗から学ぶよね。
四組の子は土の圧縮度を高めてちゃんと石礫にしたし、三組の子も飛ばすときの魔力を少し多くして的まで石礫が届いたし、二人ともちゃんと得点していた。
そして、ミーナちゃんはまたしても満点の五十点だった。
結局三射目を終えて、大方の予想通り順位はクラスの並び順であった。
もちろん優勝は、特別クラスのミーナちゃん、先生方も驚愕の合計百五十点だった。
そして最下位は、三連続無得点で合計得点零のザイヒト王子、これも前代未聞のことらしい。
どうも三連続満点という結果を信じられない先生がいたみたい。
審判に加わっていない先生から、ミーナちゃんの的を見せろを要望があったそうだ。
ミーナちゃんの的を審判をした先生が手分けをして、先生、生徒、父兄の席に見せて回った。
わたしも見たよ驚いた、針みたいに細い石の棒が的の中央に突き刺さって止まっているんだもん。
みんな、実物の的を見てミーナちゃんの優勝を納得したようだった。
ただ一人を除いて。
「あれが優勝だと、ふざけるな!
紙の的一枚貫けないストーンバレットなんて何の意味があるんだ。
あんなの戦では何の役にも立たないではないか。
こんな温いルールを作ってわれが最下位だと、いい加減にしろ!」
案の定、ミーナちゃんの的を見たザイヒト王子が審判に絡んでいる。
すると観客席から少女が一人こちらに走ってきて、いきなりザイヒト王子の頭を殴った。
「いい加減にするのはあなたの方です、見苦しい。
これは、戦ではなく競技です。競技はルールに従うのは当たり前です。
なんで、あなたはルールに従えないのですか。
文句を言うなら始めから出なければ良かったのです。
まったく、父兄が見ている前で恥ずかしい、あなたこそ帝国の恥さらしです。」
「しかし、姉上、こんな『色なし』が優勝するようなルールはそもそもおかしいのです。」
「まだ言いますか……。
何度も言いますが、その『色なし』というのは不適切な発言です。
この国では、『色なし』と言われる方への差別は認めてないのですよ。
ここは帝国ではないのです、何度言えばわかるのですか。」
ハイジさんはザイヒト王子を黙らせて、審判の方々にひたすら謝っている。
ここまでできの悪い弟がいると大変だよね。
しかし、五組の担任、ちゃんとルールの説明したんだよね?
(設定注釈)
二シュトラーセ=十メートル
十センチシュトラーセ=五十センチメートル
二ミリシュトラーセ=一センチメートル
と思ってください。
全クラスの代表が横一列に並んで、自分の前にある的に魔法で石を飛ばして点数を競うんだね。
普通の人は、『ストーンバレット』という土魔法を使うんだよ。
飛ばす石は、地面の土から自分で作っても良いし、あらかじめ先生が用意して足元の桶に入れてある石を使っても良い。
的は、二シュトラーセ先に設置してあり、的の直径は十センチで直径を五十等分して其々の直径の同心円が描かれている。同心円上には点数が書かれているんだって。
的の縁と一番外側の円の間に弾痕ができたら1点で、一番内側の円の中に弾痕が納まったら五十点、的を壊したり完全に破れた場合は失格で0点だ。
弾痕の外側に破れが生じた場合、破れが達した一番外側の点数になる。
的は壊れ易いように薄い紙でできていて、外枠も割れ易い木でできている。
この競技のミソは、満点の五十点を取るためには弾痕を的の中心二ミリシュトラーセ以内に収めなくてはならないことなんだ。あ、ミリというのはセンチの十分の一ね。
たとえ、正確に的の中心に石を中てたとしても、石の直径が二ミリ以上あったら満点にはならないってこと。しかも、的は薄い紙だから、石の直径以上の弾痕になるよね。
ちなみに、足元の桶に入っている石は、わたし達子供の握りこぶしほどもあるし形もいびつだ。
この石をそのまま飛ばしたら、的が大きく破れちゃうよね。
だから事前に用意された石を使う場合にはこの石を土魔法で整形しないとね。
自分で土を固めて石を作るか、用意された石を整形するかはどちらが得意かで選ぶんだ。
***********
さて、競技が始まるみたい。
最初の射手は五組の子だ、うん?なにやら見覚えのある顔が出てきたな。
彼は、突き上げた掌の上に大きな石を作り出した。
あんな大きな石を圧縮するの?凄い魔力の無駄遣い…。
これからドンだけ魔力をこめて石を圧縮するのかと思いきや、
「力ある石の弾丸よ!我前に立ちふさがるモノを粉砕せよ!」
そのまま的に向かって撃ち放った。
バシャ!
という気の抜けた破砕音を伴って、的が粉砕された。
だから、その的は華奢なんだって。
「五組、ザイヒト君失格、得点は零点です。」
あいつ、ちゃんとルールを聞いていたのか?
というか、五組の生徒達は良くあいつを代表にしたよね。
まあ、一国の王子が出たいといえば、止められないか。
「なんだと!われは見事に的を粉砕したではないか!失格とは何事だ!」
ほら、ルールを聞いたなかった。本当に人の話を聞かない子だよね。
「担任の先生が事前にルールを説明したはずです。
的を壊したら失格というのは注意事項の一番最初に書いてあるでしょう。」
「そんな馬鹿なルールは認められんぞ!
あんな軟な的も壊せんようなストーンバレットに何の意味があるんだ!」
あ、五組の担任が出てきた、審判にペコペコ頭を下げている。
何かあの先生、前に見たときよりも髪の毛が薄くなっているような気がする……。
ルールを把握していないのはザイヒト王子だけだったみたい。
他の子達はきちんと小さな石礫を作るように頑張っていた。
先生が用意した石を整形するのは難しいようで、みんな土を固めて作っていた。
ただ、土を固めるのきちんとできなかったのか四組の子の石礫は的に届く前に崩れてしまって失格になっていた。
また、三組の子は、石礫を飛ばすのに込めた魔力が少なかったらしく、石礫が的に届かなかった。
結局、一射目はミーナちゃんの前に得点できたのは二組の生徒ただ一人だった。
そして、一射目の最後はミーナちゃんだ。
ミーナちゃんは、一掴みの土をじっくりと固めると同時に針のように細く整形していく。
そして、
「シュート!」
という掛け声と共に石の針を撃ち出した。
ああ、本当は掛け声は要らないんだよ、でも無言だと周りの人が気付いてくれないから合図を入れることにしたんだ。
審判は、ミーナちゃんが飛ばした石の針が見えていなかったようで何も言わない。
「あの、終りました。的を確認してください。」
ミーナちゃんに言われて慌てて的を見に行く審判の先生、そして宣言する。
「ただいまのミーナさんの得点、五十点です。」
周りから驚きの声が上がった、他の審判の先生がミーナちゃんの的を見に集まっている。
「今まで、満点の五十点は出たことがないそうです。
円の中心に直径二ミリに満たない石礫を中てるのは不可能だと言われていたのです。」
わたしの横にいたエルフリーデちゃんが教えてくれた。
少なくともこの運動会では上級生でも五十点を出した人はいないらしい。
この種目は、一人三射して合計点で順位を決める。
二射目、第一射手のザイヒト王子は相変わらず力加減ができず大ぶりの石を作っては的を粉砕していた。
小さい石が作れないなら、せめて先生が用意してくれた石を『破砕』で砕いて小さくして撃てばいいのに…。
学習できないザイヒト王子は論外として、普通の子は失敗から学ぶよね。
四組の子は土の圧縮度を高めてちゃんと石礫にしたし、三組の子も飛ばすときの魔力を少し多くして的まで石礫が届いたし、二人ともちゃんと得点していた。
そして、ミーナちゃんはまたしても満点の五十点だった。
結局三射目を終えて、大方の予想通り順位はクラスの並び順であった。
もちろん優勝は、特別クラスのミーナちゃん、先生方も驚愕の合計百五十点だった。
そして最下位は、三連続無得点で合計得点零のザイヒト王子、これも前代未聞のことらしい。
どうも三連続満点という結果を信じられない先生がいたみたい。
審判に加わっていない先生から、ミーナちゃんの的を見せろを要望があったそうだ。
ミーナちゃんの的を審判をした先生が手分けをして、先生、生徒、父兄の席に見せて回った。
わたしも見たよ驚いた、針みたいに細い石の棒が的の中央に突き刺さって止まっているんだもん。
みんな、実物の的を見てミーナちゃんの優勝を納得したようだった。
ただ一人を除いて。
「あれが優勝だと、ふざけるな!
紙の的一枚貫けないストーンバレットなんて何の意味があるんだ。
あんなの戦では何の役にも立たないではないか。
こんな温いルールを作ってわれが最下位だと、いい加減にしろ!」
案の定、ミーナちゃんの的を見たザイヒト王子が審判に絡んでいる。
すると観客席から少女が一人こちらに走ってきて、いきなりザイヒト王子の頭を殴った。
「いい加減にするのはあなたの方です、見苦しい。
これは、戦ではなく競技です。競技はルールに従うのは当たり前です。
なんで、あなたはルールに従えないのですか。
文句を言うなら始めから出なければ良かったのです。
まったく、父兄が見ている前で恥ずかしい、あなたこそ帝国の恥さらしです。」
「しかし、姉上、こんな『色なし』が優勝するようなルールはそもそもおかしいのです。」
「まだ言いますか……。
何度も言いますが、その『色なし』というのは不適切な発言です。
この国では、『色なし』と言われる方への差別は認めてないのですよ。
ここは帝国ではないのです、何度言えばわかるのですか。」
ハイジさんはザイヒト王子を黙らせて、審判の方々にひたすら謝っている。
ここまでできの悪い弟がいると大変だよね。
しかし、五組の担任、ちゃんとルールの説明したんだよね?
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