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第2章 オストマルク王立学園
第30話 ミーナの学園での一日
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朝六時、私はベッドから起き出す。
ターニャちゃんが用意してくれたベッドは、昔滅びた魔導王国の王宮で使われていたベッドで、何でも今では失われた技術を使って作られたそうで信じられないくらい寝心地が良い。
つい寝過ごしてしまいそうになるが、怠惰な生活に陥るのを戒め、誘惑に負けそうになる心に鞭打って起床する。
ちなみに、この部屋にはターニャちゃんが用意してくれた時計という魔導具がある。
これは、時刻を正確に刻むもので、12時間表示になっている。
これが二回転、二十四時間で一日なんだって、時計を見せてもらったときに説明を受けて初めて知ったの。
普通庶民の生活は、創世教の教会にある鐘の音を頼りにしているんだ。
六の鐘で起きて、七の鐘で仕事を初めて、十二の鐘で休んで、五の鐘で仕事を終えるという一日四回の鐘しか時間を区切るものがないの。
みんな、何で十二の鐘の後が、五の鐘なのか不思議に思わないんだよ。
私は前から不思議だったの。今回時計を見て初めてその理由が分かったよ。
教会には、この鐘を鳴らす時間を知るために時計の魔導具があるらしいよ。
一つの教会に一つしかない様な貴重な時計の魔導具が、私達の部屋の全てにおいてあり何処にいても正確な時間がわかるようになっている。凄いよね。
朝起きたらターニャちゃんが起きて来るまでの一時間を、私のそばにいる精霊さんたちと遊ぶ時間に当てているの。
王都に来るときまで十五人ほどだった私を慕ってくれる精霊さんは、王宮に行った時に新たに懐かれてしまい三十二人になってしまった。
ターニャちゃんに最初に注意されたけど、最初の十五人の時に少しでも仲良くなれるように名前を付けたのが失敗だった。
新たに増えた十七人の精霊さんに名前を考えるのもさることながら、名前と顔を一致させて覚えるのはもっと大変だった。
毎朝一人ずつ名前を呼んで、お喋りすることで名前と顔を覚える努力をしている最中だ。
ターニャちゃんが、おチビちゃん達と呼んで、個々に名前をつけない理由がよくわかった。
だって、ターニャちゃんの周りって常に五十人以上の精霊さんがいるのだから。
朝七時、そろそろターニャちゃんが起きてくる時間なのでリビングに移る。
私がソファーに座るとすぐに、フィアさんがモーニングティーを持って来てくれる。
上位の精霊様をお茶汲みに使っているようで申し訳なく思うが、一方でお嬢様になったみたいで少し嬉しくも感じている。
私がお茶を飲んでいると、「おはよう、ミーナちゃん、毎朝早いね。」といってターニャちゃんがまだ眠そうな顔をして起きてきた。
寝癖の付いたターニャちゃんの髪をソールさんが梳かし終わったら、食堂へ朝食に行く。
ターニャちゃんと向かい合わせに二人用にテーブルに着くと給仕係が朝食を持って来てくれる。
今日の朝食は、トースト、ベーコンエッグ、サラダ、スープとオレンジジュースだった。
三食ともそうなんだけど、寮で出される食事は中流貴族の標準的な食事内容になっているらしい。
両親が亡くなってから、カビが生えかけた固いパンと薄いスープしか食べてなかった私には、毎食凄いご馳走だ。
最初は、貴族の人たちに囲まれて、使い慣れないフォークとナイフで食事をするのに凄い緊張したけど、最近はそれにも慣れてきた。
でも不思議なことに、私よりずっと良い生活をしてきたはずのターニャちゃんの方が私より食事に感激していたのね。
話を聞くと、精霊さんは殺生を嫌うので、今までお肉やお魚料理を食べたことがなかったそうだ。
しかも、食事をしない精霊さんは味覚というものがないようで、味付けに無頓着だったらしい。
そういえば、旅の最中も宿屋のご飯に感動して泣きながら食べていた気がする。
朝食のあとは、身支度を整えて初等部の校舎へ通学する。
今までは、ターニャちゃんと二人だったから、気軽にお喋りしながら登校していた。
でも、今は、
「おはようございます、ターニャちゃん、ミーナちゃん。今日もよろしくお願いしますね。」
フローラ王女が一緒に登校することになった。
フローラ王女は、精霊の術の使い方の練習や奉仕活動で仲良くなったからいいけど…。
「「「「「おはようございます。」」」」」
ターニャちゃんの魔導車に乗りたいという声に押されて、エルフリーデ様のグループのお嬢様方も一緒に登校することになってしまった。
ターニャちゃんは人のいない所で育ったから気にしないようだけど、私はお貴族様は怖いものと教えられて育ってきた。
だから、学園内では生徒は平等という建て前だけど、お貴族の方と御一緒するのはやっぱり少し緊張してしまう。
**********
学園は、八時半から始まるの。最初に朝の連絡事項が有って、午前中は八時四十分から一時間の授業が三つある。授業の間には十分間の休憩時間があって、十二時に午前の授業が終わる。
午前の授業は、読み書き、計算、地理、歴史、理科、魔法の座学が組まれている。
読み書きと計算は、ソールさんとフィアさんにみっちりと仕込まれたので、全く問題ない。
問題は、他の三教科、平民の私には全く馴染みのない分野だもん。
フローラ王女やエルフリーデ様は、王族や上級貴族の嗜みとやらで地理と歴史はかなり進んでいるらしい。
でも、他の子はみんな初めて勉強するみたいで、授業についていければ大丈夫のようで少し安心した。
午後は、二時から一時間半授業が二つ。午後は実習なので時間が長いんだって。
教科は、魔法実技、礼儀作法、ダンス、護身術の四教科なの。
礼儀作法は、本当に有りがたかった。
だって、周りはみんなお貴族様なんだもん。どんなことが無礼に当たるか分からないと困るから。
それに、この授業で丁寧な言葉遣いも教えてもらえるんだって、本当に助かるよ。
反面、ダンスってなに?
平民の私には、全く縁のないことだよねって、ターニャちゃんと話していたら、
「お母様が、ミーナちゃんが十五歳になったらお披露目するって張り切っていたわよ。」
とフローラ王女から嬉しくない情報がもたらされた。
ミルト皇太子妃様ならノリノリでやるに違いないと思う。
ダンスの練習も、ちゃんとやらないとダメみたいだよ…。
護身術ってなにと思ったけど、この学園の生徒は貴族に限らずお金持ちの子女が多いので、誘拐対策で一通り習うんだって教えられた。
**********
午後の授業が終わると五時過ぎだ。
最近は、エルフリーデさんに誘われて、サロンに寄って行く日も多い。
ターニャちゃんは、お菓子が食べられるって無邪気に喜んでいる。
でも、私は、やっぱりお貴族様の中にいると少し緊張してしまう。
なかなか、お菓子をじっくり味合う余裕は持てないの。
幸い、クラスメートの貴族の方は優しい方が多く、色々気を使ってくださるので、最近になって少し緊張が解けてきた気がする。もう少し打ち解けられればいいな。
最近は、このメンバーで一緒に帰って、そのまま一緒の夕食をとることも増えてきた。
まだ緊張するけど、今まで友達がいなかったので、みんなで食卓を囲むのは凄く新鮮だ。
夕食後は、部屋で今日の復習をして、入浴をしたらお休みだ。
明かりの魔導具のおかげで夜でも勉強できるし、給湯の魔導具のおかげでいつでも入浴できる。
奴隷のようにこき使われていた先日までは予想も出来なかった幸せな環境だ。
精霊さんとターニャちゃんがもたらしてくれた幸せに感謝しつつ、ベッドに入る。
明日はもう少し、エルフリーデちゃん達と打ち解けられるように頑張ろう。
ターニャちゃんが用意してくれたベッドは、昔滅びた魔導王国の王宮で使われていたベッドで、何でも今では失われた技術を使って作られたそうで信じられないくらい寝心地が良い。
つい寝過ごしてしまいそうになるが、怠惰な生活に陥るのを戒め、誘惑に負けそうになる心に鞭打って起床する。
ちなみに、この部屋にはターニャちゃんが用意してくれた時計という魔導具がある。
これは、時刻を正確に刻むもので、12時間表示になっている。
これが二回転、二十四時間で一日なんだって、時計を見せてもらったときに説明を受けて初めて知ったの。
普通庶民の生活は、創世教の教会にある鐘の音を頼りにしているんだ。
六の鐘で起きて、七の鐘で仕事を初めて、十二の鐘で休んで、五の鐘で仕事を終えるという一日四回の鐘しか時間を区切るものがないの。
みんな、何で十二の鐘の後が、五の鐘なのか不思議に思わないんだよ。
私は前から不思議だったの。今回時計を見て初めてその理由が分かったよ。
教会には、この鐘を鳴らす時間を知るために時計の魔導具があるらしいよ。
一つの教会に一つしかない様な貴重な時計の魔導具が、私達の部屋の全てにおいてあり何処にいても正確な時間がわかるようになっている。凄いよね。
朝起きたらターニャちゃんが起きて来るまでの一時間を、私のそばにいる精霊さんたちと遊ぶ時間に当てているの。
王都に来るときまで十五人ほどだった私を慕ってくれる精霊さんは、王宮に行った時に新たに懐かれてしまい三十二人になってしまった。
ターニャちゃんに最初に注意されたけど、最初の十五人の時に少しでも仲良くなれるように名前を付けたのが失敗だった。
新たに増えた十七人の精霊さんに名前を考えるのもさることながら、名前と顔を一致させて覚えるのはもっと大変だった。
毎朝一人ずつ名前を呼んで、お喋りすることで名前と顔を覚える努力をしている最中だ。
ターニャちゃんが、おチビちゃん達と呼んで、個々に名前をつけない理由がよくわかった。
だって、ターニャちゃんの周りって常に五十人以上の精霊さんがいるのだから。
朝七時、そろそろターニャちゃんが起きてくる時間なのでリビングに移る。
私がソファーに座るとすぐに、フィアさんがモーニングティーを持って来てくれる。
上位の精霊様をお茶汲みに使っているようで申し訳なく思うが、一方でお嬢様になったみたいで少し嬉しくも感じている。
私がお茶を飲んでいると、「おはよう、ミーナちゃん、毎朝早いね。」といってターニャちゃんがまだ眠そうな顔をして起きてきた。
寝癖の付いたターニャちゃんの髪をソールさんが梳かし終わったら、食堂へ朝食に行く。
ターニャちゃんと向かい合わせに二人用にテーブルに着くと給仕係が朝食を持って来てくれる。
今日の朝食は、トースト、ベーコンエッグ、サラダ、スープとオレンジジュースだった。
三食ともそうなんだけど、寮で出される食事は中流貴族の標準的な食事内容になっているらしい。
両親が亡くなってから、カビが生えかけた固いパンと薄いスープしか食べてなかった私には、毎食凄いご馳走だ。
最初は、貴族の人たちに囲まれて、使い慣れないフォークとナイフで食事をするのに凄い緊張したけど、最近はそれにも慣れてきた。
でも不思議なことに、私よりずっと良い生活をしてきたはずのターニャちゃんの方が私より食事に感激していたのね。
話を聞くと、精霊さんは殺生を嫌うので、今までお肉やお魚料理を食べたことがなかったそうだ。
しかも、食事をしない精霊さんは味覚というものがないようで、味付けに無頓着だったらしい。
そういえば、旅の最中も宿屋のご飯に感動して泣きながら食べていた気がする。
朝食のあとは、身支度を整えて初等部の校舎へ通学する。
今までは、ターニャちゃんと二人だったから、気軽にお喋りしながら登校していた。
でも、今は、
「おはようございます、ターニャちゃん、ミーナちゃん。今日もよろしくお願いしますね。」
フローラ王女が一緒に登校することになった。
フローラ王女は、精霊の術の使い方の練習や奉仕活動で仲良くなったからいいけど…。
「「「「「おはようございます。」」」」」
ターニャちゃんの魔導車に乗りたいという声に押されて、エルフリーデ様のグループのお嬢様方も一緒に登校することになってしまった。
ターニャちゃんは人のいない所で育ったから気にしないようだけど、私はお貴族様は怖いものと教えられて育ってきた。
だから、学園内では生徒は平等という建て前だけど、お貴族の方と御一緒するのはやっぱり少し緊張してしまう。
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学園は、八時半から始まるの。最初に朝の連絡事項が有って、午前中は八時四十分から一時間の授業が三つある。授業の間には十分間の休憩時間があって、十二時に午前の授業が終わる。
午前の授業は、読み書き、計算、地理、歴史、理科、魔法の座学が組まれている。
読み書きと計算は、ソールさんとフィアさんにみっちりと仕込まれたので、全く問題ない。
問題は、他の三教科、平民の私には全く馴染みのない分野だもん。
フローラ王女やエルフリーデ様は、王族や上級貴族の嗜みとやらで地理と歴史はかなり進んでいるらしい。
でも、他の子はみんな初めて勉強するみたいで、授業についていければ大丈夫のようで少し安心した。
午後は、二時から一時間半授業が二つ。午後は実習なので時間が長いんだって。
教科は、魔法実技、礼儀作法、ダンス、護身術の四教科なの。
礼儀作法は、本当に有りがたかった。
だって、周りはみんなお貴族様なんだもん。どんなことが無礼に当たるか分からないと困るから。
それに、この授業で丁寧な言葉遣いも教えてもらえるんだって、本当に助かるよ。
反面、ダンスってなに?
平民の私には、全く縁のないことだよねって、ターニャちゃんと話していたら、
「お母様が、ミーナちゃんが十五歳になったらお披露目するって張り切っていたわよ。」
とフローラ王女から嬉しくない情報がもたらされた。
ミルト皇太子妃様ならノリノリでやるに違いないと思う。
ダンスの練習も、ちゃんとやらないとダメみたいだよ…。
護身術ってなにと思ったけど、この学園の生徒は貴族に限らずお金持ちの子女が多いので、誘拐対策で一通り習うんだって教えられた。
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午後の授業が終わると五時過ぎだ。
最近は、エルフリーデさんに誘われて、サロンに寄って行く日も多い。
ターニャちゃんは、お菓子が食べられるって無邪気に喜んでいる。
でも、私は、やっぱりお貴族様の中にいると少し緊張してしまう。
なかなか、お菓子をじっくり味合う余裕は持てないの。
幸い、クラスメートの貴族の方は優しい方が多く、色々気を使ってくださるので、最近になって少し緊張が解けてきた気がする。もう少し打ち解けられればいいな。
最近は、このメンバーで一緒に帰って、そのまま一緒の夕食をとることも増えてきた。
まだ緊張するけど、今まで友達がいなかったので、みんなで食卓を囲むのは凄く新鮮だ。
夕食後は、部屋で今日の復習をして、入浴をしたらお休みだ。
明かりの魔導具のおかげで夜でも勉強できるし、給湯の魔導具のおかげでいつでも入浴できる。
奴隷のようにこき使われていた先日までは予想も出来なかった幸せな環境だ。
精霊さんとターニャちゃんがもたらしてくれた幸せに感謝しつつ、ベッドに入る。
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