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第18章 冬、繫栄する島国で遭遇したのは
第547話 女の子の活躍の場です
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先ほど保護した女の子も、お風呂で体を温めてから服も冬用のモノに着替えました。
温かいごはんも食べてお腹もいっぱいになったようです。
私は、ダイニングにいる七人の少女のお腹が十分に膨れたことを確認すると。
彼女たちを『スノーフェスティバル』の会場に案内することにしました。
私とサリー、エリーの三人で、七人の少女を会場へ案内します。
私が、二人の少女の手を引いて会場へ向かって歩くと。
サリーも、エリーも少女達と両手をつないで、私の後ろをついて来ます。
「本当に賢いお子さんですね。
スラムから来た少女達が逸れないように。
ちゃんと手をつないで、誘導していますもんね。」
『スノーフェスティバル』の取材に付いて来たマーブル青年。
自分も一人の少女を誘導しながら、サリーとエリーに感心していました。
青年は、サリーとエリーが私の実の娘ではないと知っていますが。
二人がスラムから保護した孤児だと言うことには気付いているでしょうか。
とても思いやりがあり、礼儀正しく、人懐っこい二人が孤児だとは想像できないのではないでしょうか。
この二人が一年前は、ロクに言葉も話せず、何かに怯えていたような表情をしていたことも。
会場へ着いてネネちゃんの所まで案内すると。
「さあ、ここからはネネお姉ちゃん達が案内してくれるわ。
思いっ切りお祭りを楽しんでちょうだい。
今日のお祭りが終る頃に、また私が迎えに来るからここで待っていてね。
今日は私の家に泊っていってね。
もう一度お風呂に入って、温かい晩ごはんを食べましょうね。」
少女達にそう告げて、ネネちゃんに七人を託すと。
「今日、泊めてくれるの? 外じゃなくてお家の中で?」
「また、あったかいごはんが食べられるなんて夢みたい。」
「わーい、また、おゆのなかにはいれる!」
これから遊ぶお祭りのことより、今晩私の館に泊れると聞き期待に胸を膨らましたようでした。
そうですよね、この寒空の下、凍えないで済むことが一番の喜びなのだと思います。
「ええ、今日は暖かい部屋で、暖かいお布団を被って眠れるから楽しみにしていてね。
それじゃ、元気に遊んでらっしゃい。」
「「「はーい!」」」
少女達は私の返答を聞くと目をキラキラさせながらネネちゃんと共に遊びに行ってしまいました。
**********
その後、私はサリーとエリーも連れてマーブル青年に『スノーフェスティバル』会場を案内しました。
サリーとエリーには、二人で遊んで来ても良いのよと言ったのですが。
最近、忙しくて余り時間を取ってあげられなかったためか、私から離れようとしなかったのです。
「なんか、悪いことをしたみたいですね。
母娘水入らずでお祭りを楽しむつもりだったようなのに。
ボクが邪魔しちゃったみたいで。」
私の両手にぶら下がるようにして歩くサリーとエリーを見てマーブル青年がすまなそうにしていると。
「ううん、おにいちゃん、ちょうどよかった。」
サリーがそう言うって、エリーとじゃんけんを始めます。
いったい、何がちょうど良かったのかと思っていると。
「やったー!かった!」
チョキを出したエリーに対して、グーを出したサリーが喜びました。
そして。
「ままー、そりにのるの、おとなようの。
さいしょは、さりーが、ままといっしょ!」
サリーがソリに乗ってサクラソウの丘を降りたいとおねだりしてきました。
どうやら、保護者が私一人では二人いっぺんには滑降出来ないと思ったようです。
最初、エリーはマーブル青年と一緒に乗って、二度目は私と言うことなのでしょう。
この二人が、ほぼ初対面のマーブル青年に警戒感を抱かないのは珍しいです。
ケリー君とおじいさま以外の男性に懐いたのは見たこと無いのですが。
思った通り、ソリに乗って二回斜面を滑り降りることになりました。
サリーも、エリーも、一緒に滑降したのは初めてでしたが、とても喜んでもらえたようです。
**********
ただ、寒風をきって斜面を降るとかなり体が冷えました。
私達は、屋台で温かいものをかって体を温めることにします。
屋台を集めた広場に行くと、昨年よりも増えた屋台に、それ以上に増えたお客さんが群がっていました。
張り紙で屋台の募集をしたことと、コンテストをするとしたことがお客さんを呼んだ様子です。
「いやあ盛況ですね、思ったより賑わっていて驚きました。」
雪洞の中に腰を落ち着けるとマーブル青年がそんな感想をもらします。
それに続いて。
「しかし、会場全体を見渡して思ったのですが。
外部から出店を募集した屋台を除いて、スタッフがみな女性なのですね。
しかも、大半が子供のような気がします。
なのに、みんな、とても来場者に気を配っていて感心しました。」
会場を見て歩く間に、会場のスタッフが来場者のお世話をしている場面に何度も遭遇しました。
足を滑らして転んだお年寄りを助け起こす女学校の生徒や子供用のソリ斜面でこけた子供を介抱するリンダさん。
それに、『雪像作り』に一人で来てしまい迷子になった幼児の手を引いて親御さんを捜すノノちゃんなどを。
特に、会場に分散配置した女学校の生徒たちがとても親切に来場者を案内していました。
「みんな、自分の持ち場の仕事をキチンとこなしていて感心するでしょう。
スタッフが女の子だけなのは、私のもとで保護している子とリーナが運営している女学校の生徒だけだからなの。
昨年は私の身内だけで運営したのだけど、今年は人手が足りなくて女学校に応援を頼んだのよ。」
「女学校に応援ですか? それは良家の子女が通う学校ですよね。」
マーブル青年の頭の中では、女学校と言えば良家の子女の通う場所と言う先入観があるようです。
良家の子女が、寒い雪の中でお客さんの世話を焼いていることを不思議に思った様子です。
「女学校は、良家の子女の通う場所ではありませんよ。
むしろ、逆です。
今、リーナは領内の識字率百%を目指して領民の学校を計画しています。
その第一弾として、学校で教える教員を育成するための学校を創ったのです。
それが女学校で、生徒は人買いに売りに出される予定だった貧民の子供が中心です。
リーナは、教員の養成と貧困対策を同時にしようと思ったのです。」
私が、女学校の設立からの経緯を話すとマーブル青年はまたまた目を丸くしていました。
「大公様も、カロリーネ王女も中々革新的な事を考えたものですね。
この国だって識字率は五割程度と言われていて。
実際のところ、上流階級ははぼ百%なので、一般市民の識字率は三割程度と言われています。
一般市民の中でも商人やそこの使用人が八割程度と聞きますので。
それ以外の大部分の一般市民の識字率は三割にも満たないと言われてます。」
領民の識字率百%を目指すと言うリーナの試みを、とても野心的な試みだと青年は感じた様子でした。
温かいごはんも食べてお腹もいっぱいになったようです。
私は、ダイニングにいる七人の少女のお腹が十分に膨れたことを確認すると。
彼女たちを『スノーフェスティバル』の会場に案内することにしました。
私とサリー、エリーの三人で、七人の少女を会場へ案内します。
私が、二人の少女の手を引いて会場へ向かって歩くと。
サリーも、エリーも少女達と両手をつないで、私の後ろをついて来ます。
「本当に賢いお子さんですね。
スラムから来た少女達が逸れないように。
ちゃんと手をつないで、誘導していますもんね。」
『スノーフェスティバル』の取材に付いて来たマーブル青年。
自分も一人の少女を誘導しながら、サリーとエリーに感心していました。
青年は、サリーとエリーが私の実の娘ではないと知っていますが。
二人がスラムから保護した孤児だと言うことには気付いているでしょうか。
とても思いやりがあり、礼儀正しく、人懐っこい二人が孤児だとは想像できないのではないでしょうか。
この二人が一年前は、ロクに言葉も話せず、何かに怯えていたような表情をしていたことも。
会場へ着いてネネちゃんの所まで案内すると。
「さあ、ここからはネネお姉ちゃん達が案内してくれるわ。
思いっ切りお祭りを楽しんでちょうだい。
今日のお祭りが終る頃に、また私が迎えに来るからここで待っていてね。
今日は私の家に泊っていってね。
もう一度お風呂に入って、温かい晩ごはんを食べましょうね。」
少女達にそう告げて、ネネちゃんに七人を託すと。
「今日、泊めてくれるの? 外じゃなくてお家の中で?」
「また、あったかいごはんが食べられるなんて夢みたい。」
「わーい、また、おゆのなかにはいれる!」
これから遊ぶお祭りのことより、今晩私の館に泊れると聞き期待に胸を膨らましたようでした。
そうですよね、この寒空の下、凍えないで済むことが一番の喜びなのだと思います。
「ええ、今日は暖かい部屋で、暖かいお布団を被って眠れるから楽しみにしていてね。
それじゃ、元気に遊んでらっしゃい。」
「「「はーい!」」」
少女達は私の返答を聞くと目をキラキラさせながらネネちゃんと共に遊びに行ってしまいました。
**********
その後、私はサリーとエリーも連れてマーブル青年に『スノーフェスティバル』会場を案内しました。
サリーとエリーには、二人で遊んで来ても良いのよと言ったのですが。
最近、忙しくて余り時間を取ってあげられなかったためか、私から離れようとしなかったのです。
「なんか、悪いことをしたみたいですね。
母娘水入らずでお祭りを楽しむつもりだったようなのに。
ボクが邪魔しちゃったみたいで。」
私の両手にぶら下がるようにして歩くサリーとエリーを見てマーブル青年がすまなそうにしていると。
「ううん、おにいちゃん、ちょうどよかった。」
サリーがそう言うって、エリーとじゃんけんを始めます。
いったい、何がちょうど良かったのかと思っていると。
「やったー!かった!」
チョキを出したエリーに対して、グーを出したサリーが喜びました。
そして。
「ままー、そりにのるの、おとなようの。
さいしょは、さりーが、ままといっしょ!」
サリーがソリに乗ってサクラソウの丘を降りたいとおねだりしてきました。
どうやら、保護者が私一人では二人いっぺんには滑降出来ないと思ったようです。
最初、エリーはマーブル青年と一緒に乗って、二度目は私と言うことなのでしょう。
この二人が、ほぼ初対面のマーブル青年に警戒感を抱かないのは珍しいです。
ケリー君とおじいさま以外の男性に懐いたのは見たこと無いのですが。
思った通り、ソリに乗って二回斜面を滑り降りることになりました。
サリーも、エリーも、一緒に滑降したのは初めてでしたが、とても喜んでもらえたようです。
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ただ、寒風をきって斜面を降るとかなり体が冷えました。
私達は、屋台で温かいものをかって体を温めることにします。
屋台を集めた広場に行くと、昨年よりも増えた屋台に、それ以上に増えたお客さんが群がっていました。
張り紙で屋台の募集をしたことと、コンテストをするとしたことがお客さんを呼んだ様子です。
「いやあ盛況ですね、思ったより賑わっていて驚きました。」
雪洞の中に腰を落ち着けるとマーブル青年がそんな感想をもらします。
それに続いて。
「しかし、会場全体を見渡して思ったのですが。
外部から出店を募集した屋台を除いて、スタッフがみな女性なのですね。
しかも、大半が子供のような気がします。
なのに、みんな、とても来場者に気を配っていて感心しました。」
会場を見て歩く間に、会場のスタッフが来場者のお世話をしている場面に何度も遭遇しました。
足を滑らして転んだお年寄りを助け起こす女学校の生徒や子供用のソリ斜面でこけた子供を介抱するリンダさん。
それに、『雪像作り』に一人で来てしまい迷子になった幼児の手を引いて親御さんを捜すノノちゃんなどを。
特に、会場に分散配置した女学校の生徒たちがとても親切に来場者を案内していました。
「みんな、自分の持ち場の仕事をキチンとこなしていて感心するでしょう。
スタッフが女の子だけなのは、私のもとで保護している子とリーナが運営している女学校の生徒だけだからなの。
昨年は私の身内だけで運営したのだけど、今年は人手が足りなくて女学校に応援を頼んだのよ。」
「女学校に応援ですか? それは良家の子女が通う学校ですよね。」
マーブル青年の頭の中では、女学校と言えば良家の子女の通う場所と言う先入観があるようです。
良家の子女が、寒い雪の中でお客さんの世話を焼いていることを不思議に思った様子です。
「女学校は、良家の子女の通う場所ではありませんよ。
むしろ、逆です。
今、リーナは領内の識字率百%を目指して領民の学校を計画しています。
その第一弾として、学校で教える教員を育成するための学校を創ったのです。
それが女学校で、生徒は人買いに売りに出される予定だった貧民の子供が中心です。
リーナは、教員の養成と貧困対策を同時にしようと思ったのです。」
私が、女学校の設立からの経緯を話すとマーブル青年はまたまた目を丸くしていました。
「大公様も、カロリーネ王女も中々革新的な事を考えたものですね。
この国だって識字率は五割程度と言われていて。
実際のところ、上流階級ははぼ百%なので、一般市民の識字率は三割程度と言われています。
一般市民の中でも商人やそこの使用人が八割程度と聞きますので。
それ以外の大部分の一般市民の識字率は三割にも満たないと言われてます。」
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