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第15章 秋から冬へ、仕込みの季節です
第361話 少しは労わって欲しいです
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ネーナさん達四人をリーナの許に預け、ホテルの建設の件はフランクさんにお任せしました。
当面、フランクさんの設計図が出来上がるまで私に出来る事はありません。
ここらで、ホッと一息、…という訳にはいかないようで。
「シャルロッテ様、ホテルの件にかまけてこちらを忘れて頂いたら困ります。
夏中かけて資材の準備は終わりました。
もたもたしていると、冬が来ちゃいますよ。」
そんな風に私を急き立てたのは、オークレフトさんです。
おじいさまに依頼されていた帝都への街灯の設置。
その準備が整ったと言います。
この春以降、オークレフトさんは帝国政府の技術者と打ち合わせを続けてきました。
もちろん、私の魔法で定期的に彼を帝都に送り届けたのですが。
で、夏前に正式な発注をもらって、資材の調達を進めていたのです。
オークレフトさんの計画では、冬の間、悪ガキ共に送電線工事をさせると言います。
さて、その用地ですが。
以前、おじいさまが、発電施設から帝都まで遠大な地下道を引いて、そこに送電線を通して欲しいと希望しました。
オークレフトさんが発電施設の候補地として挙げた場所は、一番近いところで帝都から五十マイルは離れています。
おじいさまのお願いは、すなわち精霊の力を借りて欲しいという事に他なりません。
現時点で人間の技術では、五十マイルもの長さのトンネルを掘るのはおそらく不可能ですから。
幸いにして、大地の精霊ノミーちゃんはおじいさまに好意的でした。力を貸してくれると言ってくれたのです。
その際に、おじいさまの領地であれば、何処でも好きなようにして良いと許可を貰いました。
おじいさまの領地と一言で言いますが、おじいさまは帝国構成する中で最も広大な領邦の君主です。
おじいさまが君主を務める領邦は、帝都を含みアルム山脈にまで至る広大な面積を誇っています。
当然、発電施設の候補地は全ておじいさまの領地に含まれていて、何処でも好きなところに建てろと言います。
私は、そのお言葉に甘えてオークレフトさんがここが一番の好適地と主張する場所を確保しました。
そこは、帝都から西に約五十マイル、アルム山脈から続く丘陵地帯の一角です。
アルム山脈から湧き出た沢が集まり、流量を増やし急流となっている川辺の土地にオークレフトさんが目を付けました。
「この一角を整地して発電施設を造りましょう。
木が沢山生えていて好都合です。
工房を建てた時のように、植物の精霊さんに抜いた木を使って大きな建屋を造ってもらえば良いです。」
川が蛇行した内側の土地に立って、オークレフトさんがプランを説明しました。
それによると、川の蛇行部分をショートカットする水路を作ってそこに発電機を設置すると言います。
それによって少しでも川の勾配を急にして、水の流れを早くしたいと言っていました。
そして、おじいさまの許可を取った私達は、夏前までに用地を整地して水路を造ってしまいました。
いつもながら、大地の精霊ノミーちゃんと植物の精霊ドリーちゃんの力はとんでもないです。
人力ですれば何か月かかるか分からない事をほんの数日で終わらせてしまうのですから。
川の蛇行部の内側の森が整地され、オークレフトさんの計画通りの水路がたった数日で掘られました。
もちろん、発電機が設置される予定の場所は重量物が乗っても平気な地盤が造られています。
そして、ドリーちゃんが造った巨大なログハウス(丸太小屋)がその場所をスッポリと覆っています。
その後、私は発電施設の建設予定地に、人が近づかないように結界を張りました。
ここまでは下準備、本格的に工事が始まる秋口まではここは無人になります。
人里から離れていますが、万が一にも人が近づかないとは言い切れません。
猟師にでも見つかって、勝手にねぐらにでもされたら困りますからね。
********
「ハア、ハア、…」
春の間にそんな下準備を済ませてあったログハウス(丸太小屋)の中。
私は、前屈みで膝に手を当て、肩で息をしています。
「いかがされましたか、シャルロッテ様?
日頃、精霊さん達に頼りきりで、魔法の腕が鈍りましたか?
大分お疲れのようですが。」
オークレフトさんが無神経な言葉を投げつけてくれました。
失礼な、日頃から魔法の精進は欠かしていませんよ。
確かに、契約している精霊達の方が色々と器用にこなしますから頼りがちですが。
毎晩、館の照明になっているのは私の光の魔法ですし、暖炉やカマドの火入れも自分でやっています。
ただ、今日はモノが悪かっただけです。
目の前の無神経な男が、私に依頼してきたのは冒頭のセリフを聞いた今朝のこと。
その時は、たまたま、工房の様子を伺いに訪れていたのですが。
急き立てられるように、工房の作業場に連れて行かれた私が目にしたのは。
「これ、…発電機ですか?」
台座に乗せられた巨大な構造物、思わず見上げてしまう大きさなのです。
大きすぎて全体像がとらえきれませんが。
よくよく見てみると、現在稼働している発電機と似たような構造の様子です。
以前、シューネフルトへ送電している発電機を目にした時、思わず『なにこれ?』と尋ねてしまいましたが。
今回の発電機はその時のモノより更に大型化しています。
「ええ、凄いでしょう。
帝都に張り巡らす街灯を賄う電力に、帝都までの送電にかかるロスを勘案するとこの大きさになりました。
これでも、改良に改良を重ねて、初期に造ったモノより大幅に効率が改善してるんですよ。
で、早速、これを夏前に造った丸太小屋に設置して欲しいのです。
シャルロッテ様にしか出来ない仕事ですから。」
これをあそこまで転送しろと言うのですか…。
「何度も言いますが。
私はこの工房のオーナーであって、運送屋ではないのですよ。
だいたい、こんな大きなモノ、ここで組み上げるのではなく現地でやればよかったでしょう。」
「いや、だって、以前も申し上げましたが。
こんな巨大な機械を水路の上に設置しながら組み上げるのは手間取ります。
第一、作業がとても危険です。
それに、時間を効率的に使おうとすれば、ここで組めるモノは組み上げた状態で持って行く方が良いのです。
せっかく、シャルロッテ様の便利な魔法があるのですから、それを活用しませんと。」
私の苦言に対し、堂々と反論するオークレフトさん。
この方は、私が何の対価も無しに魔法を使っていると勘違いしているようです。
魔法という不思議な力を使うためには、魔力と言うこれまた不思議な力の素を消費するのです。
当然、行使する力が大きいほど消費する魔力も多い訳で、体も疲弊します。
私の場合、人を十人程度連れて、アルビオン王国の王都まで転移するのは造作もない事です。
今まで、オークレフトさんが造った色々な機械も、然したる負担にはならなかったのですが…。
今回、初めて自分の限界を知りました。
「おかしいですね、発動しないです。」
思わずそう呟いたのは、発電機をくだんのログハウスに転移させようとした時です。
オークレフトさんが組み上げた発電機を台座ごと浮遊魔法で浮かせて転移魔法の敷物に乗せました。
『重いわね』、私は浮遊の魔法を遣いながら、体からどんどん魔力が吸い出されて行くのを感じていました。
なんとか、転移魔法の敷物の上に乗せて、発電機を転移させようとすると魔法が発動しないのです。
まあ、実は考えるまでもなく、私のキャパシティーを超えていたのですがね。
「えっ、シャルロッテ様でも、これをあそこまで送るのは難しいですか?
しまったな、シャルロッテ様の魔法ありきで計画していたものですから。
今から、バラして、送ってもらうとなると遅延がバカになりませんね。」
私の疲弊など、気に掛けるでもなくオークレフトさんが計画の遅延を気にしています。
「馬鹿にしないでください。
今のは、単に必要な魔力を見誤っただけです。
見ていてください。」
魔法使いは、大きな魔法を行使する時、自分の魔力では足りない分を大地から吸い上げます。
大地を流れる魔力の流れ、それが噴き出すところでは天候を操作するほどの非常に大きな魔法が行使できます。
ですので、魔法使いはそんなところに居を構える事が多いのです。
私のアルムハイムの館がそうですし、アガサさんが隠遁生活をしていたアルビオン北部の庵もそうでした。
ここはと言うと、あくまで工房として買った土地、魔法の行使のことなど念頭にありませんでした。
なので、私の館ほど大きな力は得られません。
それでも、大地流れる魔力の流れはありますので、出来ないことはないと思ったのです。
********
その結果が今の状況です。
無事に発電機をログハウスまで転移させ、追っかけるように私達も転移部屋から転移してきました。
大地を流れる魔力を利用するからと言って、私が消耗しない訳ではありません。
魔力を吸い上げるというポンプの役割とそれを魔法の発現に変化する役割、それにも魔力を使うのです。
特に今まで、自分のキャパを超える魔法を使ったことが無かったので知りませんでしたが。
魔法の発動に必要な魔力を大地から吸い上げ続けることは、随分と消耗する事だったのです。
やっぱり、この発電機、大きすぎです。
私はその場でしゃがみ込みたい気分で、目の前の発電機を見上げてそう思っていました。
と、その横で。
先程は魔法の腕が鈍っているのではなどど失礼な事を言ったオークレフトさん。
今度は、こんな言葉を口にしました。
「いやあ、最初、魔法で送れないと聞いた時は焦りましたが。
無事に転移させられて良かったです。
これが出来ないと、計画が大幅に遅延するところでした。」
ええ、それはようございました。
ですが、先程からこんなに疲弊している私に労いの言葉はないのですか。
当面、フランクさんの設計図が出来上がるまで私に出来る事はありません。
ここらで、ホッと一息、…という訳にはいかないようで。
「シャルロッテ様、ホテルの件にかまけてこちらを忘れて頂いたら困ります。
夏中かけて資材の準備は終わりました。
もたもたしていると、冬が来ちゃいますよ。」
そんな風に私を急き立てたのは、オークレフトさんです。
おじいさまに依頼されていた帝都への街灯の設置。
その準備が整ったと言います。
この春以降、オークレフトさんは帝国政府の技術者と打ち合わせを続けてきました。
もちろん、私の魔法で定期的に彼を帝都に送り届けたのですが。
で、夏前に正式な発注をもらって、資材の調達を進めていたのです。
オークレフトさんの計画では、冬の間、悪ガキ共に送電線工事をさせると言います。
さて、その用地ですが。
以前、おじいさまが、発電施設から帝都まで遠大な地下道を引いて、そこに送電線を通して欲しいと希望しました。
オークレフトさんが発電施設の候補地として挙げた場所は、一番近いところで帝都から五十マイルは離れています。
おじいさまのお願いは、すなわち精霊の力を借りて欲しいという事に他なりません。
現時点で人間の技術では、五十マイルもの長さのトンネルを掘るのはおそらく不可能ですから。
幸いにして、大地の精霊ノミーちゃんはおじいさまに好意的でした。力を貸してくれると言ってくれたのです。
その際に、おじいさまの領地であれば、何処でも好きなようにして良いと許可を貰いました。
おじいさまの領地と一言で言いますが、おじいさまは帝国構成する中で最も広大な領邦の君主です。
おじいさまが君主を務める領邦は、帝都を含みアルム山脈にまで至る広大な面積を誇っています。
当然、発電施設の候補地は全ておじいさまの領地に含まれていて、何処でも好きなところに建てろと言います。
私は、そのお言葉に甘えてオークレフトさんがここが一番の好適地と主張する場所を確保しました。
そこは、帝都から西に約五十マイル、アルム山脈から続く丘陵地帯の一角です。
アルム山脈から湧き出た沢が集まり、流量を増やし急流となっている川辺の土地にオークレフトさんが目を付けました。
「この一角を整地して発電施設を造りましょう。
木が沢山生えていて好都合です。
工房を建てた時のように、植物の精霊さんに抜いた木を使って大きな建屋を造ってもらえば良いです。」
川が蛇行した内側の土地に立って、オークレフトさんがプランを説明しました。
それによると、川の蛇行部分をショートカットする水路を作ってそこに発電機を設置すると言います。
それによって少しでも川の勾配を急にして、水の流れを早くしたいと言っていました。
そして、おじいさまの許可を取った私達は、夏前までに用地を整地して水路を造ってしまいました。
いつもながら、大地の精霊ノミーちゃんと植物の精霊ドリーちゃんの力はとんでもないです。
人力ですれば何か月かかるか分からない事をほんの数日で終わらせてしまうのですから。
川の蛇行部の内側の森が整地され、オークレフトさんの計画通りの水路がたった数日で掘られました。
もちろん、発電機が設置される予定の場所は重量物が乗っても平気な地盤が造られています。
そして、ドリーちゃんが造った巨大なログハウス(丸太小屋)がその場所をスッポリと覆っています。
その後、私は発電施設の建設予定地に、人が近づかないように結界を張りました。
ここまでは下準備、本格的に工事が始まる秋口まではここは無人になります。
人里から離れていますが、万が一にも人が近づかないとは言い切れません。
猟師にでも見つかって、勝手にねぐらにでもされたら困りますからね。
********
「ハア、ハア、…」
春の間にそんな下準備を済ませてあったログハウス(丸太小屋)の中。
私は、前屈みで膝に手を当て、肩で息をしています。
「いかがされましたか、シャルロッテ様?
日頃、精霊さん達に頼りきりで、魔法の腕が鈍りましたか?
大分お疲れのようですが。」
オークレフトさんが無神経な言葉を投げつけてくれました。
失礼な、日頃から魔法の精進は欠かしていませんよ。
確かに、契約している精霊達の方が色々と器用にこなしますから頼りがちですが。
毎晩、館の照明になっているのは私の光の魔法ですし、暖炉やカマドの火入れも自分でやっています。
ただ、今日はモノが悪かっただけです。
目の前の無神経な男が、私に依頼してきたのは冒頭のセリフを聞いた今朝のこと。
その時は、たまたま、工房の様子を伺いに訪れていたのですが。
急き立てられるように、工房の作業場に連れて行かれた私が目にしたのは。
「これ、…発電機ですか?」
台座に乗せられた巨大な構造物、思わず見上げてしまう大きさなのです。
大きすぎて全体像がとらえきれませんが。
よくよく見てみると、現在稼働している発電機と似たような構造の様子です。
以前、シューネフルトへ送電している発電機を目にした時、思わず『なにこれ?』と尋ねてしまいましたが。
今回の発電機はその時のモノより更に大型化しています。
「ええ、凄いでしょう。
帝都に張り巡らす街灯を賄う電力に、帝都までの送電にかかるロスを勘案するとこの大きさになりました。
これでも、改良に改良を重ねて、初期に造ったモノより大幅に効率が改善してるんですよ。
で、早速、これを夏前に造った丸太小屋に設置して欲しいのです。
シャルロッテ様にしか出来ない仕事ですから。」
これをあそこまで転送しろと言うのですか…。
「何度も言いますが。
私はこの工房のオーナーであって、運送屋ではないのですよ。
だいたい、こんな大きなモノ、ここで組み上げるのではなく現地でやればよかったでしょう。」
「いや、だって、以前も申し上げましたが。
こんな巨大な機械を水路の上に設置しながら組み上げるのは手間取ります。
第一、作業がとても危険です。
それに、時間を効率的に使おうとすれば、ここで組めるモノは組み上げた状態で持って行く方が良いのです。
せっかく、シャルロッテ様の便利な魔法があるのですから、それを活用しませんと。」
私の苦言に対し、堂々と反論するオークレフトさん。
この方は、私が何の対価も無しに魔法を使っていると勘違いしているようです。
魔法という不思議な力を使うためには、魔力と言うこれまた不思議な力の素を消費するのです。
当然、行使する力が大きいほど消費する魔力も多い訳で、体も疲弊します。
私の場合、人を十人程度連れて、アルビオン王国の王都まで転移するのは造作もない事です。
今まで、オークレフトさんが造った色々な機械も、然したる負担にはならなかったのですが…。
今回、初めて自分の限界を知りました。
「おかしいですね、発動しないです。」
思わずそう呟いたのは、発電機をくだんのログハウスに転移させようとした時です。
オークレフトさんが組み上げた発電機を台座ごと浮遊魔法で浮かせて転移魔法の敷物に乗せました。
『重いわね』、私は浮遊の魔法を遣いながら、体からどんどん魔力が吸い出されて行くのを感じていました。
なんとか、転移魔法の敷物の上に乗せて、発電機を転移させようとすると魔法が発動しないのです。
まあ、実は考えるまでもなく、私のキャパシティーを超えていたのですがね。
「えっ、シャルロッテ様でも、これをあそこまで送るのは難しいですか?
しまったな、シャルロッテ様の魔法ありきで計画していたものですから。
今から、バラして、送ってもらうとなると遅延がバカになりませんね。」
私の疲弊など、気に掛けるでもなくオークレフトさんが計画の遅延を気にしています。
「馬鹿にしないでください。
今のは、単に必要な魔力を見誤っただけです。
見ていてください。」
魔法使いは、大きな魔法を行使する時、自分の魔力では足りない分を大地から吸い上げます。
大地を流れる魔力の流れ、それが噴き出すところでは天候を操作するほどの非常に大きな魔法が行使できます。
ですので、魔法使いはそんなところに居を構える事が多いのです。
私のアルムハイムの館がそうですし、アガサさんが隠遁生活をしていたアルビオン北部の庵もそうでした。
ここはと言うと、あくまで工房として買った土地、魔法の行使のことなど念頭にありませんでした。
なので、私の館ほど大きな力は得られません。
それでも、大地流れる魔力の流れはありますので、出来ないことはないと思ったのです。
********
その結果が今の状況です。
無事に発電機をログハウスまで転移させ、追っかけるように私達も転移部屋から転移してきました。
大地を流れる魔力を利用するからと言って、私が消耗しない訳ではありません。
魔力を吸い上げるというポンプの役割とそれを魔法の発現に変化する役割、それにも魔力を使うのです。
特に今まで、自分のキャパを超える魔法を使ったことが無かったので知りませんでしたが。
魔法の発動に必要な魔力を大地から吸い上げ続けることは、随分と消耗する事だったのです。
やっぱり、この発電機、大きすぎです。
私はその場でしゃがみ込みたい気分で、目の前の発電機を見上げてそう思っていました。
と、その横で。
先程は魔法の腕が鈍っているのではなどど失礼な事を言ったオークレフトさん。
今度は、こんな言葉を口にしました。
「いやあ、最初、魔法で送れないと聞いた時は焦りましたが。
無事に転移させられて良かったです。
これが出来ないと、計画が大幅に遅延するところでした。」
ええ、それはようございました。
ですが、先程からこんなに疲弊している私に労いの言葉はないのですか。
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