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第7章 できることから始めましょう
第163話 こんな小さな子に心配される私って…
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さて、工房の器が出来て本格的な開業準備に入った訳ですが…。
「鉄ですか?」
「はい、鉄です。
工房に設置した機械の慣らし運転を兼ねて、早速ジョン君の時計工房で使う機械を作りたいのですが。
材料の鉄を出していただけますか。
先日、セルベチア軍から大量にせしめた鉄があったでしょう。」
工房のお披露目の後間もなく、オークレフトさんが私に依頼してきました。
「じゃあ、ヴァイスの洞窟から送ってもらうわ。」
私は馬車に繋がれているヴァイスのもとに行き、鉄を工房の建物に中に送って欲しいとお願いします。
送ってもらうのは一割ほどにしましょうか、それ以上は邪魔になると思います。
ヴァイスに依頼して程なく、工房の空きスペースに鉄が積み上げられました。
さすが、空間に干渉するのが得意だと言うだけあって、鉄を転移させるのは造作もないことのようでした。
「シャルロッテ様、これは何でございましょうか?」
送ってもらった鉄のインゴットを一つ手にしたオークレフトさんが尋ねてきました。
「変なことを聞きますね、依頼された鉄ですよ。
他に何に見えると言うのですか?」
私はその時、相当怪訝な顔を見せていたと思います。
オークレフトさんの言っていることが意味不明なのですもの。
「鉄のインゴットは分ります。
これを僕にどうしろと?
ここには溶鉱炉もないのですよ。
僕が欲しいのは、鉄の棒とか鉄板とかなのですが、ここでは加工のしようがありません。」
オークレフトさんの言葉がイマイチ理解できないので、もう少し嚙み砕いて教えてもらいました。
オークレフトさん達のような機械屋さんは、使い易い形に加工された鉄材を使って製品を作るそうです。
今手許にあるインゴットは鉄材を作るための材料の様なモノだそうです。
鉄材を作るのはかなり大掛かりな設備がいるようです。
そういえば、オークレフトさんは銅が欲しいと言った時、銅線が欲しいと言っていましたね。
あの時は無視して銅のインゴットにしてしまいましたが、そう言う意味があったのですか。
鉄の時は、オークレフトさんの話を聞きもしないで勝手にしてしまいましたものね。
オークレフトさんの意向を尋ねなかった私にも非があるようです。
もっとも、コソ泥を働いているあの場で、悠長にリクエストを聞いている暇は無かったと思いますが。
仕方がありません、ここはあの子にお願いすることに致しましょうか。
「ノミーちゃん、ちょっと良いかな?」
「まいど!」
私の呼びかけに応えて大地の精霊ノミーちゃんがポンと現れます。
「申し訳ないのだけど、この鉄の塊をこの方の希望通りの形に変えてもらえないかな。」
私がお願いすると、ノミーちゃんはオークレフトさんを胡散臭そうな目で見てから私に向き直ります。
そして、
「またこの男?
ロッテちゃん、あなた、この男を甘やかしすぎじゃない?
ダメよ、男ってやつは甘やかすと直ぐにつけ上がるんだから!
男から都合の良い女と見做されたら骨の髄までしゃぶられちゃうわよ。」
ノミーちゃんから辛辣なお説教をされてしまいました…。
わずか十インチ、見た目十歳児の彼女から人生に機微に関わるような事を諭されるとは思いませんでした。
「ノミーちゃん、誤解しないで。
前にも言ったけど、この方とはそういう関係ではないわ。
今回のお願いも仕事を始める上でとても大切な事なの。
申し訳ないけどお願いできないかな。」
そう言ってから、私はノミーちゃんにして欲しいこととその理由を説明しました。
「分かったわ、そう言う事なら協力してあげる。
でも、ロッテちゃん、館にこもって人付き合いが無かったから心配よ。
悪い男にコロっと騙されるんじゃないかとね。」
なんとか、ノミーちゃんの協力は得られるようです…。でも、私って…。
**********
「で、この鉄の塊をどうすればいいの?」
ノミーちゃんはまだオークレフトさんを警戒しているようで、ややつっけんどんに尋ねました。
「その前にお聞きしたいのですが。
この鉄は何の鉄ですか?」
「何のって、鉄は鉄でしょう。
何のも、へったくれも無いでしょうに!」
オークレフトさんの問い掛けに、ノミーちゃんは更に機嫌を悪くします。
なにやら、さっきの私の様な問答をしていますが。
「いえ、この鉄、元は剣だったとか、大砲だったとか、色々とあるでしょう?」
「そんなの決まっているじゃない!
あそこにあった鉄を片っ端からまとめたのよ。
色々、混じっているに決まっているでしょう!」
どうしたのでしょうか?
ノミーちゃんの言葉を聞いたオークレフトさんが項垂れてしまいました。
「精霊さん、鉄と言っても混じりものによって色々とあり、人間は使用目的により鉄を使い分けているのです。
例えば、剣とか包丁とかは鋼と言われる強靭な鉄を用いているのですが…。」
「知らないわよ、そんな人間の都合なんか。
これと何が違うの?
ちょっと、あんたが欲しい物を見せてごらんなさい。」
「例えば、これが良く僕が使う鋼板の切れ端なのですが。」
オークレフトさんが金属の破片を一つ、ノミーちゃんに差し出します。
ノミーちゃんはそれをジッと見つめると…。
「これと同じものを作ればいいんだね。
なんだ、ちょこちょこと混ざりものを変えれば済む話じゃない。
大げさに言うから何かと思ったよ。」
「いえ、これ、人間には結構大変な仕事なのですが…。」
二人のやり取りを傍から聞いていると、双方の認識にだいぶずれがあるように感じます。
「じゃあ、ぱっぱとやっちまおうか。」
「ちょっと待ってください。
できれば、混じりものの割合が異なる何種類かの鉄を作って欲しいのです。
それと、形状も板状のモノとか、棒状のモノとか何種類かお願いしたいのですが。」
早速始めようとしたノミーちゃんにオークレフトさんは待ったを掛け、さらに細かい注文を追加しました。
「何だい、まだあるってかい?
あんまり細かいこと言う男はモテないよ。」
ブツクサと文句を言いつつも、ノミーちゃんはオークレフトさんの要望を詳しく聞いているようでした。
オークレフトさんは、何種類かの鉄の切れ端を持ってきては、長さや大きさなどを指示しています。
「なんか、良いように利用されているようでシャクだけど、まあいいや。
これも、ロッテちゃんのためなら仕方がないね。
合点承知だよ!」
そう言って、ノミーちゃんはうず高く積まれた鉄のインゴットに向かって行きました。
「鉄さん~♪鉄さん~♪ちょっと姿を変えましょう~♪
ついでに少し性格も変えようか~♪強くしなやかになりましょう~♪
細かいこと気にしてごめんなさいね~♪」
例によって少し間の抜けた鼻歌を歌いながら、ノミーちゃんが術を行使しています。
**********
術を行使すること十分ほどでしょうか。
「はい、いっちょう上がり!」
ノミーちゃんが威勢よく完了を告げた時には、目の前の鉄の塊はすっかり姿を変えていました。
大量に積み上げられた丸い鉄の棒、四角い鉄の棒、丸い鉄の管。H型の棒なんかもあります。
それぞれが数種類の太さで並べられていました。
また、その横には数種類の厚みを持つ鉄の板が積み上げられています。
それを一つ一つ確認していたオークレフトさんが歓喜の声を上げました。
「素晴らしいです。これですぐに仕事に取り掛かれます。
精霊さん、いえ、ノミーさん、本当に有り難うございました。」
ノミーちゃんに感謝の言葉を掛けつつ、カバンの中から化粧箱を取り出したオークレフトさん。
そのまま、紙の化粧箱をノミーちゃんに差し出しました。
先日、ドリーちゃんに差し出したのと同じ、アルビオン王室御用達のお菓子屋さんの紙の箱です。
「これ、ほんの気持ちですが、召し上がってください。」
「なに?
ドリーに続いて今度は私を懐柔しようっての。
言っとくけど、そんなもので尻尾を振るほど安い女じゃないよ、私は!」
そんな見得を切りながらも、涎をたらしそうな表情でショコラーデの詰め合わせを受け取るノミーちゃん。
言動が一致していないのも甚だしいです。
あるはずがない尻尾を振っているように見えるのは私だけでしょうか。
私の可愛い精霊ちゃんたちが、着々とオークレフトさんに餌付けされているように見えるのは気のせいでしょうか。
**********
*私事でネット環境のない場所に出かけることとなり、年内の投稿が難しいかもしれません。
12月17日投稿分までは予約投稿してありますが、18日以降の投稿が不確かです。
帰りましたら、投稿を再開しますので、よろしくお願い致します。
「鉄ですか?」
「はい、鉄です。
工房に設置した機械の慣らし運転を兼ねて、早速ジョン君の時計工房で使う機械を作りたいのですが。
材料の鉄を出していただけますか。
先日、セルベチア軍から大量にせしめた鉄があったでしょう。」
工房のお披露目の後間もなく、オークレフトさんが私に依頼してきました。
「じゃあ、ヴァイスの洞窟から送ってもらうわ。」
私は馬車に繋がれているヴァイスのもとに行き、鉄を工房の建物に中に送って欲しいとお願いします。
送ってもらうのは一割ほどにしましょうか、それ以上は邪魔になると思います。
ヴァイスに依頼して程なく、工房の空きスペースに鉄が積み上げられました。
さすが、空間に干渉するのが得意だと言うだけあって、鉄を転移させるのは造作もないことのようでした。
「シャルロッテ様、これは何でございましょうか?」
送ってもらった鉄のインゴットを一つ手にしたオークレフトさんが尋ねてきました。
「変なことを聞きますね、依頼された鉄ですよ。
他に何に見えると言うのですか?」
私はその時、相当怪訝な顔を見せていたと思います。
オークレフトさんの言っていることが意味不明なのですもの。
「鉄のインゴットは分ります。
これを僕にどうしろと?
ここには溶鉱炉もないのですよ。
僕が欲しいのは、鉄の棒とか鉄板とかなのですが、ここでは加工のしようがありません。」
オークレフトさんの言葉がイマイチ理解できないので、もう少し嚙み砕いて教えてもらいました。
オークレフトさん達のような機械屋さんは、使い易い形に加工された鉄材を使って製品を作るそうです。
今手許にあるインゴットは鉄材を作るための材料の様なモノだそうです。
鉄材を作るのはかなり大掛かりな設備がいるようです。
そういえば、オークレフトさんは銅が欲しいと言った時、銅線が欲しいと言っていましたね。
あの時は無視して銅のインゴットにしてしまいましたが、そう言う意味があったのですか。
鉄の時は、オークレフトさんの話を聞きもしないで勝手にしてしまいましたものね。
オークレフトさんの意向を尋ねなかった私にも非があるようです。
もっとも、コソ泥を働いているあの場で、悠長にリクエストを聞いている暇は無かったと思いますが。
仕方がありません、ここはあの子にお願いすることに致しましょうか。
「ノミーちゃん、ちょっと良いかな?」
「まいど!」
私の呼びかけに応えて大地の精霊ノミーちゃんがポンと現れます。
「申し訳ないのだけど、この鉄の塊をこの方の希望通りの形に変えてもらえないかな。」
私がお願いすると、ノミーちゃんはオークレフトさんを胡散臭そうな目で見てから私に向き直ります。
そして、
「またこの男?
ロッテちゃん、あなた、この男を甘やかしすぎじゃない?
ダメよ、男ってやつは甘やかすと直ぐにつけ上がるんだから!
男から都合の良い女と見做されたら骨の髄までしゃぶられちゃうわよ。」
ノミーちゃんから辛辣なお説教をされてしまいました…。
わずか十インチ、見た目十歳児の彼女から人生に機微に関わるような事を諭されるとは思いませんでした。
「ノミーちゃん、誤解しないで。
前にも言ったけど、この方とはそういう関係ではないわ。
今回のお願いも仕事を始める上でとても大切な事なの。
申し訳ないけどお願いできないかな。」
そう言ってから、私はノミーちゃんにして欲しいこととその理由を説明しました。
「分かったわ、そう言う事なら協力してあげる。
でも、ロッテちゃん、館にこもって人付き合いが無かったから心配よ。
悪い男にコロっと騙されるんじゃないかとね。」
なんとか、ノミーちゃんの協力は得られるようです…。でも、私って…。
**********
「で、この鉄の塊をどうすればいいの?」
ノミーちゃんはまだオークレフトさんを警戒しているようで、ややつっけんどんに尋ねました。
「その前にお聞きしたいのですが。
この鉄は何の鉄ですか?」
「何のって、鉄は鉄でしょう。
何のも、へったくれも無いでしょうに!」
オークレフトさんの問い掛けに、ノミーちゃんは更に機嫌を悪くします。
なにやら、さっきの私の様な問答をしていますが。
「いえ、この鉄、元は剣だったとか、大砲だったとか、色々とあるでしょう?」
「そんなの決まっているじゃない!
あそこにあった鉄を片っ端からまとめたのよ。
色々、混じっているに決まっているでしょう!」
どうしたのでしょうか?
ノミーちゃんの言葉を聞いたオークレフトさんが項垂れてしまいました。
「精霊さん、鉄と言っても混じりものによって色々とあり、人間は使用目的により鉄を使い分けているのです。
例えば、剣とか包丁とかは鋼と言われる強靭な鉄を用いているのですが…。」
「知らないわよ、そんな人間の都合なんか。
これと何が違うの?
ちょっと、あんたが欲しい物を見せてごらんなさい。」
「例えば、これが良く僕が使う鋼板の切れ端なのですが。」
オークレフトさんが金属の破片を一つ、ノミーちゃんに差し出します。
ノミーちゃんはそれをジッと見つめると…。
「これと同じものを作ればいいんだね。
なんだ、ちょこちょこと混ざりものを変えれば済む話じゃない。
大げさに言うから何かと思ったよ。」
「いえ、これ、人間には結構大変な仕事なのですが…。」
二人のやり取りを傍から聞いていると、双方の認識にだいぶずれがあるように感じます。
「じゃあ、ぱっぱとやっちまおうか。」
「ちょっと待ってください。
できれば、混じりものの割合が異なる何種類かの鉄を作って欲しいのです。
それと、形状も板状のモノとか、棒状のモノとか何種類かお願いしたいのですが。」
早速始めようとしたノミーちゃんにオークレフトさんは待ったを掛け、さらに細かい注文を追加しました。
「何だい、まだあるってかい?
あんまり細かいこと言う男はモテないよ。」
ブツクサと文句を言いつつも、ノミーちゃんはオークレフトさんの要望を詳しく聞いているようでした。
オークレフトさんは、何種類かの鉄の切れ端を持ってきては、長さや大きさなどを指示しています。
「なんか、良いように利用されているようでシャクだけど、まあいいや。
これも、ロッテちゃんのためなら仕方がないね。
合点承知だよ!」
そう言って、ノミーちゃんはうず高く積まれた鉄のインゴットに向かって行きました。
「鉄さん~♪鉄さん~♪ちょっと姿を変えましょう~♪
ついでに少し性格も変えようか~♪強くしなやかになりましょう~♪
細かいこと気にしてごめんなさいね~♪」
例によって少し間の抜けた鼻歌を歌いながら、ノミーちゃんが術を行使しています。
**********
術を行使すること十分ほどでしょうか。
「はい、いっちょう上がり!」
ノミーちゃんが威勢よく完了を告げた時には、目の前の鉄の塊はすっかり姿を変えていました。
大量に積み上げられた丸い鉄の棒、四角い鉄の棒、丸い鉄の管。H型の棒なんかもあります。
それぞれが数種類の太さで並べられていました。
また、その横には数種類の厚みを持つ鉄の板が積み上げられています。
それを一つ一つ確認していたオークレフトさんが歓喜の声を上げました。
「素晴らしいです。これですぐに仕事に取り掛かれます。
精霊さん、いえ、ノミーさん、本当に有り難うございました。」
ノミーちゃんに感謝の言葉を掛けつつ、カバンの中から化粧箱を取り出したオークレフトさん。
そのまま、紙の化粧箱をノミーちゃんに差し出しました。
先日、ドリーちゃんに差し出したのと同じ、アルビオン王室御用達のお菓子屋さんの紙の箱です。
「これ、ほんの気持ちですが、召し上がってください。」
「なに?
ドリーに続いて今度は私を懐柔しようっての。
言っとくけど、そんなもので尻尾を振るほど安い女じゃないよ、私は!」
そんな見得を切りながらも、涎をたらしそうな表情でショコラーデの詰め合わせを受け取るノミーちゃん。
言動が一致していないのも甚だしいです。
あるはずがない尻尾を振っているように見えるのは私だけでしょうか。
私の可愛い精霊ちゃんたちが、着々とオークレフトさんに餌付けされているように見えるのは気のせいでしょうか。
**********
*私事でネット環境のない場所に出かけることとなり、年内の投稿が難しいかもしれません。
12月17日投稿分までは予約投稿してありますが、18日以降の投稿が不確かです。
帰りましたら、投稿を再開しますので、よろしくお願い致します。
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