126 / 580
第6章 異国の地を旅します
第124話 思わぬ申し出を受けました
しおりを挟む
石炭の話が一区切りつくと、オークレフトさんがリーナに問い掛けました。
「カロリーネ様のご希望は、ご自分の治める領地の子女に雇用の場を作りたいのですよね。
まさか、自国で傭兵や娼婦をしている人を全て雇おうというのではないですよね。」
「はい、今の私には自分の治める領地の領民の子供に働く場を提供する事すら難しいのです。
あなたがおっしゃるような大それたことは考えていません。
毎年二十人から三十人くらいの領民の子供を安定的に雇い入れることができる場所が出来れば十分です。」
「そうですか、それを聞いて安心しました。
であれば、色々とやりようはありますよ。
そもそも、今回視察したような紡績工場はカロリーネ様の領地には向いてないのです。
あの業界は、機械と人を大量に投下して大量生産する事で儲けています。
僕が今派遣されている織布工場も似たようなものですね。
そのためには大きな初期投資が必要になるのもさることながら、たくさんの従業員が必要になります。
失礼ながら、カロリーネ様の領地でそれだけの人を人を集めるのは難しいのではないですか。
僕は蒸気機関を用いた工場を検討していると伺った時、お国から娼婦と傭兵を無くすつもりかと思いました。
そこいら中にいる娼婦や傭兵を片っ端から工員として雇うつもりなのかと…。
まあ、そんなことは有り得ないとは思っていましたが。」
オークレフトさんは笑いながら、そう大げさに言いました。
要は、リーナの領地のような片田舎では、採算に乗るだけの人を十分に集める事は難しいのではないかとのことです。
その他にも、経営的には販路の問題があるそうです。
この国は今人口と所得の増加による国内市場の拡大に加え、広大な植民地という大きな市場を有しています。
そのため、大量生産した品を円滑に捌けるだけの販路があるそうなのです。
リーナの国はと言うと…。
人口はこの国の十分の一、植民地に至っては「ショクミンチ?何それ?美味しいの?」状態です。
大量に作ってもそれに見合う市場が見込みないだろうとオークレフトさんに言われました。
もちろん、大量生産で安く作れますので、周辺国への輸出と言う事は考えられます。
作ったものを運べれば…。
ここでも、物流の壁にぶつかりました。
荷馬車で時間をかけて少量ずつ運んだら、運搬費用が嵩んで採算があわないだろうとのことです。
辺鄙な片田舎の悲哀を感じます…、正直泣けてきました。
**********
「それで、提案なのですが。
お二方のどちらでも結構ですので、僕を雇いませんか。」
蒸気機関を導入した大量生産工場がリーナの領地に向いていないことを説明したオークレフトさんが言いました。
また、この方は唐突に…。
「また、いきなりですね…。」
「ええ、実はここ数日、お二方のお話を伺っていて、僕ならお役に立てるのではと思ったのです。
僕は子供の頃から機械いじりが趣味で、機械の制作や修理では職人さんに負けないと自負しているのです。
しかも、職人さんと違って、大学まで出て最新の技術や機械に関する知識もあります。
機材と人材さえ与えて頂ければ、開発、設計、製造まで全てこなせます。
僕が作るモノは、少量高付加価値のモノです。
しかも、僕の手足となって働いてもらう人には、それなりの技術と知識が必要ですので僕が鍛えます。
お二人の言うところの『潰しの利く人』を育てられると思います。
十人から二十人くらいの人員でスタートして、毎年そのくらいの人を新規に雇用して事業を拡張していく。
そのくらいであれば、容易いかと。」
随分と大風呂敷を広げましたね、この方。
その毎年、新規の雇用を数十人生み出すのが難しいから、私達は頭を悩ませているのに。
容易いと言いましたよ、毎年二十人ずつ雇ったら五年後には百人の生活に責任を持たなければならないのですよ。
「随分と自信をお持ちのようですが、いったい何をなさるおつもりなのですか。」
「今考えているのは、一点物のオーダーメイドの機械製造です。
ユーザーの要望に応えて、機械を開発して販売するのです。
実は、販路は幾らでもアテがあるのです。
だてに大学時代にあちらこちらの工場を見て歩いていた訳ではないのです。
こんな作業を機械化したいとか、この機械を自動化したいとか。
そう言った要望は全て記録していますし、そうした工場主とは今でも付き合いがあります。」
「あら、人付き合いが苦手な人の言葉とは思えませんね。」
「僕が苦手なのは、多くの人、色々なタイプの人と付き合う事です。
大人になったら、今派遣されている工場のオーナーみたいな人とも顔色を窺いながら付き合わないといけなくなったでしょう。
そういうのが苦手なのです。
子供のころから、話の合わない人を含めた不特定多数の人と付き合うのが苦手だったのです。
その点、機械好きの人と付き合うのは全然苦になりませんよ。
それこそ、お酒を片手に一晩中でも語り明かせます。」
ああ、類は友を呼ぶですね…。
実はオークレフトさんは、色々な工場主から独立した機械工房を持たないかと言われていたそうです。
パトロンになっても良いという人が何人もいたようで。
でも、この国での開業となると今勤めている先の経営者と商売敵になってしまいます。
どうやら、今の勤め先の経営者も『類友』の一人だそうで、大学時代に恩のある方だそうです。
それが嫌なので、今まではお誘いを断り続けていたようなのです。
遠く離れたアルム山脈の麓であれば商売敵とみなされることもないだろうと言ってます。
「ぶっちゃけ、工房主とか、面倒くさいことは勘弁して欲しのです。
僕は経営なんていうややこしいことはやりたくないのですよね。
僕の望みは、製造現場の責任者にしてもらって好きなように機械を作ることです。
お二人となら、お互いの利害が一致すると思ったのです。
人材育成と安定的な雇用の創出さえしていれば、仕事は僕の好きにさせてくれるって。
そうですよね。」
この方、本当にぶっちゃけました。
この方は、お金だけ出してくれるパトロンを求めていたのではなく、税務やら資金調達やらで面倒な経営面をしてくれた上で自分の好きなようにさせてくれるパトロンを求めていたようです。
で、私達二人の話を数日聞いていて、話を切り出す気になったと。
確かに、私達に仕事を引っ張ってくるツテも技術的な知識もないので、全てお任せになるのは事実ですが…。
なにかそこはかとない不安を感じます、この人に任せて良いのかしら。
*20時に続きを投稿しますので、引き続きお読みいただけたら幸いです。
「カロリーネ様のご希望は、ご自分の治める領地の子女に雇用の場を作りたいのですよね。
まさか、自国で傭兵や娼婦をしている人を全て雇おうというのではないですよね。」
「はい、今の私には自分の治める領地の領民の子供に働く場を提供する事すら難しいのです。
あなたがおっしゃるような大それたことは考えていません。
毎年二十人から三十人くらいの領民の子供を安定的に雇い入れることができる場所が出来れば十分です。」
「そうですか、それを聞いて安心しました。
であれば、色々とやりようはありますよ。
そもそも、今回視察したような紡績工場はカロリーネ様の領地には向いてないのです。
あの業界は、機械と人を大量に投下して大量生産する事で儲けています。
僕が今派遣されている織布工場も似たようなものですね。
そのためには大きな初期投資が必要になるのもさることながら、たくさんの従業員が必要になります。
失礼ながら、カロリーネ様の領地でそれだけの人を人を集めるのは難しいのではないですか。
僕は蒸気機関を用いた工場を検討していると伺った時、お国から娼婦と傭兵を無くすつもりかと思いました。
そこいら中にいる娼婦や傭兵を片っ端から工員として雇うつもりなのかと…。
まあ、そんなことは有り得ないとは思っていましたが。」
オークレフトさんは笑いながら、そう大げさに言いました。
要は、リーナの領地のような片田舎では、採算に乗るだけの人を十分に集める事は難しいのではないかとのことです。
その他にも、経営的には販路の問題があるそうです。
この国は今人口と所得の増加による国内市場の拡大に加え、広大な植民地という大きな市場を有しています。
そのため、大量生産した品を円滑に捌けるだけの販路があるそうなのです。
リーナの国はと言うと…。
人口はこの国の十分の一、植民地に至っては「ショクミンチ?何それ?美味しいの?」状態です。
大量に作ってもそれに見合う市場が見込みないだろうとオークレフトさんに言われました。
もちろん、大量生産で安く作れますので、周辺国への輸出と言う事は考えられます。
作ったものを運べれば…。
ここでも、物流の壁にぶつかりました。
荷馬車で時間をかけて少量ずつ運んだら、運搬費用が嵩んで採算があわないだろうとのことです。
辺鄙な片田舎の悲哀を感じます…、正直泣けてきました。
**********
「それで、提案なのですが。
お二方のどちらでも結構ですので、僕を雇いませんか。」
蒸気機関を導入した大量生産工場がリーナの領地に向いていないことを説明したオークレフトさんが言いました。
また、この方は唐突に…。
「また、いきなりですね…。」
「ええ、実はここ数日、お二方のお話を伺っていて、僕ならお役に立てるのではと思ったのです。
僕は子供の頃から機械いじりが趣味で、機械の制作や修理では職人さんに負けないと自負しているのです。
しかも、職人さんと違って、大学まで出て最新の技術や機械に関する知識もあります。
機材と人材さえ与えて頂ければ、開発、設計、製造まで全てこなせます。
僕が作るモノは、少量高付加価値のモノです。
しかも、僕の手足となって働いてもらう人には、それなりの技術と知識が必要ですので僕が鍛えます。
お二人の言うところの『潰しの利く人』を育てられると思います。
十人から二十人くらいの人員でスタートして、毎年そのくらいの人を新規に雇用して事業を拡張していく。
そのくらいであれば、容易いかと。」
随分と大風呂敷を広げましたね、この方。
その毎年、新規の雇用を数十人生み出すのが難しいから、私達は頭を悩ませているのに。
容易いと言いましたよ、毎年二十人ずつ雇ったら五年後には百人の生活に責任を持たなければならないのですよ。
「随分と自信をお持ちのようですが、いったい何をなさるおつもりなのですか。」
「今考えているのは、一点物のオーダーメイドの機械製造です。
ユーザーの要望に応えて、機械を開発して販売するのです。
実は、販路は幾らでもアテがあるのです。
だてに大学時代にあちらこちらの工場を見て歩いていた訳ではないのです。
こんな作業を機械化したいとか、この機械を自動化したいとか。
そう言った要望は全て記録していますし、そうした工場主とは今でも付き合いがあります。」
「あら、人付き合いが苦手な人の言葉とは思えませんね。」
「僕が苦手なのは、多くの人、色々なタイプの人と付き合う事です。
大人になったら、今派遣されている工場のオーナーみたいな人とも顔色を窺いながら付き合わないといけなくなったでしょう。
そういうのが苦手なのです。
子供のころから、話の合わない人を含めた不特定多数の人と付き合うのが苦手だったのです。
その点、機械好きの人と付き合うのは全然苦になりませんよ。
それこそ、お酒を片手に一晩中でも語り明かせます。」
ああ、類は友を呼ぶですね…。
実はオークレフトさんは、色々な工場主から独立した機械工房を持たないかと言われていたそうです。
パトロンになっても良いという人が何人もいたようで。
でも、この国での開業となると今勤めている先の経営者と商売敵になってしまいます。
どうやら、今の勤め先の経営者も『類友』の一人だそうで、大学時代に恩のある方だそうです。
それが嫌なので、今まではお誘いを断り続けていたようなのです。
遠く離れたアルム山脈の麓であれば商売敵とみなされることもないだろうと言ってます。
「ぶっちゃけ、工房主とか、面倒くさいことは勘弁して欲しのです。
僕は経営なんていうややこしいことはやりたくないのですよね。
僕の望みは、製造現場の責任者にしてもらって好きなように機械を作ることです。
お二人となら、お互いの利害が一致すると思ったのです。
人材育成と安定的な雇用の創出さえしていれば、仕事は僕の好きにさせてくれるって。
そうですよね。」
この方、本当にぶっちゃけました。
この方は、お金だけ出してくれるパトロンを求めていたのではなく、税務やら資金調達やらで面倒な経営面をしてくれた上で自分の好きなようにさせてくれるパトロンを求めていたようです。
で、私達二人の話を数日聞いていて、話を切り出す気になったと。
確かに、私達に仕事を引っ張ってくるツテも技術的な知識もないので、全てお任せになるのは事実ですが…。
なにかそこはかとない不安を感じます、この人に任せて良いのかしら。
*20時に続きを投稿しますので、引き続きお読みいただけたら幸いです。
0
お気に入りに追加
327
あなたにおすすめの小説
ハイエルフの幼女は異世界をまったりと過ごしていく ~それを助ける過保護な転移者~
まぁ
ファンタジー
事故で亡くなった日本人、黒野大河はクロノとして異世界転移するはめに。
よし、神様からチートの力をもらって、無双だ!!!
ではなく、神様の世界で厳しい修行の末に力を手に入れやっとのことで異世界転移。
目的もない異世界生活だがすぐにハイエルフの幼女とであう。
なぜか、その子が気になり世話をすることに。
神様と修行した力でこっそり無双、もらった力で快適生活を。
邪神あり勇者あり冒険者あり迷宮もありの世界を幼女とポチ(犬?)で駆け抜けます。
PS
2/12 1章を書き上げました。あとは手直しをして終わりです。
とりあえず、この1章でメインストーリーはほぼ8割終わる予定です。
伸ばそうと思えば、5割程度終了といったとこでしょうか。
2章からはまったりと?、自由に異世界を生活していきます。
以前書いたことのある話で戦闘が面白かったと感想をもらいましたので、
1章最後は戦闘を長めに書いてみました。
前世の記憶さん。こんにちは。
満月
ファンタジー
断罪中に前世の記憶を思い出し主人公が、ハチャメチャな魔法とスキルを活かして、人生を全力で楽しむ話。
周りはそんな主人公をあたたかく見守り、時には被害を被り···それでも皆主人公が大好きです。
主に前半は冒険をしたり、料理を作ったりと楽しく過ごしています。時折シリアスになりますが、基本的に笑える内容になっています。
恋愛は当分先に入れる予定です。
主人公は今までの時間を取り戻すかのように人生を楽しみます!もちろんこの話はハッピーエンドです!
小説になろう様にも掲載しています。
幼い公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~
朱色の谷
ファンタジー
公爵家の末娘として生まれた6歳のティアナ
お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。
お父様やお兄様は私に関心がないみたい。愛されたいと願い、愛想よく振る舞っていたが一向に興味を示してくれない…
そんな中、夢の中の本を読むと、、、
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
【完結】聖女にはなりません。平凡に生きます!
暮田呉子
ファンタジー
この世界で、ただ平凡に、自由に、人生を謳歌したい!
政略結婚から三年──。夫に見向きもされず、屋敷の中で虐げられてきたマリアーナは夫の子を身籠ったという女性に水を掛けられて前世を思い出す。そうだ、前世は慎ましくも充実した人生を送った。それなら現世も平凡で幸せな人生を送ろう、と強く決意するのだった。
絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。
婚約破棄なんて貴方に言われる筋合いがないっ!
さこの
恋愛
何をしても大体は出来る。
努力するけど見苦しい姿は見せません。
それが可愛げがないと学園で開かれたパーティーで婚約を破棄されるレア
ボンクラ婚約者に付き合うのも面倒だから、承知します!
婚約破棄され逃げ出した転生令嬢は、最強の安住の地を夢見る
拓海のり
ファンタジー
階段から落ちて死んだ私は、神様に【救急箱】を貰って異世界に転生したけれど、前世の記憶を思い出したのが婚約破棄の現場で、私が断罪される方だった。
頼みのギフト【救急箱】から出て来るのは、使うのを躊躇うような怖い物が沢山。出会う人々はみんな訳ありで兵士に追われているし、こんな世界で私は生きて行けるのだろうか。
破滅型の転生令嬢、腹黒陰謀型の年下少年、腕の立つ元冒険者の護衛騎士、ほんわり癒し系聖女、魔獣使いの半魔、暗部一族の騎士。転生令嬢と訳ありな皆さん。
ゆるゆる異世界ファンタジー、ご都合主義満載です。
タイトル色々いじっています。他サイトにも投稿しています。
完結しました。ありがとうございました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる