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第43話 「もっと、オレのこと、」
しおりを挟む合宿の最終日。澄み切った水色の空は快晴だった。
そんな青空の下、朝日を浴びながらテラスでゆったりとコーヒーを飲む時間は贅沢そのものだった。
まあ、コテージの中の惨状に目を向けなければ、だが。
昨夜は、というか明け方まで続いた宴会騒ぎで、ほとんどのメンバーは朝になってもまだ寝ているか、二日酔いに苦しんでいる。ラウンジには空き缶や瓶はもちろん、つまみや食器なども乱雑なまま残っている。
もともと最終日はガチ班以外は撮影の手伝いをすることはない。毎年合宿の最後の夜は大宴会になって、使い物にならなくなるらしい。そのあたりはガチ班も折り込み済みだ。昼前から起きだして、コテージの片付けをダラダラとし始めて撤収する。そういう流れ、らしい。
とはいえ自分は、もともと深酒をしないように心得ているから、多少寝不足気味ではあるけど体調に支障はない。
そうしてまだ朝の時間帯である今、コテージ内は静かだ。酔っ払いのいびきに聞こえないふりをしたならば。
ラウンジの乱雑な荒れ様には見ないようにしつつコーヒーを用意して、のんびりとテラスのイスに座っていた。
「こっちいたのか、コーヨー」
後ろから呼びかけられて振り向けば、コーヒーを持った青葉先輩がテラスに入ってくるところだった。
先輩がくることは予想していたので、驚くことはしなかった。
「コーヒー、さんきゅな」
「いいえ、ただのドリップコーヒーですし」
早く起きていたのは僕だけではなく、青葉先輩もだった。
先輩は一旦シャワーを浴びてくるというので、その間に自分が飲みたかったのもあってコーヒーを用意していた。
スッキリした顔つきの先輩は隣のイスに座って、軽くのびをする。
「はぁー。飲み会あとの朝日は眩しいなあ」
「先輩、最後まで飲んでたんですか?」
「途中で一度寝たけど、四年のひとらが離してくんなくてさ。コーヨーはわりと早めに寝たよな」
「早いって言っても三時ごろですよ」
「あーあ、そういえばまた飲み比べする機会逃したなぁ。酔っ払ってるコーヨー見れなかった」
そういえば、夏季休講が始まる前。合宿の話をしていたときに、そんなことを先輩が言っていた。
僕が飲み過ぎないように気をつけているのは、先輩の前で理性をなくした状態になって、どんな醜態をさらすかわからなくて、怖いからだ。だから特に先輩のいる飲み会では、ことらさらアルコールをとりすぎないように気をつけていた。
その習性で、昨夜も酔いが回ってしまわないうちに寝ることを選んだ。
そう考えて、いつも、そうしていたけど。
「……それはまた今度の機会に」
「お、いいの? コーヨーがこういうのにノるの珍しいな」
「まあ、その……あんまり人がいない飲み、なら」
コーヒーを一口飲む。苦味が脳を覚醒させていく。
今は先輩の前で醜態をさらすことよりも、周りのひとに関係を気づかれることのほうが怖い。
もちろん今だって先輩の前で醜態なんて晒したくない。何を口走るかもわからない。
けど。先輩と一緒にいて、他愛ない話をして、笑顔を見られるのは、僕にとってはそれだけで喜びだし。
あとわりと結構みっともない姿を散々見られているから、多少お酒を飲むくらいならそこまで問題は、ない、だろう、多分。きっと。
いや、でもやっぱり変なことを言ってしまうのは怖いから、理性をなくすほど飲むのはやめたほうがいい気がする。
コーヒーを一口分飲んでいるあいだに、言ったことを後悔していく。否定しようと先輩のほうを向いたら。
嬉しそうに笑う先輩と目が合った。
「そうだな。オレも、あんまオレ以外のヤツの前で酔っ払われんのはイヤかな」
そこって、嫌がるポイントなのだろうか。
指摘したくても、楽しそうに笑う先輩は、頭上の青空よりも眩しくて、身体が高揚する。
「……やっぱナシにします。飲まないです」
「なんでだよ。オレの前でならいくら酔っ払ってもいいだろ?」
よくないと思います、という言葉をコーヒーと一緒に飲み込む。
「コーヨーが酔ったらどんな風になるか、楽しみになってきた」
「人が酔ってるとこなんてなにが楽しいんですか」
「他のヤツは興味ないけど、だってコーヨー相手だし」
にかっと太陽みたいな笑顔で、そんなことを言われて、だからどうしたらいいっていうのか。
酔った時に楽しんでもらえるように、酔っ払う練習でもすべきなのだろうか。どんな酔っ払い方をしたら期待に応えてもらえるのか、いまいちわからない。
先輩はくあっと無防備なあくびをして、全身で陽を浴びるようにのびをする。
「眠いんだったら、寝てきてもいいんじゃないですか?」
「しらふであの大部屋に寝にいきたくねぇ……死体になったやつらで混沌としすぎだろ……。まー結構眠気さめてきてるし、このまま撤収まで起きる」
そう言いながらあくびをして、先輩は「あ、でも」と急にいたずらっ子の顔になる。
「管理人室で、一緒に寝る?」
「…………は!? いえ、寝ませんっ!」
一瞬何を言われたかわからず、そして言われたことを吟味して、想像してから慌ててかぶりを振る。
「ざんねん」なんて言ってるけど、からかっているのは明白で。思わずぶすっとした顔をしてしまう。朝からなんて冗談を言ってくるのか。
あの狭い部屋の、狭いベッドで、二人で寝る、とか。
「先輩、じつはまだお酒残ってるんじゃないんですか?」
「んー? そういうことにしとく?」
にぃっと笑う顔は、からかいを含んでいるのに夏の空みたいにからりとしてて。
もう少しむくれていようと思っていたのに、邪気が抜かれてしまう。
「じゃあどうすっかな。なんか朝飯食いに行くか」
「ああいいですね、さすがになにか食べておかないと昼まで持たないです」
「だいたいみんな二日酔いだから、このあとも食事の準備とかないだろうしな。あとどっか行きたいとこある?」
真上の青空とそっくりの表情を見て、ふいにきらきら光る、透明な水色を思い出した。
透き通って、光をきらきらと反射して。
数日前は、その綺麗さに身がすくんで、楽しむこともなにもなかった。
その綺麗な光景とあまりにも違う自分の醜さを比較して、ただただ不安を助長させていた。
でも、いまなら。
まっすぐに、きれいなものを、きれいに見られる気がする。
「――湖に、いきたいです」
先輩はその言葉を聞いて。
太陽が溶けたみたいに、嬉しそうに笑った。
◆
少し離れたキャンプ場からにぎやかな声が聞こえる。
そんな音と、さあぁ、という静かな波の音をBGMにしながら、朝陽を浴びる湖を眺める。
澄んだ水色と、白くきらめく穏やかな波。いやなものすべて、洗い流してくれそうな透明感。
そんな湖の波打ち際を、ゆったりと、青葉先輩と二人で歩く。
ふいに先輩が屈んで、拾った石を湖に向かって投げる。
回転した石は水面を跳ねて飛んだ。三回くらい水面をジャンプする。最後は白い波に消えた。
「うまいっすね、水切り」
「けっこー得意なんだ。石選びがコツ。あと持ち方」
そういって先輩は長い指をぷらぷらさせる。
ふと、この間の線香花火のときに、その指と絡めて手を握ったことを思い出す。自然体に降ろしている手は今自由で、触れようと思えば、きっと触れられる。
ほんの少し、僕が手を伸ばせば。
今までにない、純粋な欲求と衝動が生まれた。
だけどさすがにこんな明るい時間に、男二人が手を繋ぐなんてことできやしない。すぐに衝動は理性で抑え込んだ。
「あ、そういえばここってアレあるじゃん。白鳥型のボート」
「え? ああ、スワンボートですか。ありますね。キャンプ場のほうに」
白鳥を模した外見のボート。優雅な白鳥の姿をデフォルメした箱型のボートだけど、実際は坂を上る自転車のように結構足漕ぎが重労働のボートだ。子どものころに面白そうだと言って乗ったけど、すぐに体力が尽きた思いであがある。
子供向けのボートだと思ってたけど、あれは意外と大人向きなのかもしれない。
「ちょっと乗ってみようぜ」
「えぇー……まあ、いいですけど」
明らかにうきうきとした様子でボート乗り場に向かう先輩を止められるわけもなかった。
ぐるっと湖を回って、ボート乗り場につく。太陽の光でいつもよりキラキラしてそうな、白鳥たちがずらりと並んでいた。
だいぶキャンプ場に近づいたけど、さすがにぶつかると危ないからか、ボート乗り場の近くで泳いだり釣りをしている人たちはいない。あと朝だからか、ただたんに人気がないのか、ボートに乗っている人たちはいなかった。
係員にお金を渡して、二人でスワンボートに乗り込む。
中に二人分の席があって、足元にはペダルがある。前方と、真横の部分は大きくくりぬかれて風通しがいい。屋根から後ろにかけては窓はなく、影になっている。陽ざしに遮られた分、涼しいくらいだ。
「っしゃー、気合いいれて漕げよー」
「いや、先輩も協力してくださいよ、一人じゃ絶対ムリです」
「まあまあ、とりあえずがんばってみようぜ。舵はオレがとるから。よーし、しゅっぱーつ」
景気のいい言葉に仕方なしに、足元のペダルに力をこめる。要領はほとんど自転車と一緒だ。
ただ違うのは、基本的に二人のペダルが連動していて、まずもって一人じゃ進めない、ということ。
「ちょ、先輩! そっちも力いれてくださいよ」
「いやいや、コーヨーだったらもっと行けるって」
「行けないですから! さっきから一メートルも進んでないですから!」
「しかたねえなあ」
ワザとサボっていた先輩は「よっ、と」と言いながらようやくペダルをこぎ始める。
二人分のペダルが回り、ようやく白鳥は湖の中心に向かって進みだす。
「うわ、こんだけ漕いでるのに遅いな」
「そういうもんですよ。むしろいいペースです」
「まあゆっくり湖見ながらって考えたら……って言ってもそんな余裕そんなねえな」
仕組みの関係上、スワンボートは安定性はあるけど決して速いものではない。二人で漕いだら負担は減るけど、かなりゆったりとしたスピードだ。
それでも先輩は慎重に他の観光客の邪魔にならない進路を取りながら、湖の真ん中へと向かっていく。
「はー、とりあえずここらへんでいいか」
そこまで奥ではないけど、あいている横から顔を出せば、岸辺は結構遠い。周りには他に人もいなくて、ぽつんとこのボートだけが湖に浮かんでいる。
「けっこー疲れたけど、でも湖を一人占めって感じしない?」
「まあ……そうですね」
確かに、左右にも前方にも誰もいなくて。喧騒も聞こえない。大きく空いた前方には、ただ湖と空が広がっている。
涼しい風が吹き込んで、波が穏やかに揺れている。
「あ、けど」
「なんですか?」
「一人じゃないから、こーゆーのはふたりじめ、って言うのか?」
にいっと嬉しそうな笑顔に一瞬あっけにとられて、それから急激に顔が熱くなる。
「なに言ってるんですか」
「だって、周りに誰もいなくて、ここにいるのはオレとコーヨーだけだろ?」
改めてそんなことを言われたら。
開放的な自然の真っ只中にいるはずなのに、急に二人きりの狭い空間に思えてきた。
明るいけど。外だけど。周りに人はいなくて。
湖と、そこで泳ぐ魚くらいしかいない。
外だから、人目があるからと油断していた心が急に二人っきりの事実に恥ずかしくなる。赤くなった顔を見られたくなくて、逃げるように反対側を向こうとしたら間に合わなかった。
先に青葉先輩の手が僕の肩をつかむ。そのまま先輩のほうに向かされて。
「せん、ぱ」
「だれもいないから」
小さな声で囁かれて、ぐっと縮まる距離。
反射的に目を閉じる。
すぐに、唇にやわらかい感触がした。
「んっ…!」
角度を変えて唇を重ね合わせられて、ついばまれる。
外ですよ、誰かに見られるかも、と言いたくても、岸辺まで人はいなくて。
その岸だって、背中側はボートがおおっているから、後ろから見られることもない。
陽射しから隠れるように、キスをする。
先輩の指が顔の輪郭をなぞる。顎を優しくつかまれて、ゆっくりと舌が侵入してくる。
その滑らかな粘膜に抗えなくて、唇を開けてしまう。はいってきた舌はまだ震えている僕の舌に、あやすように絡む。
舌を舐められて、軽く吸われるとじゅわりと甘い唾液がうまれる。それを飲んだら、もう、どうしようもなかった。
先輩がくれる、熱も、甘さも、どんどん欲しくなって。
どんどん酔っていって、外のことを気にしなくなっていく。
ただ、もっと、もっとと、先輩の柔らかな舌の感触も、吸いつきも、たわむれるように甘噛みしてくる感触に夢中になって、溶けていく。
だいぶ頭がぼんやりして、体の中が熱くなってきたとき、先輩が唇を離した。
はあ、と熱がこもった息を吐き出す。
ああ、なんでやめてしまったんだ。もっとほしかったのに。心のどこかでそんなことを考えてたら、先輩の困ったような笑い声が落ちてくる。
「これ以上したら、みんなのとこに戻れなくなりそうだからな」
困った風に言っているくせに、濡れた唇を赤い舌で舐めながら、その目はじっと僕を射抜く。
名残惜しそうに僕の頬を撫でる手は優しい。だけどその体温ですら、今の僕を溶かす材料になって。
だから、きっと脳味噌が溶けていたんだと、思う。
そんな顔するくらいなら。
いや、そんなこと関係ない。
だって、僕だって。
もっと。
頭より、衝動が体を動かした。
「――っ!」
珍しい、先輩の驚いた息を飲む音。
離れた先輩の服をつかんで、勢いをつけてさっきまで触れていたそこに唇を押し当てた。
まだ濡れている唇に自分のそれを不器用に重ねる。薄くて、形のいい唇はやわらかくて、触れ合わせているだけで夢見心地になる。
抵抗されないのをいいことに、座っている先輩にもっと近づこうと、乗り上げるように体を近づける。だって足りない。こんなんじゃ、まだ。
もっと、近づきたい。
ぱしゃん、と魚の跳ねる音がした。
その音にハッとして、思わず唇を離す。
目を開けて見れば、ものすごい至近距離に、驚いた先輩の顔があって。
驚いているその表情を見ながら、今更、ほんとうに今更、自分が何をしたか気づいていく。
ぼく、せんぱいに、じぶんから、きす、を。
いつだって、キスは、先輩から与えられてばかりで。
僕からしたことなんて――求めたことはあっても、こんなハッキリと自分からキスすることなんて、今まで、したことがなくて。
じわじわと、さっきまでの熱とは違う、恥ずかしさによる熱さと、やってしまったことに不安になる寒気が同時に襲ってくる。
どうしよう。どうしたらいい。
浅ましい自分の衝動に従って、無理やり押しつけて。先輩が、本当はイヤだったら。
「あ、の、その」
謝るのもきっと違う。だけど自分からキスしてよかったですか、なんてこと聞けるわけもない。
混乱して固まって動けない。
そんなカチコチになった僕の手を、暖かい体温が包む。
僕の手を握りながら、先輩は微笑んだ。
目尻が下がって、唇の端が持ち上がっている。
嬉しくってたまらない。そう言わんばかりの笑顔で。
「コーヨー」
ぎゅっと手を握る力が強くなる。
「なあ――もっと、オレのこと、欲しがって」
くい、と手を引かれて。
じっと目を見つめられて。
どくん、と心臓が跳ねる。
動かないで、ひたすらこちらを見つめてくる先輩に。
もう一度、僕からキスをした。
「はっ、んっ……」
最初はたどたどしく合わせるだけだったのに。先輩は握っていた指を絡め合わせて、僕の腰をつかむとグイっと引き寄せた。
そのまま、どちらから仕掛けたかわからない。ただひたすらにお互いの熱を奪って、交換して、高めていくようなキスを続けて。
気づいたら僕も先輩とつないでいる指にぎゅっと力をこめていて。先輩の長い指が腰骨をたどって。
どくどくと、沸騰しそうな血流すら繋がっていくような。
高まっていった熱は、腰にたまっていって。
ああ、このまましたら、完全に反応してしまう。
わかっているけど、自分から止められなくて。溢れる唾液を貪欲に飲み込む。
そんな風に身体を持て余したころ、ようやく先輩はつかんでいた力を緩めた。
自然と二人の顔が離れて、荒い息が響く。
「あー……さすがに、こっちの我慢がきかなくなりそう」
苦笑いする先輩の手は、少し汗ばんでいて。
え、と思わず先輩の腰元を見たら。
どことなく、そこが張りつめていて。
「あ」
そうか、先輩も同じなのか、と間抜けな感想と一緒に、その反応を目にしてかあっと顔が燃えるように赤くなる。
「もーちょっと時間置かないと、戻れねぇな」
「あー、えーっと、ハイ」
それは僕も同じことで。昂った体のまま、合宿所に戻れるわけもない。
というか。
いくら湖の上で、周りに人がいないたって。ここは誰かくるかもしれない外で。
そんな中、ボートで遮られているからって、我を忘れるようにキスに夢中になるとか。
しかも、自分から、キスをしてまで。
羞恥に悶えすぎて、今すぐ横の湖に飛び込みたい。そのまま体も頭も冷やしたい。
うう、と声にならない呻きをあげながら、座席に座りなおして熱い顔を抑えようとする。
だけど、片手はまだ先輩にとらわれたままで、満足に顔を隠すこともできなかった。
先輩は親指で僕の指の付け根をなでながら、ぽつりと呟く。
「湖、綺麗だな」
その言葉につられて、ふっと目を前に向ける。
日光を反射して、キラキラ光る波のゆらめき。
雲のない、澄み切った水色の、高い高い青空。
合宿の前半は、空回りして、勝手に落ち込んで、疑って。
醜くて黒い感情に支配されて。
そこから一気に、びっくりするほど状況も、心も、まるで変わって。
相変わらず、振り回されてばかりだけど。
ぎゅっと、繋がれたままの手に力をこめる。
「綺麗ですね」
それでも。こうして青葉先輩と一緒に、湖を見て、笑いながら綺麗と言える今が。
どんなことよりも、嬉しかった。
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