252 / 307
第2部
番外編 〈紅黒縫士〉達は帰りを待つ
しおりを挟む
〈紅黒縫士アリス〉
バニラが消息を絶った事で一家は完全に浮き足立っていた。
娘達は不安と苛立ちが隠せず、リリも自分の刻印が失敗したのではないか?と問い詰め続けている。
エンチャントの容量限界の実験をしていたそうで、理論上は12枠まで増やせると息巻いていたらしい。6枠でも失敗すれば大爆発が起こる事もあり危険だというのに、12枠ともなるとその被害は想像出来ない。
離れて呆然とするリリにどう声を掛ければ良いのか分からず、刻印の事も、バニラの事も、どんな言葉も逆に追い詰めてしまいそうな気がしていた。
「お母様、お姉様は…?」
悠里が心配そうな顔で尋ねてくる。
どう答えるべきか悩んだが、ここは詳細をぼかしつつ、起きたことはちゃんと伝えることにした。
「実験に失敗してサクラのダンジョンごと消息が分からなくなったわ…
今、みんなのお父様とハルカ達が痕跡を探る打ち合わせをしてるから。」
「そう、ですか…」
バニラの失敗はいつもの事だ。それこそ、悠里たちの物心が付く前から起こる、日常の一部のようなものである。
「悠里、何があっても良いように心構えだけはしておきなさい。」
「そ、それはどういう…」
怯えの様な表情で愛娘が私を見つめる。正直、辛いし言いにくいがハッキリ伝えないといけない。
「無事である事を祈りつつ、ダメだった時の覚悟もするの。それが冒険者の家族には必要な事だから。」
「…っ!」
目を見開き、息を飲む悠里。横に居るアレクはグッと歯を食い縛るのが見えた。
今日まで誰かが大怪我をしたり、出し尽くして疲労困憊になる姿は度々見ている。アレクはいつかこういう日が来るのは覚悟していたのではないだろうか?思ったのとは違う形かもしれないが…
そんな二人が握り締めた小さな…ううん。もう私とそう変わらない逞しさを持つ拳に触れる。
この旅暮らしが始まって以来、様々な事を経験してきた子供たち。時には命の危険に晒された事もあったし、打ちのめされた姉たちに何も声を掛けられなかった事を歯痒く思ったりもしていたようだ。
「私たちはまた何も出来ないのでしょうか…?」
悔しそうに目を潤ませる悠里。
「待つことしか出来ない辛さはよく分かっているわ。私もずっとそうだったから。
帰って来たら全力で出迎えて上げましょう。それは待つことになる私たちにしか出来ない事だから。」
「はい…」
この娘がなんでも出来るハルカに憧れ、目指しているのはよく知っている。そして、いつも忙しそうにするバニラにも憧れていることも。
二人にとって姉たちは間違いなく英雄なのだ。
「他にも出来ることはあるわよ。みんなで『オベントー』を作りましょう。探すお父様達に、行方不明になったバニラに。」
『はい。』
息子は力強く、娘は自分を納得させるように返事をした。
双子だというのにここまで違うのかと今回も思わされる。
「かーしゃま、ジェリーもかーしゃまのためにつくりたい…」
やり取りを見ていたジェリーが、わたしの袖を引き、目を潤ませながら言う。
ああ、こんな目で、顔で言われたらダメなんて言えるわけないじゃない!
…きっとバニラもそれでジェリーの『かーしゃま』になってしまったのだろう。気持ちが分かってしまった。
「ええ、もちろんよ。一緒に作りましょう。」
「うん。」
いつもなら良い笑顔を見せてくれるだろうジェリーも、今日だけはその笑顔が出てこなかった。
こんな可愛い娘にこんな顔をさせる長女はしっかり叱らなくてはならない。そう決意させてくれた末っ子だった。
メイドたちも徐々に加わり、消えかかっていた活気がそれほど広くない宿のキッチンを中心に戻り始める。
つくづく、何もせずにはいられない者たちの集まりなのだと思い知らされ、みんなで一緒に作ることにした。
気が付けば、ソニアとフィオナも一緒にこちらを見ている。料理が苦手な二人には、今回ばかりはそのままでいてもらいたい。
きれいな紙に出来上がった様々な味のプレストーストを包んでいくが、ジェリーだけは全部一人でやると言って聞かないのでやらせることにした。
しかし、プレストーストもだが、紙に包むのも上手くいかずに形が崩れ、ベソを掻き始める。
「ジェリちゃん、こういう時はこれを使うと良いよー」
覗きに来ていたアズサとハルカだが、アズサの方が我慢出来ずに串を出して出来上がった物に刺してみせた。
少し浮き上がっていた包みが留められ、見た目が綺麗になる。
「おー」
ベソが吹き飛び、キラキラした顔になるジェリー。この顔にバニラはやられてしまったんだなと実感してしまった。
言われた通りに串を刺すと、
「おー!」
串を刺したことで跳ね上がっていた紙がしっかり留まり、プレストーストも崩れないようになった。
ちょっとしたことだが、これは私も思わず感動してしまう。
「おねーさまありがとう!」
「どういたしましてー。おねーちゃんもきっと喜んで受け取ってくれるよー」
「うん!」
そんなニコニコジェリーの返事に、アズサもニコニコしながら末っ子の頭を撫でた。ハルカの事も甘やかし気味だったが、今度はジェリーの事も甘やかしそうに見える。
この三女はとことん妹に甘いらしい。
…私も人のことは言えないが。
「ちょっと作り過ぎましたね…」
カトリーナが山積みになったプレストーストを見ながら言う。
確かにこの量は、あの人とハルカにジュリアが加わっても多すぎた。
「大丈夫じゃない?おとーちゃん、北で食料出し尽くしそうだってぼやいてたし。」
そう言われて、あちこちで食料を提供していたと聞いたのを思い出す。
元々は一家の食料として買い込んだようだが、料理する姿はそれほど機会は多くなく、不思議に思っていたがそういう事だったのか…
「どれだけ買い込んで放出したんでしょうね…」
「あの人のお財布事情、と言うか、お金の出所がよく分からないのよね…
ほら、私たちはイグドラシルで稼いだじゃない?」
「旦那もココアのイグドラシル周回に付き合ってやすし、余った薬品や素材は納品したり売ったりしてるって聞いてやすよ。」
「ああ、把握してないところで色々としてるのね…」
ユキとそんな話をしていると、カトリーナがトレイに作ったものを乗せ始めた。
最後の一個はジェリー渾身の作品。目立つし、確実に気になるだろう。
「残った材料で女将さん達にお裾分けしてくるねー」
「あたしもお手伝いしますね。色々とお世話になってますし。」
アズサとアクアが名乗り出る。
「そうね。迷惑を掛けてるし、良いと思うわ。」
私もその案に乗り、許可することにした。
なんとか一家の気分を持ち直せたとは思うが、それでも悠里の顔色は優れない。
調子が悪いという様子ではなく、やはり敬愛する姉が心配で仕方ない様だが、アレクたち、息子たちはそうでもない。
そんな悠里の側に行き、肩を抱き寄せて顔を見る。
「信じましょう。バニラを、ハルカを、お父様を。」
「はい…」
待つ辛さを娘に強いるのは心苦しいが、私たちの血統はそれを受け入れなくてはならない。
その事については、もう少し大きくなったら伝えることにしよう…
「リリお姉様。」
「…ユウちゃんでしたか。」
私も居るのだが、リリはどうやら気付いていない。
宿の交流室の椅子に体が収まってしまってるからかもしれないが…
「大丈夫…ではないようね。」
「お姉様もいらっしゃいましたか…」
久し振りに娘と二人で入浴を済ませ、お互いに気持ちを落ち着かせたところだ。この様子ならリリも誘うべきだったかもしれない。
「申し訳ございません…」
「私に謝る必要はないのよ。恐らくだけど、バニラにも。」
「いえ、それは…」
俯き、首を横に振るリリ。
「作った物の評価はどうだったの?」
「私としては会心の作品です。今、あれ以上の物を作るのはとても…」
「じゃあ、胸を張ってみんなを待ちなさい。」
「はい…」
返事はするが、やはり私では納得させるまでは出来ないようだ。もう一押し必要か。
「いつものあなたなら、バニラに一言言わないと気が済まないんじゃない?」
「はい…そう、ですね。そうですよ。
一言じゃなく、一発ぶん殴ってやらないと足りません。
あの尊大な物言いと、無駄に自信満々で多少の失敗も笑って済ませるあの憎たらしい顔を殴れる機会ですから。」
震え声と作り笑顔が逆に辛い。
「…でも、今回はハルカが居ますから譲って上げますよ。」
「バニラの顔がバニラのままでいられるかしらね…?」
「良い薬です。」
しかめっ面ながら当然だと言わんばかりのリリ。
ビースト領ではバニラをギリギリで救ったと聞いている。その救った命を危機に晒すのは許せないはずだ。
「でも、あれにしか出来ないし、出来るならあれしかいないのは分かっているんです…」
立ち上がり、私より背の高い妹分の頭を撫でる。ノエミに近い手触りの頭から徐々に緊張が抜けるのが伝わってきた。
「入浴を済ませて来なさい。それから、寝るまでバニラの事を話しましょう。私と悠里も知らない失敗話を教えてちょうだい。」
「はい。わかりました。」
ようやく見れた自然な微笑みに私もホッとする。
リリが戻って来てから悠里が眠るまで、一緒にお互いが知らないバニラの失敗話をした。あの子には悪いが、こういう事に使われるなら本望だろう。
束の間の楽しい一時を過ごし、捜索班の帰還に備えるのであった。
バニラが消息を絶った事で一家は完全に浮き足立っていた。
娘達は不安と苛立ちが隠せず、リリも自分の刻印が失敗したのではないか?と問い詰め続けている。
エンチャントの容量限界の実験をしていたそうで、理論上は12枠まで増やせると息巻いていたらしい。6枠でも失敗すれば大爆発が起こる事もあり危険だというのに、12枠ともなるとその被害は想像出来ない。
離れて呆然とするリリにどう声を掛ければ良いのか分からず、刻印の事も、バニラの事も、どんな言葉も逆に追い詰めてしまいそうな気がしていた。
「お母様、お姉様は…?」
悠里が心配そうな顔で尋ねてくる。
どう答えるべきか悩んだが、ここは詳細をぼかしつつ、起きたことはちゃんと伝えることにした。
「実験に失敗してサクラのダンジョンごと消息が分からなくなったわ…
今、みんなのお父様とハルカ達が痕跡を探る打ち合わせをしてるから。」
「そう、ですか…」
バニラの失敗はいつもの事だ。それこそ、悠里たちの物心が付く前から起こる、日常の一部のようなものである。
「悠里、何があっても良いように心構えだけはしておきなさい。」
「そ、それはどういう…」
怯えの様な表情で愛娘が私を見つめる。正直、辛いし言いにくいがハッキリ伝えないといけない。
「無事である事を祈りつつ、ダメだった時の覚悟もするの。それが冒険者の家族には必要な事だから。」
「…っ!」
目を見開き、息を飲む悠里。横に居るアレクはグッと歯を食い縛るのが見えた。
今日まで誰かが大怪我をしたり、出し尽くして疲労困憊になる姿は度々見ている。アレクはいつかこういう日が来るのは覚悟していたのではないだろうか?思ったのとは違う形かもしれないが…
そんな二人が握り締めた小さな…ううん。もう私とそう変わらない逞しさを持つ拳に触れる。
この旅暮らしが始まって以来、様々な事を経験してきた子供たち。時には命の危険に晒された事もあったし、打ちのめされた姉たちに何も声を掛けられなかった事を歯痒く思ったりもしていたようだ。
「私たちはまた何も出来ないのでしょうか…?」
悔しそうに目を潤ませる悠里。
「待つことしか出来ない辛さはよく分かっているわ。私もずっとそうだったから。
帰って来たら全力で出迎えて上げましょう。それは待つことになる私たちにしか出来ない事だから。」
「はい…」
この娘がなんでも出来るハルカに憧れ、目指しているのはよく知っている。そして、いつも忙しそうにするバニラにも憧れていることも。
二人にとって姉たちは間違いなく英雄なのだ。
「他にも出来ることはあるわよ。みんなで『オベントー』を作りましょう。探すお父様達に、行方不明になったバニラに。」
『はい。』
息子は力強く、娘は自分を納得させるように返事をした。
双子だというのにここまで違うのかと今回も思わされる。
「かーしゃま、ジェリーもかーしゃまのためにつくりたい…」
やり取りを見ていたジェリーが、わたしの袖を引き、目を潤ませながら言う。
ああ、こんな目で、顔で言われたらダメなんて言えるわけないじゃない!
…きっとバニラもそれでジェリーの『かーしゃま』になってしまったのだろう。気持ちが分かってしまった。
「ええ、もちろんよ。一緒に作りましょう。」
「うん。」
いつもなら良い笑顔を見せてくれるだろうジェリーも、今日だけはその笑顔が出てこなかった。
こんな可愛い娘にこんな顔をさせる長女はしっかり叱らなくてはならない。そう決意させてくれた末っ子だった。
メイドたちも徐々に加わり、消えかかっていた活気がそれほど広くない宿のキッチンを中心に戻り始める。
つくづく、何もせずにはいられない者たちの集まりなのだと思い知らされ、みんなで一緒に作ることにした。
気が付けば、ソニアとフィオナも一緒にこちらを見ている。料理が苦手な二人には、今回ばかりはそのままでいてもらいたい。
きれいな紙に出来上がった様々な味のプレストーストを包んでいくが、ジェリーだけは全部一人でやると言って聞かないのでやらせることにした。
しかし、プレストーストもだが、紙に包むのも上手くいかずに形が崩れ、ベソを掻き始める。
「ジェリちゃん、こういう時はこれを使うと良いよー」
覗きに来ていたアズサとハルカだが、アズサの方が我慢出来ずに串を出して出来上がった物に刺してみせた。
少し浮き上がっていた包みが留められ、見た目が綺麗になる。
「おー」
ベソが吹き飛び、キラキラした顔になるジェリー。この顔にバニラはやられてしまったんだなと実感してしまった。
言われた通りに串を刺すと、
「おー!」
串を刺したことで跳ね上がっていた紙がしっかり留まり、プレストーストも崩れないようになった。
ちょっとしたことだが、これは私も思わず感動してしまう。
「おねーさまありがとう!」
「どういたしましてー。おねーちゃんもきっと喜んで受け取ってくれるよー」
「うん!」
そんなニコニコジェリーの返事に、アズサもニコニコしながら末っ子の頭を撫でた。ハルカの事も甘やかし気味だったが、今度はジェリーの事も甘やかしそうに見える。
この三女はとことん妹に甘いらしい。
…私も人のことは言えないが。
「ちょっと作り過ぎましたね…」
カトリーナが山積みになったプレストーストを見ながら言う。
確かにこの量は、あの人とハルカにジュリアが加わっても多すぎた。
「大丈夫じゃない?おとーちゃん、北で食料出し尽くしそうだってぼやいてたし。」
そう言われて、あちこちで食料を提供していたと聞いたのを思い出す。
元々は一家の食料として買い込んだようだが、料理する姿はそれほど機会は多くなく、不思議に思っていたがそういう事だったのか…
「どれだけ買い込んで放出したんでしょうね…」
「あの人のお財布事情、と言うか、お金の出所がよく分からないのよね…
ほら、私たちはイグドラシルで稼いだじゃない?」
「旦那もココアのイグドラシル周回に付き合ってやすし、余った薬品や素材は納品したり売ったりしてるって聞いてやすよ。」
「ああ、把握してないところで色々としてるのね…」
ユキとそんな話をしていると、カトリーナがトレイに作ったものを乗せ始めた。
最後の一個はジェリー渾身の作品。目立つし、確実に気になるだろう。
「残った材料で女将さん達にお裾分けしてくるねー」
「あたしもお手伝いしますね。色々とお世話になってますし。」
アズサとアクアが名乗り出る。
「そうね。迷惑を掛けてるし、良いと思うわ。」
私もその案に乗り、許可することにした。
なんとか一家の気分を持ち直せたとは思うが、それでも悠里の顔色は優れない。
調子が悪いという様子ではなく、やはり敬愛する姉が心配で仕方ない様だが、アレクたち、息子たちはそうでもない。
そんな悠里の側に行き、肩を抱き寄せて顔を見る。
「信じましょう。バニラを、ハルカを、お父様を。」
「はい…」
待つ辛さを娘に強いるのは心苦しいが、私たちの血統はそれを受け入れなくてはならない。
その事については、もう少し大きくなったら伝えることにしよう…
「リリお姉様。」
「…ユウちゃんでしたか。」
私も居るのだが、リリはどうやら気付いていない。
宿の交流室の椅子に体が収まってしまってるからかもしれないが…
「大丈夫…ではないようね。」
「お姉様もいらっしゃいましたか…」
久し振りに娘と二人で入浴を済ませ、お互いに気持ちを落ち着かせたところだ。この様子ならリリも誘うべきだったかもしれない。
「申し訳ございません…」
「私に謝る必要はないのよ。恐らくだけど、バニラにも。」
「いえ、それは…」
俯き、首を横に振るリリ。
「作った物の評価はどうだったの?」
「私としては会心の作品です。今、あれ以上の物を作るのはとても…」
「じゃあ、胸を張ってみんなを待ちなさい。」
「はい…」
返事はするが、やはり私では納得させるまでは出来ないようだ。もう一押し必要か。
「いつものあなたなら、バニラに一言言わないと気が済まないんじゃない?」
「はい…そう、ですね。そうですよ。
一言じゃなく、一発ぶん殴ってやらないと足りません。
あの尊大な物言いと、無駄に自信満々で多少の失敗も笑って済ませるあの憎たらしい顔を殴れる機会ですから。」
震え声と作り笑顔が逆に辛い。
「…でも、今回はハルカが居ますから譲って上げますよ。」
「バニラの顔がバニラのままでいられるかしらね…?」
「良い薬です。」
しかめっ面ながら当然だと言わんばかりのリリ。
ビースト領ではバニラをギリギリで救ったと聞いている。その救った命を危機に晒すのは許せないはずだ。
「でも、あれにしか出来ないし、出来るならあれしかいないのは分かっているんです…」
立ち上がり、私より背の高い妹分の頭を撫でる。ノエミに近い手触りの頭から徐々に緊張が抜けるのが伝わってきた。
「入浴を済ませて来なさい。それから、寝るまでバニラの事を話しましょう。私と悠里も知らない失敗話を教えてちょうだい。」
「はい。わかりました。」
ようやく見れた自然な微笑みに私もホッとする。
リリが戻って来てから悠里が眠るまで、一緒にお互いが知らないバニラの失敗話をした。あの子には悪いが、こういう事に使われるなら本望だろう。
束の間の楽しい一時を過ごし、捜索班の帰還に備えるのであった。
0
お気に入りに追加
1,066
あなたにおすすめの小説
修行マニアの高校生 異世界で最強になったのでスローライフを志す
佐原
ファンタジー
毎日修行を勤しむ高校生西郷努は柔道、ボクシング、レスリング、剣道、など日本の武術以外にも海外の武術を極め、世界王者を陰ながらぶっ倒した。その後、しばらくの間目標がなくなるが、努は「次は神でも倒すか」と志すが、どうやって神に会うか考えた末に死ねば良いと考え、自殺し見事転生するこができた。その世界ではステータスや魔法などが存在するゲームのような世界で、努は次に魔法を極めた末に最高神をぶっ倒し、やることがなくなったので「だらだらしながら定住先を見つけよう」ついでに伴侶も見つかるといいなとか思いながらスローライフを目指す。
誤字脱字や話のおかしな点について何か有れば教えて下さい。また感想待ってます。返信できるかわかりませんが、極力返します。
また今まで感想を却下してしまった皆さんすいません。
僕は豆腐メンタルなのでマイナスのことの感想は控えて頂きたいです。
不定期投稿になります、週に一回は投稿したいと思います。お待たせして申し訳ございません。
他作品はストックもかなり有りますので、そちらで回したいと思います
転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
女神様から同情された結果こうなった
回復師
ファンタジー
どうやら女神の大ミスで学園ごと異世界に召喚されたらしい。本来は勇者になる人物を一人召喚するはずだったのを女神がミスったのだ。しかも召喚した場所がオークの巣の近く、年頃の少女が目の前にいきなり大量に現れ色めき立つオーク達。俺は妹を守る為に、女神様から貰ったスキルで生き残るべく思考した。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件
月風レイ
ファンタジー
普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。
そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。
そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。
そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。
そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。
食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。
不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。
大修正中!今週中に修正終え更新していきます!
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
突然だけど、空間魔法を頼りに生き延びます
ももがぶ
ファンタジー
俺、空田広志(そらたひろし)23歳。
何故だか気が付けば、見も知らぬ世界に立っていた。
何故、そんなことが分かるかと言えば、自分の目の前には木の棒……棍棒だろうか、それを握りしめた緑色の醜悪な小人っぽい何か三体に囲まれていたからだ。
それに俺は少し前までコンビニに立ち寄っていたのだから、こんな何もない平原であるハズがない。
そして振り返ってもさっきまでいたはずのコンビニも見えないし、建物どころかアスファルトの道路も街灯も何も見えない。
見えるのは俺を取り囲む醜悪な小人三体と、遠くに森の様な木々が見えるだけだ。
「えっと、とりあえずどうにかしないと多分……死んじゃうよね。でも、どうすれば?」
にじり寄ってくる三体の何かを警戒しながら、どうにかこの場を切り抜けたいと考えるが、手元には武器になりそうな物はなく、持っているコンビニの袋の中は発泡酒三本とツナマヨと梅干しのおにぎり、後はポテサラだけだ。
「こりゃ、詰みだな」と思っていると「待てよ、ここが異世界なら……」とある期待が沸き上がる。
「何もしないよりは……」と考え「ステータス!」と呟けば、目の前に半透明のボードが現れ、そこには自分の名前と性別、年齢、HPなどが表記され、最後には『空間魔法Lv1』『次元の隙間からこぼれ落ちた者』と記載されていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる