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牙狼部隊と合流。
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立派な天幕があちこちに建てられ、街のように屋台が立ち並びザワザワと賑やかな声が響く此処は、ブレンキオ山の麓。
はい!あれから5日かけてやって来ました!クレッシェルド国!
うわあ、いるいる!狸の商人さんや狐の兵士さん!召使いなのかな?柴犬さんやチワワさん。おお!シェパードの騎士さんもいるんだ!かっこいい!
でも1番は本陣の牙狼部隊の狼獣人さん達。一際大きくて隊列を組んでいるんだよ!今は訓練中なんだろうな、動きが凄え!
「トオヤ、そろそろヴァレリーを見てやってくれ。いや、面白いからそのままでも良いかと思ったが、さすがにクレッシェルド国陣営で威嚇されては敵わん」
身を乗り出して見入っている俺に、苦笑いしながら教えてくれるディグラン様。後ろを振り返ると「トオヤ、おいで」と両手を広げて俺を呼ぶヴァレリー。
うん、やばいやばい。思わずテンション上がってしまった。
てててっとヴァレリーの側に行きバフっと首元に抱きつき、ごめんねスリスリをする俺。うむうむ、今日もヴァレリーの毛艶は一級品なり。
「ふははは!なんとも微笑ましい光景だな!ディグラン。此処まで番の絆が強く付いているならば、いかに人の魅力があろうとも誰も手が出せまい!」
「ああ、すまない。カレッド。うちのバカップルがお騒がせした」
「なあに、番を大事にするのは獣人ならば誰しもが理解済みだ。さて、どうだ?今回のうちの拠点は!」
「ああ、まるで街のようだな。流石はクレッシェルド国側、見事なものだ」
「まあ、それもこれも、我が国民が自発的に協力をしてくれるから成り立っているもの。彼らには頭が上がらんがな」
カレッド様が目を細めて住民達を見る表情は、獣頭だけど柔らかい印象を与える。うん、優しい人なんだろうなぁ。
因みにカレッドさんは狼獣人でクレッシェルド国王太子。ディグラン様が来るって聞いて自分の部隊も出陣させてきたらしい。
スタッグさんによれば、自国では人の良い頭の切れる国民自慢の王太子なんだって。
「まあ、今回は我が国側だからこそ出来る陣営。どうだ?そちらにも利用許可出そうか?」
隣の広場に今着いたばかりで何もないセレリオ国側を見て、ニヤっと笑うカレッドさん。ん?これが国民自慢の王太子……?
「いやいや、我らもしっかり準備してきたものがある!クレッシェルド国側にわざわざ借りを作る事などする訳がない!」
ん?ディグラン様も珍しい。好戦的に言い返すの初めて聞いたわ。
「ふん!やっぱりディグランだな!お前の部下のためにわざわざ言ってやったのに!」
「はん!カレッドの野郎に助けを求めるほど、こちとら窮乏してはいないもんでな!」
「何⁉︎」「やるか?」
……なんとも子供のように威嚇しまくっている二人。ぽかーんとする俺の頭の上で、ヴァレリーがため息を吐いている。
「ああ、始まったか……」
「ヴァル?どう言う事?」
「あの二人は学生時代からあの状態でな。どうにも気が合わないらしくて、会うたびに張り合っているんだ」
「そうそう。でも、普段は本当に頼れる王太子様なんですよ?」
「うわっ!誰?」
俺とヴァレリーの横にスッと現れたのは、なんとゴールデンレトリバーの獣人さん!ふおおお!可愛い!フサフサ!
「ああ、ラクーンか。元気そうだな」
「ヴァレリーも。可愛い番が見つかったんだね、おめでとう。あ、番さん?ご挨拶が遅れました。俺、これでも王太子直属の牙狼部隊の団長をやらせてもらってます。ラクーンと気軽に呼んで下さいね?」
「えええ!牙狼部隊の団長がラクーンさん⁉︎」
嘘だろ!このフサフサレトリバー獣人さんが狼獣人さん達を率いているって?穏やかそうな獣人さんに見えるけどなぁ……
「あはは。やっぱり初めての人は驚くんだよ。牙狼なんて、狼部隊って思うもんね」
「だが、トオヤ。コイツの見た目に騙されるな。コイツの二つ名は『潔癖』だ。返り血を浴びるどころか、瞬時に動き敵の弱点をついて一撃で仕留めやがる。返り血どころか不潔も許さない為、見てみろ。牙狼部隊っていっても綺麗な毛艶な奴らばかりだろ?」
ヴァレリーに言われて訓練中の牙狼部隊を見ると、ケモナーの俺から見ても確かにみんなモフモフが良い感じだ。それに、武器も手入れがされているのはすぐわかるし……
「おーい、みんな!訓練終わった奴らから風呂行きなよー」
「「「「「「「「「「ウィッス!」」」」」」」」」」
おお、凄え。狼獣人さん達の揃った声。ってか、風呂?
「あの?ラクーンさん?野営地で風呂があるんですか?」
「うん。ウチの自慢でね。と言うか、ウチの国の転移者のスキルがすごいんだよ。あ、ごめん。これウチの王太子の番の力だからさ。この話を勝手にすると機嫌が悪くなるんだ」
口の前で指を立ててシーとする姿がこれまた可愛いくて、「はぅっ!」と変な声を出した俺。ヴァルは、はあ……ってため息を吐いていたけどさ。
でも転移者って言ったよな?ちょっと気になるんだけど……
「ラクーン!聞こえてるぞ!」
すると、さっきまでディグラン様と威嚇しあっていたカレッド様がすぐ側にいて、ラクーンさんの頭をパシっと叩いていた。
「カレッド様に聞こえるように言ったんですぅ!いい加減ディグラン様を解放させてあげないと、あっちも大変でしょう?」
「はんっ。ディグラン一人いないだけで駄目になる訳じゃあるまい」
「全く。それ本人に向かって言ってやれば良いじゃないですか」
「聞こえてるだろうが」
「素直じゃないですねぇ」
なんか、漫才のような掛け合いが出来る二人の信頼関係が見えて、ほっこりする俺。ん?ディグラン様もいつのまにか俺の隣に来ていたな。
「まあ見ていろ、カレッド。ウチの今年の陣営のテーマは、慰安遠征だ」
ポフっと俺の頭に手を乗せて、ニカっと笑うディグラン様。まあ、すぐヴァレリーに手を叩き落とされてたけどさ。
「ん?ようやく俺の出番ですか?」
「ああ、トオヤ。頼む」
「じゃ、行きますよー!あ、スタッグさん!騎士さん達もうちょっと後ろに下がらせてください」
スタッグさんの指示にすぐさま従うウチの獣人さん達。そして開けた場所に俺が一日のMPを半分以上注ぎ込んで召喚したのは……
「は?」「え?なに?」
ウチの獣人さん達にはお馴染みになった、『宮殿』。それも、初めて見る人は空中に立派な門だけが現れるもんだから、何が始まるんだって思うよなぁ。
案の定カレッド様とラクーンさんあんぐりと口を開けているし。
「うおおお!今日もありがとうございます!トオヤ様!」
「トオヤ様!サイッコウ!」
「トオヤ様~!今日もよろしくお願いします!」
「やったぜ!俺またビッガーカメラ行ってくるわ!」
「俺ホームセンターだな!」
「ニューマートでちょっと携帯食買ってこよ」
「俺はちょっと、ウォーターパークで泳いでくる」
出した途端に騎士さん達から歓声が上がり、スタッグさんの許可の元それぞれがチーム毎に扉に入っていく。
「は?え?門の中に建物?」
「いやいや、アレおかしいでしょ?あれだけの人が入るってどう言う事ですか?」
ドッキリに成功したディグラン様。アワアワしているカレッド様とラクーンさんの様子に大笑い。
「ブッッハ!!ヴァレリー見たか?カレッドのあの顔!」
普段の凛々しいディグラン様は何処へやら。いやいや、王族が指差して笑っちゃいけませんって。
流石に可哀想になったヴァレリーが、二人に説明をしてあげたんだけど……
「はあああ?これがトオヤさんのギフト?」
よほど信じられないのか何度も門と俺を見るラクーンさん。
「……シンのギフトに似ているといえば似ているが、規模が違う……!」
腕を組み、転移者のギフトか……と妙に納得するカレッドさん。俺は俺で『シン』って名前が気になったけどさ。
「まあ、特別にカレッドとラクーンは招待してやるよ。な、トオヤ?」
笑い終わったのか、いつも通りの凛々しい王族に戻っていたディグラン様。「勿論!」と俺も頷いて、二人を招待する。
「さあ、カレッド様、ラクーンさん行きましょう!俺の自慢の『宮殿』をご案内します!」
ーーーーーーーーーー
さてさて、この『宮殿』何故トオヤのMPの半分も持っていくのか……?
明日『宮殿』と「シン」が明らかになりますよ!
瘴気の渦は現在もう少し余裕があるみたいです。
はい!あれから5日かけてやって来ました!クレッシェルド国!
うわあ、いるいる!狸の商人さんや狐の兵士さん!召使いなのかな?柴犬さんやチワワさん。おお!シェパードの騎士さんもいるんだ!かっこいい!
でも1番は本陣の牙狼部隊の狼獣人さん達。一際大きくて隊列を組んでいるんだよ!今は訓練中なんだろうな、動きが凄え!
「トオヤ、そろそろヴァレリーを見てやってくれ。いや、面白いからそのままでも良いかと思ったが、さすがにクレッシェルド国陣営で威嚇されては敵わん」
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うん、やばいやばい。思わずテンション上がってしまった。
てててっとヴァレリーの側に行きバフっと首元に抱きつき、ごめんねスリスリをする俺。うむうむ、今日もヴァレリーの毛艶は一級品なり。
「ふははは!なんとも微笑ましい光景だな!ディグラン。此処まで番の絆が強く付いているならば、いかに人の魅力があろうとも誰も手が出せまい!」
「ああ、すまない。カレッド。うちのバカップルがお騒がせした」
「なあに、番を大事にするのは獣人ならば誰しもが理解済みだ。さて、どうだ?今回のうちの拠点は!」
「ああ、まるで街のようだな。流石はクレッシェルド国側、見事なものだ」
「まあ、それもこれも、我が国民が自発的に協力をしてくれるから成り立っているもの。彼らには頭が上がらんがな」
カレッド様が目を細めて住民達を見る表情は、獣頭だけど柔らかい印象を与える。うん、優しい人なんだろうなぁ。
因みにカレッドさんは狼獣人でクレッシェルド国王太子。ディグラン様が来るって聞いて自分の部隊も出陣させてきたらしい。
スタッグさんによれば、自国では人の良い頭の切れる国民自慢の王太子なんだって。
「まあ、今回は我が国側だからこそ出来る陣営。どうだ?そちらにも利用許可出そうか?」
隣の広場に今着いたばかりで何もないセレリオ国側を見て、ニヤっと笑うカレッドさん。ん?これが国民自慢の王太子……?
「いやいや、我らもしっかり準備してきたものがある!クレッシェルド国側にわざわざ借りを作る事などする訳がない!」
ん?ディグラン様も珍しい。好戦的に言い返すの初めて聞いたわ。
「ふん!やっぱりディグランだな!お前の部下のためにわざわざ言ってやったのに!」
「はん!カレッドの野郎に助けを求めるほど、こちとら窮乏してはいないもんでな!」
「何⁉︎」「やるか?」
……なんとも子供のように威嚇しまくっている二人。ぽかーんとする俺の頭の上で、ヴァレリーがため息を吐いている。
「ああ、始まったか……」
「ヴァル?どう言う事?」
「あの二人は学生時代からあの状態でな。どうにも気が合わないらしくて、会うたびに張り合っているんだ」
「そうそう。でも、普段は本当に頼れる王太子様なんですよ?」
「うわっ!誰?」
俺とヴァレリーの横にスッと現れたのは、なんとゴールデンレトリバーの獣人さん!ふおおお!可愛い!フサフサ!
「ああ、ラクーンか。元気そうだな」
「ヴァレリーも。可愛い番が見つかったんだね、おめでとう。あ、番さん?ご挨拶が遅れました。俺、これでも王太子直属の牙狼部隊の団長をやらせてもらってます。ラクーンと気軽に呼んで下さいね?」
「えええ!牙狼部隊の団長がラクーンさん⁉︎」
嘘だろ!このフサフサレトリバー獣人さんが狼獣人さん達を率いているって?穏やかそうな獣人さんに見えるけどなぁ……
「あはは。やっぱり初めての人は驚くんだよ。牙狼なんて、狼部隊って思うもんね」
「だが、トオヤ。コイツの見た目に騙されるな。コイツの二つ名は『潔癖』だ。返り血を浴びるどころか、瞬時に動き敵の弱点をついて一撃で仕留めやがる。返り血どころか不潔も許さない為、見てみろ。牙狼部隊っていっても綺麗な毛艶な奴らばかりだろ?」
ヴァレリーに言われて訓練中の牙狼部隊を見ると、ケモナーの俺から見ても確かにみんなモフモフが良い感じだ。それに、武器も手入れがされているのはすぐわかるし……
「おーい、みんな!訓練終わった奴らから風呂行きなよー」
「「「「「「「「「「ウィッス!」」」」」」」」」」
おお、凄え。狼獣人さん達の揃った声。ってか、風呂?
「あの?ラクーンさん?野営地で風呂があるんですか?」
「うん。ウチの自慢でね。と言うか、ウチの国の転移者のスキルがすごいんだよ。あ、ごめん。これウチの王太子の番の力だからさ。この話を勝手にすると機嫌が悪くなるんだ」
口の前で指を立ててシーとする姿がこれまた可愛いくて、「はぅっ!」と変な声を出した俺。ヴァルは、はあ……ってため息を吐いていたけどさ。
でも転移者って言ったよな?ちょっと気になるんだけど……
「ラクーン!聞こえてるぞ!」
すると、さっきまでディグラン様と威嚇しあっていたカレッド様がすぐ側にいて、ラクーンさんの頭をパシっと叩いていた。
「カレッド様に聞こえるように言ったんですぅ!いい加減ディグラン様を解放させてあげないと、あっちも大変でしょう?」
「はんっ。ディグラン一人いないだけで駄目になる訳じゃあるまい」
「全く。それ本人に向かって言ってやれば良いじゃないですか」
「聞こえてるだろうが」
「素直じゃないですねぇ」
なんか、漫才のような掛け合いが出来る二人の信頼関係が見えて、ほっこりする俺。ん?ディグラン様もいつのまにか俺の隣に来ていたな。
「まあ見ていろ、カレッド。ウチの今年の陣営のテーマは、慰安遠征だ」
ポフっと俺の頭に手を乗せて、ニカっと笑うディグラン様。まあ、すぐヴァレリーに手を叩き落とされてたけどさ。
「ん?ようやく俺の出番ですか?」
「ああ、トオヤ。頼む」
「じゃ、行きますよー!あ、スタッグさん!騎士さん達もうちょっと後ろに下がらせてください」
スタッグさんの指示にすぐさま従うウチの獣人さん達。そして開けた場所に俺が一日のMPを半分以上注ぎ込んで召喚したのは……
「は?」「え?なに?」
ウチの獣人さん達にはお馴染みになった、『宮殿』。それも、初めて見る人は空中に立派な門だけが現れるもんだから、何が始まるんだって思うよなぁ。
案の定カレッド様とラクーンさんあんぐりと口を開けているし。
「うおおお!今日もありがとうございます!トオヤ様!」
「トオヤ様!サイッコウ!」
「トオヤ様~!今日もよろしくお願いします!」
「やったぜ!俺またビッガーカメラ行ってくるわ!」
「俺ホームセンターだな!」
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「俺はちょっと、ウォーターパークで泳いでくる」
出した途端に騎士さん達から歓声が上がり、スタッグさんの許可の元それぞれがチーム毎に扉に入っていく。
「は?え?門の中に建物?」
「いやいや、アレおかしいでしょ?あれだけの人が入るってどう言う事ですか?」
ドッキリに成功したディグラン様。アワアワしているカレッド様とラクーンさんの様子に大笑い。
「ブッッハ!!ヴァレリー見たか?カレッドのあの顔!」
普段の凛々しいディグラン様は何処へやら。いやいや、王族が指差して笑っちゃいけませんって。
流石に可哀想になったヴァレリーが、二人に説明をしてあげたんだけど……
「はあああ?これがトオヤさんのギフト?」
よほど信じられないのか何度も門と俺を見るラクーンさん。
「……シンのギフトに似ているといえば似ているが、規模が違う……!」
腕を組み、転移者のギフトか……と妙に納得するカレッドさん。俺は俺で『シン』って名前が気になったけどさ。
「まあ、特別にカレッドとラクーンは招待してやるよ。な、トオヤ?」
笑い終わったのか、いつも通りの凛々しい王族に戻っていたディグラン様。「勿論!」と俺も頷いて、二人を招待する。
「さあ、カレッド様、ラクーンさん行きましょう!俺の自慢の『宮殿』をご案内します!」
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さてさて、この『宮殿』何故トオヤのMPの半分も持っていくのか……?
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