17 / 38
もふもふランチタイム。
しおりを挟む
「「「らんちびゅっふぇ?」」」
「そう、ランチビュッフェ形式でどうです?」
「トオヤ様お得意の食事形式ですわ」
「既にいっぱい仕入れて来ておりますし」
「遊び心ありますし」
「何より配膳が楽ですし」
俺が院長先生に提案したお昼の提供方法は、人数の多い『大地の宮』では初の試み。俺の四人メイドさん達もお気に入りの食事方法だ。
なんせ、食事はやっぱり節約していたというし、王妃様来る時だけ豪華にしていたそうなんだ。うん、王妃様に粗末な物食べさせられないもんな。
それに……よくよく見ると、食器も服も備品も使いこんでいるんだよ。そんなの……俺が来たからには改善するに決まっているだろう?
だがまずは、食事が基本!
「とにかく、今日は俺の指示で動いて下さい。あ、俺の四人のメイドさん達はもう一度『ニューマート』に行って、大皿やトング、後、本日のお買い得品を買い込んで来て。俺持ちにしてあるから、出来るだけ大量にね」
「あら!オヤツも良いのかしら?」
「お駄賃は必要ですわよね」
「ふふっ、お金を気にせずお買い物ですわ!」
「腕がなりますわぁ!」
「いや、その、程々で宜しく」
ウキウキし出したメイドさん達は可愛いが、ちょっと心配になった俺。でも、有能なメイドさん達だ!そこまで無茶はしないと信じよう……
「そして、院長先生と職員さん達はスープ作りです!お野菜いっぱい取れて栄養価の高いポトフと、簡単ビーフシチューを作って下さい」
なんせ有名メーカーが作ったルーがあるし、最強調味料固形コンソメあるし!作り方は箱の裏を見てね。何故か、こちらの言語になっているから読めるだろう。
「あら、トオヤ様もまた仕入れに戻るのですか?」
「俺はデザートを買い足しに行きます。そのあとコーンスープ作りますから」
院長先生が俺もまた戻って行こうとする姿に、まだ何かあるのか疑問に思ったんだろう。うん、まあ山程食材あるし、これ以上は要らないと思うよなぁ。
……でも、俺は子供達が大好きなアレを仕入れてなかったんだ!俺の好感度アップ作戦には必要だし!
「すぐ戻ります」と言ってまた『ニューマート』に入っていく俺達とすぐにスープを作り出す院長先生達。
お昼が迫って来ているからな!急げ!俺!
目的の物を大量に購入し、すぐに戻った俺が作るのは中華風コーンスープ。だって、鶏ガラスープとコーンのホール缶が有ればすぐ出来るからな。美味しいは手軽に作れるんだ!
そしてメイドさん達が購入して来た食器をアイテムボックスに収納して食堂に移動。そして以前に購入していた折りたたみ長テーブルを壁際に設置すると、準備はオッケー!
「後は~ベーカリーコーナーに、スープコーナー、お肉コーナーにドリンクコーナー、後は買い占めて来た惣菜コーナーかな」
ふんふん鼻歌を歌いながら、ドンドンアイテムボックスから出して並べていく俺。勿論、戻ってきたメイドさん達も手伝ってくれているぞ。
「あら?トオヤ様スイーツコーナーはお作りになりませんの?」
「いっぱい買って来てましたわよね?」
「私楽しみでしたのに」
「あ!わかりましたわ!後でお出しになるのですね!」
「うん、最初からあったらそっちばかり食べそうだろ?だからちょっと後にしてみた」
「「「「楽しみですわ!」」」」
子供達と一緒に食べる気満々のメイドさんズ。まあ、俺のやり方に慣れて来てくれたんだよなぁ、この四人。じゃなきゃ一緒に食べてくれなかったし。
って、思いに浸っているより手を動かすか!待ってろよ!俺の楽園達!
◇
「うわぁ、すっげー……!」
「何これ何これ何これ!」
「美味そうな匂いはこれか!」
「山盛りウィンナーと塊ベーコンっっ!!」
「いつもとちあう」
「おいちそうね」
丁度昼時になり、ザワザワと子供の声が響き渡る食堂内。ソワソワしているのは子供だけじゃない。
むおおおお!どの子も尻尾ピーンなんて!何この可愛い風景。つか、今日の配膳係の子獣人達の白エプロンと白ハット姿が!!!幼年期の子供達のよだれかけ姿が!!!
……ありがとうございます!神様……!この世界に来て、俺、本っ当に幸せです……!!
「あら、トオヤ様がまたご乱心中ですわ」
「膝をついて祈ってらっしゃいますが、まだ食前の祈りの前ですのに」
「いつもの事ですけど、そろそろ声をかけたほうがいいかしら?」
「ええ、お顔が崩れてらっしゃいますもの」
有能な四人のメイドさん達に助けられ、子供達が俺の変な態度に注目する事はなかったが、うっかり気を抜いてしまったのには気をつけねば……!
顔がどうしても緩んでしまうのを我慢しつつ、子供達の方を見ると、院長先生がパンパンと手を叩いて子供達の注意を引いていたところだった。
「さあ、皆さん!今日はトオヤ様主催の昼食です。ビュッフェと言って、自分の食べたいものを自分で取るという配膳形式です。いつも通り年長組は年少組の補助を、そして入り口側のジムから一列に並んで取りに来て下さいね」
優しい院長先生の声に大きな声で了承する子供達。そして、子度達がしっかり躾けられているので、整然と並びトレイと食器を持って並び出したんだけど……
かっ、可愛いすぎる……!何コレ……、今日はご褒美の日ですか……?
思わず腕を組んで感動している俺。メイドさんズにコソっと呼びかけられて正気に戻り、配膳の手伝いに加わったけどさ……
「これくだしゃい」
「おいちいの?」
「うん、美味しそうだね」
「あ、こら!まだ食べちゃダメ!」
目の前を通り過ぎる小さなピューマちゃんと小虎ちゃんに癒され、甲斐甲斐しくお世話をするヤマネコ君やチーター君にほっこりし、小さなイエネコちゃんズがわちゃわちゃしている様子に破顔し……何これ、この幸せ空間……!
と、まあ、俺がデレデレしている中でも各自食事を取り終わり、子供達がきちんと席について院長先生が食前の祈りを済ませる。すると、一斉に食べ出す子供達。
あちこちで聞こえる喜びの声、美味しいと言う言葉の合唱、嬉しい美味しいを身体全体で表す子獣人達に俺の心はトロットロに蕩けさせられていた。
勿論、大人獣人の皆さんの食事風景にもほっこり。メイドさん達もニコニコ顔でほお袋が膨らんでいるのがこれまた良い!
「トオヤ様……流石に涙流しながら食べるのは危険ですわ」
「でもその為に私達で囲っておりますもの」
「抜かりはありませんわ」
「でも、お気をつけ下さいませ」
………ご迷惑をおかけします。我が有能なメイドさん達よ……
うっかり涙を流していたらしい俺は、顔をなんとか普通に戻し、スイーツコーナーの準備に移動する事にした。俺の好感度アップの為にな!
すると、俺が動き出した事に気付いた院長先生が、また子供達に声をかけてくれたんだ。
「皆さん!トオヤ様のご厚意で今日はデザートもありますよ!お腹は少し余裕を持たせて下さいね!」
院長先生の言葉に、元気いっぱいお返事をする子供達。そして、子供達がザワザワしながら俺の一挙一動を目で追うようになった為、期待の視線が刺さること刺さること。
ふふふ!任せなさい!お兄さん頑張っちゃうよ!
新たにアイテムボックスから長テーブルを何台か出し、その上にトレイに綺麗に整列させたケーキ達を出すと、ワアアアッッ!と歓喜の声が部屋に響く。良い反応してくれるから嬉しいよなぁ。
そして、ここからは俺プレゼンツ!
お子様大好きプリンにカットフルーツ、アイスクリーム、生クリームにケーキも乗せて……好感度アップ大作戦その1、トオヤ特製デザートプレートを投入!
子供達から湧き上がる歓声に、俺もノリノリで次々と作り出す。
「みんな!いっぱい作るから好きなもの持って行ってくれよ!」
俺の声を合図に、早速子供達が並び出す。流石に大勢に並ばれると手が足りず、メイドさんズが手伝いに入ってくれて大助かり!
「ありがとう!」
「きれーい!」
「うわあ、こんなにいいの?」
受け取った子供達も、初めに俺に向けた表情はどこへやら……みんなが俺に感謝の言葉をくれるんだ!この子達、いい子すぎる……!
ーーーーとはいえ、俺のもふもふ愛が強すぎるせいで、年長組の一部が俺を不審な目で見ているのも、お兄さんは気付いているぞ!
今日は一日孤児院の予定だから、君達の攻略だってしていこうではないか!
……って、アレ?メイドさん達何皿目?ってか、いつの間に抜けてたのさ!俺だって食べたいんだって!
院長先生!お手伝いお願いします!!
ーーーーーーーーーー
BL要素がない回です。f^_^;
もふもふの妄想が止まらない……!
「そう、ランチビュッフェ形式でどうです?」
「トオヤ様お得意の食事形式ですわ」
「既にいっぱい仕入れて来ておりますし」
「遊び心ありますし」
「何より配膳が楽ですし」
俺が院長先生に提案したお昼の提供方法は、人数の多い『大地の宮』では初の試み。俺の四人メイドさん達もお気に入りの食事方法だ。
なんせ、食事はやっぱり節約していたというし、王妃様来る時だけ豪華にしていたそうなんだ。うん、王妃様に粗末な物食べさせられないもんな。
それに……よくよく見ると、食器も服も備品も使いこんでいるんだよ。そんなの……俺が来たからには改善するに決まっているだろう?
だがまずは、食事が基本!
「とにかく、今日は俺の指示で動いて下さい。あ、俺の四人のメイドさん達はもう一度『ニューマート』に行って、大皿やトング、後、本日のお買い得品を買い込んで来て。俺持ちにしてあるから、出来るだけ大量にね」
「あら!オヤツも良いのかしら?」
「お駄賃は必要ですわよね」
「ふふっ、お金を気にせずお買い物ですわ!」
「腕がなりますわぁ!」
「いや、その、程々で宜しく」
ウキウキし出したメイドさん達は可愛いが、ちょっと心配になった俺。でも、有能なメイドさん達だ!そこまで無茶はしないと信じよう……
「そして、院長先生と職員さん達はスープ作りです!お野菜いっぱい取れて栄養価の高いポトフと、簡単ビーフシチューを作って下さい」
なんせ有名メーカーが作ったルーがあるし、最強調味料固形コンソメあるし!作り方は箱の裏を見てね。何故か、こちらの言語になっているから読めるだろう。
「あら、トオヤ様もまた仕入れに戻るのですか?」
「俺はデザートを買い足しに行きます。そのあとコーンスープ作りますから」
院長先生が俺もまた戻って行こうとする姿に、まだ何かあるのか疑問に思ったんだろう。うん、まあ山程食材あるし、これ以上は要らないと思うよなぁ。
……でも、俺は子供達が大好きなアレを仕入れてなかったんだ!俺の好感度アップ作戦には必要だし!
「すぐ戻ります」と言ってまた『ニューマート』に入っていく俺達とすぐにスープを作り出す院長先生達。
お昼が迫って来ているからな!急げ!俺!
目的の物を大量に購入し、すぐに戻った俺が作るのは中華風コーンスープ。だって、鶏ガラスープとコーンのホール缶が有ればすぐ出来るからな。美味しいは手軽に作れるんだ!
そしてメイドさん達が購入して来た食器をアイテムボックスに収納して食堂に移動。そして以前に購入していた折りたたみ長テーブルを壁際に設置すると、準備はオッケー!
「後は~ベーカリーコーナーに、スープコーナー、お肉コーナーにドリンクコーナー、後は買い占めて来た惣菜コーナーかな」
ふんふん鼻歌を歌いながら、ドンドンアイテムボックスから出して並べていく俺。勿論、戻ってきたメイドさん達も手伝ってくれているぞ。
「あら?トオヤ様スイーツコーナーはお作りになりませんの?」
「いっぱい買って来てましたわよね?」
「私楽しみでしたのに」
「あ!わかりましたわ!後でお出しになるのですね!」
「うん、最初からあったらそっちばかり食べそうだろ?だからちょっと後にしてみた」
「「「「楽しみですわ!」」」」
子供達と一緒に食べる気満々のメイドさんズ。まあ、俺のやり方に慣れて来てくれたんだよなぁ、この四人。じゃなきゃ一緒に食べてくれなかったし。
って、思いに浸っているより手を動かすか!待ってろよ!俺の楽園達!
◇
「うわぁ、すっげー……!」
「何これ何これ何これ!」
「美味そうな匂いはこれか!」
「山盛りウィンナーと塊ベーコンっっ!!」
「いつもとちあう」
「おいちそうね」
丁度昼時になり、ザワザワと子供の声が響き渡る食堂内。ソワソワしているのは子供だけじゃない。
むおおおお!どの子も尻尾ピーンなんて!何この可愛い風景。つか、今日の配膳係の子獣人達の白エプロンと白ハット姿が!!!幼年期の子供達のよだれかけ姿が!!!
……ありがとうございます!神様……!この世界に来て、俺、本っ当に幸せです……!!
「あら、トオヤ様がまたご乱心中ですわ」
「膝をついて祈ってらっしゃいますが、まだ食前の祈りの前ですのに」
「いつもの事ですけど、そろそろ声をかけたほうがいいかしら?」
「ええ、お顔が崩れてらっしゃいますもの」
有能な四人のメイドさん達に助けられ、子供達が俺の変な態度に注目する事はなかったが、うっかり気を抜いてしまったのには気をつけねば……!
顔がどうしても緩んでしまうのを我慢しつつ、子供達の方を見ると、院長先生がパンパンと手を叩いて子供達の注意を引いていたところだった。
「さあ、皆さん!今日はトオヤ様主催の昼食です。ビュッフェと言って、自分の食べたいものを自分で取るという配膳形式です。いつも通り年長組は年少組の補助を、そして入り口側のジムから一列に並んで取りに来て下さいね」
優しい院長先生の声に大きな声で了承する子供達。そして、子度達がしっかり躾けられているので、整然と並びトレイと食器を持って並び出したんだけど……
かっ、可愛いすぎる……!何コレ……、今日はご褒美の日ですか……?
思わず腕を組んで感動している俺。メイドさんズにコソっと呼びかけられて正気に戻り、配膳の手伝いに加わったけどさ……
「これくだしゃい」
「おいちいの?」
「うん、美味しそうだね」
「あ、こら!まだ食べちゃダメ!」
目の前を通り過ぎる小さなピューマちゃんと小虎ちゃんに癒され、甲斐甲斐しくお世話をするヤマネコ君やチーター君にほっこりし、小さなイエネコちゃんズがわちゃわちゃしている様子に破顔し……何これ、この幸せ空間……!
と、まあ、俺がデレデレしている中でも各自食事を取り終わり、子供達がきちんと席について院長先生が食前の祈りを済ませる。すると、一斉に食べ出す子供達。
あちこちで聞こえる喜びの声、美味しいと言う言葉の合唱、嬉しい美味しいを身体全体で表す子獣人達に俺の心はトロットロに蕩けさせられていた。
勿論、大人獣人の皆さんの食事風景にもほっこり。メイドさん達もニコニコ顔でほお袋が膨らんでいるのがこれまた良い!
「トオヤ様……流石に涙流しながら食べるのは危険ですわ」
「でもその為に私達で囲っておりますもの」
「抜かりはありませんわ」
「でも、お気をつけ下さいませ」
………ご迷惑をおかけします。我が有能なメイドさん達よ……
うっかり涙を流していたらしい俺は、顔をなんとか普通に戻し、スイーツコーナーの準備に移動する事にした。俺の好感度アップの為にな!
すると、俺が動き出した事に気付いた院長先生が、また子供達に声をかけてくれたんだ。
「皆さん!トオヤ様のご厚意で今日はデザートもありますよ!お腹は少し余裕を持たせて下さいね!」
院長先生の言葉に、元気いっぱいお返事をする子供達。そして、子供達がザワザワしながら俺の一挙一動を目で追うようになった為、期待の視線が刺さること刺さること。
ふふふ!任せなさい!お兄さん頑張っちゃうよ!
新たにアイテムボックスから長テーブルを何台か出し、その上にトレイに綺麗に整列させたケーキ達を出すと、ワアアアッッ!と歓喜の声が部屋に響く。良い反応してくれるから嬉しいよなぁ。
そして、ここからは俺プレゼンツ!
お子様大好きプリンにカットフルーツ、アイスクリーム、生クリームにケーキも乗せて……好感度アップ大作戦その1、トオヤ特製デザートプレートを投入!
子供達から湧き上がる歓声に、俺もノリノリで次々と作り出す。
「みんな!いっぱい作るから好きなもの持って行ってくれよ!」
俺の声を合図に、早速子供達が並び出す。流石に大勢に並ばれると手が足りず、メイドさんズが手伝いに入ってくれて大助かり!
「ありがとう!」
「きれーい!」
「うわあ、こんなにいいの?」
受け取った子供達も、初めに俺に向けた表情はどこへやら……みんなが俺に感謝の言葉をくれるんだ!この子達、いい子すぎる……!
ーーーーとはいえ、俺のもふもふ愛が強すぎるせいで、年長組の一部が俺を不審な目で見ているのも、お兄さんは気付いているぞ!
今日は一日孤児院の予定だから、君達の攻略だってしていこうではないか!
……って、アレ?メイドさん達何皿目?ってか、いつの間に抜けてたのさ!俺だって食べたいんだって!
院長先生!お手伝いお願いします!!
ーーーーーーーーーー
BL要素がない回です。f^_^;
もふもふの妄想が止まらない……!
1,094
お気に入りに追加
1,805
あなたにおすすめの小説
転生したけど赤ちゃんの頃から運命に囲われてて鬱陶しい
翡翠飾
BL
普通に高校生として学校に通っていたはずだが、気が付いたら雨の中道端で動けなくなっていた。寒くて死にかけていたら、通りかかった馬車から降りてきた12歳くらいの美少年に拾われ、何やら大きい屋敷に連れていかれる。
それから温かいご飯食べさせてもらったり、お風呂に入れてもらったり、柔らかいベッドで寝かせてもらったり、撫でてもらったり、ボールとかもらったり、それを投げてもらったり───ん?
「え、俺何か、犬になってない?」
豹獣人の番大好き大公子(12)×ポメラニアン獣人転生者(1)の話。
※どんどん年齢は上がっていきます。
※設定が多く感じたのでオメガバースを無くしました。
異世界で8歳児になった僕は半獣さん達と仲良くスローライフを目ざします
み馬
BL
志望校に合格した春、桜の樹の下で意識を失った主人公・斗馬 亮介(とうま りょうすけ)は、気がついたとき、異世界で8歳児の姿にもどっていた。
わけもわからず放心していると、いきなり巨大な黒蛇に襲われるが、水の精霊〈ミュオン・リヒテル・リノアース〉と、半獣属の大熊〈ハイロ〉があらわれて……!?
これは、異世界へ転移した8歳児が、しゃべる動物たちとスローライフ?を目ざす、ファンタジーBLです。
おとなサイド(半獣×精霊)のカプありにつき、R15にしておきました。
※ 独自設定、造語、出産描写あり。幕開け(前置き)長め。第21話に登場人物紹介を載せましたので、ご参考ください。
★お試し読みは、第1部(第22〜27話あたり)がオススメです。物語の傾向がわかりやすいかと思います★
★第11回BL小説大賞エントリー作品★最終結果2773作品中/414位★応援ありがとうございました★
獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果
ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。
そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。
2023/04/06 後日談追加
モフモフになった魔術師はエリート騎士の愛に困惑中
risashy
BL
魔術師団の落ちこぼれ魔術師、ローランド。
任務中にひょんなことからモフモフに変幻し、人間に戻れなくなってしまう。そんなところを騎士団の有望株アルヴィンに拾われ、命拾いしていた。
快適なペット生活を満喫する中、実はアルヴィンが自分を好きだと知る。
アルヴィンから語られる自分への愛に、ローランドは戸惑うものの——?
24000字程度の短編です。
※BL(ボーイズラブ)作品です。
この作品は小説家になろうさんでも公開します。
最強S級冒険者が俺にだけ過保護すぎる!
天宮叶
BL
前世の世界で亡くなった主人公は、突然知らない世界で知らない人物、クリスの身体へと転生してしまう。クリスが眠っていた屋敷の主であるダリウスに、思い切って事情を説明した主人公。しかし事情を聞いたダリウスは突然「結婚しようか」と主人公に求婚してくる。
なんとかその求婚を断り、ダリウスと共に屋敷の外へと出た主人公は、自分が転生した世界が魔法やモンスターの存在するファンタジー世界だと気がつき冒険者を目指すことにするが____
過保護すぎる大型犬系最強S級冒険者攻めに振り回されていると思いきや、自由奔放で強気な性格を発揮して無自覚に振り回し返す元気な受けのドタバタオメガバースラブコメディの予定
要所要所シリアスが入ります。
異世界に転移したら運命の人の膝の上でした!
鳴海
BL
ある日、異世界に転移した天音(あまね)は、そこでハインツという名のカイネルシア帝国の皇帝に出会った。
この世界では異世界転移者は”界渡り人”と呼ばれる神からの預かり子で、界渡り人の幸せがこの国の繁栄に大きく関与すると言われている。
界渡り人に幸せになってもらいたいハインツのおかげで離宮に住むことになった天音は、日本にいた頃の何倍も贅沢な暮らしをさせてもらえることになった。
そんな天音がやっと異世界での生活に慣れた頃、なぜか危険な目に遭い始めて……。
ブラッドフォード卿のお気に召すままに~~腹黒宰相は異世界転移のモブを溺愛する~~
ゆうきぼし/優輝星
BL
異世界転移BL。浄化のため召喚された異世界人は二人だった。腹黒宰相と呼ばれるブラッドフォード卿は、モブ扱いのイブキを手元に置く。それは自分の手駒の一つとして利用するためだった。だが、イブキの可愛さと優しさに触れ溺愛していく。しかもイブキには何やら不思議なチカラがあるようで……。
*マークはR回。(後半になります)
・ご都合主義のなーろっぱです。
・攻めは頭の回転が速い魔力強の超人ですがちょっぴりダメンズなところあり。そんな彼の癒しとなるのが受けです。癖のありそうな脇役あり。どうぞよろしくお願いします。
腹黒宰相×獣医の卵(モフモフ癒やし手)
・イラストは青城硝子先生です。
普段「はい」しか言わない僕は、そばに人がいると怖いのに、元マスターが迫ってきて弄ばれている
迷路を跳ぶ狐
BL
全105話*六月十一日に完結する予定です。
読んでいただき、エールやお気に入り、しおりなど、ありがとうございました(*≧∀≦*)
魔法の名手が生み出した失敗作と言われていた僕の処分は、ある日突然決まった。これから捨てられる城に置き去りにされるらしい。
ずっと前から廃棄処分は決まっていたし、殺されるかと思っていたのに、そうならなかったのはよかったんだけど、なぜか僕を嫌っていたはずのマスターまでその城に残っている。
それだけならよかったんだけど、ずっとついてくる。たまにちょっと怖い。
それだけならよかったんだけど、なんだか距離が近い気がする。
勘弁してほしい。
僕は、この人と話すのが、ものすごく怖いんだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる