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5 初冒険!
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「狂騎士…だと!」
「はい!とってもいい響きですよね」
「おいおい、嘘だろ?狂騎士って誰もならない職じゃ…」
「見なよあの目。人を斬ってもなんとも思ってないよ…」
「俺ちょっと出かけてくるわ。しばらく近寄らないからな…」
みんななんか言いながら遠巻きに私を見てる。そんなにおかしいかなこの格好?
「カレン。きちんと止めたんだろうな?」
「は、はい。私は魔法剣士なんかがいいかなと思っていたのですが…」
「やですね。そんな変な響きの職になんてなりたくないです。狂騎士の響が一番ですよ」
「ああ…狂戦士たちと一緒のことを言ってやがるな。本物の素質を持つ奴はああなるんだとよ」
「ですがどうしましょう?この騒ぎ…」
「ひとまず事情を聴いてだな。そもそも、初心者がDランク冒険者をどうやって倒したかが気になる」
私は手前のテーブルに座って事情を偉そうな男の人に話す。
「~~というわけで、相手が害意を持ってきたので対応したんです」
「腕は何で斬ろうと思ったんだ?」
「ああすれば2度と危害を加えないかなって。一応、訓練ですし」
「クレア!クレアはいますか!」
その時、ギルドの入り口から大きな声がした。あの声はサラさんだな。何も来なくてもよかったのに…。
「お知合いですか?」
「邸の先輩です」
「邸?お前どこに住んでるんだ?」
「ウルス様のお邸でメイドしてます」
「ウルスって貴族のか?」
「はい。子爵様ですよ」
「マグナス家のメイドかよ…」
「居た!クレア、何もしてませんよね?あれほど私が一緒に行くと言ったのに…」
「大丈夫ですよ。ちょっと訓練をしただけですよ?」
「くん…れん?ここでですか?」
「まともそうなのが来た。おい、もう一回話してくれ」
「一度言ったら覚えてくださいよ。私は早く冒険に行きたいんですから」
「分かったから、頼む」
「~という事で…」
「…クレア。あなた、もう少しやりようがあったでしょう?」
「面倒ですよ。斬れば解決しますし…」
「良いですか?冒険者でも普段メイドをしているんですから、もう少し慎重にしなさい。街で評判を落としてはいけません」
「むむっ、確かに少し軽率でした。今後は気をつけます」
私はサラさんに頭を下げる。冒険者の私とメイドの私は別だと思っていたけど、周りはそう思わないみたいだ。街じゃ注意しよう。
「大変ご迷惑を…」
「いや、こっちも新米相手に絡んだしな。しかし、なんというか大丈夫なのかそいつ?」
「邸の人間に対してはこんなことはありませんので」
「はい!みんな良い人ですよ。頑張っておいしいものも差し入れるようにしますね!」
「まあ、とりあえず今回の件については不問だが、これからは問題を起こすな。それと、お前のクラスについてもきちんと周りに話しておけよ」
「はい!聞いてくださいよサラさん。私も皆さんと一緒の騎士ですよ騎士」
「騎士?たしか、冒険者ギルドではクラスがあるのでしたか」
「そうなんです。しかも、ただの騎士じゃないんですよ。バーサーカーナイトっていうレアクラスなんです!」
「…本当ですか?」
「はい」
「クラスは選べると聞きましたが?」
「それが、止めるのも聞かず、すぐに選んでしまって…」
「そうでしたか…。ウルス様にもお話させていただきます。今日は手間をかけました」
「いえ、こちらも…」
「サラさん!依頼は?」
「今日は登録のみだったでしょう?登録証は持っていますか?」
「もちろんですよ!」
「では、帰りますよ」
「ええ~、ちゃんと斬りたいです」
「これから機会があります。今日は帰りなさい」
「はぁ~い」
「嵐のようだったんだが」
「そうですね」
「見た感じだと、あのメイドには従うようだな…」
「というか、私達では無理そうなのですが…」
「何を言っているんだ。お前が明日から担当だ。必ず優先して対応しろよ」
「どうしてですか!」
「後ろを見てみろ、お前以外の奴はビビッて目も合わせてねぇよ」
後ろを見るとみんなびくびくしながらこっちを見ていた。
「も、もう帰ってこないわよね?」
「多分…」
「ふぅ~、緊張した~」
「みんな大げさよ」
「大げさじゃないわ。あなた感じなかったの?すごい威圧感よあの子」
「最初に受付したとき好意的だから懐かれたんじゃないの?」
ええ…そういうのはいいわ。せめて、もう少し普通の子でお願いしたい。その思惑は外れ、結局あの子は翌日私の前に現れた。
「こんにちは、おねえさん」
「こんにちは。お仕事はいいの?」
「はい、そわそわして危ないから依頼を受けて来いって言われました!」
「そ、そう」
「それで依頼って何がありますか?」
「今あなたはFランクだから、街の手伝いとか外なら薬草取りぐらいね」
「もっとこう…討伐とかはないんですか?」
「Eランクに上がらないとないわね。一先ず街から出るなら薬草取りね」
「…じゃあ、それでお願いします。ちなみに薬草取りの最中に襲われたら倒していいんですか?」
「もちろんそれは大丈夫だけど、依頼を受けられないから報酬は低くなるわ」
「ありがとうございます!」
私は薬草採取の依頼を受けて早速街を出る。最近治安が悪いという街道に向かって…。
依頼先に着いたわたしはまずは薬草を簡単に背中のかごに入れていく。そのかごの下には短剣が入っていていつでもかかれるようになっている。後は迷子のふりをして中道にそれればきっと来てくれるはずだ。
「おおっ、こんなところにガキがいんじゃん?どうしたの?」
「薬草取りに来て少し迷ってしまったみたいで…」
「へぇ~だったらこそ先に家があるんだけど、来ない?」
「本当ですか!ついてきます!」
「やれやれ…また悪い癖だ。リーダーが怒るぞ」
「大丈夫だって、この程度何も言うかよ」
「君の名は?」
「クレア」
「そう、クレアちゃん行こっか」
「はい」
こうしてもう少し森の奥にある一軒家を見つけた。
「ここがお兄さんたちの家だよ。ゆっくり休めるからね」
「ありがとうございます。私皆さんにお礼が言いたいです。きっと楽しいことに巡り合えそうです」
「そんなの良いからまずは荷物置いていこう?」
「そうですね。どこに置けばいいですか?」
「あの奥のところだよ」
「わかりました。先に荷物置きます」
「行ったか…さあ、ハンティングだ。取れるもの採れただけが今回の取り分ってことだな。最悪はどこにでも生えてる薬草だな」
ルールは簡単だ。今からから最初に取ったものが報酬だ。
「まだ来ないなぁ。遅いよ。かごからすでに短剣を取れる位置にしている私からすると無駄な時間だ~」
そしてみんながくる。
「待っててくれたんだねお嬢ちゃん。じゃあこれからは、大人の時間だ…みんなやっちまえ!」
一斉に男たちが私めがけて走ってくる、明らかな敵意だしまあ、最初から分かってたけど。まずは左から来た人間へ途中に持ってきてた石を投げる。頭に当たったから凄い衝撃だろう。前から来るのには薬草かごを投げる。そこでバランスを崩したところに、ナイフで一気に切りかかって息の根を止める。右の奴はよく分かってない状況を整理し出したので、即ナイフを投げて頭に刺すことで策を考えさせなくした。最後に石に当たったやつのもとに近づいてのどを掻っ切る。
「後は裏で見てる人だね」
たたっ
「ヤバい!」
あんな子供にどうやってこの盗賊団がやられるのか、恐怖に震えている時間はないわ。なんとしても逃げなきゃ!
「この先は川幅も広いし追ってこない!」
そう言ってボスらしき人が川を越える。ちょっと驚かせよう。水と火を同時に使って爆発を起こしその反動を利用して一気に迫る。
「た、助けて…」
「あなたたちが最近この周辺を騒がしている窃盗団ですよね?」
「はい…。助けて…」
「邸の人の負担になるからダメです」
「や、邸の負担…いったい何を?」
ザシュ
気付いたときにはもう遅い。その女はクレアに斬られていた。
「はい!とってもいい響きですよね」
「おいおい、嘘だろ?狂騎士って誰もならない職じゃ…」
「見なよあの目。人を斬ってもなんとも思ってないよ…」
「俺ちょっと出かけてくるわ。しばらく近寄らないからな…」
みんななんか言いながら遠巻きに私を見てる。そんなにおかしいかなこの格好?
「カレン。きちんと止めたんだろうな?」
「は、はい。私は魔法剣士なんかがいいかなと思っていたのですが…」
「やですね。そんな変な響きの職になんてなりたくないです。狂騎士の響が一番ですよ」
「ああ…狂戦士たちと一緒のことを言ってやがるな。本物の素質を持つ奴はああなるんだとよ」
「ですがどうしましょう?この騒ぎ…」
「ひとまず事情を聴いてだな。そもそも、初心者がDランク冒険者をどうやって倒したかが気になる」
私は手前のテーブルに座って事情を偉そうな男の人に話す。
「~~というわけで、相手が害意を持ってきたので対応したんです」
「腕は何で斬ろうと思ったんだ?」
「ああすれば2度と危害を加えないかなって。一応、訓練ですし」
「クレア!クレアはいますか!」
その時、ギルドの入り口から大きな声がした。あの声はサラさんだな。何も来なくてもよかったのに…。
「お知合いですか?」
「邸の先輩です」
「邸?お前どこに住んでるんだ?」
「ウルス様のお邸でメイドしてます」
「ウルスって貴族のか?」
「はい。子爵様ですよ」
「マグナス家のメイドかよ…」
「居た!クレア、何もしてませんよね?あれほど私が一緒に行くと言ったのに…」
「大丈夫ですよ。ちょっと訓練をしただけですよ?」
「くん…れん?ここでですか?」
「まともそうなのが来た。おい、もう一回話してくれ」
「一度言ったら覚えてくださいよ。私は早く冒険に行きたいんですから」
「分かったから、頼む」
「~という事で…」
「…クレア。あなた、もう少しやりようがあったでしょう?」
「面倒ですよ。斬れば解決しますし…」
「良いですか?冒険者でも普段メイドをしているんですから、もう少し慎重にしなさい。街で評判を落としてはいけません」
「むむっ、確かに少し軽率でした。今後は気をつけます」
私はサラさんに頭を下げる。冒険者の私とメイドの私は別だと思っていたけど、周りはそう思わないみたいだ。街じゃ注意しよう。
「大変ご迷惑を…」
「いや、こっちも新米相手に絡んだしな。しかし、なんというか大丈夫なのかそいつ?」
「邸の人間に対してはこんなことはありませんので」
「はい!みんな良い人ですよ。頑張っておいしいものも差し入れるようにしますね!」
「まあ、とりあえず今回の件については不問だが、これからは問題を起こすな。それと、お前のクラスについてもきちんと周りに話しておけよ」
「はい!聞いてくださいよサラさん。私も皆さんと一緒の騎士ですよ騎士」
「騎士?たしか、冒険者ギルドではクラスがあるのでしたか」
「そうなんです。しかも、ただの騎士じゃないんですよ。バーサーカーナイトっていうレアクラスなんです!」
「…本当ですか?」
「はい」
「クラスは選べると聞きましたが?」
「それが、止めるのも聞かず、すぐに選んでしまって…」
「そうでしたか…。ウルス様にもお話させていただきます。今日は手間をかけました」
「いえ、こちらも…」
「サラさん!依頼は?」
「今日は登録のみだったでしょう?登録証は持っていますか?」
「もちろんですよ!」
「では、帰りますよ」
「ええ~、ちゃんと斬りたいです」
「これから機会があります。今日は帰りなさい」
「はぁ~い」
「嵐のようだったんだが」
「そうですね」
「見た感じだと、あのメイドには従うようだな…」
「というか、私達では無理そうなのですが…」
「何を言っているんだ。お前が明日から担当だ。必ず優先して対応しろよ」
「どうしてですか!」
「後ろを見てみろ、お前以外の奴はビビッて目も合わせてねぇよ」
後ろを見るとみんなびくびくしながらこっちを見ていた。
「も、もう帰ってこないわよね?」
「多分…」
「ふぅ~、緊張した~」
「みんな大げさよ」
「大げさじゃないわ。あなた感じなかったの?すごい威圧感よあの子」
「最初に受付したとき好意的だから懐かれたんじゃないの?」
ええ…そういうのはいいわ。せめて、もう少し普通の子でお願いしたい。その思惑は外れ、結局あの子は翌日私の前に現れた。
「こんにちは、おねえさん」
「こんにちは。お仕事はいいの?」
「はい、そわそわして危ないから依頼を受けて来いって言われました!」
「そ、そう」
「それで依頼って何がありますか?」
「今あなたはFランクだから、街の手伝いとか外なら薬草取りぐらいね」
「もっとこう…討伐とかはないんですか?」
「Eランクに上がらないとないわね。一先ず街から出るなら薬草取りね」
「…じゃあ、それでお願いします。ちなみに薬草取りの最中に襲われたら倒していいんですか?」
「もちろんそれは大丈夫だけど、依頼を受けられないから報酬は低くなるわ」
「ありがとうございます!」
私は薬草採取の依頼を受けて早速街を出る。最近治安が悪いという街道に向かって…。
依頼先に着いたわたしはまずは薬草を簡単に背中のかごに入れていく。そのかごの下には短剣が入っていていつでもかかれるようになっている。後は迷子のふりをして中道にそれればきっと来てくれるはずだ。
「おおっ、こんなところにガキがいんじゃん?どうしたの?」
「薬草取りに来て少し迷ってしまったみたいで…」
「へぇ~だったらこそ先に家があるんだけど、来ない?」
「本当ですか!ついてきます!」
「やれやれ…また悪い癖だ。リーダーが怒るぞ」
「大丈夫だって、この程度何も言うかよ」
「君の名は?」
「クレア」
「そう、クレアちゃん行こっか」
「はい」
こうしてもう少し森の奥にある一軒家を見つけた。
「ここがお兄さんたちの家だよ。ゆっくり休めるからね」
「ありがとうございます。私皆さんにお礼が言いたいです。きっと楽しいことに巡り合えそうです」
「そんなの良いからまずは荷物置いていこう?」
「そうですね。どこに置けばいいですか?」
「あの奥のところだよ」
「わかりました。先に荷物置きます」
「行ったか…さあ、ハンティングだ。取れるもの採れただけが今回の取り分ってことだな。最悪はどこにでも生えてる薬草だな」
ルールは簡単だ。今からから最初に取ったものが報酬だ。
「まだ来ないなぁ。遅いよ。かごからすでに短剣を取れる位置にしている私からすると無駄な時間だ~」
そしてみんながくる。
「待っててくれたんだねお嬢ちゃん。じゃあこれからは、大人の時間だ…みんなやっちまえ!」
一斉に男たちが私めがけて走ってくる、明らかな敵意だしまあ、最初から分かってたけど。まずは左から来た人間へ途中に持ってきてた石を投げる。頭に当たったから凄い衝撃だろう。前から来るのには薬草かごを投げる。そこでバランスを崩したところに、ナイフで一気に切りかかって息の根を止める。右の奴はよく分かってない状況を整理し出したので、即ナイフを投げて頭に刺すことで策を考えさせなくした。最後に石に当たったやつのもとに近づいてのどを掻っ切る。
「後は裏で見てる人だね」
たたっ
「ヤバい!」
あんな子供にどうやってこの盗賊団がやられるのか、恐怖に震えている時間はないわ。なんとしても逃げなきゃ!
「この先は川幅も広いし追ってこない!」
そう言ってボスらしき人が川を越える。ちょっと驚かせよう。水と火を同時に使って爆発を起こしその反動を利用して一気に迫る。
「た、助けて…」
「あなたたちが最近この周辺を騒がしている窃盗団ですよね?」
「はい…。助けて…」
「邸の人の負担になるからダメです」
「や、邸の負担…いったい何を?」
ザシュ
気付いたときにはもう遅い。その女はクレアに斬られていた。
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