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選ばれた理由
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役員の先輩達が全員帰宅した後、廉は仕事もそこそこに俺を膝に乗せ、難しい顔で話し始めた。
「暁はまぁ、役員としての仕事は出来る奴だし、普段はナマケモノ並にのんびりしてる奴なんだけどな、底意地が悪いんだよ」
「底意地?」
「人のもん、平気で奪いに来る奴で、タチだろうとネコだろうと気に入った奴には手ぇ出すんだ。それこそ本気で想い合う恋人同士でも」
「………」
前後の言葉があったおかげか、タチとかネコは何となく理解出来た。ネコって言葉は前に聞いてたし。ってか暁先輩ってどっちもいける人なんだ。
眉を顰めた廉は俺の肩に額を預け手で背中を撫でる。
「節操もねぇし、道徳心とか倫理観とか、そんなもんは持ち合わせてねぇ。アイツは自分の欲望に忠実だ。オマケに、相手が真剣に拒否すればするほど燃える奴で……アイツのせいで傷付いてきた奴たくさん見てきた」
何ていうか、とんでもねぇ人だったんだな。あんなに人畜無害そうな顔してウルトラ級のヤバい人じゃん。
「だから、お前も気を付けろよ。絶対アイツと二人きりになるな。なるべく近付かず、関わらないようにしろ」
「俺は暁先輩戻って来たらお役御免だし、言うほど関わるような人じゃねぇと思うぞ?」
「いや、アイツから近付く。お前の事気に入ってるみてぇだし…俺のもんだから一応気は遣ってくれんだろうが、アイツが欲しいと思えばすぐに手ぇ出してくる。……俺は、お前だけは奪われたくない」
正直に言うと、俺も暁先輩は苦手だ。俺はいつも突っ走っていく性格だから、それが出来ない相手にはどうしていいか分からなくなる。
言いなりとか、されるがままとか、そのせいで小さい頃どんな目に遭って来たか俺自身が良く分かってるし。俺がこういう性格になった要因は、暁先輩みたいなタイプの人のせいだから。
俺は珍しく参っている廉の首に腕を回して頭を撫でてやる。
「絶対大丈夫…とは言えねぇけどさ、俺は俺なりに自衛するし、あんま無理すんなよ?」
「……分かってる」
廉の頭がモゾモゾ動いて俺の首筋に唇が触れる。ピクッと反応した俺に気分を良くしたのか、ズボンからシャツの裾が引き出され少しだけカサついた手が直に肌を撫でた。
何となく顔が見たくて軽く制服の襟を引くと、困ったように眉尻を下げて微笑む廉がいて俺の胸がキュッとなる。
俺がこんな顔させてんのかな。
俺様で、いつも自分勝手に俺を翻弄するくせに、何でこんなに弱気になってんだか。
苦笑した俺は両手で廉の頬を挟み自分から口付ける。
「俺の彼氏だろ? しっかりしろよ」
「真尋……」
「俺はか弱い女の子じゃねぇんだ。守ってもらうばっかじゃ男が廃るっつーの。…頑張って気配察知出来るようにするからさ、廉ももうちょっとだけ俺を信じろよ」
「……気配って…ふ、出来んのかよ、そんなん」
「が、頑張るって」
「頑張んのか、そうか……」
背中を撫ででいた手に力が入って抱き寄せられる。隙間がなくなるくらい密着して唇が塞がれた。
数回啄んでから離れると、今度は目元にキスされる。
「こんな綺麗な顔してんのに、ホント男らしいよな、お前」
「顔の事は言うな」
「嫌なのか?」
「嫌だね。この顔のせいでどんだけ酷い目に遭って来たか……思い出すだけでも腹立つ」
「分かった、もう言わねぇよ」
出来れば未来永劫そうしてくれ。
俺は溜め息をついて廉の肩に頭を預ける。暁先輩は、ほわっとしてる時とドロっとしてる時の二面性があって、廉が不安がっているのはドロっとしてる方だ。だから俺がなるべく気を付けるようにするだけでだいぶ変わると思うんだよ。
変態から追われるのも逃げるのも慣れてるし。
「……真尋」
「何?」
「……シてぇ」
「ぜってぇやだ」
人が対策考えてる時にいきなり何言い出すんだコイツは。大体ここは生徒会室だ。俺はこんなとこでヤリたくない。
やだっつってんのに廉の手が怪しい動きを始めたから、俺は急いで膝から降りてカバンを掴んだ。
「エロ魔人め。週末まで我慢しとけ!」
そう吐き捨て部屋を出て行く俺の耳に、廉の楽しそうな笑い声が聞こえてきた。
次の日、教室につくなり倖人が大慌てで俺のところに走って来た。目を瞬いていると、「何してるの!?」と言われる。
「何が?」
「真尋、生徒会書記の名塚先輩の〝お気に入り〟になったって本当!?」
「……は?」
何の話でしょうか?
いや待て、俺昨日初めて暁先輩にあって生チョコ貰っただけだぞ。そりゃ唇触られたりはしたけど、先輩は断じて俺の指先にキスなんてしていない。どこ情報だよ、それ。
「なる訳ねぇだろ」
「だよね? 役員の人とお気に入りが被る事はまぁ良くある話だけど、早い者勝ちだし二人同時にってのも今までなかったし…会長の恋人なのに何でって思ったんだよ、オレ」
「被る事があんのもびっくりだし、早い者勝ちってのにも驚いてる」
「そりゃ役員の人たちの目に留まるくらいだし、それなりに見目も良くて性格もいい人が選ばれるでしょ」
じゃあ何で俺は選ばれたんだって聞きたいけど、今更だしその言葉は飲み込んでおく。結果として廉の本当の恋人にはなれたんだし。
しかし何でそんな話が出たんだ?
「あ、ひろくんいた~」
間延びした声が教室の入口から聞こえて来て、俺はビクッと肩を跳ねさせた。一瞬の間の後悲鳴が響き渡ったが、暁先輩はそんな事は意にも介さず再び「ひろくん」と俺を呼ぶ。
先輩だし、と仕方なく対応するため近付くとほわっとしてる方の先輩が袋を差し出してきた。
っていうか昨日あれだけ廉に言われたのに何やってんだ俺は…。
「忘れ物だよ」
「え? あ、わざわざすみません……」
昨日の生チョコだ。軽く頭を下げて受け取ろうとした俺の手が、見た目と違い意外にも骨ばった手に掴まれる。
目を見瞠る俺を尻目に指先を握った先輩が徐に唇へ寄せ…慌ててバンザイした。
あっぶなー! この人今絶対指先にキスしようとした!
「な、何するんですか!」
「…残念。反射神経いいんだね、ひろくん」
ドロっと先輩だ。俺は挙げていた手を下ろして後ろに隠すと、警戒してる事を表すために一歩後ろへ下がった。
それを見た先輩はどこか楽しそうで、腕を組んで扉に寄りかかる。
「ねぇ…ひろくん。廉が君を〝恋人〟にした理由……知ってる?」
「……は?」
「君の手、綺麗だよねぇ……そういえば、中学生の時にハンドモデルやってたよね?」
確かに俺は中学生の時、母親に頼まれて一度だけハンドモデルとしてCMを撮った。あの時は本来のハンドモデルさんが体調不良で来れなくて、急遽手伝いに来てた俺が起用されただけで、本当にその時だけのたった一回の撮影だった。
それをどうしてこの人が知っているんだろう。
「香ちゃんにはね、ちょっとした性癖があるんだけど、何か知ってる?」
「……」
「CMの手に、一目惚れしたって言ってたなぁ…」
「……!」
「香ちゃん、手フェチなんだよ。CMで見た手があまりにも好みで忘れられなくてずっと探してた香ちゃんは、やっとあの手の持ち主である君を見付けた。……その手を他の誰かに取られたくなかったんだね」
だから〝恋人〟にした。暁先輩の声が少しだけ遠く聞こえる。
ずっと不思議ではあった、何で俺なのかって。熱中症で死にかけてた時に助けたからかなとか思ってたけど、まさかのそんな理由だったとは。
そういえば、廉は良く俺の手に触ってた。キスしてた。
それは廉好みの手だったから…俺は、最初は〝手〟しか見てもらえてなかったのか。
「可哀想なひろくん。僕の〝お気に入り〟になれば、そんな思いしなくてすむよ…?」
俯く俺の耳に先輩の声が聞こえて来るけど、別にそんな事はもうどうでもいい。
だって俺は分かってる。最初が手だったとしても、今の廉はちゃんと俺を見てくれてる。好きだって言ってくれる。
「俺は先輩の〝お気に入り〟にはなりません」
「……」
「きっかけが手なら、俺は自分の手と母に感謝したいくらいです。だってそのおかげで廉に出会えた、好きになれた。それに、今はちゃんと俺自身を好きでいてくれてるって分かるから」
気恥ずかしくて本人には言えないけど、恋愛初心者の俺だって愛されてる実感と自信くらいある。
真っ直ぐに暁先輩の目を見てそう言えば、無表情だった顔が妖しさを含んだ微笑みに変わった。
「……やっぱりいいなぁ、ひろくん…」
「…?」
「可愛い」
廉とは違う、背筋が戦慄くような言い方に本格的に警鐘が頭の中で鳴り響く。
「うん、やっぱり僕のものにしたいな。……僕の本気、覚悟しておいてね…ひろくん」
一番近くにある机に生チョコの袋を置いた先輩は、そう言ってにっこりと笑って去って行った。
いつの間にか静かになっていた教室は、えも言われぬ恐怖に包まれているようで俺は居心地が悪くなる。
無性に、廉に会いたくなった。
「暁はまぁ、役員としての仕事は出来る奴だし、普段はナマケモノ並にのんびりしてる奴なんだけどな、底意地が悪いんだよ」
「底意地?」
「人のもん、平気で奪いに来る奴で、タチだろうとネコだろうと気に入った奴には手ぇ出すんだ。それこそ本気で想い合う恋人同士でも」
「………」
前後の言葉があったおかげか、タチとかネコは何となく理解出来た。ネコって言葉は前に聞いてたし。ってか暁先輩ってどっちもいける人なんだ。
眉を顰めた廉は俺の肩に額を預け手で背中を撫でる。
「節操もねぇし、道徳心とか倫理観とか、そんなもんは持ち合わせてねぇ。アイツは自分の欲望に忠実だ。オマケに、相手が真剣に拒否すればするほど燃える奴で……アイツのせいで傷付いてきた奴たくさん見てきた」
何ていうか、とんでもねぇ人だったんだな。あんなに人畜無害そうな顔してウルトラ級のヤバい人じゃん。
「だから、お前も気を付けろよ。絶対アイツと二人きりになるな。なるべく近付かず、関わらないようにしろ」
「俺は暁先輩戻って来たらお役御免だし、言うほど関わるような人じゃねぇと思うぞ?」
「いや、アイツから近付く。お前の事気に入ってるみてぇだし…俺のもんだから一応気は遣ってくれんだろうが、アイツが欲しいと思えばすぐに手ぇ出してくる。……俺は、お前だけは奪われたくない」
正直に言うと、俺も暁先輩は苦手だ。俺はいつも突っ走っていく性格だから、それが出来ない相手にはどうしていいか分からなくなる。
言いなりとか、されるがままとか、そのせいで小さい頃どんな目に遭って来たか俺自身が良く分かってるし。俺がこういう性格になった要因は、暁先輩みたいなタイプの人のせいだから。
俺は珍しく参っている廉の首に腕を回して頭を撫でてやる。
「絶対大丈夫…とは言えねぇけどさ、俺は俺なりに自衛するし、あんま無理すんなよ?」
「……分かってる」
廉の頭がモゾモゾ動いて俺の首筋に唇が触れる。ピクッと反応した俺に気分を良くしたのか、ズボンからシャツの裾が引き出され少しだけカサついた手が直に肌を撫でた。
何となく顔が見たくて軽く制服の襟を引くと、困ったように眉尻を下げて微笑む廉がいて俺の胸がキュッとなる。
俺がこんな顔させてんのかな。
俺様で、いつも自分勝手に俺を翻弄するくせに、何でこんなに弱気になってんだか。
苦笑した俺は両手で廉の頬を挟み自分から口付ける。
「俺の彼氏だろ? しっかりしろよ」
「真尋……」
「俺はか弱い女の子じゃねぇんだ。守ってもらうばっかじゃ男が廃るっつーの。…頑張って気配察知出来るようにするからさ、廉ももうちょっとだけ俺を信じろよ」
「……気配って…ふ、出来んのかよ、そんなん」
「が、頑張るって」
「頑張んのか、そうか……」
背中を撫ででいた手に力が入って抱き寄せられる。隙間がなくなるくらい密着して唇が塞がれた。
数回啄んでから離れると、今度は目元にキスされる。
「こんな綺麗な顔してんのに、ホント男らしいよな、お前」
「顔の事は言うな」
「嫌なのか?」
「嫌だね。この顔のせいでどんだけ酷い目に遭って来たか……思い出すだけでも腹立つ」
「分かった、もう言わねぇよ」
出来れば未来永劫そうしてくれ。
俺は溜め息をついて廉の肩に頭を預ける。暁先輩は、ほわっとしてる時とドロっとしてる時の二面性があって、廉が不安がっているのはドロっとしてる方だ。だから俺がなるべく気を付けるようにするだけでだいぶ変わると思うんだよ。
変態から追われるのも逃げるのも慣れてるし。
「……真尋」
「何?」
「……シてぇ」
「ぜってぇやだ」
人が対策考えてる時にいきなり何言い出すんだコイツは。大体ここは生徒会室だ。俺はこんなとこでヤリたくない。
やだっつってんのに廉の手が怪しい動きを始めたから、俺は急いで膝から降りてカバンを掴んだ。
「エロ魔人め。週末まで我慢しとけ!」
そう吐き捨て部屋を出て行く俺の耳に、廉の楽しそうな笑い声が聞こえてきた。
次の日、教室につくなり倖人が大慌てで俺のところに走って来た。目を瞬いていると、「何してるの!?」と言われる。
「何が?」
「真尋、生徒会書記の名塚先輩の〝お気に入り〟になったって本当!?」
「……は?」
何の話でしょうか?
いや待て、俺昨日初めて暁先輩にあって生チョコ貰っただけだぞ。そりゃ唇触られたりはしたけど、先輩は断じて俺の指先にキスなんてしていない。どこ情報だよ、それ。
「なる訳ねぇだろ」
「だよね? 役員の人とお気に入りが被る事はまぁ良くある話だけど、早い者勝ちだし二人同時にってのも今までなかったし…会長の恋人なのに何でって思ったんだよ、オレ」
「被る事があんのもびっくりだし、早い者勝ちってのにも驚いてる」
「そりゃ役員の人たちの目に留まるくらいだし、それなりに見目も良くて性格もいい人が選ばれるでしょ」
じゃあ何で俺は選ばれたんだって聞きたいけど、今更だしその言葉は飲み込んでおく。結果として廉の本当の恋人にはなれたんだし。
しかし何でそんな話が出たんだ?
「あ、ひろくんいた~」
間延びした声が教室の入口から聞こえて来て、俺はビクッと肩を跳ねさせた。一瞬の間の後悲鳴が響き渡ったが、暁先輩はそんな事は意にも介さず再び「ひろくん」と俺を呼ぶ。
先輩だし、と仕方なく対応するため近付くとほわっとしてる方の先輩が袋を差し出してきた。
っていうか昨日あれだけ廉に言われたのに何やってんだ俺は…。
「忘れ物だよ」
「え? あ、わざわざすみません……」
昨日の生チョコだ。軽く頭を下げて受け取ろうとした俺の手が、見た目と違い意外にも骨ばった手に掴まれる。
目を見瞠る俺を尻目に指先を握った先輩が徐に唇へ寄せ…慌ててバンザイした。
あっぶなー! この人今絶対指先にキスしようとした!
「な、何するんですか!」
「…残念。反射神経いいんだね、ひろくん」
ドロっと先輩だ。俺は挙げていた手を下ろして後ろに隠すと、警戒してる事を表すために一歩後ろへ下がった。
それを見た先輩はどこか楽しそうで、腕を組んで扉に寄りかかる。
「ねぇ…ひろくん。廉が君を〝恋人〟にした理由……知ってる?」
「……は?」
「君の手、綺麗だよねぇ……そういえば、中学生の時にハンドモデルやってたよね?」
確かに俺は中学生の時、母親に頼まれて一度だけハンドモデルとしてCMを撮った。あの時は本来のハンドモデルさんが体調不良で来れなくて、急遽手伝いに来てた俺が起用されただけで、本当にその時だけのたった一回の撮影だった。
それをどうしてこの人が知っているんだろう。
「香ちゃんにはね、ちょっとした性癖があるんだけど、何か知ってる?」
「……」
「CMの手に、一目惚れしたって言ってたなぁ…」
「……!」
「香ちゃん、手フェチなんだよ。CMで見た手があまりにも好みで忘れられなくてずっと探してた香ちゃんは、やっとあの手の持ち主である君を見付けた。……その手を他の誰かに取られたくなかったんだね」
だから〝恋人〟にした。暁先輩の声が少しだけ遠く聞こえる。
ずっと不思議ではあった、何で俺なのかって。熱中症で死にかけてた時に助けたからかなとか思ってたけど、まさかのそんな理由だったとは。
そういえば、廉は良く俺の手に触ってた。キスしてた。
それは廉好みの手だったから…俺は、最初は〝手〟しか見てもらえてなかったのか。
「可哀想なひろくん。僕の〝お気に入り〟になれば、そんな思いしなくてすむよ…?」
俯く俺の耳に先輩の声が聞こえて来るけど、別にそんな事はもうどうでもいい。
だって俺は分かってる。最初が手だったとしても、今の廉はちゃんと俺を見てくれてる。好きだって言ってくれる。
「俺は先輩の〝お気に入り〟にはなりません」
「……」
「きっかけが手なら、俺は自分の手と母に感謝したいくらいです。だってそのおかげで廉に出会えた、好きになれた。それに、今はちゃんと俺自身を好きでいてくれてるって分かるから」
気恥ずかしくて本人には言えないけど、恋愛初心者の俺だって愛されてる実感と自信くらいある。
真っ直ぐに暁先輩の目を見てそう言えば、無表情だった顔が妖しさを含んだ微笑みに変わった。
「……やっぱりいいなぁ、ひろくん…」
「…?」
「可愛い」
廉とは違う、背筋が戦慄くような言い方に本格的に警鐘が頭の中で鳴り響く。
「うん、やっぱり僕のものにしたいな。……僕の本気、覚悟しておいてね…ひろくん」
一番近くにある机に生チョコの袋を置いた先輩は、そう言ってにっこりと笑って去って行った。
いつの間にか静かになっていた教室は、えも言われぬ恐怖に包まれているようで俺は居心地が悪くなる。
無性に、廉に会いたくなった。
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