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第二章 会社組織はもう御免
目力が凄い
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気絶から目覚めたリゼルは寝かされていた寝台からガバリと身を起こした。
周囲を見渡せば、場所は自室の様だ。
「……おのれ、ゴーレムめ、一度ならず二度までも僕に恥を掻かせるとは……」
苛立ちで親指の爪を噛んだリゼルの足に何やらもぞもぞとした感触が走る。
何だと掛け布団を捲ると、そこにはバケットボールぐらいの大きさの甲虫がリゼルを見上げ触覚を蠢かせていた。
「ひぃッ!?」
驚きの余り天蓋付きの寝台から転げ落ち、這いずる様に部屋の端に逃げる。
そんなリゼルを追ってコガネは羽根を広げブィィイイイと宙を舞い、逃げ出したリゼルの胸にしがみ付いた。
「ヒィィィイイイッ!!! だっ、誰かッ!!!」
リゼルが声を上げると、ドタドタと足音を響かせモヒカンやスキンヘッドの部下達が部屋になだれ込んで来た。
「リゼル様、何かありましたかッ!?」
「こっ、この虫をどうにかしてくれッ!!」
「あー、そいつは我々では手に負えません」
「何っ!? 何故だッ!? 貴重とはいえ、たかが虫だぞッ!!」
部下の一人がポリポリと頭を掻きながら、申し訳なさそうに口を開く。
「いやね、俺達も何とか引き離そうとしたんですが、その度にそいつ鼻の曲がる様な臭いを出しましてね……その度、リゼル様は痙攣して泡吹いちまうし……そいつがくたばるまで我慢するしかねぇと思います」
「クッ、この僕が何でこんな目に……そうだッ!! ゴーレムと半獣人はどうした!?」
「ああ、あいつらならとっくに屋敷から逃げ出しましたぜ」
「何だと!? 止めなかったのかッ!?」
「グレートに殴られてピンピンしてるような化け物、止めようがありませんぜ」
肩を竦めたモヒカンの男の言葉にリゼルはグゥウウとうめき声を漏らすと、コガネを胸に張り付けたまま立ち上がった。
「馬を引け、もう一度奴らの下に出向く!」
「……リゼル様、もう止めましょうよ。あいつ、きっと関わると面倒な事になるタイプですぜ」
「うるさいッ!! このまま平民とモンスターにコケにされて引き下がれるかッ!!」
「はぁ……止めた方がいいと思いますがねぇ……しゃあねぇ、おい、馬を用意しろ」
「了解です、隊長」
スキンヘッドの男が駆け出して行くのを見送り、隊長と呼ばれたモヒカンは再度深いため息を吐いた。
■◇■◇■◇■
三度、ミラルダの家にやって来たリゼルを見て、健太郎は肩を竦め首を振った。
「コホー」
リゼル、君は劉○じゃ無いから何度来ても俺は首を縦には振らないよ。それより何でその虫付けてんの?
「ゴーレム君……いや、ミシマ君だったね。昨日はよくもこんな虫を僕にけしかけてくれたな」
「コホーッ」
いや、けしかけた訳じゃ無くて、そいつが勝手に……
馬に乗ったリゼルの肩に乗り触覚を動かしている黄金コガネは、リゼルの豊かな金髪をもさもさと口を動かししゃぶっている。
もしかしたら髪油とか整髪料的な匂いがコガネを誘引しているのかもしれないな。
そんな事を健太郎が考えている間に、リゼルは左手を健太郎に掲げながら告げる。
「ともかくだ。君は僕に危害を加えた危険なモンスターだ。このまま放置する事は出来ない」
「危険なモンスターって、ミシマは何もしてないじゃないかッ!?」
「お嬢さん、君にもミシマ君を使役している責任を取ってもらおうか?」
「使役なんかしてないよッ! それに責任って……そんな無法が通る訳無いだろッ!」
「フフッ、それが通ってしまうから貴族なんだよ」
「ブシューッ!!」
さっきから黙って聞いてりゃ好き勝手言いやがって……もう頭に来たッ!!
「ミシマッ!?」
「なんだい? 僕に今、手を出したらそれこそ、君この街にいられなくなるよ?」
「コホーッ!!」
願ったり叶ったりだッ!! 誰がこんな街に住むかッ!!
健太郎が腰を落とし拳を構えた事でリゼルとその部下達の間に緊張が走る。
その緊張は割って入った声によって別の物へと変わった。
「リゼル、テメェ、堅気相手に一体何してやがる?」
「ちっ、父上、これは僕にこんな虫をけしかけたこのゴーレムと飼い主をですねぇ」
「あぁん、そいつら、何もしてねぇって言ってるじゃねぇか?」
「息子の僕より平民の言葉を信じるのですかッ!?」
リゼルがそう言うと割って入った馬上の人物、着流しに雪駄の金髪角刈りのおじさんはくわっと目を見開いた。
「リゼル、テメェの言う事が正しいと俺の目ぇ見て言えんのか?」
低くドスの効いた声がリゼルに問う。
凄い、北大路○也並みの目力だ。
そんな健太郎の感想を他所に金髪角刈りおじさんはリゼルを睨め付ける。
「そ、それは……ええっとですねぇ……」
リゼルは何とか口を開こうとするのだが、見開かれ血走った目に怯え言葉を接げない様だった。
「あの、伯爵様、私とこのゴーレムのミシマは誓って何もしておりません。その虫もリゼル様の剣とゴーレムの修理代を捻出する為に私達で捕らえた一匹です」
ええっ!? あのおじさん伯爵なの!? ……雰囲気は完全に昔気質のジャパニーズヤ・ク・ザなんですけど……。
「へぇ、そうかい……リゼル。この嬢ちゃんの方がオメェより肝が据わってるみてぇだなぁ?」
「クッ、父上……ミシマ君、今日は引くけど僕は諦めた訳じゃないからねッ!」
そう言うとリゼルは手綱を操り馬を反転させると、腹を蹴ってその場から逃げ出した。
「リゼル様、置いてかないで下さいよッ!!」
彼を追ってヒャッハーな部下達も慌てて走り去る。
「リゼル!? まだ話は終わってねぇぞッ!! ……まったく困った奴だぜ、すまねぇなバカ息子が迷惑かけたみたいでよ」
「コホーッ」
別にいいよ。
そう言って右手の親指を立てた健太郎を、伯爵と呼ばれたおじさんは視線を緩め見つめた。
その後、馬から降りると健太郎達に歩み寄り口を開く。
「人サイズのメタルゴーレム……それもドラゴンのタマァ取ったそうじゃねぇか……嬢ちゃんよぉ、あんたがこのゴーレムの主か?」
「いえ、ミシマは自分の意思で私を……ダンジョンの最下層に飛ばされた私を助けてくれたんです」
「へぇ、ゴーレムが自分の意思でねぇ……」
「はい、彼は転生者が用いる文字を使っていました……もしかしたら精神は異界から来た人では無いかと……」
「なるほどな……ミシマつったか、オメェは異界人なのか?」
「コホーッ」
よく分かんないけど、夢設定だとそんな感じだと思う。
頭の上に腕で大きく丸を作った健太郎を見て伯爵は愉快そうに笑った。
「剽軽な奴だぜ……んで、ミシマ、オメェはこの世界で何がしてぇ?」
「コホー」
健太郎はミラルダを指し示し、ジェスチャーを交えつつ彼女が差別される事無く暮らせる様にしたい事を伝えた。
ミラルダも健太郎のジェスチャーを頬を染めながら補足する。
「差別だぁ? 嬢ちゃん、あんたは元罪人か何かか?」
「いえ……私は獣人と人のハーフで……」
ミラルダがそう言って街中用のベレー帽を取ると、伯爵はグイッと左眉を持ち上げた。
「半獣人か……なるほどねぇ。そりゃさぞかし苦労しただろう……嬢ちゃんみてぇな奴はこの国の至る所にいる、俺も常々、半獣人達が迫害を受けるのは問題だと思ってた。あいつらも民に変わりねぇからよ」
「コホーッ?」
じゃあ何とかしてくれよ、あんた伯爵で偉いんだろ?
「ミシマッ!? 何とかしろなんて無礼だよッ!!」
ジェスチャーを読み取ったミラルダが健太郎を諫める。
「別に構やしねぇよ。異界人が身分に疎い事は知ってるからよぉ……何とかしろなぁ……そうだなぁ……半獣人を差別、迫害すんなって触れを出してもいいぜ」
「ほっ、本当ですかッ!?」
「ただし、一つ仕事をしてもらいたい」
「コホーッ?」
仕事?
首を傾げた健太郎に伯爵は頷きを返す。
「オメェ達はドラゴンを仕留めたんだろう?」
「はい、倒したのはミシマですが……それが何か……?」
「だったらダンジョンにはドラゴンの卵、もしくは幼生体が出現している筈だ。そいつを捕獲してきて欲しいんだ」
「コホーッ?」
捕まえてどうするの? 青いのはよく知らないけど、赤いのは食べる事にしか興味の無いお馬鹿だよ?
「どうする、てか? へへっ、ガキの頃から育てりゃドラゴンも人に慣れるらしい、そうすりゃ乗り回す事が出来るって話だ。ドラゴンに乗る俺。想像しただけでワクワクすんだろうが……ってのは建前で、伯爵である俺の依頼をこなしたとなりゃ嬢ちゃんを功労者として扱える、その上で半獣人だからって差別すんなって言やぁ領民も納得しやすい、だろ?」
健太郎のジェスチャーを読み取った伯爵はそう言うと左の口角を持ち上げニヤリと笑った。
周囲を見渡せば、場所は自室の様だ。
「……おのれ、ゴーレムめ、一度ならず二度までも僕に恥を掻かせるとは……」
苛立ちで親指の爪を噛んだリゼルの足に何やらもぞもぞとした感触が走る。
何だと掛け布団を捲ると、そこにはバケットボールぐらいの大きさの甲虫がリゼルを見上げ触覚を蠢かせていた。
「ひぃッ!?」
驚きの余り天蓋付きの寝台から転げ落ち、這いずる様に部屋の端に逃げる。
そんなリゼルを追ってコガネは羽根を広げブィィイイイと宙を舞い、逃げ出したリゼルの胸にしがみ付いた。
「ヒィィィイイイッ!!! だっ、誰かッ!!!」
リゼルが声を上げると、ドタドタと足音を響かせモヒカンやスキンヘッドの部下達が部屋になだれ込んで来た。
「リゼル様、何かありましたかッ!?」
「こっ、この虫をどうにかしてくれッ!!」
「あー、そいつは我々では手に負えません」
「何っ!? 何故だッ!? 貴重とはいえ、たかが虫だぞッ!!」
部下の一人がポリポリと頭を掻きながら、申し訳なさそうに口を開く。
「いやね、俺達も何とか引き離そうとしたんですが、その度にそいつ鼻の曲がる様な臭いを出しましてね……その度、リゼル様は痙攣して泡吹いちまうし……そいつがくたばるまで我慢するしかねぇと思います」
「クッ、この僕が何でこんな目に……そうだッ!! ゴーレムと半獣人はどうした!?」
「ああ、あいつらならとっくに屋敷から逃げ出しましたぜ」
「何だと!? 止めなかったのかッ!?」
「グレートに殴られてピンピンしてるような化け物、止めようがありませんぜ」
肩を竦めたモヒカンの男の言葉にリゼルはグゥウウとうめき声を漏らすと、コガネを胸に張り付けたまま立ち上がった。
「馬を引け、もう一度奴らの下に出向く!」
「……リゼル様、もう止めましょうよ。あいつ、きっと関わると面倒な事になるタイプですぜ」
「うるさいッ!! このまま平民とモンスターにコケにされて引き下がれるかッ!!」
「はぁ……止めた方がいいと思いますがねぇ……しゃあねぇ、おい、馬を用意しろ」
「了解です、隊長」
スキンヘッドの男が駆け出して行くのを見送り、隊長と呼ばれたモヒカンは再度深いため息を吐いた。
■◇■◇■◇■
三度、ミラルダの家にやって来たリゼルを見て、健太郎は肩を竦め首を振った。
「コホー」
リゼル、君は劉○じゃ無いから何度来ても俺は首を縦には振らないよ。それより何でその虫付けてんの?
「ゴーレム君……いや、ミシマ君だったね。昨日はよくもこんな虫を僕にけしかけてくれたな」
「コホーッ」
いや、けしかけた訳じゃ無くて、そいつが勝手に……
馬に乗ったリゼルの肩に乗り触覚を動かしている黄金コガネは、リゼルの豊かな金髪をもさもさと口を動かししゃぶっている。
もしかしたら髪油とか整髪料的な匂いがコガネを誘引しているのかもしれないな。
そんな事を健太郎が考えている間に、リゼルは左手を健太郎に掲げながら告げる。
「ともかくだ。君は僕に危害を加えた危険なモンスターだ。このまま放置する事は出来ない」
「危険なモンスターって、ミシマは何もしてないじゃないかッ!?」
「お嬢さん、君にもミシマ君を使役している責任を取ってもらおうか?」
「使役なんかしてないよッ! それに責任って……そんな無法が通る訳無いだろッ!」
「フフッ、それが通ってしまうから貴族なんだよ」
「ブシューッ!!」
さっきから黙って聞いてりゃ好き勝手言いやがって……もう頭に来たッ!!
「ミシマッ!?」
「なんだい? 僕に今、手を出したらそれこそ、君この街にいられなくなるよ?」
「コホーッ!!」
願ったり叶ったりだッ!! 誰がこんな街に住むかッ!!
健太郎が腰を落とし拳を構えた事でリゼルとその部下達の間に緊張が走る。
その緊張は割って入った声によって別の物へと変わった。
「リゼル、テメェ、堅気相手に一体何してやがる?」
「ちっ、父上、これは僕にこんな虫をけしかけたこのゴーレムと飼い主をですねぇ」
「あぁん、そいつら、何もしてねぇって言ってるじゃねぇか?」
「息子の僕より平民の言葉を信じるのですかッ!?」
リゼルがそう言うと割って入った馬上の人物、着流しに雪駄の金髪角刈りのおじさんはくわっと目を見開いた。
「リゼル、テメェの言う事が正しいと俺の目ぇ見て言えんのか?」
低くドスの効いた声がリゼルに問う。
凄い、北大路○也並みの目力だ。
そんな健太郎の感想を他所に金髪角刈りおじさんはリゼルを睨め付ける。
「そ、それは……ええっとですねぇ……」
リゼルは何とか口を開こうとするのだが、見開かれ血走った目に怯え言葉を接げない様だった。
「あの、伯爵様、私とこのゴーレムのミシマは誓って何もしておりません。その虫もリゼル様の剣とゴーレムの修理代を捻出する為に私達で捕らえた一匹です」
ええっ!? あのおじさん伯爵なの!? ……雰囲気は完全に昔気質のジャパニーズヤ・ク・ザなんですけど……。
「へぇ、そうかい……リゼル。この嬢ちゃんの方がオメェより肝が据わってるみてぇだなぁ?」
「クッ、父上……ミシマ君、今日は引くけど僕は諦めた訳じゃないからねッ!」
そう言うとリゼルは手綱を操り馬を反転させると、腹を蹴ってその場から逃げ出した。
「リゼル様、置いてかないで下さいよッ!!」
彼を追ってヒャッハーな部下達も慌てて走り去る。
「リゼル!? まだ話は終わってねぇぞッ!! ……まったく困った奴だぜ、すまねぇなバカ息子が迷惑かけたみたいでよ」
「コホーッ」
別にいいよ。
そう言って右手の親指を立てた健太郎を、伯爵と呼ばれたおじさんは視線を緩め見つめた。
その後、馬から降りると健太郎達に歩み寄り口を開く。
「人サイズのメタルゴーレム……それもドラゴンのタマァ取ったそうじゃねぇか……嬢ちゃんよぉ、あんたがこのゴーレムの主か?」
「いえ、ミシマは自分の意思で私を……ダンジョンの最下層に飛ばされた私を助けてくれたんです」
「へぇ、ゴーレムが自分の意思でねぇ……」
「はい、彼は転生者が用いる文字を使っていました……もしかしたら精神は異界から来た人では無いかと……」
「なるほどな……ミシマつったか、オメェは異界人なのか?」
「コホーッ」
よく分かんないけど、夢設定だとそんな感じだと思う。
頭の上に腕で大きく丸を作った健太郎を見て伯爵は愉快そうに笑った。
「剽軽な奴だぜ……んで、ミシマ、オメェはこの世界で何がしてぇ?」
「コホー」
健太郎はミラルダを指し示し、ジェスチャーを交えつつ彼女が差別される事無く暮らせる様にしたい事を伝えた。
ミラルダも健太郎のジェスチャーを頬を染めながら補足する。
「差別だぁ? 嬢ちゃん、あんたは元罪人か何かか?」
「いえ……私は獣人と人のハーフで……」
ミラルダがそう言って街中用のベレー帽を取ると、伯爵はグイッと左眉を持ち上げた。
「半獣人か……なるほどねぇ。そりゃさぞかし苦労しただろう……嬢ちゃんみてぇな奴はこの国の至る所にいる、俺も常々、半獣人達が迫害を受けるのは問題だと思ってた。あいつらも民に変わりねぇからよ」
「コホーッ?」
じゃあ何とかしてくれよ、あんた伯爵で偉いんだろ?
「ミシマッ!? 何とかしろなんて無礼だよッ!!」
ジェスチャーを読み取ったミラルダが健太郎を諫める。
「別に構やしねぇよ。異界人が身分に疎い事は知ってるからよぉ……何とかしろなぁ……そうだなぁ……半獣人を差別、迫害すんなって触れを出してもいいぜ」
「ほっ、本当ですかッ!?」
「ただし、一つ仕事をしてもらいたい」
「コホーッ?」
仕事?
首を傾げた健太郎に伯爵は頷きを返す。
「オメェ達はドラゴンを仕留めたんだろう?」
「はい、倒したのはミシマですが……それが何か……?」
「だったらダンジョンにはドラゴンの卵、もしくは幼生体が出現している筈だ。そいつを捕獲してきて欲しいんだ」
「コホーッ?」
捕まえてどうするの? 青いのはよく知らないけど、赤いのは食べる事にしか興味の無いお馬鹿だよ?
「どうする、てか? へへっ、ガキの頃から育てりゃドラゴンも人に慣れるらしい、そうすりゃ乗り回す事が出来るって話だ。ドラゴンに乗る俺。想像しただけでワクワクすんだろうが……ってのは建前で、伯爵である俺の依頼をこなしたとなりゃ嬢ちゃんを功労者として扱える、その上で半獣人だからって差別すんなって言やぁ領民も納得しやすい、だろ?」
健太郎のジェスチャーを読み取った伯爵はそう言うと左の口角を持ち上げニヤリと笑った。
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