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男だらけの異世界転生〜俺たち勇者一行編!〜
リアゼルのための世界
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えーっと………、なになに?
全く分からん。
なんで泣き出したんだ、この子。
「り、リアゼルのための世界ってどういうことかな?」
分からないことは聞くのが一番!
俺は、小さな子どもを相手するみたいに屈んで聞いてみる。
ちなみに、掴まれた髪の毛はそのままだよ!
あイテテテ…。
「フランドールは、華奢で病弱で顔はいいけど性格が捻くれていて、とにかくムカつくやつなの! リアゼルが愛されるために当て馬としての役割があるの! こんな筋肉まみれの攻めみたいな男じゃない! それ分かってる?!」
そ、そんなこと言われましても…。
確かに、ゲームの中のフランドールはそんな感じだった。
でも、今のフランドールは俺だし、筋トレはしたいし。
「ボクは、王道が好きなの‼」
「お、王道…。」
「このゲーム、この世界はリアゼルが皆に愛される世界なんだよぉ!! なのになのに…、皆してお前を取り囲んで! おかしいでしょ! ウェルギリウス様はリアゼルの王子様で、アシュルはシークレットのヤンデレキャラだし、遊び人のキルトは一途になって、ベェルシードは最後にフランドールを裏切ってまでリアゼルの所へ行くの! 大人びたリリーも余裕がなくなるくらいなの! なのに!お前のせいで、何もかもめちゃくちゃ!! この世界の理が変わったんだ…、だからボクが元通りにする。みんなに愛されるためにね!」
一息で言い切ったユウタはゼーゼーと肩で呼吸をする。
血走った眼を向けられ、俺は困惑を隠せない。
「別に俺は取り囲まれてなんかいないよ。この世界は、確かにゲームの世界と似ている。だけど、何もかも同じなわけじゃない。ちゃんと、現実だ。それにユウタくんは、リアゼルじゃないだろ…? だから君は、君の人生を歩んだって良いんだ。」
ユウタは、リアゼルじゃない。ウェル達との関わりもなければ面識もない。ただ、自分の知っているゲームの世界と似たような世界に存在しているだけ。それなのに何故、生きる世界が決まっているようなことを思ってしまっているのだろう。まるで、囚われているたいな執着を感じる。
「リアゼルは主人公だから、きっと強制力があってね。色々試したけれど、成り代わることはできなかった。でもね、最近、成功したんだよ。馬鹿と阿呆の中身を入れ替えるのに。」
急にはじまった脈略のない話。
成り代わる、嫌な響きに固唾を飲む。
試した…?
中身を入れ替えるって、何だよ。
この子は一体、何をしようとしている?
『愛されるため』って、もしかしてリアゼルの事じゃないんじゃないか?
「ボクはね、意識を持ったその日からこの教会にいたんだよ。」
▼Side ユウタ(ユーター)
ずっと閉じ込められてきた。親なんて知らない、ただボクの髪が人類の祖に似ているからボクは教会にいた。司教だかなんだかって人が、どこかからボクを拾ってきたらしい。そのうち、ボクには珍しい魔法が使えるのが分かって、なんだか良いように使われる毎日にうんざりしていた。それで、いつだったか、その人を綺麗さっぱり消してやった。そのとき使った魔法を見た教会の皆が喜んで…、なんとなく認められたような感じがして、気持ちが良かったのを覚えている。
ボクね、前世も親や家族が居なかったからそういうのに憧れてた。
けれど、早死して生まれ変わったこの世界でも親は居なかった。
その日を境に皆がボクの言うことを聞いた。
ボクは、はじめて愛されたんだ。
ある時、ボクのもとに王様が来た。はじめて、教会の人以外の人間と会った。それからお城に呼ばれて、ボクは見つけたんだよ。とっても素敵な王子様を……、ボクの大好きな王子様を。大好きなキャラクターだったから、一目見てすぐにわかった。こんな世界に生まれて最悪だと思っていたけれど違ったみたい。ここは夢にまで見た世界。ボクが愛されるべき人達がいる世界。
その日、教会に戻るとすぐにその他の存在を確認した。確信を得たかったから。良く知っているキャラクター達を見つけるのに、さほど時間は掛からなかった。ボクの憧れのリアゼルもすぐに見つけることができた。
リアゼル……。
ずっと成りたいと思っていた。
憧れていた。
みんなに愛されるキャラクター。
男の子だけど、みんなにお姫様みたいに大切にされる。
大事に大事にされて、みんなに可愛がられて。
羨ましくて、良いなぁっ、成りたいなぁっ…。
計画を立てると、すぐに実行に移した。ボクには権力と魔力がある。これは、きっと神様からの贈り物。ボクが成りたい人に成れるように、みんなに愛されるように、愛されたい人に愛されるように、全部全部きっと僕のため。
この国の王という人は、どこかボンヤリしている人で惑わすのは簡単だった。タイミングを見計らい、リアゼルとウェルギリウスの婚約を推し進める。だけれど予想外だったのは、ウェルギリウス様がリアゼルとの結婚を拒み、フランドールとの結婚を望んだこと。何かがおかしいと思った。それまで、フランドールのことなんて一切気にもとめていなかったのに、ボクは一つの恐ろしい仮定を確かめるべくメディチ家を調べ上げた。
「フランドール・メディチは転生者。」
恐ろしい仮定は、やはり確定的となった。
ボクの今まではボクのためにある。
フランドール、お前は分かっていないみたいだけれど、ボクはちゃんとボクの人生を歩んでいるんだよ。
▼
「ああ、そっか。そうだよね…。」
何か、閃いたように眼を見開いたユウタが笑みを浮かべる。先程まで、怒りを撒き散らし、涙を浮かべていたというのに。あまりの感情の波に、さすがに恐怖を感じて一歩後ずさる。ユウタはそんな俺の肩に両手を置いて、歯列が見えるほど口角を上げた。
「お前に成ればいいじゃん!」
「…は?」
「憎いけど、お前は、皆に愛されているし、それに魔力も弱い! きっと上手くいく!」
ミシミシと音がするほど強く掴まれた肩に痛みが走る。
思わず顔を顰めるが、ユウタはお構いなしだ。
興奮しているのか、頬は紅潮し、掌は熱かった。
「ああ、でもお前はボクになるのかぁ…。となると魔力もそっちにいっちゃうと困るね。成功したら、この身体はいらないし~。うん、処分でいいやっ! よし、そうと決まれば今すぐやろう!」
いとも簡単に身を引きづって、ユウタは俺をどこかに連れて行く。
抵抗しようにも身体が動かない。
文句を言おうにも口が聞けない。
やばい、やばい、やばい、やばい。
処分? 入れ替わる?
俺の身体が? コイツの身体が?
ジタバタと抵抗するのは俺の思考だけ。
いつか、変な男に捕まったときとはまるで違う。
一切の抵抗を封じられ、何にも成すことができない。
ユウタは、どんどん進んでいき、いくつもの扉をくぐり抜けていく。
怖い。
恐怖で冷や汗がダラダラと流れる。
どうする、どうすればいい?
初めて感じる今までにない強い恐怖。
魔法至上主義のこの世界で魔法の下手な俺は、魔力の強いものには敵わない…。
分かっていたはずだ…。
だからこそ理性で動こうとしてきた。
でも、つい気が焦って最後の最後でこのザマ。
無鉄砲に飛び出したりして、俺の馬鹿野郎。
こんなんじゃ、リアゼルのことなんか救えないだろ。
犬死どころか、これから皆に迷惑を掛けようとしている。
本当、俺、何しに来たんだろう。
やがて、広い部屋にたどり着いた。そこには大きく複雑な円形模様が描かれていて、周りには人形みたいな…いや、まるで粗大ゴミみたいに人間がゴロゴロ転がっている。乱雑に並べられた人々が円形模様を取り囲む。中心には水がちょろちょろと湧き出ていた。青白い光が、ぼぉっと照らす。
ほんの少し、小さな諦めが胸の内をコロリと転がった。
全く分からん。
なんで泣き出したんだ、この子。
「り、リアゼルのための世界ってどういうことかな?」
分からないことは聞くのが一番!
俺は、小さな子どもを相手するみたいに屈んで聞いてみる。
ちなみに、掴まれた髪の毛はそのままだよ!
あイテテテ…。
「フランドールは、華奢で病弱で顔はいいけど性格が捻くれていて、とにかくムカつくやつなの! リアゼルが愛されるために当て馬としての役割があるの! こんな筋肉まみれの攻めみたいな男じゃない! それ分かってる?!」
そ、そんなこと言われましても…。
確かに、ゲームの中のフランドールはそんな感じだった。
でも、今のフランドールは俺だし、筋トレはしたいし。
「ボクは、王道が好きなの‼」
「お、王道…。」
「このゲーム、この世界はリアゼルが皆に愛される世界なんだよぉ!! なのになのに…、皆してお前を取り囲んで! おかしいでしょ! ウェルギリウス様はリアゼルの王子様で、アシュルはシークレットのヤンデレキャラだし、遊び人のキルトは一途になって、ベェルシードは最後にフランドールを裏切ってまでリアゼルの所へ行くの! 大人びたリリーも余裕がなくなるくらいなの! なのに!お前のせいで、何もかもめちゃくちゃ!! この世界の理が変わったんだ…、だからボクが元通りにする。みんなに愛されるためにね!」
一息で言い切ったユウタはゼーゼーと肩で呼吸をする。
血走った眼を向けられ、俺は困惑を隠せない。
「別に俺は取り囲まれてなんかいないよ。この世界は、確かにゲームの世界と似ている。だけど、何もかも同じなわけじゃない。ちゃんと、現実だ。それにユウタくんは、リアゼルじゃないだろ…? だから君は、君の人生を歩んだって良いんだ。」
ユウタは、リアゼルじゃない。ウェル達との関わりもなければ面識もない。ただ、自分の知っているゲームの世界と似たような世界に存在しているだけ。それなのに何故、生きる世界が決まっているようなことを思ってしまっているのだろう。まるで、囚われているたいな執着を感じる。
「リアゼルは主人公だから、きっと強制力があってね。色々試したけれど、成り代わることはできなかった。でもね、最近、成功したんだよ。馬鹿と阿呆の中身を入れ替えるのに。」
急にはじまった脈略のない話。
成り代わる、嫌な響きに固唾を飲む。
試した…?
中身を入れ替えるって、何だよ。
この子は一体、何をしようとしている?
『愛されるため』って、もしかしてリアゼルの事じゃないんじゃないか?
「ボクはね、意識を持ったその日からこの教会にいたんだよ。」
▼Side ユウタ(ユーター)
ずっと閉じ込められてきた。親なんて知らない、ただボクの髪が人類の祖に似ているからボクは教会にいた。司教だかなんだかって人が、どこかからボクを拾ってきたらしい。そのうち、ボクには珍しい魔法が使えるのが分かって、なんだか良いように使われる毎日にうんざりしていた。それで、いつだったか、その人を綺麗さっぱり消してやった。そのとき使った魔法を見た教会の皆が喜んで…、なんとなく認められたような感じがして、気持ちが良かったのを覚えている。
ボクね、前世も親や家族が居なかったからそういうのに憧れてた。
けれど、早死して生まれ変わったこの世界でも親は居なかった。
その日を境に皆がボクの言うことを聞いた。
ボクは、はじめて愛されたんだ。
ある時、ボクのもとに王様が来た。はじめて、教会の人以外の人間と会った。それからお城に呼ばれて、ボクは見つけたんだよ。とっても素敵な王子様を……、ボクの大好きな王子様を。大好きなキャラクターだったから、一目見てすぐにわかった。こんな世界に生まれて最悪だと思っていたけれど違ったみたい。ここは夢にまで見た世界。ボクが愛されるべき人達がいる世界。
その日、教会に戻るとすぐにその他の存在を確認した。確信を得たかったから。良く知っているキャラクター達を見つけるのに、さほど時間は掛からなかった。ボクの憧れのリアゼルもすぐに見つけることができた。
リアゼル……。
ずっと成りたいと思っていた。
憧れていた。
みんなに愛されるキャラクター。
男の子だけど、みんなにお姫様みたいに大切にされる。
大事に大事にされて、みんなに可愛がられて。
羨ましくて、良いなぁっ、成りたいなぁっ…。
計画を立てると、すぐに実行に移した。ボクには権力と魔力がある。これは、きっと神様からの贈り物。ボクが成りたい人に成れるように、みんなに愛されるように、愛されたい人に愛されるように、全部全部きっと僕のため。
この国の王という人は、どこかボンヤリしている人で惑わすのは簡単だった。タイミングを見計らい、リアゼルとウェルギリウスの婚約を推し進める。だけれど予想外だったのは、ウェルギリウス様がリアゼルとの結婚を拒み、フランドールとの結婚を望んだこと。何かがおかしいと思った。それまで、フランドールのことなんて一切気にもとめていなかったのに、ボクは一つの恐ろしい仮定を確かめるべくメディチ家を調べ上げた。
「フランドール・メディチは転生者。」
恐ろしい仮定は、やはり確定的となった。
ボクの今まではボクのためにある。
フランドール、お前は分かっていないみたいだけれど、ボクはちゃんとボクの人生を歩んでいるんだよ。
▼
「ああ、そっか。そうだよね…。」
何か、閃いたように眼を見開いたユウタが笑みを浮かべる。先程まで、怒りを撒き散らし、涙を浮かべていたというのに。あまりの感情の波に、さすがに恐怖を感じて一歩後ずさる。ユウタはそんな俺の肩に両手を置いて、歯列が見えるほど口角を上げた。
「お前に成ればいいじゃん!」
「…は?」
「憎いけど、お前は、皆に愛されているし、それに魔力も弱い! きっと上手くいく!」
ミシミシと音がするほど強く掴まれた肩に痛みが走る。
思わず顔を顰めるが、ユウタはお構いなしだ。
興奮しているのか、頬は紅潮し、掌は熱かった。
「ああ、でもお前はボクになるのかぁ…。となると魔力もそっちにいっちゃうと困るね。成功したら、この身体はいらないし~。うん、処分でいいやっ! よし、そうと決まれば今すぐやろう!」
いとも簡単に身を引きづって、ユウタは俺をどこかに連れて行く。
抵抗しようにも身体が動かない。
文句を言おうにも口が聞けない。
やばい、やばい、やばい、やばい。
処分? 入れ替わる?
俺の身体が? コイツの身体が?
ジタバタと抵抗するのは俺の思考だけ。
いつか、変な男に捕まったときとはまるで違う。
一切の抵抗を封じられ、何にも成すことができない。
ユウタは、どんどん進んでいき、いくつもの扉をくぐり抜けていく。
怖い。
恐怖で冷や汗がダラダラと流れる。
どうする、どうすればいい?
初めて感じる今までにない強い恐怖。
魔法至上主義のこの世界で魔法の下手な俺は、魔力の強いものには敵わない…。
分かっていたはずだ…。
だからこそ理性で動こうとしてきた。
でも、つい気が焦って最後の最後でこのザマ。
無鉄砲に飛び出したりして、俺の馬鹿野郎。
こんなんじゃ、リアゼルのことなんか救えないだろ。
犬死どころか、これから皆に迷惑を掛けようとしている。
本当、俺、何しに来たんだろう。
やがて、広い部屋にたどり着いた。そこには大きく複雑な円形模様が描かれていて、周りには人形みたいな…いや、まるで粗大ゴミみたいに人間がゴロゴロ転がっている。乱雑に並べられた人々が円形模様を取り囲む。中心には水がちょろちょろと湧き出ていた。青白い光が、ぼぉっと照らす。
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