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兄と弟
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つぷつぷと、白い泡に包まれた指の第一関節までが入っていく。
「っ……」
玲の体が一瞬だけピクリと震えた。
起きるかもと期待したが、瞼は開かない。
性器を挿入するときとはまったく違った感覚。
きゅうきゅうと締め付けられるものの、快感はない。
挿入しているのが皮膚に包まれた指なのだから当たり前だが、少し新鮮だった。
「玲……もっと奥まで入れちまうぞー……」
「っ……っ……」
「はぁ……なんで俺がこんなことを……」
わざわざ玲に体を洗わせることもそれなりに意味がわからないが、俺が玲の体を洗う羽目になることも相当だ。
それも、こんな場所に指を突っ込んで洗わなければならないなんて。
少しずつ指を玲の奥深くまで進めていく。
先ほどまでもっと太い物を咥え込んでいたおかげか、石鹸の泡程度の滑りでもスムーズだ。
「っ……」
そして、ついに人差し指が一本丸々玲の中に飲み込まれた。
指の全体が隈なく締め付けられる感覚は、新手のマッサージのようでもある。
指が奥まで入ったのなら、今度は抜かなければならない。
指の先を鉤のように曲げて、中に溜まっている精液を掻き出さなければならない。
「ぁっ……♡」
指の先を曲げると、玲が吐息だけでなく声を漏らした。
しかし、やはり期待通りに起きたりはしない。
仕方なく、先端を曲げたままゆっくりと指を引き抜いていく。
「っ……ぁっ……ぉっ……♡」
指の先端で玲の粘膜を押し上げて擦りながら引き抜くと、玲はどんどんと声を漏らす。
挿入しているのが指であっても、
意識を失って寝ていても、
やはり中をいじられるのは気持ちいいようだ。
玲の性器もぴくぴくと反応している。
「これじゃ俺が玲の夜伽をしているみたいだ……」
これからは夜伽で俺が動く度にこんなことをしなければならないのだろうか。
だとしたら、やはり動くのは玲だけにしておいた方が無難かもしれない。
やがてちゅぷっと指は玲の穴から抜けて、ドロっと白濁液の固まりが浴室のタイルに落ちた。
玲の中に射精した正確な量はわからないが、まだ中に残っているだろう。
「一回じゃ終わらねえよな……玲は普段はどうしてるんだ……?」
玲も自分の指で掻き出しているのか。
それともトイレの要領でひり出しているのか。
どちらにせよ、俺が掻き出すよりも簡単で早いに違いない。
「はぁ……」
微かな玲の艶やかな吐息と、少しずつ立ち上がっている小さな性器にやるせなさを感じながら。
俺は再び玲の中へと指を挿入した。
「っ……」
玲の体が一瞬だけピクリと震えた。
起きるかもと期待したが、瞼は開かない。
性器を挿入するときとはまったく違った感覚。
きゅうきゅうと締め付けられるものの、快感はない。
挿入しているのが皮膚に包まれた指なのだから当たり前だが、少し新鮮だった。
「玲……もっと奥まで入れちまうぞー……」
「っ……っ……」
「はぁ……なんで俺がこんなことを……」
わざわざ玲に体を洗わせることもそれなりに意味がわからないが、俺が玲の体を洗う羽目になることも相当だ。
それも、こんな場所に指を突っ込んで洗わなければならないなんて。
少しずつ指を玲の奥深くまで進めていく。
先ほどまでもっと太い物を咥え込んでいたおかげか、石鹸の泡程度の滑りでもスムーズだ。
「っ……」
そして、ついに人差し指が一本丸々玲の中に飲み込まれた。
指の全体が隈なく締め付けられる感覚は、新手のマッサージのようでもある。
指が奥まで入ったのなら、今度は抜かなければならない。
指の先を鉤のように曲げて、中に溜まっている精液を掻き出さなければならない。
「ぁっ……♡」
指の先を曲げると、玲が吐息だけでなく声を漏らした。
しかし、やはり期待通りに起きたりはしない。
仕方なく、先端を曲げたままゆっくりと指を引き抜いていく。
「っ……ぁっ……ぉっ……♡」
指の先端で玲の粘膜を押し上げて擦りながら引き抜くと、玲はどんどんと声を漏らす。
挿入しているのが指であっても、
意識を失って寝ていても、
やはり中をいじられるのは気持ちいいようだ。
玲の性器もぴくぴくと反応している。
「これじゃ俺が玲の夜伽をしているみたいだ……」
これからは夜伽で俺が動く度にこんなことをしなければならないのだろうか。
だとしたら、やはり動くのは玲だけにしておいた方が無難かもしれない。
やがてちゅぷっと指は玲の穴から抜けて、ドロっと白濁液の固まりが浴室のタイルに落ちた。
玲の中に射精した正確な量はわからないが、まだ中に残っているだろう。
「一回じゃ終わらねえよな……玲は普段はどうしてるんだ……?」
玲も自分の指で掻き出しているのか。
それともトイレの要領でひり出しているのか。
どちらにせよ、俺が掻き出すよりも簡単で早いに違いない。
「はぁ……」
微かな玲の艶やかな吐息と、少しずつ立ち上がっている小さな性器にやるせなさを感じながら。
俺は再び玲の中へと指を挿入した。
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