理不尽な全知全能とドMネキ

WTF

文字の大きさ
上 下
181 / 426
ババアの降臨

顕現ですか?

しおりを挟む
ギルドのメルクーリア支部、憲章上は自由貿易市国の飛地となっている街、ギルドの市場もある。
ラフィアやエウフェリアはまた果物を貰っていた。

マサムネ「なんか羨ましい」

イーサン「バレンタインデーではありませんよ?」

ラフィア「バレンタインデーとは?」

マサムネ「女性が好きな男性に渡すもの」

イーサン「日本ではそうですが、国によっては他の物とかも渡します」

マサムネ「まぁ、それは昔の話しで男女問わずお世話になった人とかに渡します」

ラフィア「これはマサムネさんにあげます」

マサムネ「いいの?」

ラフィア「はい」

マサムネ「何か美味しい物を作るか、、、」

そして支部に着いた。
二階建ての木造建築物、本部のように派手な装飾は無い。
少しだけ装飾された木製の扉を開けると、少し小さな砂時計が鎮座している。

エリザベス「ユーノスティアは?」

扉を開けて大声で叫ぶと、そこにいた冒険者たちの視線を受ける事になった。
すると受付の女性がやってきた。

受付「ユーノスティア様は200年程前に戦いで亡くなられました」

エミリア「ユーノスティアって?」

受付「お疲れ様です、エミリア様」

エミリア「私はどうでもいいです、エリザベス姉さんの話を聞いてあげてください」

受付「本当にエリザベス様ですか?」

エリザベス「私です」

受付「ユーノスティア様が亡くなられてから12人の支部長が変わりました」

ジョセフィーヌ「これは不老種の運命、大切な人を看取るとこになります」

エリザベス「そんな、、」

ジョセフィーヌ「私も3代目の葬式の時は気が狂ったように泣き叫んでいたと従者より聞いています」

エミリア「こればかりは仕方ありません」

レティーナ「少しだけなら魂は顕現できる」

エリザベス「少しでも構いません、もう一度でいいから会いたいです」

レティーナ「金貨100万枚でいい」

エリザベス「そんなお金は、、、」

エミリア「姉さんの為、私が」

レティーナ「今日は割引する、お金は要らない」

マサムネ「面倒な言い回しだな、素直にタダでいいって言えばいいのに」

レティーナ「反応を見る為」

エミリア「何の反応ですか?」

レティーナ「財産を投げ出してでも会いたいと思っているのか確認したい」

エリザベス「お金を払っただけで会えるのならお安いです」

ラフィア「蘇生できませんか?」

レティーナ「体がないからできない」

そして現在の支部長がやってきた。

エミリア「アンネッテ支部長、お疲れ様です」

アンネッテ「エミリア様、お疲れ様です」

エミリア「そしてエリザベス姉さんです」

アンネッテ「あのエリザベス様ですか?」

エリザベス「あの?」

アンネッテ「お会いできて光栄です」

ラフィア「やっぱり伝説的ですね」

エリザベス「何をおっしゃいますか、ラフィアさんの方が伝説ですよ」

エミリア「そうです」

ラフィア「伝説的って言われると恥ずかしいです」

アンネッテ「ラフィアさん?」

エミリア「紹介が遅れました、フェルムスランド初代女王イリーネス•ファイ•ミルフレイ」

アンネッテ「冗談ですよね?、本物は先日こちらにお越しいただきまして、生まれ変わったとか言って、それから何処かへ向かわれました」

エミリア「まぁそれは偽物でしょう、こちらが本物です」

アフネス「それは保証します」

レティーナ「それは偽物、ラフィアはイリーネス」

アンネッテ「ですよね、会った時からの覇気が違いましたから」

少し疑っていたようだった。

アフネス「この、レティーナって言う子がキリエ=ライト」

アンネッテ「私は敬虔なるキリエライト誓教信徒、お会いできるとはこの上無い幸せ」

跪いて奉っていた。

マサムネ「キリエライト誓教って?」

イーサン「こちらで言う宗教のような物だと思われます」

アンネッテ「レティーナ様にお会いできて大変光栄です」

レティーナ「ありがとう、嬉しい、エッチする」

エウフェリア「気をつけてください、強姦されます」

マサムネ「やったらここに縛り上げる」

レティーナ「わかった、しばらくここにいる、困ったらいつでも呼んでいい」

アンネッテ「よろしいのですか?」

レティーナ「アンネッテとは毎日エッチする」

エウフェリア「一度でも目をつけられたら最後、永遠に搾られます」

アンネッテは気絶した。

マサムネ「キリエライトもド変態」

ラフィア「エティさんが居てくれるからレティ姉さんの暴走を少しばかり止めれています」

エミリア「受付のウェルミナさんを呼んできてください」

エウフェリアは走って呼びに行った。

エミリア「アンネッテが気絶しました、お願いします」

ウェルミナ「わかりました」

そう言って頬を引っ叩いた。

アンネッテ「レティーナ様とエッチ、この私がレティーナ様と、、、」

エウフェリア「なんだか嬉しそうですね」

ラフィア「この人も変」

イーサン「自分が信仰している方と愛の営みを行うのですよ、そうなっても仕方ありません」

マサムネ「絶倫変態の神とエッチか、、、何か可哀想」

レティーナ「パーティーは抜けない、私はエティが呼べる」

ウェルミナ「アンネッテ様は何をおっしゃっているのですか?」

エウフェリア「レティーナさんとエッチな事する羽目になったそうです」

ウェルミナ「そうでしたか、、、アンネッテ様は結婚されてませんが、、、」

エミリア「そうでしたか」

それからユーノスティアの魂が顕現され、エリザベスと顕現された魂は一つの部屋に入って行った。

エミリア「何やら楽しそうですね」

ジョセフィーヌ「えぇ」

しばらくしてエリザベスが出てきた。

エミリア「では、そろそろ帰ります」

ウェルミナ「幸運を」

エミリア「幸運を」

一同はレティーナを残して王室に戻った。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?

闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。 しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。 幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。 お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。 しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。 『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』 さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。 〈念の為〉 稚拙→ちせつ 愚父→ぐふ ⚠︎注意⚠︎ 不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。

孕ませねばならん ~イケメン執事の監禁セックス~

あさとよる
恋愛
傷モノになれば、この婚約は無くなるはずだ。 最愛のお嬢様が嫁ぐのを阻止? 過保護イケメン執事の執着H♡

王が気づいたのはあれから十年後

基本二度寝
恋愛
王太子は妃の肩を抱き、反対の手には息子の手を握る。 妃はまだ小さい娘を抱えて、夫に寄り添っていた。 仲睦まじいその王族家族の姿は、国民にも評判がよかった。 側室を取ることもなく、子に恵まれた王家。 王太子は妃を優しく見つめ、妃も王太子を愛しく見つめ返す。 王太子は今日、父から王の座を譲り受けた。 新たな国王の誕生だった。

【短編】冤罪が判明した令嬢は

砂礫レキ
ファンタジー
王太子エルシドの婚約者として有名な公爵令嬢ジュスティーヌ。彼女はある日王太子の姉シルヴィアに冤罪で陥れられた。彼女と二人きりのお茶会、その密室空間の中でシルヴィアは突然フォークで自らを傷つけたのだ。そしてそれをジュスティーヌにやられたと大騒ぎした。ろくな調査もされず自白を強要されたジュスティーヌは実家に幽閉されることになった。彼女を公爵家の恥晒しと憎む父によって地下牢に監禁され暴行を受ける日々。しかしそれは二年後終わりを告げる、第一王女シルヴィアが嘘だと自白したのだ。けれど彼女はジュスティーヌがそれを知る頃には亡くなっていた。王家は醜聞を上書きする為再度ジュスティーヌを王太子の婚約者へ強引に戻す。 そして一年後、王太子とジュスティーヌの結婚式が盛大に行われた。

ヒューストン家の惨劇とその後の顛末

よもぎ
恋愛
照れ隠しで婚約者を罵倒しまくるクソ野郎が実際結婚までいった、その後のお話。

余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめることにしました

結城芙由奈 
恋愛
【余命半年―未練を残さず生きようと決めた。】 私には血の繋がらない父と母に妹、そして婚約者がいる。しかしあの人達は私の存在を無視し、空気の様に扱う。唯一の希望であるはずの婚約者も愛らしい妹と恋愛関係にあった。皆に気に入られる為に努力し続けたが、誰も私を気に掛けてはくれない。そんな時、突然下された余命宣告。全てを諦めた私は穏やかな死を迎える為に、家族と婚約者に執着するのをやめる事にした―。 2021年9月26日:小説部門、HOTランキング部門1位になりました。ありがとうございます *「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています ※2023年8月 書籍化

【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?

アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。 泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。 16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。 マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。 あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に… もう…我慢しなくても良いですよね? この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。 前作の登場人物達も多数登場する予定です。 マーテルリアのイラストを変更致しました。

処理中です...