理不尽な全知全能とドMネキ

WTF

文字の大きさ
上 下
68 / 427
ババアの娘

試合放棄ですよ?

しおりを挟む
第3試合の選出が始まった。
石像から放たれた一本のレーザーはイーサンに当たった。

イーサン「弾がなくなればナイフで、ナイフが無くなれば素手で、、、」

マサムネ「頑張って」

イーサン「えぇ弾は全部当たりますよ」

やる気が違う。軍人、スプリングフィールドはローレディポジション、シルエットがかっこいい。
パーティーメンバーの初戦、初めて見る軍人のライブ戦闘、集合場所からは良く見える。

参加者「悪りーが、君たちには負けてもらうよ」

いきなりの挑発、イーサンはその程度では乗ってこない、イーサンをやる気にさせるのはレティが誘った時だけ。

審判「位置について」

五角形の各頂点にそれぞれが立った。

審判「開始!」

ゴングが鳴ったがそれぞれの殺気によって誰も動かない。

イーサン「ゴーイングホット」
いつもの口癖なのか

一番近くの右側の相手に向かって1発撃ち込んだ。そして素早くボルトを引いて、2発目を左側の相手に撃ち込む。無駄のない動き。

イーサン「敵2名を排除した」
いちいち報告してくる余裕がある。

挑発してきた相手は対角線上にいる。
ようやく動きだしたがすでに3人となっていた。

参加者「カラクリ風情が死ねー」

しかし、のこりの1人に襲われて、イーサンに近づけない。

イーサン「助かります」

ハンティングタイム、そう言わんばかりの状態、何を思ったのかイーサンは伏せ撃ち
弾の節約のため2人同時排除を狙っている。
しばらくしてイーサンが呟いた

イーサン「除け者ですか」

引き金を引いて、、、2人もとも死亡判定。

イーサン「標的を排除した、帰還する」

イーサンは初戦突破。

それからしばらくして、エルザが選出された。

エルザ「僕いってくるね」

マサムネ「いってらっしゃい」

カーリー片手に入場するエルザ、会場は大盛況

参加者「カーリーとは、これまた大事ですわ」

着物風の女性がいる。

エルザ「僕が勝つ」

参加者「私も負けませんわ」

すると観客の中から叫ぶ。

「頑張れイト」

どうやらこの女性は日本人らしい。
見たところ武器は持ってない。

イト「始めましょう」

エルザ「本気で行くね」

エルザは大きくなった。でもあの時とは違う20mくらいしかない

審判「位置について」

イト「やはり巨人でしたか」

審判「開始!」

エルザ「カーリーは要らないね」

エルザは全員を場外に蹴飛ばした、

エルザ「この方が早い」

開始10秒の出来事だった。

マサムネ「エルザふざけすぎ」

エルザ「だって、なんかあの人怖かったもん、」

次の試合は剣聖候補生が5人選出された。

イーサン「これで不安要素は減ります」

マサムネ「助かった」

互いに潰し合う。

審判「開始!」

誰も動かない。
すると、白髪の女の子がすこし動いた。

レティ「あの白髪の人はトリニティです、シルフィードの混血、剣に風魔法、高等防御魔法、普通の騎士なら面倒な相手」

イーサン「騎士なのに魔法まで使うとは恐ろしいです」

マサムネ「レティなら?」

レティ「余裕、、じゃない」

トリニティ「クルツさん、先ずあなたからです。」

クルツ「ご冗談を」

トリニティ「冗談ではありませんっ!」

子供みたいにバカにしてる。

レティ「この金髪の人がレベッカ」

金髪の女の子?男か?

マサムネ「わからん」

レティ「女です、胸が無くて男と間違われるらしいです」

マサムネ「男勝りか」

イーサン「レティさんなんでも知ってるんですね」

レティ「”これ”でも王国の騎士」

イーサン「レティさんはどこの所属ですか?」

レティ「近衛騎士団の端くれ」

イーサン「一番下でその堅さとは恐れ多い」

マサムネ「謙遜とかでは?」

レティ「違う」

しばらく雑談していたら終わった。

レティ「レベッカのミュート、音を遮断する魔法」

周囲への配慮だろう、振動はすごかった。

イーサン「これは素晴らしい」

音が聞こえなかったが、試合は終わっていた。

一方で集合場所では次の試合の選出された参加者が、頭から被っていた布を取り姿を晒した。
集合場所は大騒ぎ。

「剣主パトリシア様!」

「冒険者ミリム!」

「ギルドマスター!」

「冒険者ミル!」

「冒険者ララ!」

ミリム「パトリシア様、参加者されたのですね」

パトリシア「えぇ、昨日は遠方でディザスター級と戦っていましたが、案外弱く予定していた2時間より早く終わりましたので、参加しました。」

互いに敬語、ディザスター級が弱かったとはやはりこの女性も変質者か?

とんでもない女子会が始まった。

審判「これはこれは、皆さま方、施設ごと吹き飛ばすことのないようお願いします、それでは開始!」

エミリア「よろしくおねがいします」

パトリシア「以前のように、優勝目前で自分の服につまづいて転けるようなことはしません」

エミリア「お気をつけて」

ミリム「今回は本当にレティリア様は参加されないのですか?」

パトリシア「レティリアは遠くのギルドの戦いに行くから参加しないって言ってました」

ミリム「残念です」

エミリア「私もレティリアとは戦ってみたいものです」

女王と剣主とギルマス、会話が弾んで楽しそうだった。

ララ「この殺気、動いたら死ぬかもしれない」

ミル「動いたら間違いなく死にます」

雑談ばかりで始まらない

集合場所で昼寝をしていたエルザが起きた。

エルザ「あっお母さん!」

マサムネ「あのミルって人がエルザのお母さん?」

エルザ「そうだよ」

マサムネ「あれはメイスのギデオンか、でもエルザと同じ服装じゃん」

エルザ「お母さんの武器はメイスのギデオンとっても強いよ、この服の使い方はお母さんから教わった」

マサムネ「教育方針がわからん」

フィールドでは女子会中の女王と剣主とギルマス、話に入らない女王と若い冒険者。
カオスな状態だった。























しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

娼館で元夫と再会しました

無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。 しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。 連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。 「シーク様…」 どうして貴方がここに? 元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!

【前編完結】50のおっさん 精霊の使い魔になったけど 死んで自分の子供に生まれ変わる!?

眼鏡の似合う女性の眼鏡が好きなんです
ファンタジー
リストラされ、再就職先を見つけた帰りに、迷子の子供たちを見つけたので声をかけた。  これが全ての始まりだった。 声をかけた子供たち。実は、覚醒する前の精霊の王と女王。  なぜか真名を教えられ、知らない内に精霊王と精霊女王の加護を受けてしまう。 加護を受けたせいで、精霊の使い魔《エレメンタルファミリア》と為った50のおっさんこと芳乃《よしの》。  平凡な表の人間社会から、国から最重要危険人物に認定されてしまう。 果たして、芳乃の運命は如何に?

もう死んでしまった私へ

ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。 幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか? 今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!! ゆるゆる設定です。

僕のおつかい

麻竹
ファンタジー
魔女が世界を統べる世界。 東の大地ウェストブレイ。赤の魔女のお膝元であるこの森に、足早に森を抜けようとする一人の少年の姿があった。 少年の名はマクレーンといって黒い髪に黒い瞳、腰まである髪を後ろで一つに束ねた少年は、真っ赤なマントのフードを目深に被り、明るいこの森を早く抜けようと必死だった。 彼は、母親から頼まれた『おつかい』を無事にやり遂げるべく、今まさに旅に出たばかりであった。 そして、その旅の途中で森で倒れていた人を助けたのだが・・・・・・。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ※一話約1000文字前後に修正しました。 他サイト様にも投稿しています。

ある国の王の後悔

黒木メイ
恋愛
ある国の王は後悔していた。 私は彼女を最後まで信じきれなかった。私は彼女を守れなかった。 小説家になろうに過去(2018)投稿した短編。 カクヨムにも掲載中。

王が気づいたのはあれから十年後

基本二度寝
恋愛
王太子は妃の肩を抱き、反対の手には息子の手を握る。 妃はまだ小さい娘を抱えて、夫に寄り添っていた。 仲睦まじいその王族家族の姿は、国民にも評判がよかった。 側室を取ることもなく、子に恵まれた王家。 王太子は妃を優しく見つめ、妃も王太子を愛しく見つめ返す。 王太子は今日、父から王の座を譲り受けた。 新たな国王の誕生だった。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

わたしは不要だと、仰いましたね

ごろごろみかん。
恋愛
十七年、全てを擲って国民のため、国のために尽くしてきた。何ができるか、何が出来ないか。出来ないものを実現させるためにはどうすればいいのか。 試行錯誤しながらも政治に生きた彼女に突きつけられたのは「王太子妃に相応しくない」という婚約破棄の宣言だった。わたしに足りないものは何だったのだろう? 国のために全てを差し出した彼女に残されたものは何も無い。それなら、生きている意味も── 生きるよすがを失った彼女に声をかけたのは、悪名高い公爵子息。 「きみ、このままでいいの?このまま捨てられて終わりなんて、悔しくない?」 もちろん悔しい。 だけどそれ以上に、裏切られたショックの方が大きい。愛がなくても、信頼はあると思っていた。 「きみに足りないものを教えてあげようか」 男は笑った。 ☆ 国を変えたい、という気持ちは変わらない。 王太子妃の椅子が使えないのであれば、実力行使するしか──ありませんよね。 *以前掲載していたもののリメイク

処理中です...