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可燃ごみ
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最近家の近くに引っ越してきた久保さんが怪しい。
そう思い始めたのは、彼が引っ越してきてから一カ月もしないくらいだった。
新しく引っ越してきた久保さんの家から出てくるゴミの量。
特に可燃ごみの量が多かった。
初めは1人暮らしではなく何人かで暮らしているのかと思っていたのだが、彼の家から彼以外の人間が出てきたところを私は見たことが無い。
にも関わらず普通の一般的1人暮らしの生活をしていて出るゴミの量を超え。
さらには、幾つかの袋には血の跡がついていた。
不審に思った私は、久保さんに対して「よく食べられる方なんですか?」と失礼ながらも聞いたのだが。
返って来た返事は「いえ?そんなことは無いと思いますけど?太って見えますか?」と私の疑問に対する答えにはなっていなかった。
それだけでは無い。
私が久保さんを怪しいと思う理由にはもう一つの事がある。
明らかに宅配業者では無い格好をした男が数人週に一回ほど不定期に久保さんの家へと大きなビニール袋を運んでいるのだ。
私は怪しく思って調べ続けていると、ついにキッチンにて大きな鍋にボトボトと何かを入れている所を目撃した。
これは事件に違いない。何としても証拠を掴もうと久保さんにいって家に入らせてもらい隙をついて何とか調べようとしたが。大きな鍋はどこにも無かった。
こうなったら、次に鍋を作っている時に突撃し証拠を抑えるしかない。そう決意し数日が経ったある日、久保さんがキッチンあの大きな鍋を使っている事を確認した。
慌てて久保さんの家に向かい「なにをしているんだ」と問い詰めると、
「どうしたんですか?」
ととぼけたことを言って来た。
もうわかっているんだ、アナタが何かしらの死体を処理していることは。
「今何をしていたんですが・・・」
私は問い抱える。
もしもの時を想定して、警戒体制を敷いていた私に対し
「え?スープ作ってます」と返してきた。
「嘘を付かないでください。アナタは何かしらの処理をしているはずだ。中を確認しますよ」
私はここまで来てしらばっくれようとする久保さんにしびれを切らし家の中に入った。
「ちょっと、何してるんですか?」
久保さんは慌てて止めようとする。見たことか、確実に何かあるんだ。そう思ってキッチンに向かうとあたしが見ていた大きな鍋があった。
「これで何をしてたんですか?」
私が問い詰めると。
「だから、店に出すスープを作ってるんです。ホントは店でやった方がいいみたいなんですけど、作るときに出る大量の生ごみは回収してもらうのに経費がかかりますから」
「うるさいお前は何か企んでるんだろう私は知ってるんだからな‼」
「とりあえず落ち着いてください」
そういっている間に外からはパトカーのサイレン音が聞こえて来た。
ここに来る前にもしもの時の為に読んでおいて正解だった・・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「まただそうですよあそこの人」
「昨日パトカーまで来てたでしょ。一時は落ち着いてたのにやっぱり、向かいに人が住み始めたからかしら。久保さんにもいってあったんだけどね~」
「ホントに怖いは・・・あの人のゴミあさり」
END
そう思い始めたのは、彼が引っ越してきてから一カ月もしないくらいだった。
新しく引っ越してきた久保さんの家から出てくるゴミの量。
特に可燃ごみの量が多かった。
初めは1人暮らしではなく何人かで暮らしているのかと思っていたのだが、彼の家から彼以外の人間が出てきたところを私は見たことが無い。
にも関わらず普通の一般的1人暮らしの生活をしていて出るゴミの量を超え。
さらには、幾つかの袋には血の跡がついていた。
不審に思った私は、久保さんに対して「よく食べられる方なんですか?」と失礼ながらも聞いたのだが。
返って来た返事は「いえ?そんなことは無いと思いますけど?太って見えますか?」と私の疑問に対する答えにはなっていなかった。
それだけでは無い。
私が久保さんを怪しいと思う理由にはもう一つの事がある。
明らかに宅配業者では無い格好をした男が数人週に一回ほど不定期に久保さんの家へと大きなビニール袋を運んでいるのだ。
私は怪しく思って調べ続けていると、ついにキッチンにて大きな鍋にボトボトと何かを入れている所を目撃した。
これは事件に違いない。何としても証拠を掴もうと久保さんにいって家に入らせてもらい隙をついて何とか調べようとしたが。大きな鍋はどこにも無かった。
こうなったら、次に鍋を作っている時に突撃し証拠を抑えるしかない。そう決意し数日が経ったある日、久保さんがキッチンあの大きな鍋を使っている事を確認した。
慌てて久保さんの家に向かい「なにをしているんだ」と問い詰めると、
「どうしたんですか?」
ととぼけたことを言って来た。
もうわかっているんだ、アナタが何かしらの死体を処理していることは。
「今何をしていたんですが・・・」
私は問い抱える。
もしもの時を想定して、警戒体制を敷いていた私に対し
「え?スープ作ってます」と返してきた。
「嘘を付かないでください。アナタは何かしらの処理をしているはずだ。中を確認しますよ」
私はここまで来てしらばっくれようとする久保さんにしびれを切らし家の中に入った。
「ちょっと、何してるんですか?」
久保さんは慌てて止めようとする。見たことか、確実に何かあるんだ。そう思ってキッチンに向かうとあたしが見ていた大きな鍋があった。
「これで何をしてたんですか?」
私が問い詰めると。
「だから、店に出すスープを作ってるんです。ホントは店でやった方がいいみたいなんですけど、作るときに出る大量の生ごみは回収してもらうのに経費がかかりますから」
「うるさいお前は何か企んでるんだろう私は知ってるんだからな‼」
「とりあえず落ち着いてください」
そういっている間に外からはパトカーのサイレン音が聞こえて来た。
ここに来る前にもしもの時の為に読んでおいて正解だった・・・・
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「まただそうですよあそこの人」
「昨日パトカーまで来てたでしょ。一時は落ち着いてたのにやっぱり、向かいに人が住み始めたからかしら。久保さんにもいってあったんだけどね~」
「ホントに怖いは・・・あの人のゴミあさり」
END
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