191 / 198
191話 トリック・オア・トリート②
しおりを挟む
後日、指示を受けて現地に向かっていた。
ゴーストファインダーのレイドに指定された場所ではないが、それ以外での暴動も発生し始めている。だからハロウィン当日までに厄介な事にならないよう、要所をチェックしておきたいとの事だ。
既に事が起こってたら鎮圧しないとだし、暴動に何らかの原因があるなら突き止めなければならない。
例によってメインターゲット以外にも多数の情報がある場所、警戒の為にロロは連れ歩いている。
けどロロが愛想など持ち合わせている訳が無く、沈黙の道中。
探知範囲内に注意する程の反応は無い。こうしてロロを召喚してる時の方が、より明確に意思が伝わる、この際だ。
「なぁ、ロロにとって、やっぱりハルルの事が絶対なのか?」
中々わざわざ聞くタイミングが無かった話題。大体の察しはついていても、本人から直接確認をしておきたい。
ロロの一瞥、それと共に意志の共有で伝わる肯定の意思。
「こうして協力してくれるのも、間接的にハルルの為、なんだよな?」
ハルルと同じ目的を取り手伝い、前線に出る事で多少なりともハルルを護る事にもなる。
そのロロの活動理由は、伝わってくる肯定の意思から今も変わらないらしい。
「俺の為、ではないんだよな?」
無反応、というよりは意図して答えを返さないようにしている様子。
「直接打ち負かした訳でもない俺に使われるのは、やっぱり嫌か?」
同じような無視の意思。鬱陶しいとか思われてる?
なんとなく予想は付く答えだったし、行動の指標が分かってる分、信用はできる。今はそれで十分か。
とか考えてると、ロロからの呼びかけ、不審な反応。
駆け出したロロを中心とした、索敵に意識を集中する。
移動してる、少し距離がある。ロロを追って、道から離れ林へと潜っていく。
ゴーストファインダーのレイドに指定された場所ではないが、それ以外での暴動も発生し始めている。だからハロウィン当日までに厄介な事にならないよう、要所をチェックしておきたいとの事だ。
既に事が起こってたら鎮圧しないとだし、暴動に何らかの原因があるなら突き止めなければならない。
例によってメインターゲット以外にも多数の情報がある場所、警戒の為にロロは連れ歩いている。
けどロロが愛想など持ち合わせている訳が無く、沈黙の道中。
探知範囲内に注意する程の反応は無い。こうしてロロを召喚してる時の方が、より明確に意思が伝わる、この際だ。
「なぁ、ロロにとって、やっぱりハルルの事が絶対なのか?」
中々わざわざ聞くタイミングが無かった話題。大体の察しはついていても、本人から直接確認をしておきたい。
ロロの一瞥、それと共に意志の共有で伝わる肯定の意思。
「こうして協力してくれるのも、間接的にハルルの為、なんだよな?」
ハルルと同じ目的を取り手伝い、前線に出る事で多少なりともハルルを護る事にもなる。
そのロロの活動理由は、伝わってくる肯定の意思から今も変わらないらしい。
「俺の為、ではないんだよな?」
無反応、というよりは意図して答えを返さないようにしている様子。
「直接打ち負かした訳でもない俺に使われるのは、やっぱり嫌か?」
同じような無視の意思。鬱陶しいとか思われてる?
なんとなく予想は付く答えだったし、行動の指標が分かってる分、信用はできる。今はそれで十分か。
とか考えてると、ロロからの呼びかけ、不審な反応。
駆け出したロロを中心とした、索敵に意識を集中する。
移動してる、少し距離がある。ロロを追って、道から離れ林へと潜っていく。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる