140 / 198
140話 連戦④
しおりを挟む
傷口が焼けるように痛む。痛みが根を張るように広がっていく。
息苦しい。吐きそう。毒って受けるとこんな感じなのかな…?
こういう時は毒消しアイテム…いや…何か喰って……。
まずはあれにしよう。純粋な力の塊。
一丁前に抵抗しよる。槍を自慢げに振って、大物になった気でいやがる。
だが、のろまだ。振りの隙間から懐に入り、捕らえるのはたやすい。
首元に爪を立て、食いこませながら押し倒す。槍を持つ手には足で一踏みくれてやる。
傷口から芳醇な香りが吹き出す。それでも逃げようともがきやばる。
ならば、動きやまぬままいただく事にする。活きがいいのはいい事だ。
ほおばってみると、あぁ、土みたいな味だ。最高。
でも足りない。満漢全席ならお冷だ。
近くにある、力の形の躯。残してるなんてもったいない。
この際、質は問わん。贅沢は言ってはいられない。
少し気が抜けて淡泊。この際仕方なし。希薄な血肉が喉を潤す。
…誰だ、補給の邪魔をするのは。
まぁいい、食うのは多ければ多いほどいい。こんな経年劣化より、あっちの方がうまそうだ。
小粒なのはさほどにもない。そんなものより本丸だ。
少々数が多いが、突き抜けてしまえばいい。
そうすれば、多少は空腹も紛れるだろう。
息苦しい。吐きそう。毒って受けるとこんな感じなのかな…?
こういう時は毒消しアイテム…いや…何か喰って……。
まずはあれにしよう。純粋な力の塊。
一丁前に抵抗しよる。槍を自慢げに振って、大物になった気でいやがる。
だが、のろまだ。振りの隙間から懐に入り、捕らえるのはたやすい。
首元に爪を立て、食いこませながら押し倒す。槍を持つ手には足で一踏みくれてやる。
傷口から芳醇な香りが吹き出す。それでも逃げようともがきやばる。
ならば、動きやまぬままいただく事にする。活きがいいのはいい事だ。
ほおばってみると、あぁ、土みたいな味だ。最高。
でも足りない。満漢全席ならお冷だ。
近くにある、力の形の躯。残してるなんてもったいない。
この際、質は問わん。贅沢は言ってはいられない。
少し気が抜けて淡泊。この際仕方なし。希薄な血肉が喉を潤す。
…誰だ、補給の邪魔をするのは。
まぁいい、食うのは多ければ多いほどいい。こんな経年劣化より、あっちの方がうまそうだ。
小粒なのはさほどにもない。そんなものより本丸だ。
少々数が多いが、突き抜けてしまえばいい。
そうすれば、多少は空腹も紛れるだろう。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる