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第三夜 伝説の贋作
公安局捜査資料データベース(現段階まで)
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[目的]
この資料は現在、警察が全力で捜査に当たっている新宿連続猟奇殺人事件についてまとめた資料である。これは現在の捜査へ役立てるという役割があるほか、今後同様の殺人事件が発生した場合において一つの指針となりうる物である。
[閲覧条件]
現在、当該事件は国民の混乱を招かぬようにレベル3(テレビのみならず新聞、ラジオ、情報誌などを含む国民すべての目に留まるメディアへの報道禁止)の報道管制が敷かれている。この報道管制は事件解決後も続けられることが決定されている。よってこの資料は隠匿性の保持のため、情報開示権限レベル2(警視庁勤務の刑事、並びにB級以上の協力者)以上の者のみしか閲覧を許可しない者とする。
[閲覧方法]
該当者は警察手帳に内蔵されているICチップを下の読み取り機から読み取ること。
最後にこの資料は偏見、間違えのない公正かつ正確に作成され、後世への捜査に役立てることが可能なものであることをここに保証する。
西暦2018年10月29日
国家公安委員会 警視庁 公安局主任刑事 蛇谷光
[概要]
・1件目の殺人事件
2018年10月16日 午前2時24分、新宿区歌舞伎町の裏路地200番において女性が血らけで倒れているのを発見したとの通報があり、新宿警察署から11名、警視庁刑事局からは2名が現場へと向かった。同日 午前2時30分、到着した刑事が死亡を確認した。現場には足跡などの痕跡のようなもの残って居なかったという。
―被害者について
山本華
21歳
新宿歌舞伎町の風俗店〈アーミカ〉に勤務。
鑑識によると死因は頸動脈を刃渡り15センチほどのナイフで切られたことによる失血死。死後、遺体はばらばらに切り刻れており、衣服をはぎ取られ、下腹部が露出した状態で倒れていた。現場に向かった刑事の証言によると臓物や肉片が周りにも飛び散っており、首はもはや皮一枚だけで繋がっているのではないかと思え、顔も切り刻まれており、もはや原形を留めていなかったという。足も骨が見えてしまうほど損傷していた。
被害者の勤務先の風俗店のオーナーによると、人間関係も何ら問題はなく、客からのストーカー行為などもなかったという
サイバー犯罪対策局が監視カメラを確認したところ、犯人の姿は監視カメラに映り込んでおり、黒いコートを着込みマスクをつけ、フードを目深にかぶっていた(以下容疑者とする)
映像を見ただけでは被害者は容疑者の後を自分でついて行っており抵抗する様子は見られなかった。
犯行は監視カメラの死角にて行われていたため犯人は事前に防犯カメラの場所を知っていた可能性が高いという。
――警察の対応
当該事件を重く見た警視総監は東京都の警戒レベルを3(解釈はずれるが外国の要人が来日したレベルの人員を派遣)まで引き上げた。刑事局、公安局、新宿警察署の全職務を一時凍結。この事件の解決を命じた。また、外国組織対策局、サイバー犯罪対策局、生活安全局の60%の人員派遣を命じ、この捜査に関わる以上の5局のA級協力者へ協力要請が渡った。捜査本部は新宿警察署に緊急で作られた。
局ごとの仕事の振り分け
刑事局、新宿警察署…捜査、警備の企画案の作成。
外国組織対策局…各国大使館との連携を取りながら外国の犯罪組織、元受刑者、指名手配犯などの関連の有無、滞在外国人観光客などの保護。
サイバー犯罪対策局…監視カメラの解析や改良。
生活安全局…当該事件が国民に伝わらぬように警戒を促す。
ただ、この捜査に加わった刑事たちの中には大げさなのではないかという疑問の声も広がったが、警視総監はこの疑問には答えなかった。
・2件目の殺人事件
同年10月21日、午前1時49分、新宿区大久保にて女性が血だらけで死んでいるとの通報が入り、刑事局主任刑事をはじめとした30人以上の刑事達が現場に急行した。同日午前2時1分、遺体を確認した刑事により死亡が確認された。前回同様、痕跡のようなものは見られなかった。
――被害者について
武井なお
23歳
新宿歌舞伎町の高級キャバレー〈アテネ〉に勤務。
死因は1件目と同様、頸動脈を深く損傷したことによる失血死と鑑識は発表している。
また、全回同様、遺体は切り刻まれたことによって激しく損傷していたが、子宮が取り出されていることが確認される。
この際、周辺臓器への損傷が見られなかったため、バラバラに切り刻んだ後でメスなどを使い、取り出したものとみられる。
――容疑者からの手紙について
同日の時刻不明、容疑者から手紙らしきものが届いている。時系列から考えて犯行日の朝に投函されたものだと推測される。
内容は以下の通りである。
『親愛なる警察諸君
俺にたどり着くための手掛かりは見つかったかい?聞けば諸君は200名近い人々を連行しているらしいじゃないか。こっちは諸君の無能さに呆れかえっているよ。まだ諸君はなんにもわかっちゃいない。俺の髪の毛一本だって掴めちゃいないんだからな。俺は商売女どもが大嫌いだ。捕まるまで―永遠にそんなことはないんだろうが―殺しはやめない。特に最近の仕事は我ながら天晴だったよ。武井って女、俺にのこのこ期待したような目でついてきて、抱いて口を塞いでナイフを見せた瞬間、少し体を震わせてんだが、俺は叫ぶ間も与えなかった。この仕事は楽しい。またやるよ。さあ、ゲームはまだここからだ。次の仕事の時は女の耳を切り取っておいてやる。
P.S.俺は俺なりの正義とやらを持って動いているよ』
――警察の対応
2件目の犯行は警備の行き届いていなかった区域で起こっており、刑事局は警備企画の見直しを行った。
また、刑事局のA級協力者、嘉村匠が人格投影《パーソナリティトレース》というプロファイリングを行い以下の結果が得られた。
・容疑者は近代ヨーロッパにおいて連続猟奇殺人事件を行った切り裂きジャックの崇拝者であること
・容疑者は幼少期を抑圧された環境で育ち、犯行に及ぶ前にその抑うつから解き放たれている。
・容疑者は普段は我が少し強い程度だが、内面にサディスティックな欲望、過度な自己顕示欲を持ち合わせ、それを殺人という形で発散する反社会的人格を持ち合わせていること
・容疑者は以前にも人間の死体に触れたことがある
ただし、嘉村匠の自己申告によると精度は期待できず、実際の捜査計画に以上の結果を組み込んだ場合、捜査の混乱を招く恐れがあるとのこと。よって一応、全刑事に通達するのみに留まった。
・3件目の殺人事件
同年10月24日午前2時35分、新宿区歌舞伎町の路地裏11番において女性が仰向けで血を流して倒れていると通報があり、当時、監視任務にあたっていた新宿警察署の刑事達が現場へと急行し、同日午前2時47分、死亡が確認された。
――被害者について
阿佐美凛子
27歳
新宿区歌舞伎町のキャバレーに勤めていた。
死因は頸動脈の損傷による失血死だが、今までの事件とは違い被害者は首を切られただけだった。
・4件目の殺人事件
同日午前3時、3件目の事件現場から800メートルほど離れた花園神社において巡回中の交番勤務の巡査が女性の変死体を発見、その場で死亡が確認された。当該巡査の報告によると1回目のパトロール(午前1時半ごろと思われる)に花園神社から不審な人影が出てくるのを目撃し、2回目のパトロールの際に遺体を発見。
――被害者について
身分証明書を持ち合わせていなかったことから身元の特定が不可能。ただ、大きく肌の露出する服装から見るに夜の仕事に就いていたものと思われる。また、バックなどを持っていなかったことから勤務時間中に抜け出した、もしくは容疑者によって持ち去られた可能性がある。
死因は頸動脈の損傷による失血死。遺体は切り刻まれており、子宮、腎臓が無くなっていた。また、手紙の予告通り耳が切り取られていた。
――証拠品について
花園神社付近の側溝から犯行に使われたとされる血の付いたナイフが発見される。鑑識がナイフを確認したところ、ナイフの取れかかった持ち手から、強盗の前科を持つ寺山一雄の指紋が検出。刑事局が寺山の勤務先に出向き、アリバイを確認したところ、寺山は帰宅後、一歩も外に出ていまいことが自宅の防犯カメラにより発覚した。これにより、容疑者は寺山と過去に接触した人物であると予測される。
――手紙について
同年10月25日、警視庁に小包付きの手紙が届けられる。小包の中には4件目の女性のものとされる腎臓がホルマリンにつけられた状態で入っていた。
手紙の内容は以下の通りである。
『地獄より、警察諸君。
あんたらに殺した女の腎臓の片方を渡そう。腎臓は人間の体に2つ存在しているのを諸君は知っていると思う。気になるもう片方はフライして食べてしまったよ。
諸君、俺が起こした2件の殺人は楽しんでくれたかな? 史実だとダブル・イベントなんて呼ばれ方をしていたよな。悲劇なのに何かっこいい名前つけてんのかって話だが。三件目の殺人事件はあの人と同じように首を切るだけに留めて置いた。ま、あの人の場合はお巡りに見つかりかけただけらしいが。そうだ4件目の時神社から出た時に後ろにお巡りさんがいてびっくりしたぞ。慌てて逃げたからその時にナイフを落としちまったらしい。愚屯なあんたらに見つけられるかな?
愛を込めて、切り裂きジャック』
犯人はこの手紙で初めて、自身が切り裂きジャックであることを明かしたのだった。
この資料は現在、警察が全力で捜査に当たっている新宿連続猟奇殺人事件についてまとめた資料である。これは現在の捜査へ役立てるという役割があるほか、今後同様の殺人事件が発生した場合において一つの指針となりうる物である。
[閲覧条件]
現在、当該事件は国民の混乱を招かぬようにレベル3(テレビのみならず新聞、ラジオ、情報誌などを含む国民すべての目に留まるメディアへの報道禁止)の報道管制が敷かれている。この報道管制は事件解決後も続けられることが決定されている。よってこの資料は隠匿性の保持のため、情報開示権限レベル2(警視庁勤務の刑事、並びにB級以上の協力者)以上の者のみしか閲覧を許可しない者とする。
[閲覧方法]
該当者は警察手帳に内蔵されているICチップを下の読み取り機から読み取ること。
最後にこの資料は偏見、間違えのない公正かつ正確に作成され、後世への捜査に役立てることが可能なものであることをここに保証する。
西暦2018年10月29日
国家公安委員会 警視庁 公安局主任刑事 蛇谷光
[概要]
・1件目の殺人事件
2018年10月16日 午前2時24分、新宿区歌舞伎町の裏路地200番において女性が血らけで倒れているのを発見したとの通報があり、新宿警察署から11名、警視庁刑事局からは2名が現場へと向かった。同日 午前2時30分、到着した刑事が死亡を確認した。現場には足跡などの痕跡のようなもの残って居なかったという。
―被害者について
山本華
21歳
新宿歌舞伎町の風俗店〈アーミカ〉に勤務。
鑑識によると死因は頸動脈を刃渡り15センチほどのナイフで切られたことによる失血死。死後、遺体はばらばらに切り刻れており、衣服をはぎ取られ、下腹部が露出した状態で倒れていた。現場に向かった刑事の証言によると臓物や肉片が周りにも飛び散っており、首はもはや皮一枚だけで繋がっているのではないかと思え、顔も切り刻まれており、もはや原形を留めていなかったという。足も骨が見えてしまうほど損傷していた。
被害者の勤務先の風俗店のオーナーによると、人間関係も何ら問題はなく、客からのストーカー行為などもなかったという
サイバー犯罪対策局が監視カメラを確認したところ、犯人の姿は監視カメラに映り込んでおり、黒いコートを着込みマスクをつけ、フードを目深にかぶっていた(以下容疑者とする)
映像を見ただけでは被害者は容疑者の後を自分でついて行っており抵抗する様子は見られなかった。
犯行は監視カメラの死角にて行われていたため犯人は事前に防犯カメラの場所を知っていた可能性が高いという。
――警察の対応
当該事件を重く見た警視総監は東京都の警戒レベルを3(解釈はずれるが外国の要人が来日したレベルの人員を派遣)まで引き上げた。刑事局、公安局、新宿警察署の全職務を一時凍結。この事件の解決を命じた。また、外国組織対策局、サイバー犯罪対策局、生活安全局の60%の人員派遣を命じ、この捜査に関わる以上の5局のA級協力者へ協力要請が渡った。捜査本部は新宿警察署に緊急で作られた。
局ごとの仕事の振り分け
刑事局、新宿警察署…捜査、警備の企画案の作成。
外国組織対策局…各国大使館との連携を取りながら外国の犯罪組織、元受刑者、指名手配犯などの関連の有無、滞在外国人観光客などの保護。
サイバー犯罪対策局…監視カメラの解析や改良。
生活安全局…当該事件が国民に伝わらぬように警戒を促す。
ただ、この捜査に加わった刑事たちの中には大げさなのではないかという疑問の声も広がったが、警視総監はこの疑問には答えなかった。
・2件目の殺人事件
同年10月21日、午前1時49分、新宿区大久保にて女性が血だらけで死んでいるとの通報が入り、刑事局主任刑事をはじめとした30人以上の刑事達が現場に急行した。同日午前2時1分、遺体を確認した刑事により死亡が確認された。前回同様、痕跡のようなものは見られなかった。
――被害者について
武井なお
23歳
新宿歌舞伎町の高級キャバレー〈アテネ〉に勤務。
死因は1件目と同様、頸動脈を深く損傷したことによる失血死と鑑識は発表している。
また、全回同様、遺体は切り刻まれたことによって激しく損傷していたが、子宮が取り出されていることが確認される。
この際、周辺臓器への損傷が見られなかったため、バラバラに切り刻んだ後でメスなどを使い、取り出したものとみられる。
――容疑者からの手紙について
同日の時刻不明、容疑者から手紙らしきものが届いている。時系列から考えて犯行日の朝に投函されたものだと推測される。
内容は以下の通りである。
『親愛なる警察諸君
俺にたどり着くための手掛かりは見つかったかい?聞けば諸君は200名近い人々を連行しているらしいじゃないか。こっちは諸君の無能さに呆れかえっているよ。まだ諸君はなんにもわかっちゃいない。俺の髪の毛一本だって掴めちゃいないんだからな。俺は商売女どもが大嫌いだ。捕まるまで―永遠にそんなことはないんだろうが―殺しはやめない。特に最近の仕事は我ながら天晴だったよ。武井って女、俺にのこのこ期待したような目でついてきて、抱いて口を塞いでナイフを見せた瞬間、少し体を震わせてんだが、俺は叫ぶ間も与えなかった。この仕事は楽しい。またやるよ。さあ、ゲームはまだここからだ。次の仕事の時は女の耳を切り取っておいてやる。
P.S.俺は俺なりの正義とやらを持って動いているよ』
――警察の対応
2件目の犯行は警備の行き届いていなかった区域で起こっており、刑事局は警備企画の見直しを行った。
また、刑事局のA級協力者、嘉村匠が人格投影《パーソナリティトレース》というプロファイリングを行い以下の結果が得られた。
・容疑者は近代ヨーロッパにおいて連続猟奇殺人事件を行った切り裂きジャックの崇拝者であること
・容疑者は幼少期を抑圧された環境で育ち、犯行に及ぶ前にその抑うつから解き放たれている。
・容疑者は普段は我が少し強い程度だが、内面にサディスティックな欲望、過度な自己顕示欲を持ち合わせ、それを殺人という形で発散する反社会的人格を持ち合わせていること
・容疑者は以前にも人間の死体に触れたことがある
ただし、嘉村匠の自己申告によると精度は期待できず、実際の捜査計画に以上の結果を組み込んだ場合、捜査の混乱を招く恐れがあるとのこと。よって一応、全刑事に通達するのみに留まった。
・3件目の殺人事件
同年10月24日午前2時35分、新宿区歌舞伎町の路地裏11番において女性が仰向けで血を流して倒れていると通報があり、当時、監視任務にあたっていた新宿警察署の刑事達が現場へと急行し、同日午前2時47分、死亡が確認された。
――被害者について
阿佐美凛子
27歳
新宿区歌舞伎町のキャバレーに勤めていた。
死因は頸動脈の損傷による失血死だが、今までの事件とは違い被害者は首を切られただけだった。
・4件目の殺人事件
同日午前3時、3件目の事件現場から800メートルほど離れた花園神社において巡回中の交番勤務の巡査が女性の変死体を発見、その場で死亡が確認された。当該巡査の報告によると1回目のパトロール(午前1時半ごろと思われる)に花園神社から不審な人影が出てくるのを目撃し、2回目のパトロールの際に遺体を発見。
――被害者について
身分証明書を持ち合わせていなかったことから身元の特定が不可能。ただ、大きく肌の露出する服装から見るに夜の仕事に就いていたものと思われる。また、バックなどを持っていなかったことから勤務時間中に抜け出した、もしくは容疑者によって持ち去られた可能性がある。
死因は頸動脈の損傷による失血死。遺体は切り刻まれており、子宮、腎臓が無くなっていた。また、手紙の予告通り耳が切り取られていた。
――証拠品について
花園神社付近の側溝から犯行に使われたとされる血の付いたナイフが発見される。鑑識がナイフを確認したところ、ナイフの取れかかった持ち手から、強盗の前科を持つ寺山一雄の指紋が検出。刑事局が寺山の勤務先に出向き、アリバイを確認したところ、寺山は帰宅後、一歩も外に出ていまいことが自宅の防犯カメラにより発覚した。これにより、容疑者は寺山と過去に接触した人物であると予測される。
――手紙について
同年10月25日、警視庁に小包付きの手紙が届けられる。小包の中には4件目の女性のものとされる腎臓がホルマリンにつけられた状態で入っていた。
手紙の内容は以下の通りである。
『地獄より、警察諸君。
あんたらに殺した女の腎臓の片方を渡そう。腎臓は人間の体に2つ存在しているのを諸君は知っていると思う。気になるもう片方はフライして食べてしまったよ。
諸君、俺が起こした2件の殺人は楽しんでくれたかな? 史実だとダブル・イベントなんて呼ばれ方をしていたよな。悲劇なのに何かっこいい名前つけてんのかって話だが。三件目の殺人事件はあの人と同じように首を切るだけに留めて置いた。ま、あの人の場合はお巡りに見つかりかけただけらしいが。そうだ4件目の時神社から出た時に後ろにお巡りさんがいてびっくりしたぞ。慌てて逃げたからその時にナイフを落としちまったらしい。愚屯なあんたらに見つけられるかな?
愛を込めて、切り裂きジャック』
犯人はこの手紙で初めて、自身が切り裂きジャックであることを明かしたのだった。
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