星空の声

星空カナタ

星空カナタは、ある展望台に立たされていた。

展望台から見える山々に満月の光が差し込み、木々を照らしていた。

深夜ももう、針を見てみると1:15を指している。

息を切らせながらも、顔に汗がたれていた。

両手を頭に乗せたまま、立っていた。

「手を上げたままにするんだ！」銃を構えた迷彩柄とガスマスクを付けた集団がカナタを囲んでいた。

この状況をどう判断する。

どうやったらこんな状況に。

カナタをここまで来たことを整理し始めた。