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新しい季節
しおりを挟む3998年の頃、初夏の7月に新しい命が生まれた。
「羽角ミユナ」と名付けた。
「ミユナ」の由来は、ミユ「美優」の名前から取り「夏」に生まれたことから美優夏にした。
それも産まれる前にすでに、ミユは考えていたことだった。
男の子だったら、なんて付けていたのだろうか。
「蓮」だから「はす」?なんて考えて見たけど。知識に乏しい蓮だった。
ミユには「才能ないんたから、私が考えるわよ」なんて言われて正直に自分でもそうだと思っていた。
「ねえ、蓮。あなたの子供だから、この子もあなたみたいにはならないの?」
ミユは部屋で子守しながら、訪ねてきた
「さあ、どうだろう。」
よく考えてみるともうひとりの自分が持つ、記憶では確かに子供がいたことはあった。彼の記憶の中で見る、山内家の記憶は。
中田探偵事務所にいた頃の記憶の中に、山内悟という男性がいた。彼の子供には違いないが、子供は大人になっていて見るからによぼよぼのおじいさんが映っていた。
ギャップがある二人がだがそのおじいさんは「おとん」といっていた。つまり山内透吾は24歳にして80歳のおじいさんが子供がいた。なんとも不思議する設定だ。
「オレの記憶の中でみる、彼は確かに子供はいたよ」と蓮は言った。
「その子供の未来の姿はどうなの?」
「よぼよぼのおじいさんになっていた」
やはり・・という顔をミユはした。
「結局、反則じゃない、不老不死なんて」ミユはふてくされてた。
「そんな事言われてもな・・・」
最近の夫婦の会話はずっとミユに押されっぱなしであった。
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