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地球誕生
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「これからどうなっていくんだろう」
ファルファトは先程の星の爆発にまだ心臓の激しさが収まっていない。
地球ももし、核戦争がさらに勃発を繰り返していたのならマルデックのような破滅が待っていたのかもしれない。
人間は、なんて酷いことをしてきたのだろうか。
何年もさらに何年も戦争という繰り返しは終わらない。
そう思うと腹を立てていた。
そして気づくとまだ、宇宙に立たされていた。
まだ過去のセイカの記憶であることは確かだ。
宇宙に放り出された小型宇宙船は、空間の中で彷徨い続けていた。
点々と広がる宇宙に浮く星達は、静かに存在しているが、そんな孤独を共有するかのように光輝いていた。
そんな輝きは、セイカ達には届かない。
「これから、どうするの?レン・・・」
「とりあえず、マッピングを見よう」
男の名前は「レン」と名乗っていた。
機内の中心に、大きな画面が映し出されている。
レンは、手で画面上に触れると、宇宙圏内の太陽系が映し出された。
各地の星を調べてみるが、赤いランプを示す生命体反応は示さない。
「生命体反応がない・・・」
「少し範囲を広げてみましょう」
セイカはアドバイスをする。
「ああ・・・そうだな」
レンは、さらに広範囲に操作をするが
「示さないな」
「長い目で見ましょう」
二人は可能性を信じて、信号をずっと送り続けていた。
1年、また1年過ぎようと信号を送り続けていた。
《そして、あの日、私達の終息が迫っていたのです。》
「あの日?」
顔を船内に戻すと、レンは老けていた。髪が無造作になっていて身体もやせ細っていた。おそらく精神的に病んでいたのだろう。
「この宇宙に取り残されたんだ、何年も経てば病むのも当然だろう。住む星もないのなら」
彼らの運命を見守り続けた。
レンの異常性は、計り知れなかった。
遠い星に手を差し伸べ、「どうか。私を。苦しめないでくれ。自然を愛したい!海よ、山よ、私に感じさせてくれ・・・」
叶わない願いを祈りながら。
輝く宇宙は、ただ残酷でしかなかった。
レンは、機内の爆破装置を押すか押さまいか迷っている。
「もう、耐えきれない。死ねるなら本望だと信じたい・・・」
そして装置を静かに押すと立ち上がりキッチンのナイフを忍ばせて、セイカの寝ている寝室に向かった。
頭の中で立ちはだかる自分の声が聞こえてくる。
«止めるんだ»
«そんなことをしても悲しむだけだ»
「うるさい!邪魔するな!」
頭の中で鳴り響く自分と揉めあっている。
それを見ているファルファトには止めるすべはできない。
ただ、見ているしかできない。
「・・・・・」
ファルファトは、寝室から聞こえてくる音まで向かうと
レンは、セイカの身体の上にまたがっていた。
「やめろ!」とつい口を出してしまうが彼らには届いていないようだ。
ファルファトは、いない存在なのだから。
首を締めようとしていたが、セイカは目を覚ますとレンの手を払いのけた。
「やめて!」
「ケホケホ・・・・」
「どうしてそんなことをする?」
ベットから倒れて横たわっていたレンが絶望に歪んだ顔で床を見つめていた
「いつまで続けるんだ・・・」
「こんなことをして無意味なんだ。」
「もう死ぬしかないんだ。住める星もないこの世界にいても苦しいだけなんだ・・・・」
レンは、すべてをこめて吐き出していた。
「私は、あなたを信じていたいの。いつかはほんとうに見つかるかもしれない可能性に」
「私達の幸せになれる星が必ずあるはず・・・・」
「ダメなんだ・・・。もう限界なんだ・・・」
レンは、さっきしまい込んでいたナイフを手に持つと、頭の上にかざした。
首元まで近づけて、絶望という運命を受け入れている。
いっきに力を込めて喉仏から首の奥に突き抜けていった。
ゆっくりと倒れていくレン。
それを見届けるように、彼女はただ見ていた。
「なんでなの・・・なぜ・・」
涙が床に落ちていく。目の前がぼやけるほどに泣いていた。
宇宙の孤独は、彼らを苦しめただけだった。
ファルファトは気付いた。
レンはあのとき、起爆装置を入れていた。
もしかしたら
「ブーーーーー‼」
突然警報機が鳴り響いた、セイカは放心状態から我に戻ると、
「え?なんなの?この音は」
「もしかして!!」
寝室から廊下に出るとそのまま操縦室まで向かう。
音の発信源を探すと起爆装置にランプがついていた。
「あと3分で、宇宙船起動停止!アナウンスに従い、行動してください!」
警報音とアナウンスが鳴り響いていた。
「確か、分離できるスペースがあったはずだわ。確か、脱出機モジュールが。」
思い出すと、セイカは走り出していく、脱出機モジュールまで。
警報機とアナウンスは繰り返しながら、緊迫感が迫っていた。
早くここから脱出しなければ。
脱出機入口ルートまでくると、セイカは狭いスペースの機内へと入っていく。
操作がわからない壁一面のボタンを押しては、入口を閉じるボタンを押しつづけていた。
「早く!早くしないと!!どこなの?」
突然、扉は閉まり始めていく。
「やった!」
その時だった。本体の機内から爆発音が鳴り響いていた。
立ち込める煙がモジュールまで立ち込めてくる。
そして、扉は閉まっていくと同時に、小型機モジュールが切り離された。
爆発はそこまで迫っていた。
そして・・・・・
「ドオオオオンーーー!!!」
小型機モジュールの扉は衝撃でヒビが割れながら巻き込んでいった。
セイカは、宇宙空間に足止めされた状態から、爆発の衝撃で
さらに宇宙の空間に押し出されていった。
「はあ・・・はあ・・」
不思議にも死にゆく運命に感じれなかった。
ファルファトも宇宙でその光景を見ていた。
「・・・・・。」
なにも言葉が出てこない。
ただ見ていたが、あることに気付いた。
彼女の身体が光っている。
「なんだ・・・。あれは・・・・」
まるで小さな電球が生まれたように、眩しく光っている。
身体から膨大なエネルギーを感じていた。
これから何が起きる。ファルファトは目を凝らして見ていた。
光輝くセイカは少しづつ、光が大きくなっていた。
光が彼女を包んでいる。
すると、浮いていた隕石が振動をし始めていた。
「ガタガタ・・・・」
「これは一体・・・・」
さらに光は大きくなっていく
隕石が彼女に向かって飛んでいった。
一つだけじゃない。無数の隕石が彼女を中心に。
ぶつかり合いながら、隕石は一つの形を作っていた。
彼女の姿は隕石で隠れていっていた。
ファルファトはその隕石がマルデックの欠片だと確信したのだ。
マルデックはそれでも再生をしようとしているのか。
衝撃音はさらに響いている。
隕石のぶつかる音がさらに大きく、球体を作り出している。
まるで、新しい世界の誕生を見るように。
《そして、一つの形へと変えていったのです》
いつの間にか、私の横にセイカが立っていた。
「これが地球ということか・・・」
《はい。私が願い、レンの思いを形にした。》
ファルファトは先程の星の爆発にまだ心臓の激しさが収まっていない。
地球ももし、核戦争がさらに勃発を繰り返していたのならマルデックのような破滅が待っていたのかもしれない。
人間は、なんて酷いことをしてきたのだろうか。
何年もさらに何年も戦争という繰り返しは終わらない。
そう思うと腹を立てていた。
そして気づくとまだ、宇宙に立たされていた。
まだ過去のセイカの記憶であることは確かだ。
宇宙に放り出された小型宇宙船は、空間の中で彷徨い続けていた。
点々と広がる宇宙に浮く星達は、静かに存在しているが、そんな孤独を共有するかのように光輝いていた。
そんな輝きは、セイカ達には届かない。
「これから、どうするの?レン・・・」
「とりあえず、マッピングを見よう」
男の名前は「レン」と名乗っていた。
機内の中心に、大きな画面が映し出されている。
レンは、手で画面上に触れると、宇宙圏内の太陽系が映し出された。
各地の星を調べてみるが、赤いランプを示す生命体反応は示さない。
「生命体反応がない・・・」
「少し範囲を広げてみましょう」
セイカはアドバイスをする。
「ああ・・・そうだな」
レンは、さらに広範囲に操作をするが
「示さないな」
「長い目で見ましょう」
二人は可能性を信じて、信号をずっと送り続けていた。
1年、また1年過ぎようと信号を送り続けていた。
《そして、あの日、私達の終息が迫っていたのです。》
「あの日?」
顔を船内に戻すと、レンは老けていた。髪が無造作になっていて身体もやせ細っていた。おそらく精神的に病んでいたのだろう。
「この宇宙に取り残されたんだ、何年も経てば病むのも当然だろう。住む星もないのなら」
彼らの運命を見守り続けた。
レンの異常性は、計り知れなかった。
遠い星に手を差し伸べ、「どうか。私を。苦しめないでくれ。自然を愛したい!海よ、山よ、私に感じさせてくれ・・・」
叶わない願いを祈りながら。
輝く宇宙は、ただ残酷でしかなかった。
レンは、機内の爆破装置を押すか押さまいか迷っている。
「もう、耐えきれない。死ねるなら本望だと信じたい・・・」
そして装置を静かに押すと立ち上がりキッチンのナイフを忍ばせて、セイカの寝ている寝室に向かった。
頭の中で立ちはだかる自分の声が聞こえてくる。
«止めるんだ»
«そんなことをしても悲しむだけだ»
「うるさい!邪魔するな!」
頭の中で鳴り響く自分と揉めあっている。
それを見ているファルファトには止めるすべはできない。
ただ、見ているしかできない。
「・・・・・」
ファルファトは、寝室から聞こえてくる音まで向かうと
レンは、セイカの身体の上にまたがっていた。
「やめろ!」とつい口を出してしまうが彼らには届いていないようだ。
ファルファトは、いない存在なのだから。
首を締めようとしていたが、セイカは目を覚ますとレンの手を払いのけた。
「やめて!」
「ケホケホ・・・・」
「どうしてそんなことをする?」
ベットから倒れて横たわっていたレンが絶望に歪んだ顔で床を見つめていた
「いつまで続けるんだ・・・」
「こんなことをして無意味なんだ。」
「もう死ぬしかないんだ。住める星もないこの世界にいても苦しいだけなんだ・・・・」
レンは、すべてをこめて吐き出していた。
「私は、あなたを信じていたいの。いつかはほんとうに見つかるかもしれない可能性に」
「私達の幸せになれる星が必ずあるはず・・・・」
「ダメなんだ・・・。もう限界なんだ・・・」
レンは、さっきしまい込んでいたナイフを手に持つと、頭の上にかざした。
首元まで近づけて、絶望という運命を受け入れている。
いっきに力を込めて喉仏から首の奥に突き抜けていった。
ゆっくりと倒れていくレン。
それを見届けるように、彼女はただ見ていた。
「なんでなの・・・なぜ・・」
涙が床に落ちていく。目の前がぼやけるほどに泣いていた。
宇宙の孤独は、彼らを苦しめただけだった。
ファルファトは気付いた。
レンはあのとき、起爆装置を入れていた。
もしかしたら
「ブーーーーー‼」
突然警報機が鳴り響いた、セイカは放心状態から我に戻ると、
「え?なんなの?この音は」
「もしかして!!」
寝室から廊下に出るとそのまま操縦室まで向かう。
音の発信源を探すと起爆装置にランプがついていた。
「あと3分で、宇宙船起動停止!アナウンスに従い、行動してください!」
警報音とアナウンスが鳴り響いていた。
「確か、分離できるスペースがあったはずだわ。確か、脱出機モジュールが。」
思い出すと、セイカは走り出していく、脱出機モジュールまで。
警報機とアナウンスは繰り返しながら、緊迫感が迫っていた。
早くここから脱出しなければ。
脱出機入口ルートまでくると、セイカは狭いスペースの機内へと入っていく。
操作がわからない壁一面のボタンを押しては、入口を閉じるボタンを押しつづけていた。
「早く!早くしないと!!どこなの?」
突然、扉は閉まり始めていく。
「やった!」
その時だった。本体の機内から爆発音が鳴り響いていた。
立ち込める煙がモジュールまで立ち込めてくる。
そして、扉は閉まっていくと同時に、小型機モジュールが切り離された。
爆発はそこまで迫っていた。
そして・・・・・
「ドオオオオンーーー!!!」
小型機モジュールの扉は衝撃でヒビが割れながら巻き込んでいった。
セイカは、宇宙空間に足止めされた状態から、爆発の衝撃で
さらに宇宙の空間に押し出されていった。
「はあ・・・はあ・・」
不思議にも死にゆく運命に感じれなかった。
ファルファトも宇宙でその光景を見ていた。
「・・・・・。」
なにも言葉が出てこない。
ただ見ていたが、あることに気付いた。
彼女の身体が光っている。
「なんだ・・・。あれは・・・・」
まるで小さな電球が生まれたように、眩しく光っている。
身体から膨大なエネルギーを感じていた。
これから何が起きる。ファルファトは目を凝らして見ていた。
光輝くセイカは少しづつ、光が大きくなっていた。
光が彼女を包んでいる。
すると、浮いていた隕石が振動をし始めていた。
「ガタガタ・・・・」
「これは一体・・・・」
さらに光は大きくなっていく
隕石が彼女に向かって飛んでいった。
一つだけじゃない。無数の隕石が彼女を中心に。
ぶつかり合いながら、隕石は一つの形を作っていた。
彼女の姿は隕石で隠れていっていた。
ファルファトはその隕石がマルデックの欠片だと確信したのだ。
マルデックはそれでも再生をしようとしているのか。
衝撃音はさらに響いている。
隕石のぶつかる音がさらに大きく、球体を作り出している。
まるで、新しい世界の誕生を見るように。
《そして、一つの形へと変えていったのです》
いつの間にか、私の横にセイカが立っていた。
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