遠い記憶、遠い未来。

haco.

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思想の影

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不思議にも不安しか感じなかった。
この人の群がなぜか。不安を感じていた。

突然、宇宙からの侵略者に、奪われた生き物たちにこの星が傷つけられたことが。

「もう、悲しまないで!」
頭によぎってくる!この声が。

とても悲しい気持ちにさせられた。

でも私は、この人々に恨むことが出来なかった。

脳に雲がかかるように、あの男の影が語りかけてくる 

「もう、いい。君はすべきことは終わったんだ。」

「生きてくれるだけでいい。もう悲しまない世界で幸せになってくれ」

誰なんだろう。かすかな記憶が語りかけてくるのだ。


私はこの人々とこの星で共になることを選んだ。

もう恨みあうのはやめよう。

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