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聖女編
199 お嬢様とご令嬢達
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それにしても、私と同じようにクレアと会話をしていない令嬢も居る。
彼女たちはクレアたちと友達である私と違って、クレアと近づきたいと思っていたのかもしれない。
メルがこっちに来ても、クレアの周りには退席をすることもなく、当たり障りのない会話から世間話へと質問を受けるたび丁寧に受け答えをしていく。
話しかけられないのは家の階級が低かったり、誰かの派閥に所属していないと、発言権すらないというものかしらね。
よくあるような話だけど、メルも気がついていたかもしれないのに、あえて何もしていないのはここがそういう世界だからかもしれない。
「はいはい、どうもすみませんでした」
「申し訳無さを全く感じないわね。イクミちゃんはこのあとどうするつもりなの?」
「そろそろ私も屋敷に戻って仕事の続きをしないとね」
「もしかして、このまま帰れると思っていたの? イクミちゃんはここでお泊りなのよ?」
そんな話聞いてない。
ルビーは、私から視線を逸らし決して目を合わせようともしない。
メルの言葉に令嬢の視線が私に集まっている。中でも、クレアと同席している令嬢からは睨まれている。
「はいはい。もう好きにすればいいでしょ。メルに言った所で私の意見が通るとは思ってもいないわよ」
断っても、受け入れても、余計なやっかみが生まれてくるということね。
あの程度は些細なことだが……相手にするこっちの身にもなって欲しいものね。好き好んで睨まれているわけじゃないのよ?
「メルが私をそう言って誘うというのなら……私だけじゃなくて、ここに居るご令嬢たちもそうなのでしょう?」
「クレアローズ様。そ、その私達もご一緒なのですか?」
「え? あの、その」
私だけならともかく、他のご令嬢たちともなるとクレアにとってこれは想定外なことだったのだろう。
戸惑っているクレアを見て、メルは楽しそうに笑っている。
今日は久しぶりに見るクレアは今日一番の驚きを見せていた。お茶会ということもあり、家出をしていたはずの猫が戻ってきている。
しかし、久しぶりに帰ってきたせいかそろそろ限界が近いようにも見える。
「これだけのお屋敷なんだから、ここにいる程度なら余裕なのでしょ?」
「ああ、なるほど。ルビーさん、イクミちゃんがこう言っているわけだし、お伺いしてもいいよね?」
「もちろんでございます。メルティア様」
「イクミ様のお屋敷でしたら……皆様とご一緒するのもいいと思います」
そう二人が言うものの、他のご令嬢方は思い思いに悩んでいる。
それもそのはず。ソルティアーノ公爵家のご令嬢である聖女クレアが一緒とはいえ、私のような人間が住んでいる屋敷に行くのは躊躇するのも至極当然の話。
そもそも、何で私の屋敷に代えられているのよ……ルビーはどういうつもりなの?
「私は構わないのだけど……皆様がよろしいのでしたら、どうぞ我が屋敷にお越しください」
席を立ち右側のスカートを広げ頭を下げるが、誰もがポカンと口を開け戸惑っている。
クレアの隣りにいた、ご令嬢がテーブルを叩き勢いよく立ち上がる。
彼女はクレアが来るまで中心に居た人物であり、爵位も高いのか皆から何かに付けて褒められていた。
私を度々睨んでいたのも、彼女だ……。
「つ、謹んでお受けいたしますわ!」
「は?」
「わたくしもよろしいのでしょうか?」
「あ、あれ?」
「イクミちゃんに二言なんて無いわよね?」
これは一体どういうことなの?
誰もが席を立ち、私に対して頭を下げている。
私としては全くの逆を想像していた。
何が起こっているのか、頭の中で理解が追いつていなかった。
「イクミ様。ありがとうございます」
「お嬢様。グセナーレ家の屋敷も準備は既に整っております。ご安心ください」
ルビーがそう言って私は周りを見渡すことしか出来ていない。
中には、スカートを握りしめ震えている令嬢も居る。
後は私が許可をするだけだ……そうか、クレアとメルが居るからこそ、拒否をするということは彼女たちに出来ないのね。
だとするのなら、彼女たちには不快にならないような配慮が必要ということになりそうね。
「それなら何も問題はないわね」
ご令嬢達は頭を上げ嬉しそうに喜んでいる。
どうやら私はメルの策略にまんまと、引っかかったというわけね。
自分たちを利用して、私に対しての偏見を持たせないようにするつもりなのでしょうね。
はっきり言えば、彼女たちにはいい迷惑な事だと思うわよ。
「フェルも呼びましょう。きっと楽しい時間を過ごせますわ」
ここで、クレアによる爆弾発言。
二人は一体何を企んでいると言うの?
「まあ、よろしいのですか?」
「聖獣様をですか?」
「私も少しだけ拝見をしました。またお目にかかれるとは……」
そして、ご令嬢たちの喜びようは一体?
色違いである私は、皆から遠巻きに相手にされなかったというのに、ここにいる人達はそんな事を気にしていないとでもと言うの?
さっきまでとは打って変わり、ご令嬢達は一層楽しそうに話をしている。
その内容というのが、全て私の屋敷のことが話題となっている。きっとクレアがあることないことを吹き込んだに違いないのだろう。
「メル。いつから企んでいたの?」
「クレアがお茶会をすると言ったときから。大丈夫よ、皆はイクミちゃんと仲良くなりたいだけだから」
「それはどうなのかしらね。クレアという聖女が居るからじゃないの?」
二十人は居るというのに、私は屋敷で落ち着くことができるのかしらね?
ソルティアーノで用意された馬車に乗り込み、私達は屋敷へと向かう。
「クレア。座面が硬い。揺れる、お尻が痛い」
「はぅ。申し訳ございません」
彼女たちはクレアたちと友達である私と違って、クレアと近づきたいと思っていたのかもしれない。
メルがこっちに来ても、クレアの周りには退席をすることもなく、当たり障りのない会話から世間話へと質問を受けるたび丁寧に受け答えをしていく。
話しかけられないのは家の階級が低かったり、誰かの派閥に所属していないと、発言権すらないというものかしらね。
よくあるような話だけど、メルも気がついていたかもしれないのに、あえて何もしていないのはここがそういう世界だからかもしれない。
「はいはい、どうもすみませんでした」
「申し訳無さを全く感じないわね。イクミちゃんはこのあとどうするつもりなの?」
「そろそろ私も屋敷に戻って仕事の続きをしないとね」
「もしかして、このまま帰れると思っていたの? イクミちゃんはここでお泊りなのよ?」
そんな話聞いてない。
ルビーは、私から視線を逸らし決して目を合わせようともしない。
メルの言葉に令嬢の視線が私に集まっている。中でも、クレアと同席している令嬢からは睨まれている。
「はいはい。もう好きにすればいいでしょ。メルに言った所で私の意見が通るとは思ってもいないわよ」
断っても、受け入れても、余計なやっかみが生まれてくるということね。
あの程度は些細なことだが……相手にするこっちの身にもなって欲しいものね。好き好んで睨まれているわけじゃないのよ?
「メルが私をそう言って誘うというのなら……私だけじゃなくて、ここに居るご令嬢たちもそうなのでしょう?」
「クレアローズ様。そ、その私達もご一緒なのですか?」
「え? あの、その」
私だけならともかく、他のご令嬢たちともなるとクレアにとってこれは想定外なことだったのだろう。
戸惑っているクレアを見て、メルは楽しそうに笑っている。
今日は久しぶりに見るクレアは今日一番の驚きを見せていた。お茶会ということもあり、家出をしていたはずの猫が戻ってきている。
しかし、久しぶりに帰ってきたせいかそろそろ限界が近いようにも見える。
「これだけのお屋敷なんだから、ここにいる程度なら余裕なのでしょ?」
「ああ、なるほど。ルビーさん、イクミちゃんがこう言っているわけだし、お伺いしてもいいよね?」
「もちろんでございます。メルティア様」
「イクミ様のお屋敷でしたら……皆様とご一緒するのもいいと思います」
そう二人が言うものの、他のご令嬢方は思い思いに悩んでいる。
それもそのはず。ソルティアーノ公爵家のご令嬢である聖女クレアが一緒とはいえ、私のような人間が住んでいる屋敷に行くのは躊躇するのも至極当然の話。
そもそも、何で私の屋敷に代えられているのよ……ルビーはどういうつもりなの?
「私は構わないのだけど……皆様がよろしいのでしたら、どうぞ我が屋敷にお越しください」
席を立ち右側のスカートを広げ頭を下げるが、誰もがポカンと口を開け戸惑っている。
クレアの隣りにいた、ご令嬢がテーブルを叩き勢いよく立ち上がる。
彼女はクレアが来るまで中心に居た人物であり、爵位も高いのか皆から何かに付けて褒められていた。
私を度々睨んでいたのも、彼女だ……。
「つ、謹んでお受けいたしますわ!」
「は?」
「わたくしもよろしいのでしょうか?」
「あ、あれ?」
「イクミちゃんに二言なんて無いわよね?」
これは一体どういうことなの?
誰もが席を立ち、私に対して頭を下げている。
私としては全くの逆を想像していた。
何が起こっているのか、頭の中で理解が追いつていなかった。
「イクミ様。ありがとうございます」
「お嬢様。グセナーレ家の屋敷も準備は既に整っております。ご安心ください」
ルビーがそう言って私は周りを見渡すことしか出来ていない。
中には、スカートを握りしめ震えている令嬢も居る。
後は私が許可をするだけだ……そうか、クレアとメルが居るからこそ、拒否をするということは彼女たちに出来ないのね。
だとするのなら、彼女たちには不快にならないような配慮が必要ということになりそうね。
「それなら何も問題はないわね」
ご令嬢達は頭を上げ嬉しそうに喜んでいる。
どうやら私はメルの策略にまんまと、引っかかったというわけね。
自分たちを利用して、私に対しての偏見を持たせないようにするつもりなのでしょうね。
はっきり言えば、彼女たちにはいい迷惑な事だと思うわよ。
「フェルも呼びましょう。きっと楽しい時間を過ごせますわ」
ここで、クレアによる爆弾発言。
二人は一体何を企んでいると言うの?
「まあ、よろしいのですか?」
「聖獣様をですか?」
「私も少しだけ拝見をしました。またお目にかかれるとは……」
そして、ご令嬢たちの喜びようは一体?
色違いである私は、皆から遠巻きに相手にされなかったというのに、ここにいる人達はそんな事を気にしていないとでもと言うの?
さっきまでとは打って変わり、ご令嬢達は一層楽しそうに話をしている。
その内容というのが、全て私の屋敷のことが話題となっている。きっとクレアがあることないことを吹き込んだに違いないのだろう。
「メル。いつから企んでいたの?」
「クレアがお茶会をすると言ったときから。大丈夫よ、皆はイクミちゃんと仲良くなりたいだけだから」
「それはどうなのかしらね。クレアという聖女が居るからじゃないの?」
二十人は居るというのに、私は屋敷で落ち着くことができるのかしらね?
ソルティアーノで用意された馬車に乗り込み、私達は屋敷へと向かう。
「クレア。座面が硬い。揺れる、お尻が痛い」
「はぅ。申し訳ございません」
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