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学園編
113 お嬢様とメルティア・レイネフォン
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私のことがバレるきっかけは分かったけど……今はメルの妹をどうするかだね。
診療所ということは、何かしらの病気になっているということ?
「同郷である私と、クレアに取り入って身を守ろうと思ったわけね」
クレアは公爵家のご令嬢だから、それなりに裕福な暮らしをしているはず。
私は見た目で判断されたのかもしれないわね。
「それだとまるで、藁にすがる思いそのものね」
メルは私とは目を合わそうとはしない。
後ろめたいのか……メルたちに関わることで、何かしらのトラブルになるかもしれない。それを気にしているから、その一言を言わないのだろうか?
「ルビー」
「はい。何でしょうか?」
けれど、メルは今も私に期待をしている。あえて同情を誘うような言い回しをして、私に決定権を委ねている。
ルビーを呼んだことで、私から目を離さない彼女は私の言葉次第で、どの選択をしたとしても受け入れるつもりなのね。
クレアからも期待するかのように、真剣な眼差しを向けられる。いくら公爵家の令嬢とは言え、そう簡単に彼女たちを受け入れるのは難しい。
だからこそ、私なのでしょうね。
「この屋敷の一室を彼女たちに貸します。異論は認めない、けれど……客人としてもてなすつもりはありません。私の元で働いて貰う」
「かしこまりました。では、お部屋は四階ではなく二階ということでよろしいでしょうか?」
「それでいいわ。ただ、当人の了承を得てからよ。貴方が先に提案してきたのだから、私の仕事に手伝って貰うことになるのだけど……それでもいいの?」
メルは奴隷でも使用人でもない。だから、私のことを信用できるかという話になる。
何よりこの屋敷で、私に対して非道を行おうものなら命の保証はできない。
「私を試しているの?」
「メルが私を信用できるかどうかだよ。何をさせるのかは決まっている」
「イクミ・グセナーレ様。ご提案、謹んでお受けいたします」
まるでクレアと同じように、整った所作をしている。
それが彼女の意思表示でもあるのでしょうね。
「そんなにかしこまらないで、何も使用人になれって言っているわけじゃないから。ルビー、部屋の準備を、それと……ルキアとクロを呼んで来て」
「かしこまりました、お嬢様」
ルビーが出ていき、メルは涙を流していた。
安堵したのか、クレアに抱きつき堪えるように泣いていた。きっと今日もかなり無理をしていたのかもしれない。妹のためにこれまでかなりの苦労があったと思う。
レイネフォン子爵家。なぜそこまでして、政略結婚にこだわるというの?
メルや妹の母親は無事なの?
「お呼びでしょうか? イクミさ……ま!?」
「クロ、ルキア。急に呼び出してごめんね」
「謝ることはありません。それでどのような事で?」
二人を呼び出したのは、メルの妹をここまで運ぶためであり、その護衛として付いて行ってもらうため。
なのだけど……私の格好が珍しいからってそんなにジロジロ見ないで欲しい。
いつもであれば、机の前で話を聞くことが多いのだけど、意味もなく立たせられ私の周りをぐるぐると
「もういいかしら?」
「イクミ殿が何も仰らないので、私達に見せるために呼んだのかと」
「イクミ様。可愛いです」
「ぜんぜん違うから。メルと一緒に、メルの妹をこちらへと連れてきて欲しいの。診療所にいるということだけど。病気だとしてもここでなら何かと対処もできるでしょ」
医療に優れている者は居ないが、メルの環境からしてもここに居たほうが何かといいと思っただけに過ぎない。
話を聞く限りでは、その日を生きていくだけで精一杯だったのかもしれない。だとするのなら、診療所で得られる対応も変わってくる。
その可能性が否定できないからこそ、ここにつれてくるべきだと思う。
「ただの風邪で……だけど、その」
「心配しないで。風邪が治っても元気になるまで皆が見てくれるから。メルは早くその子のところに行ってあげて」
「私もご一緒します」
クレアのことだからそういうと思っていたわ。
本当に、この子の何処が悪役令嬢だというのよ。相手に寄り添うことができる優しい子じゃないの。
二人のことを頼み、私はテラスへと行き街を眺めていた。
ゲームの設定とは言え、あまりにも残酷な話ね。
見放されているとは言え、今はまだ彼女が子爵令嬢であることに変わりない。そのため、私が手を貸したことにより、何かしらの行動をとってくる可能性は考えていたほうがいいわね。
メルもその事を気にしているはず。
「私は思いの外、恵まれていたようね」
男だった私が、女へと生まれ変わり、いろんな苦労をしてきた。
メルからすればその程度と笑われてしまうほど、大したことではないように思える。
こんな事を引き合いに出しても、意味がないわね。
感傷に浸るよりも、メルとこれから連れてくる妹のことを考えていく必要があるわね。
「こちらでしたか。いかがなされました?」
「少し、考え事をしているだけよ。本当はさ、二人のことを何不自由のない生活をさせてもいいとも思ったりしたの」
冒険部隊のおかげで使えるお金は多い。私自身、使うことはあまりないので、トパーズにはもう少し使ってもと何度も言われたことがある。
だからといって……彼女たちのために使うのは間違っている。
「では、なぜ?」
「皆がいるからかな。ここには私の奴隷たちが多い。皆は私のためを思い、今こうしている間も懸命に頑張っている。それなのに、たまたま私の知り合いというだけで、好きにさせていいものじゃないよね」
メルにはやって欲しいことがあった。それは今も変わらないのだけど、こんな条件をつけることになってしまったことを少しだけ後悔もしている。
助けを求めているメルに対して、本当にこれで良かったのだろうかと、何度も自問自答を繰り返しても、そこに答えは出てこない。
これで良かったと言えるのは、私じゃなくてメルたちだから……
「たとえお嬢様が、あの者たちを屋敷に招き入れたとしても、お嬢様が大切になされているのであれば、何も言うことはないかと思われます」
「そうかも知れない……でも、そうじゃないかもしれない。難しい話だよ」
診療所ということは、何かしらの病気になっているということ?
「同郷である私と、クレアに取り入って身を守ろうと思ったわけね」
クレアは公爵家のご令嬢だから、それなりに裕福な暮らしをしているはず。
私は見た目で判断されたのかもしれないわね。
「それだとまるで、藁にすがる思いそのものね」
メルは私とは目を合わそうとはしない。
後ろめたいのか……メルたちに関わることで、何かしらのトラブルになるかもしれない。それを気にしているから、その一言を言わないのだろうか?
「ルビー」
「はい。何でしょうか?」
けれど、メルは今も私に期待をしている。あえて同情を誘うような言い回しをして、私に決定権を委ねている。
ルビーを呼んだことで、私から目を離さない彼女は私の言葉次第で、どの選択をしたとしても受け入れるつもりなのね。
クレアからも期待するかのように、真剣な眼差しを向けられる。いくら公爵家の令嬢とは言え、そう簡単に彼女たちを受け入れるのは難しい。
だからこそ、私なのでしょうね。
「この屋敷の一室を彼女たちに貸します。異論は認めない、けれど……客人としてもてなすつもりはありません。私の元で働いて貰う」
「かしこまりました。では、お部屋は四階ではなく二階ということでよろしいでしょうか?」
「それでいいわ。ただ、当人の了承を得てからよ。貴方が先に提案してきたのだから、私の仕事に手伝って貰うことになるのだけど……それでもいいの?」
メルは奴隷でも使用人でもない。だから、私のことを信用できるかという話になる。
何よりこの屋敷で、私に対して非道を行おうものなら命の保証はできない。
「私を試しているの?」
「メルが私を信用できるかどうかだよ。何をさせるのかは決まっている」
「イクミ・グセナーレ様。ご提案、謹んでお受けいたします」
まるでクレアと同じように、整った所作をしている。
それが彼女の意思表示でもあるのでしょうね。
「そんなにかしこまらないで、何も使用人になれって言っているわけじゃないから。ルビー、部屋の準備を、それと……ルキアとクロを呼んで来て」
「かしこまりました、お嬢様」
ルビーが出ていき、メルは涙を流していた。
安堵したのか、クレアに抱きつき堪えるように泣いていた。きっと今日もかなり無理をしていたのかもしれない。妹のためにこれまでかなりの苦労があったと思う。
レイネフォン子爵家。なぜそこまでして、政略結婚にこだわるというの?
メルや妹の母親は無事なの?
「お呼びでしょうか? イクミさ……ま!?」
「クロ、ルキア。急に呼び出してごめんね」
「謝ることはありません。それでどのような事で?」
二人を呼び出したのは、メルの妹をここまで運ぶためであり、その護衛として付いて行ってもらうため。
なのだけど……私の格好が珍しいからってそんなにジロジロ見ないで欲しい。
いつもであれば、机の前で話を聞くことが多いのだけど、意味もなく立たせられ私の周りをぐるぐると
「もういいかしら?」
「イクミ殿が何も仰らないので、私達に見せるために呼んだのかと」
「イクミ様。可愛いです」
「ぜんぜん違うから。メルと一緒に、メルの妹をこちらへと連れてきて欲しいの。診療所にいるということだけど。病気だとしてもここでなら何かと対処もできるでしょ」
医療に優れている者は居ないが、メルの環境からしてもここに居たほうが何かといいと思っただけに過ぎない。
話を聞く限りでは、その日を生きていくだけで精一杯だったのかもしれない。だとするのなら、診療所で得られる対応も変わってくる。
その可能性が否定できないからこそ、ここにつれてくるべきだと思う。
「ただの風邪で……だけど、その」
「心配しないで。風邪が治っても元気になるまで皆が見てくれるから。メルは早くその子のところに行ってあげて」
「私もご一緒します」
クレアのことだからそういうと思っていたわ。
本当に、この子の何処が悪役令嬢だというのよ。相手に寄り添うことができる優しい子じゃないの。
二人のことを頼み、私はテラスへと行き街を眺めていた。
ゲームの設定とは言え、あまりにも残酷な話ね。
見放されているとは言え、今はまだ彼女が子爵令嬢であることに変わりない。そのため、私が手を貸したことにより、何かしらの行動をとってくる可能性は考えていたほうがいいわね。
メルもその事を気にしているはず。
「私は思いの外、恵まれていたようね」
男だった私が、女へと生まれ変わり、いろんな苦労をしてきた。
メルからすればその程度と笑われてしまうほど、大したことではないように思える。
こんな事を引き合いに出しても、意味がないわね。
感傷に浸るよりも、メルとこれから連れてくる妹のことを考えていく必要があるわね。
「こちらでしたか。いかがなされました?」
「少し、考え事をしているだけよ。本当はさ、二人のことを何不自由のない生活をさせてもいいとも思ったりしたの」
冒険部隊のおかげで使えるお金は多い。私自身、使うことはあまりないので、トパーズにはもう少し使ってもと何度も言われたことがある。
だからといって……彼女たちのために使うのは間違っている。
「では、なぜ?」
「皆がいるからかな。ここには私の奴隷たちが多い。皆は私のためを思い、今こうしている間も懸命に頑張っている。それなのに、たまたま私の知り合いというだけで、好きにさせていいものじゃないよね」
メルにはやって欲しいことがあった。それは今も変わらないのだけど、こんな条件をつけることになってしまったことを少しだけ後悔もしている。
助けを求めているメルに対して、本当にこれで良かったのだろうかと、何度も自問自答を繰り返しても、そこに答えは出てこない。
これで良かったと言えるのは、私じゃなくてメルたちだから……
「たとえお嬢様が、あの者たちを屋敷に招き入れたとしても、お嬢様が大切になされているのであれば、何も言うことはないかと思われます」
「そうかも知れない……でも、そうじゃないかもしれない。難しい話だよ」
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