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5.旅は道連れ
テルセロの町ぃ、到着ですぅ
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アルサーニの街を出た初日にワーウルフの一団と遭遇して戦闘を余儀なくされたけど、それ以降は何の問題も起きずに旅を続ける事が出来た。
まぁ、そうそう何度も盗賊団や魔物の群れに会う訳も無いからなぁ。もしも頻繁に出会う様なら、どれだけ運が悪いんだって話だ。
「へぇ……。それじゃあ、子供の頃から一緒なのねぇ」
俺たちはすでに旅の行程を殆ど消化し、明日にはテルセロの町に着こうかと言う場所で野営をしていた。
初日から全く不自由を感じさせないシャルルーとエリンに、俺たちは随分と助けられていたと思う。そして時間が経過すれば、2人と俺たちとの距離は縮まって行くのは当然だろうな。
話題は、2人の関係を詮索する処までになってたんだ。
「子供の頃と言うよりはぁ……物心ついた時からねぇ」
昔を思い出しながら、中空を見つめてシャルルーは呟く様にそう答えた。
「そうですね。気付いたら、いつも振り回されていました……」
「ちょっとぉエリン、それは酷くないぃ?」
そこで、一同に笑いが起こる。2人の掛け合いは主従の関係だけには留まらず、深い友情で結ばれていると思わされる一幕だ。
「……でもそれやったら……周りからなんやかんや言われへんかった?」
そこで、もっともな疑問をサリシュがぶつけた。
如何に幼少の頃は仲が良くとも、成長すれば主と侍従だ。余りに砕けた関係と言うのも、それはそれで周囲に示しがつかないもんだ。
「それはぁ、ありましたよぉ」
「ありました……ねぇ」
ああ……なるほどな。
シャルルーはもう過去の事として答えたんだろうが、エリンは今も苦労しているみたいだ。
だからだろう、俺たちが見ている処では、エリンは殆ど弁えた態度を取ってたからな。
「……じゃあ……シャルルーのその考え方も……エリンの影響?」
そしてバーバラが、更にグイッと突っ込んだ質問に踏み込んだんだ。確かに、シャルルーのエリンや俺たちに対する態度は貴族の中では珍しいからなぁ。
「そうぅ……なのでしょうねぇ。……と言うよりもぉ、幼い頃からぁ、周りの人の態度がぁ、不思議で仕方なかったのぉ」
そう答えるシャルルーの言葉には、ちょっと苛立ちも含まれていた。
昔の事を思い出している内に、だんだん腹が立って来たって感じか? もしくは、未だにそれがストレスになっているのかもなぁ。
「何故わたくしがぁ、自分の好きな人と一緒に居てぇ、何かを言われなければならないのよぉ」
「ちょっと、お嬢様」
恥ずかしい事を平然と話すシャルルーに、エリンの方が赤面して止めに入っている。
確かに、面と向かって「好き」だとか「親友」だとかなんて言われれば、言われた方が恥ずかしいよなぁ……分かる。
「ですからわたくしはぁ、人を家柄ではなくぅ、その人柄で判断出来る世の中になれば良いとぉ、割と本気で考えてるのぉ」
意図して口にした事じゃあないんだろうけど、この言葉にはその場の全員を感じ入らせる力が込められていた。
今の世界の構造だと、どうあがいても主従関係が近づく事は有り得ない。
雇う者と雇われる者、主と従者、飼い主と奴隷。この上下関係は絶対であり、どう足掻いても覆らないだろうな。
そして、世界中の人たちがそれを甘受してしまっている。そんな世の中では、シャルルーの理想が現実となる事は難しいだろう。
―――それでも彼女には……シャルルーには、それをどうにか出来る可能性がある。
もしも、万一、千載一遇のチャンスを得て、彼女が王位を継承すれば。これをひっくり返す様な施策を実行出来るかもしれないんだ。
彼女はその事を……知っているのか? そして将来、俺たちはその政争に巻き込まれるんだろうか?
そもそもこの人生で、シャルルーは王位継承権を持っているのか?
そんな埒もない事を考えていると。
「そうだな……。そんな世になれば、きっと……素晴らしいだろう」
感慨深げに、カミーラがそう呟いた。
その余りに深い物言いに、事情を知らないシャルルーとエリン、セリルとバーバラがキョトンとしている。
シャルルーの夢に、何故カミーラがそこまで同意するのか理解出来ない……って雰囲気だな。
でも俺とマリーシェ、サリシュは……知っている。彼女と……カミーラと、今はここにはいないアヤメとの関係を。
それは、東国で布かれている制度。「お屋形様」と「奉公人」と言う、こちらの国では理解されない主従関係。結局それさえ上下の関係でしかないんだが、その繋がり方はまだ家族のそれに近い様に思う。
「それじゃあさぁ、もしそうなったら俺とシャルルーちゃんももっと仲良くなれるって事?」
しんみりとしかけた空気だったんだが、それをセリルが一掃してくれたんだ。
「……さぁ? それはぁ……」
さしものシャルルーも、この場で面と向かって臆面なく問い掛けられれば返答に困っちまうんだろうなぁ。
「……あんたは……まずその性格を……直せ」
そこへ、バーバラの容赦ない言葉が飛び。
「ええぇ!? 酷いなぁ、バーバラちゃん」
全く堪えていないセリルが抗議の声を上げる。
まぁ確かに、こいつの空気を読まない言動は考えもんだけど、今はその性格が役に立った……って事かな? おかげで、重苦しかった空気が入れ替えられた訳だしな。
その後俺たちは、他愛もない談笑をしてその日は眠りについたんだ。
「はぁ……。もうすぐこの旅もぉ、終わりなんですねぇ」
木々の切れ間の遠方……俺たちが向かう道の先に、時々見えるのは間違いなく「テルセロの町」だ。あんなに小さくしか見えないのに、その街並みが美しいと思ってしまう処が凄いな。
「なんだか……綺麗な町の様ねぇ……」
マリーシェが眼を眇めて小さな町の全景の感想を述べ、それに全員が頷いて応えている。そう感じていたのは、何も俺だけじゃあない様だった。
テルセロの町は、とにかくきちんと区分けされて家屋が建てられている。
居住区と商業区、観光区と分け隔てられ、建物の大きさも厳しく制限されていた。
その結果、非常に住み易く移動がし易い町造りとなっている反面、その景観を維持する為に土地や物価は勿論、税金なんかも高額になっている。正にセレブの為の町だと言っても良かった。
「……やっぱり……宿代とかも高いんかなぁ?」
サリシュが最も気になる事を口にし、他のメンバーもその事に思いを馳せて絶句していた。まぁ実際の処、宿どころか食べ物や飲み物、アイテムなんかもメチャクチャ高いんだけどな。
だから俺も前回訪れた時は必要な物を全てアルサーニの街で揃えて、夜は町の外で野宿した程だった。
「みなさんはぁ、我が家の別荘に泊まって頂ければ良いのでぇ、宿を取る必要なんて無いですよぉ。食事もぉ、一緒に摂りましょうよぉ」
でも今回は、宿と飯は考えなくて良いみたいだった。全てシャルルーの方で用意してくれるなんて、流石伯爵家は太っ腹だなぁ。
「でもそれでは、迷惑とはならないのだろうか? クエストとして請け負っている訳で、完遂すれば報酬もちゃんと頂けるのだし」
しかしその辺りは確りとしているカミーラが、もっともな意見を口にした。
確かに、こう言った事も踏まえての報酬なんだ。この町で掛かる費用も、全て含まれての報酬だからなぁ。
「でもぉそれではぁ、ちょっと寂しい食事になるしぃ。お友達ですものぉ、ぜひ同席して欲しいんだけどぉ。……ねぇ、エリン?」
「そうですね、お嬢様。あんなに広いお屋敷にお嬢様1人とは、些か侘しい気もします。お嬢様がこうおっしゃっておられますし、皆さんがご一緒に逗留して頂ければきっと楽しくなると思います。是非、お越しください」
シャルルーの言葉を継いで、エリンが丁寧に乞うて来た。
「……ここまで言われれば……断る理由はないわね……アレク?」
確かに、これだけ誘われたのに固辞すれば、それはそれでシャルルーの面子を潰してしまう事になりかねない。
と言うか、これ以上ウダウダと言えば彼女がヘソを曲げ兼ねないな。
「じゃあ、お言葉に甘えよう」
俺の決定にマリーシェ達だけではなく、シャルルーとエリンも嬉しそうにしていた。
社交辞令ではなく、本当に俺たちの事を友達扱いしてくれてるんだなぁ。
そんな事を感じる一幕があったりしながら、俺たちは明るい内にテルセロの町へと入る事が出来たんだ。
まぁ、そうそう何度も盗賊団や魔物の群れに会う訳も無いからなぁ。もしも頻繁に出会う様なら、どれだけ運が悪いんだって話だ。
「へぇ……。それじゃあ、子供の頃から一緒なのねぇ」
俺たちはすでに旅の行程を殆ど消化し、明日にはテルセロの町に着こうかと言う場所で野営をしていた。
初日から全く不自由を感じさせないシャルルーとエリンに、俺たちは随分と助けられていたと思う。そして時間が経過すれば、2人と俺たちとの距離は縮まって行くのは当然だろうな。
話題は、2人の関係を詮索する処までになってたんだ。
「子供の頃と言うよりはぁ……物心ついた時からねぇ」
昔を思い出しながら、中空を見つめてシャルルーは呟く様にそう答えた。
「そうですね。気付いたら、いつも振り回されていました……」
「ちょっとぉエリン、それは酷くないぃ?」
そこで、一同に笑いが起こる。2人の掛け合いは主従の関係だけには留まらず、深い友情で結ばれていると思わされる一幕だ。
「……でもそれやったら……周りからなんやかんや言われへんかった?」
そこで、もっともな疑問をサリシュがぶつけた。
如何に幼少の頃は仲が良くとも、成長すれば主と侍従だ。余りに砕けた関係と言うのも、それはそれで周囲に示しがつかないもんだ。
「それはぁ、ありましたよぉ」
「ありました……ねぇ」
ああ……なるほどな。
シャルルーはもう過去の事として答えたんだろうが、エリンは今も苦労しているみたいだ。
だからだろう、俺たちが見ている処では、エリンは殆ど弁えた態度を取ってたからな。
「……じゃあ……シャルルーのその考え方も……エリンの影響?」
そしてバーバラが、更にグイッと突っ込んだ質問に踏み込んだんだ。確かに、シャルルーのエリンや俺たちに対する態度は貴族の中では珍しいからなぁ。
「そうぅ……なのでしょうねぇ。……と言うよりもぉ、幼い頃からぁ、周りの人の態度がぁ、不思議で仕方なかったのぉ」
そう答えるシャルルーの言葉には、ちょっと苛立ちも含まれていた。
昔の事を思い出している内に、だんだん腹が立って来たって感じか? もしくは、未だにそれがストレスになっているのかもなぁ。
「何故わたくしがぁ、自分の好きな人と一緒に居てぇ、何かを言われなければならないのよぉ」
「ちょっと、お嬢様」
恥ずかしい事を平然と話すシャルルーに、エリンの方が赤面して止めに入っている。
確かに、面と向かって「好き」だとか「親友」だとかなんて言われれば、言われた方が恥ずかしいよなぁ……分かる。
「ですからわたくしはぁ、人を家柄ではなくぅ、その人柄で判断出来る世の中になれば良いとぉ、割と本気で考えてるのぉ」
意図して口にした事じゃあないんだろうけど、この言葉にはその場の全員を感じ入らせる力が込められていた。
今の世界の構造だと、どうあがいても主従関係が近づく事は有り得ない。
雇う者と雇われる者、主と従者、飼い主と奴隷。この上下関係は絶対であり、どう足掻いても覆らないだろうな。
そして、世界中の人たちがそれを甘受してしまっている。そんな世の中では、シャルルーの理想が現実となる事は難しいだろう。
―――それでも彼女には……シャルルーには、それをどうにか出来る可能性がある。
もしも、万一、千載一遇のチャンスを得て、彼女が王位を継承すれば。これをひっくり返す様な施策を実行出来るかもしれないんだ。
彼女はその事を……知っているのか? そして将来、俺たちはその政争に巻き込まれるんだろうか?
そもそもこの人生で、シャルルーは王位継承権を持っているのか?
そんな埒もない事を考えていると。
「そうだな……。そんな世になれば、きっと……素晴らしいだろう」
感慨深げに、カミーラがそう呟いた。
その余りに深い物言いに、事情を知らないシャルルーとエリン、セリルとバーバラがキョトンとしている。
シャルルーの夢に、何故カミーラがそこまで同意するのか理解出来ない……って雰囲気だな。
でも俺とマリーシェ、サリシュは……知っている。彼女と……カミーラと、今はここにはいないアヤメとの関係を。
それは、東国で布かれている制度。「お屋形様」と「奉公人」と言う、こちらの国では理解されない主従関係。結局それさえ上下の関係でしかないんだが、その繋がり方はまだ家族のそれに近い様に思う。
「それじゃあさぁ、もしそうなったら俺とシャルルーちゃんももっと仲良くなれるって事?」
しんみりとしかけた空気だったんだが、それをセリルが一掃してくれたんだ。
「……さぁ? それはぁ……」
さしものシャルルーも、この場で面と向かって臆面なく問い掛けられれば返答に困っちまうんだろうなぁ。
「……あんたは……まずその性格を……直せ」
そこへ、バーバラの容赦ない言葉が飛び。
「ええぇ!? 酷いなぁ、バーバラちゃん」
全く堪えていないセリルが抗議の声を上げる。
まぁ確かに、こいつの空気を読まない言動は考えもんだけど、今はその性格が役に立った……って事かな? おかげで、重苦しかった空気が入れ替えられた訳だしな。
その後俺たちは、他愛もない談笑をしてその日は眠りについたんだ。
「はぁ……。もうすぐこの旅もぉ、終わりなんですねぇ」
木々の切れ間の遠方……俺たちが向かう道の先に、時々見えるのは間違いなく「テルセロの町」だ。あんなに小さくしか見えないのに、その街並みが美しいと思ってしまう処が凄いな。
「なんだか……綺麗な町の様ねぇ……」
マリーシェが眼を眇めて小さな町の全景の感想を述べ、それに全員が頷いて応えている。そう感じていたのは、何も俺だけじゃあない様だった。
テルセロの町は、とにかくきちんと区分けされて家屋が建てられている。
居住区と商業区、観光区と分け隔てられ、建物の大きさも厳しく制限されていた。
その結果、非常に住み易く移動がし易い町造りとなっている反面、その景観を維持する為に土地や物価は勿論、税金なんかも高額になっている。正にセレブの為の町だと言っても良かった。
「……やっぱり……宿代とかも高いんかなぁ?」
サリシュが最も気になる事を口にし、他のメンバーもその事に思いを馳せて絶句していた。まぁ実際の処、宿どころか食べ物や飲み物、アイテムなんかもメチャクチャ高いんだけどな。
だから俺も前回訪れた時は必要な物を全てアルサーニの街で揃えて、夜は町の外で野宿した程だった。
「みなさんはぁ、我が家の別荘に泊まって頂ければ良いのでぇ、宿を取る必要なんて無いですよぉ。食事もぉ、一緒に摂りましょうよぉ」
でも今回は、宿と飯は考えなくて良いみたいだった。全てシャルルーの方で用意してくれるなんて、流石伯爵家は太っ腹だなぁ。
「でもそれでは、迷惑とはならないのだろうか? クエストとして請け負っている訳で、完遂すれば報酬もちゃんと頂けるのだし」
しかしその辺りは確りとしているカミーラが、もっともな意見を口にした。
確かに、こう言った事も踏まえての報酬なんだ。この町で掛かる費用も、全て含まれての報酬だからなぁ。
「でもぉそれではぁ、ちょっと寂しい食事になるしぃ。お友達ですものぉ、ぜひ同席して欲しいんだけどぉ。……ねぇ、エリン?」
「そうですね、お嬢様。あんなに広いお屋敷にお嬢様1人とは、些か侘しい気もします。お嬢様がこうおっしゃっておられますし、皆さんがご一緒に逗留して頂ければきっと楽しくなると思います。是非、お越しください」
シャルルーの言葉を継いで、エリンが丁寧に乞うて来た。
「……ここまで言われれば……断る理由はないわね……アレク?」
確かに、これだけ誘われたのに固辞すれば、それはそれでシャルルーの面子を潰してしまう事になりかねない。
と言うか、これ以上ウダウダと言えば彼女がヘソを曲げ兼ねないな。
「じゃあ、お言葉に甘えよう」
俺の決定にマリーシェ達だけではなく、シャルルーとエリンも嬉しそうにしていた。
社交辞令ではなく、本当に俺たちの事を友達扱いしてくれてるんだなぁ。
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